【世界一周244〜49日目】2023.12.4〜9 ナミビア ロードトリップ
気温:15度〜35度前後
1ナミビアドル=7.61円前後
4WDを借りて5泊6日のナミビア ロードトリップをしてきたので、簡単に日々どのように過ごしたのか、各スポットで共有したい情報なんかを簡単にぎゅっと1記事にまとめました。
ルート決めやレンタカー屋さんの情報などはこちらのまとめ記事を参照ください。
1日目 旅の始まり〜エトーシャ国立公園へ
前泊した「Emerald Bed and Breakfast」で朝食を食べてから8時の開店に合わせてレンタカー屋さんへ。
歩いていける距離の宿でしたがあいにくの雨なので「Yango」アプリを使ってみほちゃんがタクシーを手配してくれた。
1台55ナミビアドル(417円)。
レンタカー屋では利用規約にサインしたり、費用の支払い(クレカ可)、各種設備の説明などを受ける。
とても感じの良い接客で好印象。
なんだかんだ1時間40分ほどかかって10時前にウィントフックからエトーシャ国立公園を目指して出発。
運転のトップバッターはりょうたくん。
キャンプ好きかつ、体力お化け。毎日道中の半分近くは彼が運転してくれた。
まずはウィントフック市内のスーパーで二日分の食料を調達。
1日目、2日目はエトーシャ国立公園内に泊まるので食料を買い込む必要があったのだ。
水はたっぷり25L。
1時間ほど買い物して10時50分に再出発。
最初は市内で交通量も多かったが市内を抜けるとあっという間に120kmで走り続ける道になった。
お昼はスーパーで買っておいたパンを食べた。
14時30分ごろに途中の「Outjo(オウチョ)」の街で初めてのガソリン給油。
33Lほど給油して726ナミビアドル(5,500円)。
まだ3時間半ほどしか走ってないが高いw
そこから再び走り出すと1時間程でエトーシャ国立公園のゲートに到着。
ここまでは舗装されていたので実に快適だった。
ゲートでは入場するためのパーミットを取得する。
申請時に車のナンバーが必要なので事前に写真を撮っておくとスムーズ。
許可をもらったらゲートから17kmほど進んだ「Okaukuejo」を目指す。
車から降りてそこにあるレセプションでパーミットの支払いが必要。
- 1人1泊:150ナミビアドル
- 1台1泊:50ナミビアドル
我々は国立公園内に2泊するので合計で1,300ナミビアドル(9,849円)を支払う・・・
はずがネットワークが死んでるようでクレカ決済ができなかった。
2泊するので帰りに払えば良いことになったのでネットワークがそれまでに回復することを願っていったんそのまま先に進むことになった。
今日はそこからさらに70kmほど進んだ「HALALI」が今日の寝床である。公園内は未舗装だ。
もう国立公園の中なので動物を見ることができる。
ここでは自分で運転して動物を探すことができる。
これがエトーシャ国立公園の魅力だ。
1時間半ほど走って17時45分ごろに到着。
レセプションで飛び込みである旨を伝えて予約と支払いをしようとするがやはりカードが使えず・・・
アプリでレートを見せてドル払いをしようとするもダメだった。
結局明日の朝にネットワークが回復していることを願って支払いは保留となったがAzuのパスポートが人質になった。
金額は
- 1人1泊:420ナミビアドル(3,200円)
けっこう高い(;´∀`)
いや、めっちゃ高い。
キャンプサイトは高いだけあって設備がしっかりしているように感じた(他のキャンプサイトを知らないので所感)。
車を停めるキャンプサイト内にそれぞれ照明と電源と焚き火台があり、近くに共用のトイレとシャワーがあった。
初めてのテント設営。
かっこよすぎる・・・!
んで夕飯。
シーチキンがあったので和風パスタ。
めっちゃ美味しい。
ビールも買っていたけどコーラで乾杯していただいた。
食後はキャンプサイトの外れにある水場に動物が来ていないかチェック。
・・・
・・
・
サイ!!
いきなり見れて大興奮だったが1時間粘って結局このサイしか見ることができなかった。
今は雨季なので水場じゃなくても水が手に入るからね(;´∀`)
戻ってきたらシャワーを浴びる元気も無く全員でテントに潜り込んだ。
2人が寝るのに十分な広さだった。
ついにロードトリップが始まった。
高揚感に包まれて眠りについた・・・
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2日目 エトーシャ国立公園〜ゲームサファリ
7時に起きる。
・・・テントの中だ。
これがキャンプ。めっちゃおもろいなぁ。
テントから這い出ると周囲の車が半分ほどになっていた。
後から知ったがライオンは夜行性なのでゲートの開門と共に探し始めた方が見つかるんだそうだ(;´∀`)
完全に出遅れた我々。
この時はそうとも知らずにゆっくりと朝食を食べた。
食後は片付けをしてレセプションへ行って昨日払えなかった費用の支払い。
朝にはネットワークが復旧しておりカードで払うことができた。
8時半過ぎにゲートを出てさらに東にある「Namutoni」を目指すことにした。
道中は多くの動物を見ることができた。
インパラ先生。
多分一番よく見る。
シマウマ先生もめっちゃ多い。
一人一人模様が違くて個性があっても面白い。
ヌーかな?横顔しか見せてくれなかった。
キリンさあぁぁあああん!
やっと見れた(;´∀`)
象さんも!
