皆様こんにちは。
先日ワンワールド世界一周旅行券をご紹介しました。
反響が大きく皆さん世界一周に憧れているんだなぁと感じました。mosariもいつかは使ってみたいと思っています。
一方で世界最大の航空連合である”スターアライアンス”も世界一周を目的とした運賃”スターアライアンス世界一周運賃”を出しています。
今回はせっかくなので”スターアライアンス世界一周運賃“のルールとmosari的妄想世界一周ルートを見てみましょう。
マイルを使ったワンワールド特典航空券ってのもあります。
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スターアライアンス世界一周運賃
この運賃ではスターアライアンスに加盟している航空会社を一定のルールに則りながら乗り継ぐ事で世界一周をリーズナブルに実現することができます。
まずはスターアライアンス加盟航空会社を見てみましょう。
ユナイテッド航空 | アメリカ |
エア・カナダ | カナダ |
スカンジナビア航空 | スウェーデン |
ルフトハンザドイツ航空 | ドイツ |
オーストリア航空 | オーストリア |
LOTポーランド航空 | ポーランド |
アドリア航空 | スロベニア |
クロアチア航空 | クロアチア |
TAPポルトガル航空 | ポルトガル |
スイスインターナショナルエアラインズ | スイス |
ターキッシュエアラインズ | トルコ |
ブリュッセル航空 | ベルギー |
エーゲ航空 | ギリシャ |
全日本空輸 | 日本 |
タイ国際航空 | タイ |
シンガポール航空 | シンガポール |
アシアナ航空 | 韓国 |
中国国際航空 | 中国 |
深圳航空 | 中国 |
エバー航空 | 台湾 |
エアインディア | インド |
エジプト航空 | エジプト |
エチオピア航空 | エチオピア |
南アフリカ航空 | 南アフリカ |
アビアンカ航空 | コロンビア |
コパ航空 | パナマ |
ニュージーランド航空 | ニュージーランド |
その数なんと28社!ワンワールドが13社(2020年に14社)ですから倍ですね。。。
これらの航空会社の拠点を世界地図にプロットしてみると・・・
欧州多すぎぃ!
アジアと欧州のネットワークがすごいですね。南アフリカとエチオピアに拠点があるのでアフリカを訪問したい場合も便利ですね。南米がちょっと弱いくらいでしょうか。素晴らしいネットワークですね。
参考までにワンワールドはこんな感じ。
アフリカが空白地帯ですが、2020年にロイヤル・エア・モロッコの加盟が決まっているのでアフリカ中央まではカバー可能。ただしロイヤル・エア・モロッコはアフリカ南部には就航していません。アフリカ南部に行こうと思ったらカタールやブリティッシュエアウェイズで南アフリカまで飛ぶことになります。
今回ご紹介するスターアライアンス世界一周運賃は上記のハブ空港を拠点としつつ、世界191ヶ国、1,300都市の中からお好きなルートを作って世界一周することができます。夢が広がりますね。
細かいルールはこんな感じ
- 最大16区間
- 途中降機は2回以上、15回まで
- 途中降機は同一国は3回まで、同一都市は1回まで
- 地上移動は5回まで
- 地上移動部分も区間、および総旅程距離に含む
- 出発地に途中で戻ることはできない
- 旅の最後は出発国に戻らないといけない
- 太平洋と大西洋を超える
- 一度出た大陸(便宜上のエリア)に戻ることはできない
- 有効期限は1年間
- 日程変更は無料
- ルートの変更は有料
- 総旅程距離(マイル)によって金額が決まる
最大16区間
一度の旅程で最大16区間の予約が可能です。
例えば人気のドバイに行こうと思った場合、エミレーツが使えないので乗継する必要があります。
日本→シンガポール→ドバイ
こんなルートで飛ぶ必要があります。これは1区間ではなく2区間としてカウントされます。
赤い★=途中降機 青い★=乗継 赤い数字=区間数 青い数字=途中降機回数
上記ではシンガポールで24時間以内に乗り継いでいますが、もちろん途中降機して数日後に出発してもかまいません。
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途中降機は2回以上、15回まで
途中降機とは同一都市に24時間以上滞在することを指します。フライト自体が16区間までなので15回あれば全ての訪問都市で途中降機することができます。
逆に2都市は最低でも途中降機しなければいけないので修行的に飛行機に乗り続けるというのはできません。どこかで2回は24時間以上の滞在が必要です。まぁ普通に世界一周に利用する分には特に意識する必要が無いルールかと思います。
途中降機は同一国は3回まで、同一都市は1回まで
同じ国では3回まで途中降機が可能です。ただし、アメリカのみ5回可能となっております。
ただし、同一都市では1回しか途中降機できません。
一つの国を重点的に巡る使い方だと引っかかるケースがあるかもしれません。が、そんなケースはあまり無いように思います。
アメリカのみ例外で5回まで途中降機が可能です。広いから?
