1年10ヶ月の世界一周にかかった費用や予算など　コロナ後の世界一周

みなさまこんにちは。

世界一周にかかった費用。

気になりますよね？

世界一周興味はあるけどいったいいくら貯めたらいいのかわからない。

そんな人も多いでしょう。

そんな訳で今日はみんな大好きお金のお話。

旅の最中にAzuが毎日記録していた家計簿をもとに今回の旅全体でいくらかかったのか？

そしてどの国でいくら使ったのか？

どのエリアが安くてどのエリアが高かったのか。

コロナ後のリアルな物価を見てみましょう。

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僕らの世界一周

まず初めに僕らがどんな世界一周をしていたのか数字で見てみましょう。

• 期間：2023年4月2日〜2025年1月15日
• 日数：622日
• 訪問大陸：7大陸
• 訪問国：56国（地域）
• 一時帰国回数：4回
• 病院にお世話になった回数：3回

前の記事では621日と記載していましたが、改めて計算したら622日でしたっ！

約1年10ヶ月の世界一周となりました。

その間一時帰国を4回しているので世界一周というか2周くらいしています。

一時帰国は1週間ほど滞在してすぐにまた出発しています。

旅の基本スタイルは節約バックパッカー旅です。

宿はドミと個室半々、食事は基本的に自炊、お土産は初めての国ならマグネットを買うのみと決めていました。

そして建築物や美術館などにほとんど興味が無いので建築やアートに関する入場料もあまりかけていません。

旅の予算は準備費用や国際線の航空券を除いて1日1万円と設定！

旅の費用は普通に貯金です。

世界一周に出ることを決めたのが出発の4ヶ月前だったのでコロナの間に勝手に溜まっていたお金を使いました。（Azuが病院職だったので本当に自粛しまくってたので）

また、ボランティアや巡礼（カミーノ）を行ったり、留学や南極に行ったりもしているため、一般的な旅とは大きく異なります。

つまりイレギュラーなお金の使い方をしているとも言えます。

• 12週間の留学
• 2週間の船旅
• 2週間のホームステイ
• 6週間のボランティア
• 6週間の巡礼
• 6週間のレンタカー&キャンプ旅

ほ〜ら、ちょっと変わったこともしてそうでしょ？

人によってお金の使い方はそれぞれ！あくまで参考程度にどうぞ。

622日56ヶ国の費用

さてまずはみなさんが一番気になるであろう全体にかかった費用から。

出発前や一時帰国中に購入した旅行に関連するグッズや海外旅行保険、予防接種などの金額も含めた2人分の総額です。（日本の税金は除く）

・・・

・・

・

11,117,785円！！！！

1千万円越え！！！

準備に要した費用と実際に旅に使った費用の割合を見てみるとこんな感じ。

これ以降は全て2人分で集計しています。

準備費用

1,496,228円と100万円以上も何を買ったんだと自分でも驚きました。

元々海外旅行が好きで道具があるつもりでいましたが世界一周に出ようと思うとほぼ全て買いなおしています。

• キャリーケース
• バックパック
• サブバック
• セキュリティポーチ
• トレッキングポール
• テント
• 寝袋
• シングルバーナー
• マット
• ナイフ
• パソコン（Macbook Air M2）
• タブレット（iPad）
• スマホ（iPhone SE3）
• 防水デジカメ
• アクションカム（insta360）
• ドライヤー
• 南京錠やワイヤー
• 薬類
• トレッキングシューズ
• サンダル（KEEN）
• 衣類
• 調理器具・調味料
• 国際免許証代
• などなど

上記ほんの一例でほかにも細々としたもの（トラベルシーツや2テラのSSDなど）も買っており、そんなこんなで2人分で130万円分くらい買っています(；´∀｀)ぎぃえええ！

元々バックパッカーをやっている方や、登山やキャンプをしている方なら道具が流用できたと思いますが我々はバックパッカーをしたこともなければ登山やキャンプもほとんどしたことがなかったので旅に関するものはほぼ全て買う必要がありました。

また旅の最中にボロボロになってしまったトレッキングシューズを一時帰国中に買いなおしたりと遊びのために買ったものが結構あります。

我々は旅の初心者かつアラフォーかつインドア派だったので少しでも快適になるようにアウトドア品はちょっと良いもの買ったりしてます。（と言ってもmont-bell、Colemanレベル）

2ヶ月間のキャンプ旅やカミーノ（巡礼）もあったので軽い・暖かいは正義ということで。

後は古くなっていたスマホを買い替えたり、動画編集できるクラスのMacBookを買ってたりするのでガジェット類もかなり高くなっています。

この辺りは人によって大きく節約できるポイントかと。

やはり一時帰国してしまうとアレが欲しい、コレが欲しいと買ってしまいますね・・・（品質の良いものは日本で買った方が安いため）

他には日本で受けた予防接種や、海外旅行保険代、ボランティアのためにWorkAwayというサービスの利用料なども合計で175,458円支払っています。

日本で受けた予防接種代は26,100円。

• （mosari）B型肝炎2回、日本脳炎1回：19,290円
• （Azu）日本脳炎1回：6,810円

なお、他にもタイで大量に打ちまくっています。

そちらは旅行で使った金額にカウントしています。

海外旅行保険は半年に1回は帰国していたので基本はクレジットカードの自動付帯＆利用付帯のカードをうまく併用しつつ、補償額が不安なときはスポットで海外旅行保険（計140,054円）に加入していました。

• グローブパートナー：全世界対応3ヶ月で96,015円
• Heymondo：アメリカ除く全世界対応3ヶ月で44,039円

一番重要な項目である治療費を最低でも1,000万円程度になるようにしていました。

よくクレカ1枚分（200万円〜300万円）で旅をしている人もいますが国によっては上回る可能性もあるので我々は慎重にしていました。

結果的には病院にお世話になっても入院は無く、1回あたり2万円程度だけで済みましたが。

後はWorkAwayというボランティアのホストを探せるサービスを使うための登録料が9,304円。

全部で1ヶ月以上ボランティアを行い、その間にかかったお金はほぼ０円なので余裕で元が取れました。

事前準備にかかる費用に関しては我々はかなり高い方なので購入品の金額はあまり鵜呑みにしなくて大丈夫です。

旅の費用

さて、こっちがメイン。

9,621,557円の内訳について見てみましょう。

622日と言っていますが日本を出発した日や帰ってきた日（一時帰国４回含む）、乗り継ぎで空港の制限エリア内に丸1日いた日などがあったので実際に海外で宿泊した回数は613泊でした。

