皆さまこんにちは。
いやぁなんとこのブログの最後の更新が2月という驚きの事実。
4月に雪が溶けたかと思えば短い夏があっという間に終わり、気がつけば秋どころか冬の気配を感じている今日この頃。
世界一周を終えて千葉県から北海道に移住してきたのが昨年末。
一瞬で10ヶ月が過ぎ去ってしまいました。
このままではまた冬が来てしまうので初めて北海道で過ごした夏について書いてみようと思います。
前回書いた冬の記事はこちら。
スポンサードリンク
四季を感じる日々
はっきりと移り変わる美しい四季が日本にはあります。
四季がある国は他にもたくさんあるけれど、雨季と乾季の2つしかない地域もある。
当たり前だけど、他の国とっては普通じゃないことでもある。
それに日本の春には春の良さ、夏には夏の良さ、秋には秋の良さ、冬には冬の良さ。
どの季節も誰かにとって大切で待ち遠しい季節。
これが日本の四季の良さ。
北海道で過ごしていると、この四季をより一層日常的に感じることができる。
12月に北海道に来たばかりのころはずっと雪景色。


3月になって一面が雪に覆われた静寂の世界が終わった。
雪の下からは茶色い地面が現れた。


美しい白の世界が終わることに寂しさを感じた。
だけど、それは終わりではなくて、新しい季節の始まりだった。
町には白鳥がやってきて羽を休めるようになった。


1週間ちょっとで彼らは故郷に向かって飛び立ってしまったけれど、その頃になると新しい命が次々と地面から現れた。
そこからは本当にあっという間に緑の世界へと変貌していった。


4月になると地面にはふきのとうがあちこちに生えているし、つくしが生えて、たんぽぽが咲き乱れた。


僕とAzuの職場はほぼ隣同士みたいなもんなので2人で歩いて通勤しているのだけれど、
あ、まって、これアスパラじゃない?
え?ほんとだ。野生のアスパラだ!!
なんて毎日何かを発見しては季節を感じていた。


野生のアスパラ
誰も管理していないような道端にチューリップが咲いていたり、


鮮やかな花たちが僕たちを出迎えてくれる。
もちろん桜を楽しむこともできた。


本州のソメイヨシノと比べると葉っぱが混ざるのでちょっと雰囲気は違うけれど。


町の中でもたまにキタキツネや、エゾリス、エゾユキウサギなんかの動物たちも見かけることがある。
とにかく自然との距離が近い、いや、自然の中で暮らしていると言った方がいいのかもしれない。
ただ歩くだけで季節を感じ、何かしら発見があった。
そして僕らの町は米どころなので田んぼがたくさんある。


5月になって水が張られると雰囲気が一転し、緑の世界から水の世界へと変貌した。
これぞ日本の原風景だ。
用水路を流れる水の音が心地よい。
6月になると田植えが終わりまた少し雰囲気が変わった。


冬の間は一面真っ白だったのに今ではこんなにも生き生きとした世界が広がっている。
自然、そして人の営みとはなんとも不思議なものである。
いや、その差があるからこそより美しいと思うのだろうな。
ようやく外にいても暖かさを感じる日が出てきて夏至の頃が一番心地よい時間だと言う人もいた。
7月になると、町を歩く人が増えた。
町の人だけでなく観光客も来て賑やかになっているようだった。


森の中は短い夏を待ち侘びていたと言わんばかりに多くの命が咲き乱れていた。
8月には田んぼの様子がまた変わってくる。


あっという間に立派な実をぶら下げていた。
9月になると一面が金色に光り輝き、また違う季節が訪れることを教えてくれた。


田んぼが黄金色に光り輝き、僕らにその実りを分け与えてくれる。
米の収穫が終わって10月になると今度はすぐに紅葉がやってきた。


北海道の紅葉は日本で一番早くやってくる。


燃えるような赤というよりは黄色やオレンジが多い気がする。
朝の気温は一桁前半の日も出てきた。
北海道最高峰である旭岳は10月頭に初冠雪を記録している。
あと1ヶ月もしないうちにこの町にも雪が降るのだろう。
また、あの美しい銀世界がやってくるのだ。
僕らが過ごした北海道
そんな季節の移ろいを日常的に感じる北海道で僕らがどのように過ごしていたのか簡単にご紹介。
冬の間は前回の記事を見ていただくとして、雪が溶けてから新しく2人で始めたことがあります。
Instagramをご覧いただいている方はもう知っていると思いますが我々の夏といえばこれでした。
・・・
・・
・