上記のようにカナダで4回目の途中降機はできません。どこか1箇所を乗り継ぎにするか4都市目は諦めて別の国に飛び立ちましょう。
アメリカは例外として5回までOKなので上記のような4回滞在が可能です。
と言いつつも、国内線は別で用意するか、小さな国でしたら電車などを使えば貴重な16区間の枠を使わずに済みますね。
一方で同一都市は1回までというのは注意が必要ですね。
こんな感じで、
- ニューヨーク(途中降機)
- サンフランシスコ(途中降機)
- ニューヨーク(途中降機)
- トロント(途中降機)
といった旅程は3番のニューヨークが1都市で2回目の途中降機になるためできません。
ただし、どちらかを乗り継ぎにすればOKです。
- ニューヨーク(途中降機)
- サンフランシスコ(途中降機)
- ニューヨーク(乗り継ぎ)
- トロント(途中降機)
また、あまり引っかかることは無いかと思いますが1都市は3回までしか通ることができませんので、1都市を中心に周遊にするような使い方はできません。
そういう場合は別で航空券や電車などを手配して移動しましょう。
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地上移動は5回まで
例えば世界一周中にアメリカは西海岸から東海岸までレンタカーで移動したい!なんて時は地上移動区間を設けることができます。
こんな感じで地上移動区間を設けることで旅の自由度があがります。
こういった地上移動区間は5区間まで利用可能です。
地上移動部分も区間、および総旅程距離に含む
地上移動区間を設けることで旅の自由度は上がるのですが、この地上移動区間も16区間のうちの一つとしてカウントされますし、総旅程距離に含まれるので注意。
最大で16回飛行機に乗ることができるのにも関わらず、1回分放棄することになるのであまり回数が多いと勿体無いです。フライトは16回までは5回だろうが16回だろうが値段は固定ですからね。
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出発地に途中で戻ることはできない
例えば日本を出発地とした場合に、途中で日本に戻ってくることはできません。
これがOKだと2回に分けて旅行することが出来てしまいますからね。
出発した国には戻ると旅が終了してしまうということを覚えておきましょう。
もしどうしても日本に戻りたい場合は別途日本への往復便を用意する必要があります。
正確には出発国には戻れない、ではなく出発都市には戻れない。でした。
東京発でアジアを周遊後、大阪に途中で立ち寄るようなことは可能でした。これにより旅を2回にわけることも可能です。大陸の逆走は不可能なので、最初にTC3の移動の中で日本に戻るか、世界一周後にTC3に戻ってきた後に日本に立ち寄り、アジア、オセアニアを巡るということが可能です。TCの概念は後述しています。
旅の最後は出発国に戻らないといけない
世界一周ですからね。最後は出発した国に戻る必要があります。
日本を出発地とした場合は必ず最後は日本に戻りましょう。
太平洋と大西洋を超える
世界一周運賃ですからね、太平洋と大西洋を1回ずつ超える必要があります。
アジア-欧州-アジア
といったルートはダメということですね。(太平洋も大西洋も超えていない)
アジア-北米-オセアニア−アジア
これもダメですね。(太平洋は超えているが大西洋を超えていない)
一度出た大陸(便宜上のエリア)に戻ることはできない
スターアライアンス世界一周運賃では便宜上3つの大陸に分けています。
ざーーーっくりこんな感じ。
- TC1: 北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ、グリーンランド、カリブ海諸国、ハワイ諸島
- TC2: ヨーロッパ(ユーラシア大陸西部)、アゾレス、アイスランド、中近東、アフリカ、セイシェル諸島