旅に使った費用は9,621,557円だったのでそちらを地域別で見てみましょう。

集計におけるルールや補足。

分類しやすいように実際の地域と多少異なる部分もあります。例メキシコを中米に含めている等。

国際線の航空券代を含めてしまうと一気に高くなってしまうのと、どちらの国に足すのか微妙になるので別枠で合計してます。

国内線は各エリアの合計に含んでます。

国際バスも各エリアの合計に含んでおり、出発地点の国に含めてます。

TOP5を赤字にしています。

高い順に南極、アジア、南米、ヨーロッパ、国際線航空券となりました。

国際線航空券はエリアではありませんが、コロナ後なのでやはりかなり高額になっています。

なお、これだけだと単純に滞在した日数による影響が大きいため各エリアを宿泊した日数で割ってみましょう。

何度も言いますが2人分なので1人の場合は約半分と考えてもらえればと。

1泊あたりの平均でみると、

南極が17万円とぶっちぎり、アジア、中央アジア、アフリカ、オセアニアが1万2〜3千円という順になりました。

ここで普通の人ならピンと来ますよね。

アジアと中央アジアがこんなに高いわけがないと。

逆にヨーロッパがもっと高くなると思うでしょう。

この辺りからわかるようにかなり特殊な旅をしていたことが伺えます。

詳細は個別のエリアごとに記載しますが現時点で特殊な点を簡単にお伝えしておくとすると、

• アジアはフィリピンで3ヶ月間留学していた、タイで予防接種をしているため高くなっている
• 中央アジアはトルクメニスタンに高額なツアー代金を支払ったため高くなっている
• ヨーロッパはほぼ観光せずにホームステイやボランティア、スペインで巡礼をしていたため安くなっている

と言った感じ。

ヨーロッパはコロナ前に海外旅行で毎年行っていた＆アジアはいつでもいけると思ってどちらも100泊以上しているものの観光要素は薄めです。

一般的には予算を抑えたい場合、本来安いはずのアジア、中央アジア、コーカサスあたりの日数を多めにすることで費用の圧縮が可能になります。

我々は安い地域であるアジアがほとんど留学、コーカサスと中央アジアの日数が短いため全体費用は高めになっています。

そして何より南極に行ってるのでね・・・

仮にフィリピン留学と南極がなかった場合、旅の最中にかかった費用は6,843,793円でした。

それをフィリピンと南極を除いた520泊で割ると1日あたりは13,161円、1人あたりだと6,580円。

ということで1日1万円の予算はオーバーしていました(；´∀｀)コロナ後に高くなりすぎぃ！！！

ここから先は非常に細かい話なので時間がない人はここでブラウザを閉じましょう。

国際線の航空券について

各エリアの詳細に移る前に国際線の航空券の費用である1,224,980円の内訳見てみましょう。

興味無い人はここは飛ばしてしまってもいいです。

コロナ後は空前絶後の燃油サーチャージ高により航空券代がかなり高くなっています。

そんな状況にも関わらず日本に一時帰国を4回しているものの、特典航空券を使っているので飛んでいる内容に比べると安めのはず。

マイルは正義。

2人分、国際線のみ。（国内線は各エリアの交通費として計上）

赤字が特典航空券です。

合計で1,224,980円となっており、ここにマイルが追加されます。

使用したマイルはこちら。（ ）の数字は↑の航空券一覧の番号。

• キャセイのマイル：54,000マイル（1）
• フィンエアーのマイル：90,000マイル（5）
• ブリティッシュエアウェイズのマイル：13,000マイル（15）
• JALのマイル：100,000マイル（7、11）
• ANAのマイル：410,000マイル（8、12、16）

ANAのマイルが圧倒的に多いですね。

やはり世界一の航空連合であるスターアライアンスに加盟しているがゆえに様々な地域に行くことが可能。

ただし、片道発券ができず出発地と到着地を同じ国にしないといけないので使い勝手はあまり良くありません。

その代わりスターアライアンス世界一周特典航空券を使ったので太平洋横断、大西洋横断、日本へ帰国という3本の長距離フライトを含めて1人10万円で済んだのは破格と言わざるを得ません。（他にも南米でガラパゴス諸島にも行っている）

JALのマイルを使って南米を飛び回れるはずがLATAMがワンワールドを脱退してしまったのが残念でなりません。

また、ANAのマイルを使ってスカンジナビア航空を予約した後、スカンジナビア航空がスターアライアンスを脱退してしまい日程変更できなくなってしまうアクシデントもありました。

とはいえ特典航空券は、

• 直前でも値段が変わらない
• 日程の変更が可能（一部では不可）
• 燃油サーチャージがかからない航空会社を使うと有償発券と比べて圧倒的に安くなる

といったメリットがあるのでマイルを持っている方は積極的に使いたいところ。

これから世界一周に行きたいと思っている人は合わせてマイルを貯めておくといざという時に役にたつかなと。

我々は22発券中8本が特典航空券となりました。

また、国際線のLCCは7本と少なめ。

航空券代が高いなぁと思ったあなた。

安心してください。綺麗に西回りまたは東回りしてたらこんなにはかかりませんので。

我々は半年に1回帰国してメディカルチェックを受ける必要があったので仕方なし(；´∀｀)

購入品に引き続き航空券もあまり当てになりませんがこんな感じでした。

さて、ここからは各エリアごとに見てみましょう。

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アジア

アジアはいつでも来れるので思い切って今回の旅では飛ばしています。

フィリピンが突出していますがこれは3ヶ月間の語学留学費用を含んでいるため。

1泊あたりの費用にしてみましょう。

アジアにしては高めですね。

それぞれの国ごとに見てみましょう。

タイ

1バーツ=3.8円

タイは仏教文化が色濃い国で、美味しい料理と観光スポットが豊富。

僕らはバンコク、ナムトック、カンチャナブリの3都市に滞在。

その他に計上している予防接種代（58,671円）のせいで費用が爆上がりしています。

受けた予防接種はこちら。

• 狂犬病（2回）
• 黄熱病
• 髄膜炎
• A型肝炎
• 4種混合（ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ）
• チフス