はい、畑です!
畑!
北海道といえば畑です!
といっても我々は賃貸のアパートなのでお庭に畑なんてありません。
なので町からレンタル農園を借りました。
なんとその広さ60平米。
広過ぎ(;´∀`)
雪の無い5月〜10月の半年間で1万円。
たぶん安い。
ちなみに我々千葉に住んでいた時は畑なんぞやったことありません。
経験があるとすれば・・・


世界一周中にブラジルの弓場農場にお世話になっていた時ですね。
めちゃくちゃ暑くて農業の辛さを身をもって経験した。
生産者と食べ物への感謝を教えていただいた忘れられない良い思い出。
農場ではたくさんの経験をさせていただいた。


これは椎茸作りのための原木としてマンゴーの木を伐採しに行った時。
クソ重かったな・・・


しその実の収穫
しその実の収穫したり、


古き良き台所での作業
ジャムを作ったり加工作業も経験した。
どれもサラリーマン時代には経験できなかったことだ。
もうひとつ農場での経験といえばこれ。


ドイツで住み込みボランティアした時ですね。
日本では経験無いのに海外でだけあるという我々・・・(;´∀`)


保温と保湿のために落ち葉を敷いて羊毛を巻いてあげた。
ここの農園は肥料用のコンポスト作りだったり、焚き火用の薪集めだったり環境整備関連も多かったな。


楽しい面を体験するだけでなく、こうした裏側の部分も経験するのは大切だよね。


もちろんここでも収穫したキャベツの加工作業もあった。


僕らが蒔いた種は元気に育っただろうか。
そんな訳でボランティア経験はあれども自分たちで畑を0から始めた経験は無し。
Azuと2人で試行錯誤しながら畑を始めた。


GWの翌週から初めての畝作りに、マルチシート張り。


5月中旬に初めて種を蒔き、土を被せた。
どれくらいの深さが良いのか、蒔いた後はどれくらい水をあげたら良いのか、わからないことだらけ。
平日も仕事が終わったらできる限り畑に寄って様子を見にいった。
・・・
・・
・


mosariーーーー!芽が出てるぅうううううう!!!
うおおおおおーーーすごおおおおおお!
2人で芽が出るたびに大喜び。
というか蒔いた種はほとんど発芽してくれた。
ありがたや。
そんなこんなで2人で畑を作っていく。


ドンっ!
いやぁいいですね。


ほんとびっくりするくらいグングン成長する。
北海道だからめちゃくちゃ良質な土質かと思ったら、この場所はそうでも無いようで、石ころだらけ。
それでも肥料もあげてないのにほんとよく育つ。
そして6月下旬に記念すべき初収穫の日がやってきた。
・・・
・・
・


小松菜さんである。(実際は間引きしたベビーリーフも食べてたけど)
これがまた美味しかった。
なんというか柔らかくてめちゃくちゃ食べやすくて、味も雑味を感じなくて美味しい。


かぶは小ぶりだけど、柔らかくて甘味があって、葉まで美味しく食べられた。
新鮮な野菜ってめちゃくちゃ美味しいのだなぁ・・・。
それからは8月にかけて収穫ラッシュが始まった。
とにかく採っても採っても次から次へと収穫しないと間に合わなくなってしまった。


冷蔵庫はあっという間に満タンになり、隣の畑の人や職場の人に配るようになった。
もちろんそれは他の人も同様で野菜をもらうことも増えた。
田舎だと野菜をもらえる文化があるなんて聞いたことがあったけど、それは本当のようだった。
お気に入りの野菜はスイスチャード。
ドイツでボランティアしていた時によく収穫していた思い出深い野菜。
見た目も鮮やかで可愛いし、味も癖が無くて食べやすい。
そしてめちゃくちゃ収穫量が多いのでこの夏はひたすらスイスチャードを食べまくった。
二日ごとに収穫しないと追いつかないのであった。
いんげんも大当たり。
贅沢に食べまくった。
大当たりといえば枝豆も外せない。