- TC3: アジア(ユーラシア大陸東部)、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド、南太平洋諸島)
これらを西回りか東回りで一方通行しなければいけません。
なので日本から欧州まで行って、シンガポールに戻ってくる。といった旅程は組めません。
同じ大陸間での逆走は問題ありません。
上記のように
- 日本(TC3)−ドイツ(TC2)
- ドイツ(TC2)−トルコ(TC2)
これは同じTC2内なので逆走OKです。
- 日本(TC3)−ドイツ(TC2)
- ドイツ(TC2)−シンガポール(TC3)
これは大陸間を逆走しているのでNG。
有効期限は1年間
最初の出発日から1年以内に終了する必要があります。
エコノミーの場合は3日以上〜1年まで。
ビジネスクラスとファーストクラスは10日以上〜1年まで。
世界一周しようと思ったら10日くらいは軽く超えるでしょう。
日程変更は無料
1年まで使える航空券ですからね。途中で日程を変えたいということもあるでしょう。
ルートを変えなければ、日程の変更は無料です。
ただし、代理店にお願いした場合は別途代理店の手数料がかかる場合もあります。
ルートを変える場合は有料
なんらかの事情でルートを変えなければいけない場合は、有料で変更可能です。
変更手数料は125US$+発券手数料5,400円になります。
為替レートにもよりますが1ドル=110円で計算すると13,750円の手数料に5,400円の発券手数料で19,150円。
燃油サーチャージや空港諸税などが変更前と差額があるならばその分も精算されます。
ざっくり20,000円程度と思えばよいでしょう。
空港または電話で変更が可能。ネットは不可。
総旅程距離(マイル)によって金額が決まる
スターアライアンス世界一周料金のルールを見てきました。
簡単に重要な部分をピックアップすると、
- 出発国と到着国は同じ
- ざっくり大陸が3つに分けられていて、一方通行
- 同一大陸内の移動は逆走OK
- 太平洋と大西洋は1回ずつ超える
- 同じ都市は1回まで途中降機OK
- 最大で16区間まで
ざっくり要点はこんなところでしょう。
そして気になる料金は総旅程距離に応じて決められています。
クラス/距離 | 〜29,000マイル | 〜34,000マイル | 〜39,000マイル |
エコノミー | 358,900円 | 422,700円 | 494,600円 |
プレエコ | 553,800円 | 632,300円 | 734,800円 |
ビジネス | 705,500円 | 822,000円 | 958,900円 |
ファースト | 1,141,000円 | 1,344,000円 | 1,504,800円 |
※諸税、燃油サーチャージが別途必要
※シンガポール航空・アシアナ航空の場合、機材によっては追加料金有り
他にも多少制限付きのスペシャル運賃が用意されていますが本記事では割愛。じっくりと様々な国を世界一周する使い方には向いていないので。
うーん。距離によって変わるのでパッと見安いんだか高いんだかイメージが付きにくいですが、最大の39,000マイル以内でビジネスクラスに乗ったとすると、最大で16回乗れるわけですから、
958,900円÷16フライト=59,931円
なんとビジネスクラスに1フライトあたり6万円で乗れちゃうんです!(諸税抜き)
素晴らしい。
憧れのシンガポール航空にも乗ることができます。なんてことだ。
参考までに東京からの距離を適当な都市でピックアップ。
- グアム:1,561マイル
- シンガポール:3,312マイル
- シドニー:4,863マイル
- ドバイ:4,957マイル
- パリ:6,194マイル
- ニューヨーク:6,723マイル
世界一周のルールに基づいて最短距離に近い形で飛んでみると・・・
