【世界一周210日目】2023.10.31 ヨルダン ペトラ
気温：17度〜24度
歩数：22,020歩
1ディナール＝210.0
今日の予定
- ペトラ遺跡最奥のエド・ディル（修道院）へ、裏ルートを使って楽しむ
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目覚め
2日連続で5時半に起きる。
眠いし足がクッソだるいw
昨日の疲れが完全に残っている(；´∀｀)
それでも頑張って6時に朝食会場へ。
メニューは多少変わるようだ。
ビュッフェなので腹一杯いただく。
ありがたや〜。
朝食会場の様子やメニューは昨日の記事を。
エル・ハズネを上から見る場合も↑の記事のルートを参考にどうぞ。
おすすめのバックドアハイキングルート
今日は最奥にあるエド・ディル(修道院)へ向かう。
本来ならばエントランスから片道10kmほど、往復で20km歩かなければならず、しかも800段近い階段を登らなければいけないのでなかなかハードだ。片道3時間半ほどかかる。
が、我々は今回バックドアハイキングルート（Back Door hiking route）という裏口から攻めるルートを使うことにした。
これはエントランスとは反対の北側にあるリトルペトラというところまで無料のシャトルバスを使い、その後4WDに乗って荒野を爆走してバックドアハイキングルートまで進む。
そこから1時間歩くだけでなんと最奥のエド・ディルに辿り着くことができてしまうのだ。
しかもエド・ディルからの階段は下るだけでOKという親切っぷり。
まじでおすすめのルートです。
インディージョーンズの舞台になったペトラ遺跡を4WDで爆走するのはマジで爽快です。
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嘘つきタクシーとシャトルバス
食後は8時前にペトラ遺跡のエントランス前へ。
ここから無料のシャトルバスが出ておりリトルペトラへ行くことができる。
7時から30分程度の間隔で走っていると教えてもらった。
この情報が確かなら8時にあるはずなのでそれに乗るつもりだった。
2人待っている人がいたので聞いてみたらリトルペトラに行くという。
場所はここであってそうだ。
が、8時になってもバスは来なかった。
ヘイ！リトルペトラに行きたいのかい？バスは来ないよ。ついこの間政府が運行を止めてしまったんだ。タクシーで行くしか無いよ。
まじかよ！じゃあタクシーに乗るね！
なんて言うかボケっ！！
実際バスが来ないのが気になったがそれでも待つことにした。
後から来た外国人グループはタクシーに乗って行った。
来なかったら・・と焦るが、シャトルバスが無くなったと言う話は聞いていない。
恐らく来るだろう。
・・・
・・
・
待ってから30分ほど、8時15分ごろにバスが来た。やっぱりあるじゃねーか。
急におとなしくなったタクシードライバーに一瞥してからバスに乗り込んだ。
ほんとタクシーのおっさんは嘘つきだらけで毎回むかつく。
1台で往復しているようで実際は40分間隔くらいのようだ。
想像よりも大きくて綺麗な普通のバスだった。
小さなバンを想像していたがこりゃ快適だ。
20分ほどバスは山を登ってリトルペトラに到着した。
事前情報どおり無料だった。
到着したら左手にある黄色の建物で4WDのチケットが購入できた。
1人5ディナール（1,050円）。
全てが高いペトラ遺跡ではまともな値段に感じた。
黄色の建物のすぐ脇にはペトラ遺跡に入場するための簡易ゲートがありペトラ遺跡の入場チケットの確認があった。
200mほど先に4WDが停まっているそうなのでそこまで徒歩で移動する。
後部に15人ほど乗れそうな4WDに先ほど買ったチケットを見せてから乗り込む。
まるでドナドナされるかのような2人。
程なくして車は颯爽と荒野を走り出した。
アバババババババ
揺れが半端ないw
もう笑っちゃうくらい揺れるし、景色は最高だし、めちゃめちゃ面白い。
2人も笑いながらめっちゃ楽しんでる。
mosariはヅラがずれてるような髪型になっていた。
揺れ半端ないです。
ここは地球なの？
そう思うくらい荒々しい大地を4WDは跳ねながら失踪する。
移動手段ではあるが、アトラクションでもあった。
これで5ディナール（1,050円）ならば大満足だ。
マジで楽しいし雰囲気最高。
リアルでインディージョーンズですよ。
あの音楽かけたらめっちゃ盛り上がるんだろうな。
今度行く方がいたらぜひDLして流してください。
・・・
・・
・
15分ほどのアトラクションを楽しんだら、荒野というか砂漠のど真ん中で下ろされます。
マジで何も無いところじゃないですか・・・
ここから写真の奥の方の丘を超えて歩いて行けと言う。
程なくして看板があった。
Addeir（Monastery）の文字。
どうやらこっちの方向で間違いないようだ。
と、言ってもたくさんの歩行者がいるので、着いて行けば大丈夫。
途中で疲れたらドンキ（ロバ）の営業はたくさんいるし、休憩所もそこらにある。