採れたてを茹でて食べると甘みと豆の味がギュッと詰まっていてその辺で食べる枝豆とは別物だった。
本当は乾燥させて大豆にするはずだったんだけど、美味し過ぎて全て枝豆のまま収穫して食べてしまった(;´∀`)


畑で採れたりもらった野菜をオーブンで焼いたらご馳走の出来上がり。(にんじんやごぼうなど一部買った野菜もあり)
農薬は使っていないので虫に襲われたこともあった。


2回目に植えた小松菜は虫食いが酷くて見た目は悪いけど、普通に食べられるし、農薬を使わないならその方がいいんじゃないかなと思っている。
畑がこんなに楽しいとは思わず、家庭菜園にハマる人がいるというのも納得だった。
ただ、北海道の夏は短いのでその大半を畑に費やすことにもなるのでそれはそれでいいのかという別の悩みもある。
アウトドアが好きな人はこのシーズンに思いっきり登山や水上スポーツを楽しんでいた。
僕らも合間を縫ってお出かけしたけど、やっぱり夏の北海道は素晴らしい。


こちらはハスカップ狩り。
100g100円というとんでもない値段で楽しむことができる。
持って帰ったハスカップはジャムにしている。
プロ農家が作った美味しい道産野菜を買って食べることもあるが、これがまた美味しい。


こちらは生で食べられる朝取れとうもころし。
めちゃくちゃ甘くて驚いた。
っていうかとうもろこしって生で食べられたのね。
他にはアスパラも北海道では絶対に外せない最高の野菜だ。


北海道らしく牛さんに会うこともできる。
当然新鮮な牛乳やチーズを買うことができる。
そして夏の北海道といえば花畑が有名だ。


広大な敷地に色鮮やかな花の絨毯が敷かれているのは圧巻だ。


ひまわり畑もとんでもないスケールだ。
ちょっと車を走らせたら色とりどりの様々な景色に出会うことができるのは道民ならではだ。
北海道といえば新鮮な魚を想像する人もいるでしょう。


はい、回っている寿司でも美味しいです。(でも町内に寿司屋が無いので寿司を食べるには必ず隣町にいかないといけない)
とにかく自然ヨシ、食べ物ヨシなのが北海道だ。
しかもそこまで暑く無いというのだからこれまた嬉しいところだ。
たぶん今年の夏で僕らの住む町が35度超えた日は無いんじゃないだろうか。
覚えている範囲だと32度がMAXで、30度超えた日も数えるほどしか無かったんじゃないかな。


30度を超えてて珍しいと思って撮ったのが32度。
しかも日中の限られた時間だけで日が落ちると普通に涼しくなる。


8月後半の朝の通勤の時の気温は17度とか。
普通に涼しい。
寒暖差は辛いといえば辛いけれど、寝苦しい夜とは無縁だった。
僕らのアパートは1階だから窓を開けて寝れないのが心配だったのだけれど、余計な心配だった。
というか今年の夏はエアコンを一度も使っていないし、なんなら扇風機すら一度も使わなかった。
どうやら僕らのアパートは新築なので断熱性能がめちゃくちゃ高いらしい。


お、今日はなんか部屋の中で暑さを感じるなぁと思って見たら28度ちょっとだった。
寝る頃にはもっと低くなっているので全然窓を閉めても気持ちよく寝れた。
北海道の新しい家すごいです。
昨年は大阪万博で40度近い猛暑の中、Tシャツが汗で真っ白になるまで働いていたことを考えると、すこぶる快適な夏でした。
こんな感じで超えても30度で、最低気温が10度台ってめちゃくちゃありがたいです。