- 東京−フランクフルト:5,928マイル
- フランクフルト−ニューヨーク:3,844マイル
- ニューヨーク−東京:6,723マイル
合計で16,495マイルですね。
一番安いプランでは29,000マイルまでいけるので残り12,500マイル分寄り道できるわけですね。
東京−フランクフルト間の往復分の余裕があると思えば意外と色んな所にいけそうな感じがしますが、アフリカや南米なんか行っちゃうと簡単にオーバーしてしまいます。
予約方法
続いて予約方法を見てみましょう。
ルールがたくさんあって難しそう・・・と思う方もいると思いますがご安心を。ちゃんとWeb上でポチポチするだけで簡単にルートが作れるようになっています。
まずはこちらのページにアクセスしてください。
こんな感じのマップが表示されるので検索窓に出発地を入れてみましょう。
「東京」と日本語で入力すると「東京(JP)」と候補が表示されますね。クリックすると第一区間に東京がセットされます。
続いて第2区間を選択します。東南アジアに地図を移動させてみます。
■=直行便
□=1回乗り継ぎ
■=複数回の乗り継ぎ(縁が白)
○=選択不可
直感的に移動可能な都市がわかります。乗り継ぎだと余計に1区間消費してしまうのでできる限り直行便を選ぶと無駄がなく、わかりやすいです。
直行便のあるタイに行ってみましょう。タイをクリックしてみます。
第2区間にバンコクが追加されましたね。これを繰り返して自分のゴールデンルートを作っていきます。
画面右下の旅程のステータス欄には現在、
- 選択区間数
- ストップオーバー(途中降機)回数
- 総旅程距離
が表示されるので便利です。
今回は16区間全て使うように選んでみました。
無事に出発地に戻ってくるルートができたら右上にある「フライトの選択」をクリック。
ここで、
- 居住国
- 搭乗クラス
- 人数
を選択してください。全て選択したら「フライトの選択」をクリックしてください。
今回はビジネスクラスをチョイスしてみます。
こんな感じで概算見積もりが表示されます。そのまま画面右下にある「続ける」を選択しましょう。
こんな感じで選択したフライトが一覧で表示されるので第一区間から「フライトの選択」をクリックしてください。
カレンダーが表示されるので希望の日程をチョイス。するとその日選択できるフライトが一覧で表示されます。
出発地がANAのある日本で、到着地がタイ航空のあるタイなので「NH便」と「TG便」の2つから選べます。
右側にある「フライトの詳細を表示」を押すと詳細がわかります。
こんな感じで機材と搭乗クラスがわかります。
カーボンボディで機内湿度が高いB787ですね。
好きなフライトを選んで「選択」をクリックしてください。
一覧に選択したフライトがセットされるので全区間繰り返してセットしていってください。
地上移動をしたい場合は真ん中にある車のマークを選択すればOKです。上の画像では以下の2区間を地上移動にしています。
- アテネ−イスタンブール
- ニューヨーク−トロント
全て入力できたら右下にある「自分の旅程の金額」をクリック。
先程は概算で「1,117,100円」と表示されていましたが、本見積もりでは「1,145,710円」となりました。
28,610円の差額が生じました。
金額に問題が無ければ「進む」を選びましょう。
こんな感じで選択したフライトの詳細が一覧で表示されますので確認して問題なければ右上にある「お客様の詳細情報へ」をクリック。
搭乗者の情報を入力してください。
この先はまだ進んでいませんが決済画面があるのでしょうね。
こんな感じでWeb上で完結できるのでやってみると簡単です。
mosariの妄想世界一周
スタアラで考えてみた妄想ルートはこちら。
路線 | 運行会社 | 機材 | |
1 | 東京−バンコク | ANA | B787 |
2 | バンコク−シンガポール | タイ航空 | A350 |