一度に打てるのは4本までだったので2回に分けて接種。

予防接種を抜きにしたら、

利用金額合計：72,350円

1泊平均：5,566円

まで下がります。

食費や宿泊費だけで見ると実に安い。二人分でほぼ全て外食ですからね？

しかもソンクランという祭のシーズンだったので宿はちょっと高くなっていたと思われます。

この頃はドミも怖くて個室に泊まっていたし、まだ英語力0だったのでビビってSimカード買ってます。AISの15日使えるやつで2,681円でした。

フィリピン

1ペソ＝2.4円

東南アジアにある7,000以上の島からなる国で。美しいビーチとフレンドリーな人々が特徴のフィリピン。

僕らはセブ（マクタン）島で12週間の英語留学をしていました。

その他に含まれる1,119,053円が学校に支払った費用で教育費の他にテキスト代、部屋代、毎日3食の費用、ビザの延長代などが含まれています。

別途食費として計上しているのは外食や飲み会など。

観光費はダイビングなど1日のアクティビティを3回実施したり、近場の島に遊びに行ったりと。

とにかくフィリピンは激安でした。

ジンベエザメとキャニオニングする1日ツアーで1人3,600円、ローカルのデザートは30円とかですからね。

留学以外に滞在していないのでまんま12週間英語留学してちょっと遊んだりした場合こんくらいの費用がかかりますという参考程度に。

インド

1ルピー＝1.7円

多様な文化と歴史が息づく南アジアの大国で、世界有数のスパイス料理と絶景が魅力のインド。

僕らはニューデリーとバラナシに滞在。

アグラにも行く予定がチケット購入後にAzuがインドの洗礼を受けてしまったのでキャンセル。

バラナシで初めて海外の病院にもかかりました。

アフリカの後だったのでマラリアが心配で血液検査を行い2人で2,378円。

ビザ代もカード手数料込みで51.3ドル（7,294円）かかっています。

宿泊は全て個室でしたが、基本屋台飯だったので食費はかなり安め。（Azuが体調崩したけど）

交通費は年末年始で全然安いチケットが取れずCCというエアコン付きのちょっといい列車に乗っています。

インドにしては高めなのは交通費に加えて全部個室だったから・・・かな？

中央アジア

今回の旅で初上陸の中央アジア。

合計すると1泊あたりの金額が高くなっていますがこれは後述するトルクメニスタンのせい。

トルクを抜いたら1泊あたり6,220円となりかなり安くなります。

この地域も初上陸。

トルクメニスタンは個人旅行が認められておらずツアーでないと入国できなかったのでかなり高め。

トルクを除けば中央アジアはこの旅の中でも飛び抜けて安かった。

ロシア語圏なのが難しいのと車がオンボロなことを除けばご飯も安いし、美味しいお気に入りの地域。

トルクメニスタンは1泊2日のツアーなので実質2日ではあるのですがカウント方法が宿泊日数なので見た目上めちゃくちゃ高くなっています。

キルギスタン

1ソム＝1.6円

中央アジアに位置する大自然あふれる国で、遊牧文化と美しい山々が魅力のキルギスタン。

僕らはビシュケク、カラコル、アルティンアラシャンに宿泊。

ウズベキスタンから陸路でたどり着いたオシュの国境に聞いていたバスが無くてビシュケクまで国内線を使ったので交通費はちょっと高め。

安い、うまい、自然は綺麗と素晴らしい国だった。（ただしボロい）

今ならもっともっとハイキングしたい。

ビシュケクのオシュバザールで買った白蜂蜜が300円くらいだったのに超美味しくて世界一パン（ナン）に優しい国。

ウズベキスタン

1スム=0.012円

シルクロードの中心地で、壮大な歴史遺産と美味しい料理が魅力のウズベキスタン。

僕らはタシケント、サマルカンド、ヒヴァに滞在。

キルギス同様に安くて美味しい。

そして圧倒的な建築物が楽しめて文句なしに長期旅の優等生。

配車アプリが便利なので良い子はSIMを買った方が良い。

毎回タクシーの運ちゃんが後出しで高くしてくるのだけは面倒だった。

ここではイスラム圏に備えてヘジャブやゆるっとしたワンピースを購入。

トルクメニスタン

観光ビザが取りにくいことから中央アジアの北朝鮮とも呼ばれるが、その分、神秘的でユニークな体験ができるトルクメニスタン。

本当は色々と回りたかったのだがツアーが高すぎて1泊2日で地獄の門を見るくらいになってしまった。

今は当時よりも安くて日本語で対応してくれるツアーが出てきているのでもう少し回りやすいだろう。

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中東

アジア・アフリカ・ヨーロッパが交わる歴史と文化の交差点で、石油資源・宗教・交易の中心地の中東。

安そうなイメージの反面1泊あたり約1万円と（中央）アジアよりも一気に高くなりました。

もちろん初上陸の地域。

トルコ以外はあまり馴染みがないという人が多そうな神秘に包まれた中東へ4ヶ国訪問。

イランがアジア並みに安かったがそれ以外はそこそこ高い。

特にトルコはインフレが凄まじくコロナ前の安いイメージで行くとかなりショックを受ける。

ヨルダンとサウジアラビアは友人の補助があってこれなので普通に旅行したら確実に1日1万円は超えてしまうだろう。

トルコ

1リラ＝5.5円

トルコではイスタンブールとギョレメ（カッパドキア）に滞在。

インフレが凄まじく安いトルコはどこかに吹き飛んでしまっていた。

バスが充実しているので4回夜行バスで夜を過ごしたので宿泊費の総額は抑えることができたが1泊あたりは4,000円超え、観光費も気球に乗るのに300ユーロ（47,480円）、パムッカレの入場料に（7,708円）などお金がかかる国だった。

ローカルの食堂などはまだ安めではあるが観光客向けのサービスは容赦無い国。

イラン

1ドル＝500,000リアル＝150円

ペルシャ文明の歴史と美しい建築、豊かな文化が息づく国ながらも日本では怖いというイメージを持ってしまっているイラン。

僕らはテヘラン、シューシュタル、シーラーズ、イスファハーンの4都市に滞在。

２−１配列の快適なバスでの移動がメインだったが2人で総額5,000円以下というとんでもないプライス。

宿代以外がとにかく安かった。

当時はビザが必要だったのでビザ代が50ドル（7,885円）、個人申請だと拒否されたためエージェントの手配料が50ドル（7,885円）かかっている。

とにかく人は優しいし見どころは多いしで非常におすすめ。

その代わりイランに入国するとアメリカにESTAで入れなくなる（観光ビザをとればOK）ので注意。

ヨルダン

1ディナール＝211円

中東の歴史と自然が融合した国で、ペトラ遺跡があまりに有名。あと死海も。

僕らはアンマンとペトラ遺跡のある街に滞在した。

ペトラ遺跡の宿は日本から来てくれたAzuの友達が出してくれたので2泊分がかかっていない。

ちょうどイスラエルとガザがおっ始めてしまっていたのでアンマンから出れず、ペトラ以外はアンマンで様子を見るだけだった。（結局イスラエルは諦めた）

それでもペトラが高すぎて1日ほぼ1万円の滞在費になってしまった。

国としての物価は安いのだがペトラの入場料が2日券で23,117円（何度も言うけど二人分だよ！）、ペトラまでのタクシーが往復で23,600円とかなり高かった。ペトラビジネスがエグい。（シャトルバスだと安いがフライトの都合で使えなかった）

