皆様こんにちは。
飛行機のシートは日々改良を続けられており、今やビジネスクラスは一昔前のファーストクラスのようだと言われるようになっていますよね。
一方でエコノミークラスも改良を続けられているものの、あまり大きな変化が無いように思います。
エコノミークラスの斬新なシートと言えばANAのA380が採用しているカウチシートが有名かと思います。
こんな感じでレッグレストを持ち上げることでベッドスタイルになるというものですね。
でもこれって本家はニュージーランド航空なんですよね。ANAはライセンスを購入して提供しているみたいです。
右側の男性を見てわかるように3シート繋げたくらいじゃ足は伸ばせないので、微妙ではあるのですが、こういう新しい取り組みって大事ですよね。
そんなニュージーランド航空が新たなコンセプトシートを発表しました。
これがまた夜行列車のようでなかなかおもしろいのでご紹介したいと思います。
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ニュージーランド航空「SkyNest」
これがニュージーランド航空の新しいコンセプトシートである「SkyNest」です。
どうですかこの寝台列車感・・・!
現状想定しているシートサイズは縦200cm以上、幅58Cm以上とのことでよほど大柄な方でない限り足をしっかり伸ばすことができます。
SkyNest自体はフルフラットの睡眠スペースであり、エコノミーのシートは別で存在します。
離着陸時や、食事のタイミングでは通常のシートに座り、横になりたい時にこちらに移動して・・・といった使い方になるようです。
いやー面白い。
ビジネスクラスだと自分の身の回りで全て完結するけれど、お値段も高い。SkyNestだと移動するような手間がある分、値段を安くすることで差別化を図るのでしょう。
特に深夜便での利用が想定されるでしょうから、食事はラウンジで機内は寝るだけ・・・みたいな使い方であれば値段を抑えつつもフルフラットで寝れるというのは需要あるんじゃないでしょうか。
贅沢な話ですが、ビジネスクラスも何度も乗るとやはり深夜の食事ってパスするんですよね。
mosariは貧乏性なので食べますが、mosari嫁はパスして寝てることも・・・うーん、贅沢なやつめ。
お時間ある方は公式のイメージビデオもどうぞ。
3段ベッドってのがそそりますね。
早ければ2021年に登場するかもしれないそうです。楽しみですね。
航空機の進化
SkyNestはあくまで既存の機材の中での変化に留まりますが、KLMオランダは航空機そのものを変化させようとしています。
翼部分に座るV字型の「Flying-V」ですね。
詳しくは↓の記事をどうぞ。
この形状にすることで効率の良い飛行が可能になるそうです。しかも既存の空港インフラを利用可能なんだとか。すごいですね。
航空機メーカーであるエアバス社も従来よりも20%効率良く飛行できるとしてこんなモデルを作って飛ばしています。
その名も「MAVERIC」。
こちらも翼と一体化した形状が特徴的ですね。
2019年6月に実際にテストフライトもこなしたそうで。
Airbus reveals its blended wing aircraft demonstrator
見ての通り横に広い形になるので、キャビンもこれまでとは異なり前後でクラスを分けるのではなく、左右で分けてるっぽいですね。
写真の右側がエコノミー、左側がビジネスクラスっぽいですね。わかりにくいですがシートの形状が違います。
航空機メーカーが作っているところが現実的でいいですね。
きっと30年くらいしたらこういう翼一体化型の飛行機が当たり前になっていて、昔はチューブみたいな胴体が付いてて500人も乗せられたんだよ。みたいなことになってるんでしょうね(;´∀`)
効率の良い小型機でポイントtoポイントで網の目のように飛び回れるんでしょうね、きっと。
そんな訳でニュージーランド航空のSkyNestとエアバス社の「MAVERIC」でした。
新しいものはワクワクさせてくれますね(∩´∀`)∩
それでは!
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