3 | シンガポール−パリ | シンガポール航空 | A380 |
4 | パリ−ストックホルム | スカンジナビア航空 | A330 |
5 | ストックホルム−アテネ | スカンジナビア航空 | A320 |
6 | アテネ−イスタンブール | 地上移動 | 地上移動 |
7 | イスタンブール−ロンドン | ターキッシュ | A320 |
8 | ロンドン−ニューヨーク | ユナイテッド航空 | B767 |
9 | ニューヨーク−トロント | 地上移動 | 地上移動 |
10 | トロント−サンフランシスコ | ユナイテッド | A320 |
11 | サンフランシスコ−カンクン | ユナイテッド | B767 |
12 | カンクン−パナマ | コパ航空 | B737 |
13 | パナマ−リマ | コパ航空 | B737 |
14 | リマ−メキシコ | アビアンカ航空 | A320 |
15 | メキシコ−東京 | ANA | B787 |
こんな感じでできあがりました。
15区間で8社を使ってますね。
全て一度も乗ったことが無い航空会社です。こんなに乗れたら楽しいでしょうね(∩´∀`)∩
実際にルート選びをしてみて
スターアライアンス世界一周運賃を使って割と真面目にルート選びをしてみて感じたこと。
- Webサイトはサクサク動いて使いやすい
- あっという間に総旅程距離が膨れ上がる
- 意外といい便は空いていない
ワンワールド世界一周旅行券のサイトよりもサクサク動いてサイト自体は好印象です。
が、6大陸は無理ですね。あっという間に総旅程距離の上限(39,000マイル)を超えてしまいます。
アジア−欧州−北米
3大陸だけであれば思いっきり自由な旅程が組めるのですが、せっかく世界一周するならオセアニアや南米も行きたいですよね。
南アフリカ航空があるのでアフリカを加えてみたらあっという間に39,000マイルを超えてしまいました。
その後試行錯誤してみたところ結局上記のルートになってしまい、
アジア−欧州−北米−南米(の北部のみ)
の4大陸になってしまいました。欧州や北米の細かい移動部分を削ればギリギリでオセアニアも入れられそうでしたが、今度は16区間に達しなくなってしまい勿体無い感じに・・・。それでも結局16区間使いきれず15区間になってしまいました。
難しいぞスターアライアンス世界一周運賃・・・!
そしてやっとルートが出来たと思ったら意外と便が空いていませんでした。
特にシンガポール航空は席を開放していない便が多いようで、シンガポール−ロンドン路線は諦めました。なんとかパリ路線でA380を見つけることができました。
サイトにもしっかりと、
スターアライアンス加盟航空会社は、特定のフライトを世界一周運賃では利用不可とする権利を有します。
と書いてありますからね(;´∀`)
ということでスターアライアンス世界一周運賃は少ない大陸を細かく移動するのに向いているということがわかりました。
スターアライアンス航空会社は28社もあり、特にアジアや欧州では縦横無尽に駆け巡れます。これは明確な強みですね。
ワンワールド世界一周旅行券と比べてみて
スターアライアンス世界一周運賃とワンワールド世界一周旅行券はどちらも所属するアライアンスの航空会社を乗り継いで太平洋と大西洋を超える世界一周が可能な運賃です。
目的は同じものの細かいルールがかなり違います。
中でも一番大きな違いは料金計算部分でしょう。
- スターアライアンス世界一周運賃:距離制
- ワンワールド世界一周旅行券:大陸制
と、計算方法に違いがあります。
ワンワールドは訪れる大陸数によって料金が変わるので長距離路線を選びやすいという点がメリットですね。3大陸から6大陸まで料金が設定されているので全大陸制覇することができるようになっています。