サウジアラビア

1リヤル＝40円

イスラム教の中心地であり、石油資源が豊富な中東の大国で、急速に近代化が進む国サウジアラビア。

僕らはフィリピン留学で出会った友人に会いに向かった。

メッカの玄関口であるジェッダと友人の住むアバという2都市に滞在。

11泊中宿に泊まったのは2泊のみ。9泊は友人の家にお世話になった。

宿泊費や食費が安いのはそのため。

基本的にかなり物価は高い。

宿はジェッダでは1泊7,000円ほどだったし、公共交通機関が発達しておらず何かと交通費も高くつく。

その他に含むビザ代も38,330円とかなり高額。友人宅にWi-Fiが無かったのでSIMも購入。

とはいえ観光ビザが解禁されたばかりなのでこれからどんどん注目されていく国であるのは間違いないだろう。

1週間以上泊めてくれた友人に感謝。

コーカサス

ヨーロッパとアジアの交差点に位置する、豊かな自然・歴史・文化を持つ地域。

今回の旅の中では一番安い地域になりました。

出発前は地味に楽しみにしていた。

今回はジョージアをメインとし、アルメニアはイランに抜けるためにちょっと寄っただけなので2ヶ国で11泊しかできず。

1日あたりにするとどちらも安い。特にジョージア。

これでもコロナ前と比べるとかなり高くなってしまっていた。

コロナ前に来れた人はさぞ天国だったろうな・・・

ジョージア

1ラリ＝56.2円

のどかな自然にワイン文化が魅力の国で物価の安さが有名。

前評判通り1日あたりの滞在費は最安クラスだったジョージア。

僕らはトビリシとカズベキの2都市に滞在。

かなり節約しながらたどり着いたのでこの国で豪遊するつもりがコロナ前と比べるとやっぱり高くなってしまっていて結局自炊中心になってしまった。

アルメニア

1ドラム＝0.37円

キリスト教発祥の地の一つであり、 美しい修道院と山々に囲まれた神秘的な国であるアルメニア。

僕らはジョージアからイランへ抜ける際の中継点として利用したため首都のエレバンにのみ滞在。

時間があれば田舎に行って広大な山々にそびえ立つ修道院を見てみたかった。

ジョージア同様に安めの国ではあるがイランへ向かうバスが12,395円したので全体を押し上げてしまった。

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ヨーロッパ

日本人憧れの地ヨーロッパ。

以前から物価の高さで有名でゆっくり回る人と駆け抜ける人に別れる地域でもあります。

今回の旅で新たに訪れたのはデンマークとノルウェーのみ。他はコロナ前に訪問済み。

スペインがぶっちぎっているのはカミーノ（巡礼）をしたので滞在日数が長かったからです。

1泊あたりで見てみましょう。

フィンランドとエストニアが高めになっているのは母2人を招待して北欧旅行をプレゼントしたからです。

逆に他の国が安いのはホームステイやボランティアをしたので安くなっています。

なので普通に観光したい人にとってはもっとも当てにならない地域なのでご了承くださいませ。

オーストリア

1ユーロ＝157円

ヨーロッパ中部に位置する美しい国で、壮大なアルプス山脈、豊かな歴史、そして芸術と音楽の都ウィーンを擁するオーストリア。

僕らはウィーンとペヒラルン（パッサウ渓谷）に滞在。

フィリピン留学を終えてやって来た最初の国。

何もかも高く一瞬でバルカン半島に逃げることを決めた国でもある。

1回だけ外食したがそれ以外は基本パンで過ごした。

イギリス

1ポンド＝203円

長い歴史と伝統を誇り日本人からも人気なイギリス。

僕らはロンドン、マンチェスター、モーカム、セントへレンズに滞在。

ロンドンはフィリピン留学で出会った友達がワーホリしていたので会いに行き、モーカムとセントへレンズはカミーノ巡礼に備えて歩く練習をしていました。

つまりほぼ観光していません。（ビッグベンを見たり、湖水地方に遊びに行ったりはしましたが）

イギリスのご飯には期待していなかったので1ヶ月近くいて外食も一度もせず。

とにかくバックパックを背負って10km以上歩く練習を繰り返していました。

お金をできる限りかけないように過ごしたのでこの値段。

観光やら外食したら余裕で倍以上必要になります。

フィンランド

1ユーロ＝173円

北欧に位置する自然豊かな国で、美しい湖や森が広がる「森と湖の国」として知られるフィンランド。

世界一周中だったが2人の母を招待してヘルシンキで親子旅行をした。

なので上記は全て4人分である。

母2人を日本から招待した航空券代も含まれている。もちろん直行便は高すぎるのでマイルを使った特典航空券だ。

アパートを借りて昼は外食、夜は自炊でゆっくり過ごした。

母は2人とも海外旅行経験がほとんどなく、初ヨーロッパだったので半年以上経った今でもフィンランドのことを楽しそうに話している。

一緒に旅行することができて本当によかった。

なお、僕が乗り放題チケットを落としたせいで4,000円ほど払って買い直した・・・

それにしても1ユーロ173円ってエグすぎるだろう・・・

エストニア

1ユーロ＝173円

中世の雰囲気が残る美しい旧市街を持つバルト三国のひとつエストニア。

上記の親子旅行の間に首都タリンに1泊。

なのでこちらも4人分。

ホテルだったので自炊は無し。

帰りのフェリー代は往復で買っているのでフィンランドの方に計上。

デンマーク

1クローネ＝23.3円

北欧に位置する美しい島国で、豊かな福祉制度と幸福度の高いライフスタイルで知られるデンマーク。

僕らはコペンハーゲンとスベンボー、ヒルトシャルス（の近く）に滞在。

たぶん今回の旅の中で一番物価が高かった・・・

その一方で素朴で美しい街並み、ヨーロッパとは思えないほどの優しい人々に惹かれて一番住みたいと思った国でもある。自転車大国なのもGood！

10泊のうち2泊はコペンハーゲンで出会ったファミリーの家に泊まらせてもらったので実際の宿泊費平均はもう少し高め。

ただ夏のシーズンだと8,000円〜10,000円、冬のオフシーズンは6,000円ほどと値段の差も大きかった。

ノルウェー

1クローネ＝13.3円

壮大なフィヨルドやオーロラが見られる絶景の国として有名なノルウェー。

僕らは旅の最中に出会ったファミリーの家（クリスティアンサン）に3泊させてもらったのち、スタバンゲルに滞在。

こちらもデンマークに劣らず高い国なのでサッと脱出した。

ホームステイの2泊があるので1泊あたりは安くなっているが、実際は1泊10,000円を超えていた(；´∀｀)

