皆様おはこんにちばんは。
前回世界一周するぞーってことをお伝えしました。
今日はそもそも世界一周ってなぁに?ってところを少し深掘りしつつ、ルートの決め方をお伝えしようと思います。
よく聞く、西回り、東回りってやつですね。
でも我が家は∞回りです。
スポンサードリンク
世界一周とは




こう伝えると人によって捉え方が全然違うんですよね。
みなさんはこんなこと言われたらどう思われますか?
mosariの周りだとざっくり4パターンに分かれました。
- クルーズ旅行
- バックパッカー旅
- 飛行機旅行
- そもそもイメージがわかない
こんな感じ。
1.ピースボート
世界一周と聞くと居酒屋のトイレに貼ってあるアレをイメージする人がいました。
後はリタイア後の世界一周になんとなく豪華客船でのクルーズってイメージの人もいます。
2.バックパッカー旅
バックパッカー旅を過去にしていた人たちが思い浮かべるのはコレ。
40代〜50代とか先輩方に多い気がします。
沢木耕太郎の深夜特急世代ですね。
30代くらいになるとあまり聞かない気がします。
3.飛行機旅行
最近は泥臭いバックパッカー旅よりも、豪華絢爛な旅動画や世界一周動画が人気ですよね。
マイルのおかげでビジネスクラスも身近になりましたし、世界一周旅行券の知名度があがったせいでビジネスクラスやファーストクラスを使って旅する人が増えました。
コロナ前に書いた記事なのでルールが多少変わってるかもしれませんが、世界一周旅行券については↓の記事を参考にどうぞ。
飛行機で主要都市を点で巡るだけなので比較的短時間でもやりやすいというのもあり若い人が世界一周と聞くとこれを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
4.そもそもイメージがわかない
え、世界一周ってどういうこと?えっ、えっ。
みたいな反応。
海外旅行に行ったことがない、1回くらいしか行ったことがない人はこんな感じかも。
ということで同じ世界一周でも異なる印象があることがわかります。
そう。
世界一周に明確なルールはないんです。
一周というくらいなので「日本を出て、ぐるっと世界を巡ってまた日本に戻ってくる。」ということだけは共通ですが、それ以外については特に決められたものはないんです。
3年間かけて陸路中心で巡っても世界一周ですし、
- 東京-ニューヨーク-ロンドン-東京
みたいな3泊5日の飛行機旅だって世界一周ですよね。
つまり人によって世界一周は異なります。
本ブログでの世界一周


なので人によって解釈が違くていいのですが、便宜上本ブログでは以下のように定義しています。
- 最低でも半年以上
- 国数はどうでもいい
- 太平洋と大西洋を超えて出発地に帰ってくる
- 5大陸制覇しなくてもいい
- 一時帰国の有無は問わない
最低でも半年以上
別に3泊5日でも世界一周できてしまうのですが、おそらく世界一周の目的のひとつに”日本とは異なる多種多様な文化、自然に触れてみたい”という欲求があると思っています。
でもアメリカだけ知れればいいって訳じゃないと思うんです。
それならアメリカで暮らすことを目的にすればいいですからね。
なので北米、南米、欧州、中東、アフリカ、オセアニア・・・様々な地域に実際に訪れて、五感で感じたいという気持ちがあると思うんですよね。
そうなった場合に最低でも半年くらいないとかなり限定的になってしまうということで半年以上としてみました。
ただ実際にルート作りするとわかりますが、半年だとめちゃめちゃ短いです。
1年でも短いです・・・