一方でスターアライアンスは距離制で、最大でも39,000マイル以下でないと不可という制限がある関係で、全大陸制覇は不可能です。3大陸、多くても4大陸が現実的です。そのかわり大陸内の区間制限は無いので細かい移動がしやすいというメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを考えてみると、
ワンワールドのメリット・デメリット
- 全大陸制覇可能
- 長距離路線を選びやすい
- ↑により獲得マイル数を増やしやすい
- イースター島に行ける
- 比較的空いている便が多い
- 大陸内の移動に制限がある
- アジアの途中降機が2回しかできない
- 細かいルールが多く移動に制限が多い
スターアライアンスのメリット・デメリット
- ルールによる制限が少なく自由な旅程が組みやすい
- アライアンス数が多いので就航都市が多い
- アジア・欧州・アフリカ南部に強い
- 長距離移動がしにくい
- 全大陸制覇ができない
- 空いていない便が多い
こんな感じでしょうか。
世界一周するのであれば基本的に、
アジア−欧州−北米
の3大陸は訪れるケースが多いと思います。
ここにアフリカ、南米、オセアニアを加えるかどうかで使い勝手が大きく変わりそうです。
超ざっくり使い分けを考えると、
■スターアライアンス世界一周運賃
- 3大陸か4大陸しかいかない
- アジアと欧州の訪問国が多い
こんなケースではスターアライアンス世界一周運賃が向いています。
必ず訪れるであろうアジアと欧州がめちゃめちゃ強いので、該当エリアを周遊しやすいのが強みです。その一方で北半球と南半球を行き来するような旅程は厳しいです。せっかくの南アフリカ航空を効果的に使うのは難しそうでした。
■ワンワールド世界一周旅行券
- 北半球と南半球両方行きたい
- ビジネスやファーストで優雅に旅したい
- マイルも貯めたいし、JGC修行にも絡めたい
この場合はワンワールド世界一周旅行券が向いています。
6大陸制覇できる運賃が用意されているので欲張りさん向けです。その代り大陸ごとに4区間しか飛べないので細かい移動は苦手です。地上移動をうまく使うか、別口でLCCなんかを組み合わせる必要があります。
また、総旅程距離を気にせず長距離路線を組み合わせられるので総旅程距離を伸ばしやすいです。
つまりそれだけビジネスクラスやファーストクラスを満喫することができるわけです。短距離路線の上級クラスは勿体無いですよね。
総旅程距離が伸ばしやすいのでそれだけフライトで手に入るマイルやFOPが多くなりやすいです。
JALはワンワールド航空会社とのコードシェア便でもJAL便扱いでFOPやマイルにボーナスが付きますが、ANAはコードシェア便であろうとも他社運行の場合は他社便扱いになりボーナスが付かないという違いもあります。
自分の旅のスタイルに合わせてどちらを使うか選びましょう。似ているようで違いが結構ありましたね。
いやーどちらにしろ夢が広がっていいですね。
今ではLCCがあるので片道ずつLCCで繋いでいった方が安上がりでしょうけど、荷物の重量を気にしなければいけないですし、どうせならFSCに乗りたいですよね。
そんなわけで今回はスターアライアンス世界一周運賃のお話でした。
世界一周・・・憧れます。
いつか行けると信じて。
それでは!
こんばんは!ご無沙汰しております。
新年度で仕事が忙しくネットから離れておりました…
世界一周計画、着々と進んでますね!!w
スタアラでの世界一周はノーチェックだったので勉強になります。
やはり加盟エアラインと就航都市が多いのは魅力的ですね。
ワンワールドももう少し増えないかなぁ。
saku様
こんにちはー。
新年度はドタバタしますよねーε-(´∀`; )
スタアラで色々回ろうと思うとあっという間に39,000マイル超えちゃってびっくりしました。地球は広かったです 笑
知識だけ増えて実行力が足りてません 汗
1年かけて周れたらどれだけ楽しいのかと、、、ゴクリ。