フランス

1ユーロ＝161.6円

歴史と文化が豊かな国で、芸術、ファッション、美食など多くの人を惹きつけるフランス。

僕らはカミーノ（巡礼）でフランス人の道を歩くために出発地点であるサンジャン ピエ ド ポー（と、向かうためのボルドー）に滞在。

その他が高いのは使わない荷物をスペインのゴール地点に郵送したのと、レインポンチョを買ったため。

カミーノのための滞在なのでフランスだけど観光要素０。

スペイン

1ユーロ＝160円

情熱的で陽気な人々が暖かく出迎えてくれるスペイン。

僕らはフランスからピレネー山脈を超えてスペイン入り。

そこからスペインの西の果てフィステーラまで合計900km徒歩で歩き続けた。

燃料費と称して毎日カフェに2回以上入り、宿は巡礼者のための安宿「アルベルゲ」に宿泊。

基本自炊だが、夜に限り半分は宿にお願いしてピルグリムディナー（巡礼者のための夕食）を楽しんだ。

その他は巡礼証明書の発行費用や、洗濯と乾燥機代など。

ドイツ

1ユーロ=164.4円

ドイツの技術力は世界一ぃいいいい！

我が家はベルリンに1泊したのち、デンマークの国境に近い田舎の村でボランティアをしていました。

なのでこの国も観光要素0です。

WorkAwayというサービスを使ってホストを探したので1日5時間（週25時間）労働する代わりに寝床と食事を用意してもらっています。

なのでその間の滞在費用は0円。

お金をかけずにその国の暮らしに溶け込むことができるので時間さえあればWorkAwayは本当におすすめ。

バルカン半島

かつてヨーロッパの火薬庫と呼ばれた戦争の爪痕が今もなお残る地域。

ヨーロッパと比べると少しだけ安くなるのが特徴。

もちろん初上陸。

EUに加盟しているスロベニアとクロアチア、ギリシャは高くなっていることがわかります。

残りの旧ユーゴスラビア圏は安め。

とはいえコロナ前の物価と思ってくると衝撃を受けるくらい高くなっていた・・・・

スロベニア

1ユーロ＝157円

1991年に独立した新しい国であるスロベニア。

僕らはマリボルに3泊。

鬼高かったオーストリアから逃げてきたので多少物価が安くなって安心した国。

同じ値段でサンドイッチに野菜が入ってくれるようになってとても嬉しかったのを覚えている。

それでも他のバルカンと比べるとけっこう高め。

フレッド湖が有名だが早くセルビアに行きたくて1都市だけでサッと抜けた。

クロアチア

1ユーロ＝157円

美しい海と歴史的な街並みを備え「地中海の宝石」と称されるクロアチア。

クロアチアといえばプリトヴィツェ国立公園や、ドゥブロヴニク旧市街があまりに有名だが僕らは首都ザグレブに2泊したのみである。

クロアチアも観光地はとても高いことで有名なのでとにかく早く物価の安いセルビアに行きたかったのだ。

セルビア

1ディナール＝1.3円

かつてユーゴスラビアの中心的な国であり、現在もバルカン地域の政治・文化の重要な拠点となっているセルビア。首都ベオグラードには爆撃されたビルが残されていて衝撃を受けた。