国数はどうでもいい
様々な地域を巡ることは大事ですが、決して国数を増やすことが目的ではありません。
様々な文化を見たいと思った結果、増えていくのは正しいですが、国数を目標にするには手段が目的化してしまっているので最も愚かでしょう。
半年で6ヶ国でも24ヶ国でもどっちでもいいと思います。
太平洋と大西洋を超えて出発地に戻ってくる
一周なので一応太平洋と大西洋を超えた方がいいと思いますが、これもわかりやすくそうしてるだけで、太平洋と大西洋を渡るのが目的ではありません。
ただアメリカ大陸だけ行って日本に戻ってきたら一周じゃないのですよね。
日本+アメリカ大陸+ユーラシア大陸
せめてこの3つの大陸は行こうね。って感じです。
日本→(太平洋)→アメリカ大陸→(大西洋)→ユーラシア大陸→日本
上記のようなわかりやすい東回りでもいいですし、
日本→(太平洋)→アメリカ大陸→(太平洋)→日本→ユーラシア大陸→日本
といった大西洋を渡らずに日本を起点にアメリカ大陸とユーラシア大陸に行ってもいいと思います。
航空会社の世界一周航空券なんかは太平洋と大西洋を渡ることが条件になってたりするのでこのような表記にしていますが、意味合いとしては両大陸に行くこと、と置き換えて解釈してOK。
5大陸制覇しなくてもいい
5大陸ってみなさんちゃんと言えますか?
。。。
。。
。
- アジア大陸
- ヨーロッパ大陸
- アフリカ大陸
- アメリカ大陸
- オーストラリア大陸
ですね。そこに南極を入れると6大陸ですね。
これも大陸を巡ることが目的じゃないので全部コンプする必要はないでしょう。
アメリカ大陸とユーラシア大陸(アジア・ヨーロッパ)が最低あればいいんじゃないでしょうか。
世界一周と言っている人はたぶん↑の2大陸は巡ってると思います。
一時帰国の有無は問わない
これこだわる人結構いるみたいですね。
むしろなんで一時帰国しちゃダメなの?って思います。
必要なら日本に戻りましょう。
社会的な手続きだったり、お祝い事、不幸、人生に一度しかないことは沢山あります。
大事なのは”絶対に戻らない”と決めずに柔軟にその都度検討する判断力です。
戻ったらカッコ悪いとか無いです。


ということで本ブログで世界一周と言ったらこんな感じをイメージしてください。
スポンサードリンク
ルートの決め方
と、いうことでここまで読んでくれたらわかるかと思いますが、世界一周に大したルート的な制約はありません。
好きなように組むのが正解です。
と、言ってしまうと終わってしまうので代表的な2パターンと我が家のパターンをご紹介しましょう。
- 西回り
- 東回り
- ∞回り←我が家はコレ
それぞれ見てみましょう。
西回り


王道
日本を出発してユーラシア大陸を巡り、大西洋を渡ってアメリカ大陸を目指すルートです。
メリット
- 最初に難易度の低いアジアから始められる
- 徐々に見慣れたアジア文化から欧州文化への変化を感じられる
- 時差の影響が少なく身体が楽
- 南米が後半になるので楽しみが残せる
- 円安の今はアメリカを後半にずらせる
と言ったメリットがあります。
とにかく今は円安(1ドル=135円)なのでアメリカに行くには辛すぎます。
他の国のレートも悪くなっていますが、アメリカドルが一番影響が大きいんじゃ無いでしょうか。
まぁこれから円高に振れるか、円安が進行していくかはわかりませんけどネ。
デメリット
- 北米、南米とお金がかかるエリアが後半だと資金面が不安
- 旅を中断することになった場合中米や南米など行きにくい場所に行けない
どうせ世界一周するなら中米や南米など日本の裏側的なエリアに行きたいという方は多いんじゃ無いでしょうか。
ウユニ塩湖とかマチュピチュとか。
西回りの場合、この辺りが後半になるので、楽しみが残せる反面、コロナのように旅を中断する理由が生じるかもしれません。
そうなったら憧れのママ終わってしまうリスクがあります。
旅の資金が尽きた、病気や怪我をした、なんらかしら日本に戻らないといけない理由が生じた場合に南米に行けないかもしれないというリスクがあるのが西回り。
とはいえ西回りの方が最初が気楽なので人気なんじゃないでしょうか。
アジアで旅慣らしができるのが大きいですよね。
タイで予防接種すると安いですし。
東回り


上級者向けか
いきなり太平洋を渡って北米や中米を目指し、大西洋を渡ってユーラシア大陸を目指すルートです。
メリット
- 何かとスケールの大きい北米、南米を体力に余裕がある状態で楽しめる
- お金がかかるエリアに資金面に余裕がある状態で過ごせる
- いきなり異文化で非日常感
- 最後のアジアは飛ばしてもいつでも行けるという安心感
東回りはアジアが最後になるというのがポイントだと思っています。
アジアも魅力的な都市が沢山ありますが、地理的に帰国後も行きやすいです。
なので最悪スキップも可能です。
世界は魅力的な場所に溢れてますから、思いもよらず時間やお金がかかってしまう可能性が高いです。
そうなった場合にアジアならまた来れるか・・・と、他のエリアに時間と資金を割り振ることが可能です。
これが西回りだと南米を諦められますか?って話になる訳ですよ。
諦められるわけねーだろ!
デメリット
- いきなり日付変更線を超えるので慣れない緊張+時差が辛い
- 今は円安で辛い
って感じでしょうか。
基本的に西回りがおすすめですが、日本人に大人気のウユニ塩湖は1月〜3月がシーズンなので、キリ良く1月に出発する人はまず南米を目指すってケースもあります。
我が家は∞回り