8月下旬でこんな感じ。


うーん、涼しい・・・
町の人いわく今年はだいぶ涼しいそうなので来年はもう少し暑くなるはずだけど、まぁそれでも関東とは別物の気候です。
こんな感じで今年の夏は畑をやりつつ、合間でお出かけをして過ごしていました。
ちなみに8月は僕が仕事忙し過ぎてほぼ記憶ありません。
平日は帰ってくるのが遅過ぎて畑は手伝えないし、休日も出勤しまくってて、たまにある休みは死んだように寝てました。
なので畑はAzuがめちゃくちゃ頑張ってくれてました、ありがとう٩( ‘ω’ )و
スポンサードリンク
Azu目覚める
そんなAzuは畑以外にハマっていることがある。
それが、
・・・
・・
・


パンである。
そう、Azuがパン焼くようになりました。
世界一周前もたまにスコーンとかは作ってたくれてたんですよ。
それは今でも作ってくれるんです。


Azuが作った手作りのお菓子と、mosariが淹れたカフェオレが我々の休日のおやつの定番になっています。
でも、まさかパンを焼くようになるとは思わなんだ。


これはレーズンと胡桃のカンパーニュ。
クラム(気泡)は少なめだけど、普通に美味しいんだが?
畑で採れた野菜を使ってパンを焼くこともある。


こちらは畑で採れた枝豆を使ったチーズフォカッチャ。
普通においしすぎるんだが?
休日は朝早く起きてパンを焼いてくれることが日課になっている。
だから朝食のクオリティが爆上がりしている。


Azuが焼いたパンに、畑で採れた野菜のサラダに、ハスカップを使って作った手作りジャムもある。
幸せすぎる(∩´∀`)∩
ちなみに僕も何故か生まれて初めてケーキを焼きました。


レモンケーキです。
個人的に美味しくできたと思うのだけれど、Azuが自分で作るのにお熱なのでなかなか次の出番がない。
まぁでも毎日楽しそうに焼いているAzuが幸せそうでよかった。
我が家の家訓は「Happy wife Happy life」だからね。
ほんと生活が大きく変わったけれど、Azuが幸せならまぁOKだろう。
このまま定住するなら仕事もちゃんと探さないといけないけど(;´∀`)
最後に
北海道の暮らしは僕たちに合っているのかとても楽しく過ごしている。
1日の終わりに、
あぁ、今日は美しい1日だったな。
そう思える日があるのはとても良いことだと思う。
これまで生きていて「良い1日だった」と思うことはあっても「美しい1日だった」と思ったことは無かった。
僕が一番好きな英語のフレーズが、
today is a beautiful day.
なのだけれど、これ外国の人が使っててとても素敵だなぁって思っていたんですよね。
でもこれまで日本で暮らしていてそう思うことなんてなかった。
北海道に来てからはふとした瞬間に思うことがある。
例えば、
畑で作業して、夕暮れの中でAzuと2人、並んで歩いて帰っている時。
黄昏に染まる世界でそう感じることがある。
これはたぶんすごく幸せな証拠だ。
幸せの中でも心にゆとりがないと美しいとまで思うことはできないだろう。
20代と30代はがむしゃらに働いた。
Azuに心配されるくらい毎日毎日たくさん働いた。
それが自分の使命だと言わんばかりに。
誰かのために自分を差し出した。
でもそれではいけないと、コロナの間にAzuが気づかせてくれた。
37歳の誕生日にAzuと2人で世界一周に旅立って、様々な文化や生き方をこの目で見てきた。
そうして帰国後にこんな生き方ができたらいいな、と思っていたことが少しだけ実現できている気がする。
まだまだ仕事が不安定で安定には程遠いけれど、帰るべき家があって、Azuと一緒ならまぁなんとかなるだろう。


北海道最高峰の旭岳。
とても美しかった。
日本にも美しい自然はたくさんある。
地球って本当に美しい。
その美しさを感じながら生きていこうと思う。
また年を取ったら変わるかもしれないけれど、40代は北海道で自分たちらしい暮らし方を探す年代になりそうだ。
そのためにはまずはこの町ともっともっと深く関わっていかないといけない。
前向きに楽しみながら田舎暮らし、満喫していこうと思います。
また次回はいつ記事を書くかわかりませんが、とりあえず2人は生きてます。
それでは!










コメントを残す