裏ルートではあるが外国人には一般的なルートなのでご安心を。
ここからは素晴らしい絶景が待っていた。
荒々しい岸壁を削った階段。
まるでゲームの世界。
ファイナルファンタジーXのキノコ岩街道を思い出しながら進む。
もうそこら中にビュースポットがある。
ここはどこの惑星だろうか？
とても日本では考えられないような世界がずっと広がっていた。
結果から言うとペトラ遺跡で一番満足度が高かったのは4WD含めたこのバックドアハイキングルートだった。
それくらいすごい景色が続いていた。
途中休憩していたらドンキ（ロバ）を2頭連れたニキが話しかけてきた。
その2人は君の妻かい？
こっちは妻、こっちは友達だよ。
そうか、なら友達とこのロバを交換しないかい？あっ、その子はクレイジーじゃないよね？
クソワロタw
アヅミちゃんの価値＝ロバ１頭
まぁ命という意味では等価かもしれないが、まさかこんなところでなんちゅうオファーをしてくるんだ。
アヅミちゃんには申し訳なかったがマジで爆笑してしまった。
面白い会話の後も階段を登ったり下ったりを繰り返しながら進んでいく。
下っては、
登る。
登っては、
登る。
2人もぜぃぜぃ言いながら登ってるけどほんと楽しそう。
登っては、
登る。
あれ、登ってる写真ばかりだなw
まぁ全体的に見れば確実に登ってる。
登ってはいるんだけど、景色が良すぎてついつい立ち止まってしまうので見た目ほど辛く無い。
4WDの高揚感もずっと残っていることもあって全然元気に登れてしまう。
もちろん休憩はしてるけど。
絶景！
めっちゃ登ってきた。
この先にはイスラエルとパレスチナがある。
とても平和なこの風景の先に想像もつかないような地獄が広がっているそうだ。
一刻も早く収束して欲しいと願ってやまなかった。
その後も素晴らしい景色と、最高にかっこいい道を歩いていく。
・・・
・・
・
車を降りて1時間15分ほど歩いたらエド・ディルに到着した。
エド・ディルと儀式
これまた立派だ。
50mを超える巨大な岩を削って作られた修道院。
これが2,000年以上前に作られたっていうんだから人の知恵と根性には感心せざるを得ない。
風雨をもろに受けるからか、上部の損傷が激しかった。
そのうち崩れてしまうんだじゃ無いか？と思う部分もあった。
世界遺産ってのは今もなお滅びに向かって風化し続けている。
ペトラ遺跡も以前は入場できた場所も今は立ち入り禁止になっている箇所があるそうだ。
入場料は高くなる一方、見れるものは減っていく。
世界遺産が好きならば一刻も早く旅に出るべきだ。
世界情勢的にも今後はしばらくどんどん旅しにくくなっていくんだろうな。
そんな思いを馳せながらアヅミちゃんが持ってきてれくれたチョコチップスナック（パン）を食べた。
会社員時代は毎日食べてたなこれ。
懐かしく最高に美味しかった。
ここまで来れてチョコチップスナックくんも感動していることだろう。
なんだか細長いパンが遺跡の柱に見えてきた。
いやぁ絵になるねぇ。
裏ルートを使うと早く辿り着けるので観光客はまばらだった。
これが午後になるとごった返すんだろうな。
そういう意味でもゆっくり見られる裏ルートはマジでおすすめです。
ここで例の儀式をやることにした。
アヅミちゃんに塗り塗りしてもらった。
20カ国目ヨルダンを塗り潰しました！
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
アヅミちゃんには4月出発時に羽田でこの写真を撮ってもらっている。
あれから半年、ヨルダンで塗ってもらうことになるとは。
塗り塗りありがとうアヅミちゃん！
塗り塗りしていたら近くにいた外国人カップルに声をかけられた。
Tシャツのアイデアにえらく感心してくれた。
で、フランスにはいつ来るんだい？
おぉ、フランスのお方でしたか。
インスタを教えて欲しいということだったのでインスタを交換した。
世界一周に興味があるんだとか。
エド・ディルの向かいにある岩の上の日陰（人気スポット）にいたんだけど、下に降りてみることにした。
下から見上げるとやっぱりでかい。
うーん、かっこいい。
マジでゲームかアニメの世界だよなぁ・・・
メインエントランスからは遠いので諦める人も多いかもしれないが、裏口からならば近いので是非チャレンジしてもらいたい。
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ペトラ遺跡のメインルートでエントランスへ
1時間ほどエド・ディルを満喫したらメインエントランスに向かって歩き始めた。
エド・ディルは高い位置にあるので、ここからはずっと降りの階段が続く。
何人もハァハァ言いながら辛そうに登っている方々を脇目に軽快に降りていく。
途中振り返るとこれまたいい景色だ。
ひたすら皆登っていく。
我々は裏ルートのおかげで早くにエド・ディルに到着しているので階段は圧倒的に登りの人が多かった。
休憩していたらまたもや猫に襲われた。
動物に愛される男。