僕らはベオグラードとウジツェの2都市に滞在。

西ヨーロッパと比べて一気に安くなりようやくサンドイッチ以外のものが買えるようになった。

ボスニア・ヘルツェコビナ

1マルク=80円

イスラム文化とヨーロッパ文化が融合した独特の雰囲気が魅力のボスニア・ヘルツェゴビナ。

第一次世界大戦が始まったきっかけとされるサラエボ事件などが有名。

僕らはサラエボとモスタルに滞在。

セルビア同様に安く過ごすことができた。

モンテネグロ

1ユーロ＝157円

アドリア海の美しい海岸線と壮大な山々に囲まれた小さな国モンテネグロ。

コトルとバールに滞在。

コトルはド観光地で高めだったので1泊だけ。その後はボスニアで出会った子がおすすめしてくれたバールの街でのんびりと過ごした。

旧ユーゴ圏の中では高め。

コソボ

1ユーロ＝157円

セルビアからの独立を2008年に宣言したが、今も国際的に完全には承認されていないという特殊な立場のコソボ。

首都プリシュナに滞在。

バールで拗らせた風邪でAzuがダウンしていたので何もしていない。

ブレクというパンをひたすら食べていた。

北マケドニア

1ディナール＝2.6円

親しみやすい人々と、ゆったりした時間が流れる国、北マケドニア。

僕らはスコピエとオフリドに滞在。

外食したりビールを飲んだり自転車をレンタルしたりと気ままに過ごしたのでちょっと高め。

アルバニア

1レク＝1.４円

長年の共産主義体制の影響で他のヨーロッパ諸国と隔絶されていたため、手つかずの自然や伝統が色濃く残りヨーロッパ最後の秘境と呼ばれているアルバニア。

僕らはティラナ、ベラト、ジロカストラに滞在。

世界遺産の街に泊まっていた割には他とさほど変わらないので国としては安い部類だろう。

ギリシャ

1ユーロ＝157円

古代遺跡、美しいエーゲ海の島々、そして聖闘士星矢で有名なギリシャ。

と、言いつつアテネに行かずにカランバカのみ滞在。

トルコへは夜行バスで向かったので実際宿に泊まったのは3泊。

旧ユーゴ圏では4,000円で個室に泊まれたが、ギリシャはドミトリーで5,000円と再び高くなった。

ささっと抜けるのであった。

アフリカ

広大なサハラ砂漠、野生動物が生息するサバンナ、熱帯雨林、活気ある都市など、圧倒的なスケールの自然と歴史が広がるアフリカ。

世界で2番目に大きな大陸でもあり国の数はなんと54ヶ国！

じっくり見て回りたかったけれど時間がなくて南部アフリカを中心に8ヶ国訪問。

なんとなく想像していたけどそこそこ高め。

1泊あたりにするとジンバブエが突出。

実際はビクトリアフォールズを見に日帰りだったので宿泊費用を含めずこの値段。

基本的な物価はそこまで高くないのだが観光になると一気に高くなるのがアフリカの特徴だ。

エジプト

1ポンド＝4.7円

ナイル川と砂漠が生み出す壮大な自然、そしてピラミッドやスフィンクスなどの遺跡が有名なエジプト。

僕らはルクソールとアスワンに滞在。

カイロにも寄ったがピラミッドは見に行かなかった。

夜行バスに深夜のフライトで南アフリカに飛んだので宿に泊まったのは5泊。

1泊あたり1,000円で個室ととんでもプライスだった。

食事も安いが交通費と観光費の外国人価格（現地価格の10倍とか）がエグくお金がかかる。

なにかとチップも請求されたりぼったくりも当たり前だ。

少し観光地から離れるととても楽しいらしいのでカイロ、ルクソール、アスワンだけで帰るのはもったいなかったかも。

ザンビア

1クワチャ＝6.3円

旅人たちの間ではザンビーフという肉が有名なザンビア。

タンザニアからタンザン鉄道で抜けてくる人も多いが僕らは時間が無くてエジプトから飛んでやってきた。

ザンビアにのみ滞在し、ビクトリアフォールズの拠点としていた。

エジプトと比べて何もかも高くなったが、ちゃんとしたスーパーがあるしザンビーフ（牛肉）が安くて美味しかった。

ビクトリアフォールズはジンバブエ側から見ることにしたのでこちらでは行っていない。

ジンバブエ

1ドル＝149.4円

ビクトリアフォールズとハイパーインフレで通貨がゴミになったことで有名なジンバブエ。

僕らはザンビアを拠点にして日帰りでジンバブエに入国した。

ビクトリアフォールズの入場料が2人で100ドル（14,947円）、アライバルビザが60ドル（8,968円）となかなかにお高い・・・

ボツワナ

1プラ＝10.8円

格安でサファリができることで有名なボツワナ。

チョベ国立公園へ2回サファリに行ってこの値段なら大満足である。（ケニアも有名だが1人3万円とかする）

なお、ボツワナを出る時にmosariが不法入国していたことが判明し国境警備隊に連行されたが罰金は払わずに釈放された。

ナミビア

1ナミビアドル＝7.6円

砂漠と野生動物が有名なナミビア。

僕らは同じく世界一周中の夫婦と一緒にルーフトップテント付きの4WDを借りて5泊6日のロードトリップを行った。

その時の費用は折半して集計している。

交通費にはレンタカー（キャンプ道具一式付き）とガソリン代に加えて南アフリカに抜けるバス代がふくまれているのだが、クリスマスシーズンで鬼高かった（32,130円）。