変則ルート
∞回りとはなかなか聞かないと思いますが、日本を中心に旅の前半と後半に分けてそれぞれの大陸を巡ります。
こちらの図を見てわかる通りユーラシア大陸もアメリカ大陸も巡りますが、大西洋は越えないルートになります。


一時帰国を前提とするメリットは、
- データのバックアップやお土産、不用品などを日本に置いていける
- 必要なものを買い足せる
- 社会手続や治療を受けられる
- 旅にメリハリがつく
- 一時帰国時に逃したポイントに立ち寄れる
こんなところでしょうか。
1個目と2個目の荷物関連については国際郵便でカバーできなくも無いのですが、長期の旅ともなれば国際免許書の更新だったり、税金関連の手続き、その他諸々やっておきたいことが出てきます。海外旅行保険の契約更新なんかもこのタイミングで可能ですね。


そして一度帰国を挟むことで、スケジュール的に◯月には一時帰国だからそれまでにこのエリアは巡ろう、とか旅の指針ができるので沈没防止にもなりますし、一度帰国することで旅に慣れてしまった頭を一度リセットする効果もあるんじゃないでしょうか。
海外が当たり前になった頭ではヨーロッパの街並みは飽きてしまうかもしれませんが、一度日本に戻ってきて東京の無機質なビル群と狭い空を見上げたらすぐに海外が愛おしくなるかもしれません。
一時帰国と言っても我が家は家を解約するので、滞在したとしても1週間未満ですぐに再出発する予定。
そして見逃せないメリットとして逃したポイントへの再訪チャンスがあります。
例えば8月にスペインで開催されるトマト祭りに間に合わせるためにインドに寄る時間が無かった・・・みたいなケースがあったとします。
そのまま西回りだとスペインからインドに戻ってくるのは難しいですが、一時帰国するなら日本に帰る途中でインドに立ち寄るということができちゃうんです。
立ち寄るのは行けなかったところでも、気に入ってもう一度シーズンを変えて行きたい!みたいなケースでもいいですよね。


デメリット
- 一時帰国のためのお金と時間がかかる
先ほどの例だとスペインから北米に行く場合、
- そのまま西回りで北米へ:8時間程度のフライト
- 日本に戻ってから北米へ:日本へのフライトで10時間+北米へのフライトで10時間
こんな感じで余計に時間がかかります。(加えて日本での滞在時間も)
費用的にも高くなってしまうでしょう。
まぁ費用だけなら工夫次第で抑えられますので。その辺はまたどこかで記事にします。
スポンサードリンク
我が家のざっくりルート
∞回りを選択した我が家ですが、こんな感じで巡ろうと思っています。
前半戦 西方面
- 4月:アジア→タイと周辺国+フィリピン留学
- 5月:アジア→フィリピン留学
- 6月:アジア→フィリピン留学
- 7月:アジアと欧州→一時帰国後+オーストリアへ
- 8月:欧州→オーストリアからバルカン半島南下
- 9月:欧州→トルコとジョージアなど
- 10月:中央アジアと中東→カザフスタンやヨルダンなど
- 11月:アフリカ→エジプトや南アフリカ周辺
- 12月:アフリカとアジア→マダガスカルやインドなど
- 1月:アジア→インド+一時帰国
我が家は4月出発ですが、フィリピン留学が3ヶ月間あるので世界を巡り始めるのは7月中旬になる見込みです。