ヨルダンの猫はほんと人懐こいね。
イランの猫は全力で逃げるからね。
降りだと元気なAzu。
だいぶ下界に近づいてきた。
反対には昨日見た王家の墓なんかが見える。
ペトラ遺跡はほんと広いな。
ラクダもたくさん。
下界に降りてエントランス方面に歩いているところでAzuが突然
あっ！
大きな声をあげた。
Azuの視線の先にははなんとウズベキスタンのサマルカンドの宿で出会ったMasahiくんの姿が・・・！
なんちゅう偶然。
彼も世界一周しているのだが、まさかこんなところでバッタリ再開するとは。
Masahi君が言う
エントランスまでまだまだですよ。
mosariも言う
エド・ディルまでまだまだダヨ。
我々は昨日も来ているのでだいたいの距離感はわかっている。しかも残りは平坦。
Masahiくんはこの後地獄の階段が待っているし、その後の帰りもある。
がんばれ・・・w
ちょうどいい時間だったので遺跡に腰掛けて（こんなに雑に座っていいのか？）休憩。
壮大な遺跡群と、道ゆく見習い冒険家たちを脇目に昼食。
今にも崩れそうな遺跡たち。
食後は再びエントランスを目指して歩く。
途中で4本の朽ちた柱がそびえ立っていた、
かつては街の入り口だったのだろうか。
それとも神殿でもあったのか。
今では甲冑風の衣装に身を包んだ衛兵が立っている。
写真を撮ろう、おいでおいで
すごい積極的に写真を撮ろうと言ってくる。
撮影後お金を請求される匂いがぷんぷんしたので断って先に進む。
ヨルダンでは無料だと言いつつ、後でチップを請求してくるケースをよく聞く。
こっちからチップを渡すのは構わないが、チップを請求されるのは腹がたつ。
そんないいサービスされてないだろって。
だったら最初から金額を言ってくれればこちらも妥当かどうか判断してサービスを受けるか決められるのに。
そういえばこの辺りは岩石を削った遺跡にもブロックを積み上げたような作りのものも多い。
作った時代が違うのかもしれない。
しばらく進むと王家の墓が見えてきた。
ここまで来ればエル・ハズネまで40分くらいだ。
・・・
・・
・
今日も相変わらず立派なエル・ハズネ（宝物殿）。まじでインディージョーンズだな。
そして今日もラクダがたくさん。
頑張って自分の飯を食べるために働くラクダたち。
たくさん食べさせてもらうんだよ。
最後に三人で記念撮影して終了。
みんな疲れた顔してるなw
その後はスークを通ってエントランスへ。
相変わらず冒険感がすごい。
3度目のスークなのでスムーズに歩いて35分ほどでエントランスに到着。
8時前に出て15時に到着。
今日も2万歩越えの7時間のハイキングだった。
休憩多めだとこれくらい時間がかかる。
正規の往復ルートだともっとかかっていたと思うと恐ろしや。
時間と歩数は昨日とほぼ同じだ。
さすがに疲れた・・・
これ10月下旬で気温が低いからまだ歩けるけど、夏だと厳しいね(；´∀｀)
エントランス脇のお土産屋で1ディナール（210円）のアイスを買ってホテルのバーの椅子を拝借して食べた。
これアンマンの市内だったら半額以下なんだろうな。
ペトラ遺跡周辺は全てが鬼高いぜ・・・
アイスを食べながらAzuが
欧米人はこうやって昼間からビールを飲んでるんだね〜
と言った。
うおー、確かに今ビール飲んだら最高だな〜
飲めばいいじゃん？
まさかのビールのお許しが出た。
メニューを開く。
ハイネケンの330ml缶が8ディナール。
1,688円・・・
ここに5％のサービス税に8％の政府税がかかる。
1,914円。
そっとメニューを閉じた。
ペトラ遺跡周辺は全てが(略
宿に戻ったら靴を洗った。
砂漠を歩いたので砂まみれになってしまったのだ。
外に置いておけば乾燥しているし、明日の朝には乾くだろう。
その後はやっぱり昼寝。
・・・
・・
・
夕食と夜
夕食は結局いつもと同じお店にした。
レストランで何かしら一品料理を頼むと一皿10ディナールくらいしてしまう。
10ディナールって2,100円くらい。
高すぎる(；´∀｀)
観光地の目の前のレストランは大抵そこまで美味しく無いだろうし。
ペトラではおとなしくサンドイッチで過ごすことにした。
アヅミちゃんすまん！
夜は今日の出来事を振り返った。
エド・ディル（修道院）とエル・ハズネ（宝物殿）両方を見たが、一番楽しめたのはバックドアハイキングルートと4WDで荒野を爆走したことだった。
あの景色はどこか別の惑星に来たのでは無いか？と思えるほどに雄大で荒々しかった。
バックドアハイキングルートはマジでおすすめです。
明日はリトルペトラを散歩しようか、なんて話も出てたけど流石に二日連続2万歩以上のハイキングは疲れる。
明日の午前中はホテルでゆっくりすることにしたので少しだけ夜更かしした。
アヅミちゃんとの最後の夜だった。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
あーペトラ遺跡満喫してしまったなぁ。
明日は空港でアヅミちゃんを見送ったらアンマン市内へ移動だ。
それでは！