観光費には国立公園の入場料など、宿泊費には前後のウィントフックでの滞在と、キャンプサイト代が含まれている。

基本自炊。

他と比べると高めだがお値段以上に楽しむことができて大満足だ。

南アフリカ

1ランド＝7.6円

アフリカ大陸最南端に位置しアフリカ大陸では最も経済的に発展している国、南アフリカ。

僕らはケープタウンに滞在してロードトリップの疲れを癒しつつ、ブログの読者さんを待って一緒にレンタカーを借りて希望峰に遊びに行った。

交通費にはレンタカー代が含まれており、そのレンタカーが事故って廃車になってしまったのでその他には追加請求された費用を計上している(；´∀｀)生きててよかった

観光費にはテーブルマウンテンへのゴンドラ代や希望峰の入場料などが含まれている。

また、ヨハネスブルクへ向かうバスも年始で鬼高かったので安い3−2配列のバスを予約したのだが本当に狭くて地獄だった。（それでも18,260円）。

マダガスカル

1アリアリ＝0.03円

アフリカ大陸の東側、インド洋に浮かぶ世界で4番目に大きな島国マダガスカル。

そして貧困な国としても有名。

それゆえ物価はかなり安く、ちょっとしたものなら100円以下で食べることができ、ほぼ自炊無しでも気楽に過ごせた。

我々はアンタナナリボとモロンダバに滞在。お目当てはもちろんバオバブだ。

モロンダバには座席指定できるタイプのバンを使ったのでそれはちょっと高め。

タクシーブルースと呼ばれるギュウギュウバンならもっと安いが相当過酷らしい。

モロッコ

1ディルハム＝15円

アトラス山脈やサハラ砂漠、大西洋と地中海の海岸線など、多彩な自然が広がるモロッコ。

物価はかなり安いがここもアフリカらしく観光しようと思うと高くなる国だった。

我々はマラケシュに滞在してサハラ砂漠への2泊3日のツアーに参加。

カミーノの後にどうしてもサハラ砂漠が見たくて無理やり訪問しただけなので他の都市にはいかずローカル屋台を楽しんでいたので全体で見ればそこまで高くならず。

中米

世界一周中の旅人にスキップされがちな中米。

メキシコは北米だけど中米に混ぜてます。

メキシコからパナマまで7ヶ国をバスを使って35日間で縦断しました。

地域的にはコスタリカ以外は安い方。

１日あたりでみるとコスタリカが圧倒的。

他の地域はローカルバスを多用して移動したこともあり安めに収まっています。

メキシコ

1ペソ＝8.6円

ラテンアメリカ最大級の国で、古代文明の遺跡・カラフルな街並みが人々を魅了する一方でバス強盗など治安がよろしくないメキシコ。

僕らはメキシコシティ、オアハカ、サン クリストバル デ ラス カサスに滞在。

ちょいちょい外食もしたけど基本的に安く済む。

その代わりバス強盗を防ぐには高めのバスに乗った方が良いとされていることから交通費は高め。

その他にはmosariの歯の詰め物が取れた治療費と、Azuが腹痛のため薬を買った費用が含まれている。

グアテマラ

1ケツァル＝18.9円

マヤ文明の遺跡、美しい火山群、伝統的な先住民文化が色濃く残る魅力的なグアテマラ。

僕らはパナハッチェルとアンティグアに滞在して湖畔のハイキングや火山ツアーに参加。

物価はかなり安く1泊２日の火山ツアーを使ってもこの値段に収まった。

交通費の半分はメキシコからグアテマラに来るのにツアーのシャトルバスを使った費用。

当時国境で問題が起きており個人で抜けるにはリスクがあったため。

コーヒーもとても美味しくカフェにも数回入った。

中米に来たらマストで訪れたい。

エルサルバドル

1ドル＝147.2円

かつて中米最悪と言われるほど治安が悪かったが、近年急速に改善しこれから観光客の増加が見込まれているエルサルバドル。

僕らはグアテマラからコスタリカまで大急ぎでローカルバスを乗り継いで南下する必要があったため、エルサルバドルではサン・ミゲルという街で1泊だけして抜けた。

もう少しじっくり見たかった国。

ホンジュラス

1レンピラ＝5.9円

エルサルバドルから入国し、その日のうちにニカラグアへ抜けたため本当に通過しただけ。

途中の検問で捕まり別室に連行されて30分以上賄賂要求の警官と戦う羽目になった。

結果的に賄賂は断れたが銃をちらつかせる警官と密室でのやりとりは精神的にかなりきつかった。

その他の費用はニカラグアの入国税（表にした後これはニカラグアの費用だなと気づいた）。

ニカラグア

1コルドバ＝ 4円

中央アメリカ最大の国土を持ち、火山・湖・カリブ海のビーチが広がる自然豊かな国で、スペイン統治時代のコロニアル建築も多く見かけるニカラグア。

僕らはグラナダとレオンに滞在。

中米の中では宿泊費が高かった。（綺麗で朝食付きではあった）

ローカルバスは相変わらず安かったけど、ぼったくりが横行していてわかっていても払わないと乗せてくれなくてイラッとする国でもあった。

街の雰囲気はゆっくりとしていてかなりいい感じで多くの欧米人バックパッカーを見かけた。

コスタリカ

1コロン＝0.28円

エコツーリズムの聖地で、大自然と動物が豊かなコスタリカ。

中米で一番楽しみにしていた国。

僕らはサンホセ、オルケタス、フォルトゥナに滞在。

オルケタスではPierella Ecological Gardenに2泊したので宿泊費がとんでも価格になっている。

1泊1人100ドル（15,000円）と高めだが1日3度の森探検ガイド付き、と食事付きなのでお得感満載。

国の物価としては全てが高い。

食事も交通費も高い。

Pierella Ecological Gardenだけ行けば気持ちよく終われる気がする。

パナマ

1ドル＝147円

誰もが知ってるパナマ運河。

中米で2番目に楽しみにしていた国。

コスタリカの後だと物価はかなり安く感じた。

中米から南米に向かう人はここでUSドルをゲットしておこう。

→南米では100USドル札があると高レートで両替できるため。

南米

旅人なら誰もが憧れる地球の裏側である南米。

南米は9ヶ国を117日かけて巡った。

次回いつ来れるかわからないので長めに設定していたがそれでも足りなかった。

価格の差が凄まじいが日数の差も大きいので1泊あたりでみるとこんな感じ。

高い順にチリ、エクアドル、アルゼンチンとなった。

逆に安い順だとパラグアイ、ボリビア、ウルグアイ。

南米は安全を買う＝高くなるという傾向が顕著だ。

つまり観光や交通に関する費用がとても高くなる。

ボリビア

1ボリビアーノ＝22円

ウユニ塩湖やアンデスの壮大な自然が楽しめるボリビア。

僕らはラパスとウユニに滞在。

色々と巡りたかったがウユニの天気に恵まれずウユニ滞在が長引いてしまった。

観光資源はめちゃくちゃ多いのに周りの国と比べて圧倒的に安く、人はシャイだけど優しくめちゃくちゃ居心地の良い国。

ウユニは3回ツアーに参加しているのに2万円以下は安すぎるんよ・・・

ご飯も全て外食でこの値段。

チリ

1ペソ＝0.16円

北のアタカマ砂漠から南のパタゴニアの氷河など多様な自然が広がるチリ。

僕らはカラマとプエルト・ナタレスに滞在。

プエルト・ナタレスでもパイネの天気待ちをしたので他には行けず。

南米の中では物価がかなり高くパイネの入場料で10,187円、長距離バスに1本乗れば1万円程度、宿もこの旅で初めてエアビーを使って個室に泊まったがそちらも1泊7,000円程度と高め。（Bookingの宿よりもエアビーの方が安かった）