ただ7月のアジアは暑いんですよ。インドとか40度とか越えちゃって観光どころじゃないんですよね・・・そしてそこから西に向かっていくと冬のヨーロッパを巡ることになってしまうため、先にヨーロッパを巡ることにしてインドは一時帰国前に立ち寄ることにしました。
そうすることで常に観光しやすいシーズンで巡れることになります。
後半戦 東方面
- 1月:中米→メキシコやパナマなど
- 2月:南米→チリやボリビア
- 3月:南米→アルゼンチンなどパタゴニア地方
- 4月:南米→ブラジル?
- 5月:北米→アメリカ
- 6月:北米→アメリカ?
- 7月:オセアニア→オーストラリアとニュージーランド?+一時帰国
東方面は2月のウユニ塩湖に合わせて南米を厚めで考えています。
アメリカとオセアニアの分配は南米次第で削ったり少なくなるかも?まだ後半は煮詰めてません(;´∀`)
現時点で考えてるのはここまでです。
4月の出発から15ヶ月時点までですね。
その後はスペインに行ってカミーノと呼ばれる巡礼をしてみようかなと思っています。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、日本で言うお遍路みたいなものです。
800kmくらいを歩くのですが、全区間歩くか、一部区間にするかはわかりませんが、とにかく歩いてみようかなと。
そこで世界一周が自分達夫婦にとってどうだったのか、今後の人生にどう活かしていくのか、じっくり考えてみるつもりです。
巡礼の後は日本にすぐ帰るのか、行きたかったけど行けなかったところを目指すのかはわかりませんが、出発からは2年以内で終わりにしようかなとは思っています。
実際には貯金や帰国後にやりたいことなんかの兼ね合いで変わってくると思ってます(;´∀`)仕事みつけなきゃ
現時点で考えている訪問国はこんな感じ。


緑が訪問予定国 桃が訪問したことがある国
世界一周ルートの決め方
おおまかに次のステップで決めていけばいいじゃ無いかなと。
- まずは出発月を決める
- そこから絶対行きたい場所をピックアップする
- 行きたい場所のベストシーズンを調べる
- 西回りか東回りかどっちが最適か考える
- 決まらない場合は∞回りも考えてみる
こんなステップで決めていけばいいと思います。
旅のスタイル的に”できる限り陸路だ!”って場合は自由度が低いのでベストシーズンを追いかけるのは難しい場合も出てきます。
ある程度飛行機を使ってもいいってことならベストなシーズンを追いかけるようなルートも選べますよね。
mosariも世界一周するなら西回りでアジアから地続きで・・と、思っていましたがazuと一緒ですからね。
無理せず観光しやすいシーズンを狙ってルートを決めました。
2人で楽しめるのが一番ですし、もうアラフォーだから体力も無いしね(;´∀`)


行きたい場所に付箋を付けてくとルート選びが捗ります(`・ω・´)b
スポンサードリンク
最後に
実際に自分でルートを考えて思ったのは、人によってルートは全然違う、それが世界一周だと言うこと。
こうあるべき・・!みたいな先入観を無くすといいと思います。
我が家みたいに一時帰国を前提にしちゃったっていいわけですし。
お祭りを追いかけて飛び回ってもいいですし。
ただ今は本当に飛行機代が馬鹿にならないのでその辺は注意です。
4月から燃油サーチャージが下がりますし、今後も下がる・・とは思いますが・・・
我が家も最初は行きたいところだけを絞ってルーティングしたんですけど、飛行機の回数が増えるとどうしても飛行機代が馬鹿にならないので変更したりしてます。
とにかく今は燃油サーチャージのせいで航空券がバグった価格になってるので、できる限り旅の前半は飛行機代を抑える方向にシフトしています(;´∀`)
絶対に行きたいところはできる限りいく、いけたら行きたいという部分は取捨選択したりしてます。
もしかしたら航空券が今後安くなって行けるようになるかもしれませんしね。
とりあえず7月の欧州行きのチケットだけ買って後はゆるっといい感じのタイミングで買っていこうと思います。
Have a nice trip!
妻のInstagramはこちら!フォローすると喜びます。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
それでは!
mosariさん、こんにちは!
もうすぐご出発ですね~!
mosari家のルートを拝見した時に、あっ♪この手があったか!と思いました。
この周り方なら行き逃した場所に再アタックできますし、途中帰国できるのは精神的にも肉体的にも安心感がある気がします。
長期の旅の話を聞く時に、20代で実家に家族がいての旅なら、体力十分&留守中のあれこれを依頼することも出来ますけど、そうじゃなかったら色んな手続き系はどうするんだろ?と思ってました。
人それぞれ色々なやり方があるんだと思いますが、私だったら一時帰国が良いな、と。
ウユニ塩湖、死ぬまでに行ってみたい場所の一つです!mosari家のリポート楽しみです♪
NOBU様
こんにちは〜。
あと2週間です・・・!
∞回りはあまり聞かないのですが結構アリだと思ってます。
一時帰国を最初から組み込んでおくと予定が立てやすいですしね。
予算の関係だったりルートの関係で遠回りになってしまったりという側面もありますが、そこは工夫しながらで・・・w
私もウユニ塩湖は昔から行ってみたかったのでめっちゃ楽しみです。
リポートはまだ1年後になりますがw