また、当時は首都のサンティアゴ周辺での強盗が多かった&急遽南極に行ったので時間が無くなったのでサッと抜けた。

アルゼンチン

ブルーレートで1USドル＝1,000ペソ

パタゴニアの美しい自然と情熱的な文化が共存する国アルゼンチン。

経済がちょっとアレでUSドルを使った闇両替が未だに主流。（クレカのレートもかなり良くなってきたが）

ブエノスアイレス、ウシュアイア、エルチャルテン、バリローチェ、プエルトイグアスに滞在。

パタゴニアはかなり高く、それ以外の地域では安め。

僕らはパタゴニアで天気待ちしたり風邪をひいて寝込んだりして長めに滞在したので割と高め。

ブエノスアイレスに行ったらステーキを食べてほしい。安いのに本当に美味しかった・・・

とりあえずパタゴニアのバスは信じられない値段なので注意。

エルチャルテンからバリローチェに向かうバスが2人で44,463円だったのにはたまげた。

ウルグアイ

1ペソ＝3.8円

世界でもっとも貧しい大統領として知られるムヒカ氏とサッカーくらいしか知らなかったウルグアイ。

モンテ・ビデオとコロニアに滞在。

ブエノス・アイレスから海を渡ってフェリーで入国できる。

街の雰囲気だけ知りたかったのでぷらっと散歩しかしていないので費用はあまりかかっていないが、物価自体は南米の中ではかなり高い方だと思う。

ブラジル

1レアル＝30円

陽気さと情熱さを持った優しい国民性が魅力の国ブラジル。

僕らは弓場農場、ボニート、アンドラディナ、ブラジリア、レンソイス、サルバドール、リオデジャネイロに滞在。

ブラジルを広範囲で移動しまくったので交通費がとんでもないことになった。

パタゴニア同様に観光費とバス代がとにかく高くつく。

22泊中8泊は弓場農場でボランティアをしていてお金がかかっていないのにこれだけ高い。（なので1泊あたりの費用は1.5倍ほどになると思ってくれれば。）

治安の悪さゆえ飛ばす人も多いが99％の人々はめちゃくちゃ優しくて陽気なのでぜひ訪れてほしい。

パラグアイ

1グアラニー＝0.02円

赤土の大地が広がるパラグアイ。

僕らはパタゴニアで疲れた身体を癒すためにパラグアイにある日本人コロニーで6泊。

民宿小林で日本食と可愛い犬と猫に癒された。

南米で一番美味しい日本食が食べられるのがここパラグアイなのだっ！

他の都市は行っていないが基本的な物価は安い。

日本人向けのスーパーがあるので日本の調味料などが他の国と比べて安く手に入るので物資の補充もおすすめ。

エクアドル

1ドル＝155円

赤道直下の太陽の国、そして何よりガラパゴス島が有名なエクアドル。

僕らはガラパゴスに8泊したのに加えてグアヤキル、キト、コカ、ヌエボロカフエルテに滞在。

交通費はガラパゴスへ向かう飛行機や島の間のフェリー代とガラパゴスの後にペルー方面のアマゾンに向かっているのでそちらへのバスや船代などを含んでいるので高め。

観光費にはガラパゴスの入島税として1人100USドル（今は200ドルに値上げ）などの必要経費的なものがほとんどを占めており、ガラパゴス島の中の有料アクティビティはゾウガメを見るのに払った20ドルくらい。

ガラパゴス島は入るだけでお金が結構かかるが、無料でもそこそこ楽しめるのがありがたいところ。

まぁそれでもやはり島は何かとお金がかかる。

ペルー

1ソル＝42円

マチュピチュ、ナスカの地上絵などの豊かなインカ文化と絶品グルメなど多彩な魅力があふれるペルー。

と、言いつつ僕らはアマゾンに2週間滞在しており、残りの2週間でリマ、イカ、クスコ、マチュピチュに滞在した。

アマゾンはお金があまりかからず2週間で5万円ほど、残りの2週間で17万円なので観光地を巡っていたら1泊12,000円ほどに上がると思われる。

ちなみにアマゾンはツアーでは無く自力で船で向かってアマゾンライフを満喫していたのでツアーで行ったらもちろん高くなります。

食事も安めで味は日本人好み、観光資源も豊富と南米でイチオシなのがペルー。

長めに日数を確保しておきましょう。

コロンビア

1ペソ＝0.037円

色鮮やかな街並み、豊かな自然、そしてコーヒーが楽しめるコロンビア。

アマゾンに長く滞在しすぎて日数が無くなってしまいコロンビアではメデジンのみ滞在しただけ。

フリーツアーに参加したり、近くの観光地へバスで行ってみたり、コーヒーを飲んでみたりと南米最後は少しまったり過ごした。

物価は安め。

その他が高いのはアマゾンでの虫刺されが悪化して病院にかかったため17,756円の医療費がかかっている。（海外旅行保険で還付済み）

南極

1ドル＝150円

手付かずの圧倒的な自然。それが南極。

アルゼンチンにあるウシュアイアからのクルーズ船に搭乗。

普通にツアーに参加すると1人200万円くらいするが、我々はラストミニッツと呼ばれる直前料金で1人半額以下で乗ることができた。

圧倒的に高価だったがこんな時ではないと乗れないので行ってよかった。

世界一美しい場所だった。

これを超える場所はもうきっと見つからない。

11月〜3月がシーズンなのでウユニやパタゴニアと合わせてラストミニッツを狙うのがおすすめ。

オセアニア

1NZドル＝88円

オセアニアではニュージーランドのみ2ヶ月ほど滞在。

2週間だけボランティアしているのでその間の費用はほぼ0円。

なので実際の滞在費用はもう少し高くなる。

テントを持って行ったので基本的にキャンプ場でテント泊か車中泊で過ごしたが、疲れることもあったので個室やキャンピングトレーラーに泊まったりもした。食事はフル自炊。

車はレガシィとハイエース（キャンパー仕様）、AQUAと3種類借りた。

当然キャンパーバンが一番楽しかったが、燃費も最悪だったので予算が限られている人はハイブリットのAQUAがおすすめ。

ガソリン代がかなり節約できる。（ガソリンは安くて1Lが220円くらい。）

交通費にはレンタカー代にガソリン代、駐車場代、南島から北島に渡るフェリー代などが含まれている。

観光費はミルフォードサウンドに16,006円、月の谷に1,815円。

その他には入国税で20,890円、100GBのSIM代で8,042円、パンクしたタイヤ購入代（12,584円）や、あまりに寒すぎて布団や座布団なんかを買ったりした費用も含まれている。

ちなみにタイヤ代は保険で還付済み。

無料のキャンプ場があれば使っていたし、キャンパーバンもリロケーションサービスを使って格安で借りたり、抑えるところは抑えたと思う。

まぁやっぱり高い国だと思います。2人なら1日20,000円くらい予算があった方が気楽です。はい。

最後に

ここまで読んだ人はほとんどいないと思いますが、改めて上記の費用は全て2人分です。

出発前は1日1万円の予算とゆるっと決めていましたが、アジアと中央アジア、バルカン、コーカサス、中米あたりは可能という結果。

この辺の安い地域を長めに滞在すれば全体予算は抑えられます。

逆に他の地域はできる限り削っても厳しい。（ほぼ自炊、観光費を厳選、できるだけバスを使う等）

2人で15,000円くらいの予算を持てるとかなり楽になると思います。

アメリカや西欧など高い地域は2万円でも厳しい場所もあると思いますが、ならせば15,000円くらいな気がします。

僕らは留学や南極で300万円近くかかっているし、半年ほど延長したのでその他の地域は抑えながら過ごしていました。

色々と書いていますが、何にお金を使うかは人それぞれです。

本記事はコロナ後はなんとなくこの地域が高いんだな、とかその程度の認識で使ってもらえればと。

この記事を書くにあたってお金の管理が死ぬほど苦手なAzuが旅の最中に毎日使った費用をメモし、初めて表計算を使って1週間かけて集計した数字を使っています。（僕も書くのに1週間くらいかかってます）

めちゃくちゃAzu頑張ったのでもし少しでも参考になったよーって人がいればコメントしてくれると嬉しいです。

今は円高だし燃油サーチャージもエグいけど、世界は恐ろしい勢いでインフレしています。

世界一周に興味がある人がいましたら円安になったら・・なんて言わずにとっとと出発した方がいいです。

世界は本当に楽しかったです。

それでは良い旅を。