写真だとわかりにくいのですが、水場に入って足首だけ濡れてて靴下履いてるみたいでめっちゃ可愛かった。
このように雨季だけど水場には水を飲みにきた動物を見ることができた。
キリンの頑なにに座らずに頑張って飲む姿勢が可愛かった。
雨季でこんだけいるんだから、乾季に来たらさぞ凄まじいんだろうな。
乾季にまた来たいなぁ。
12時ごろに「Namutoni」に到着。
引き返してトイレがあるスポットの手前にあったベンチで朝作っておいたサンドイッチを食べた。
そこからは初日に通った「Okaukuejo」へ戻ることにした。
帰りも多くの動物を見かけた。
こんなところ運転できるなんてどうなってんだい全く。
が、その途中でりょうた君が見つけてしまった。
遠いが木陰で休む雄ライオンを。
しばらく車を停めて動きださないか見ていたが、頭を下げて完全に寝てしまった。
遠かったし、ほとんど動いてはいないがライオンまで見ることができた。
途中湖が枯れた?ところに出くわした。
240度くらい地平線が広がっている。
世界が丸いテーブル状になっていて、その先は滝が流れ落ちている。
そんな昔の想像もわかるくらいどこまでも続く地平線。
地球はほんと大きい。
ビルと家に囲まれては見れない。地球ってすごいよほんと。
17時15分ごろにOkaukuejoに戻ってきた。
まずはレセプションで予約と支払い。
- 1人1泊:430ナミビアドル(3,287円)
こちらもなかなか高い。
HALALI同様に電源と焚き火台があり、共用のトイレとシャワーもある。
お湯は時間によって出たり出なかったり。
今日の夕飯。
今日は買っておいたアルコールで乾杯。
食後は近くの水場に動物を見に行った。
今日はサイをたくさん見ることができた。
23時ごろに戻ってきて就寝。
エトーシャ国立公園では念願のキリンやシマウマを見ることができた。
チョベ国立公園で見れなかったから(;´∀`)
それに木陰で休憩モードだったがオスのライオンも見ることができた。
自然の中で動物たちが生きている姿を見るのはとても美しく、守っていかなければならないものだと強く感じた。
この地球本来の世界が残っているのがアフリカ最大の魅力だろう。
日本では決して見ることができない、人間がいない高純度な世界。
それを見ることができた。
3日目 シュピツコッペへ〜最高のキャンプ場
7時に起きて朝食。
食後に水場を訪れるとキリンの姿があった。
かわいいねぇキリン。
帰り道にリスのような小動物に絡まれた。
小枝を持って差し出すと恐る恐る受け取るのがめっちゃ可愛かった。
9時ごろに「Okaukuejo」を出発。
今日は435kmほど離れたシュピツコッペを目指す。
17km先のゲートを出る時にパーミッションの支払い確認と、冷蔵庫内に肉が無いか確認があった。
ゲートから1時間ほど走って「Outjo(オウチョ)」の直前で寄り道。。
ここで行く時にヒンバ族を見かけていたのだ。
エトーシャ側から見て本当に「Outjo」の直前の道端にその村はある。
ヒンバ族は赤土色の肌が美しく、全身に簡単な装身具をまとっただけの姿、つまりほぼ裸。
「世界一美しい裸の民族」とも呼ばれており女性は生涯シャワーを浴びないそうだ。
その代わり土を身体に塗ることで清潔さを保っているそうだ。
彼らの村はもっと北にあり、5泊6日では到底難しい。
だが、まさかこんなところに小さな村を構えているとは思わなかったのでラッキーだ。
写真を撮るには何かお土産を買うか、個別にチップを払う必要がある。
ブレスレットなどのお土産は最初100ナミビアドル(764円)だったが交渉したら30ナミビアドル(230円)になっていた(;´∀`)いいんかそんなんで。
みほちゃんたちはブレスレットを1個購入。
我々は物を増やしたくなかったので20ナミビアドル(153円)をチップとして写真を撮らせてもらった。
この村ではお土産を買った(チップを渡した)家族だけと写真が撮れるようだった。
ワイワイと囲まれるにはそれぞれにお金を渡す必要があるとのこと。
また、家の中を見ることもできるそうでそれは1人100ナミビアドルとのことだった。
断ると50ナミビアドルに値下げしてくれたがさほど興味が無かったので写真だけ撮らせていただいた。
こんな部族が今もまだ住んでいるんだよ、という意味も込めてそのまま掲載してみる。
そう、彼女たちは上半身が素っ裸なのである。
子供や若い子も同様である。
その後は「オチワロンゴ」の街で休憩。
昼食をハングリーライオンで調達、持っていたおにぎりと一緒に食べた。
その後はガソリンを入れてスーパーで今晩の食料の調達、そしてATMでお金を下ろした。
これまでは全てカードで支払いができているが、今後もそうとは限らないし、ネットワークの問題でカードが使えなかった時に困るという判断だ。
最悪押し通せばドルで払える気はしたが、安全を買うことにした。
だがこれが後に地獄を招くことになるとはこの時は知る由もなかった。
その後はシュピツコッペを目指して「C」の道を走る。
の、だがしっかりと舗装されており安心して走ることができた。
最後の数kmだけDの道に入り未舗装になったが、距離が短いので特に問題は無いだろう。
大きな岩山に向かって未舗装路を走るのはとても壮大でワクワクする道中だった。
17時ごろにシュピツコッペのキャンプサイトにたどり着いた。
日本語で説明されているサイトが無く我々も周囲に聞き込みながらたどり着いたのが「Spitzkoppe Community Restcamp」だ。
ここのレセプションで入場料を払うことでThe Bridgeと呼ばれる岩のアーチに近づくことができる。
だが、中にはキャンプサイトもあり、中でキャンプすればアーチの真横で寝泊まりすることも可能なのである。
ということで我々は中でキャンプすることにした。
- 1人1泊:220ナミビアドル(1,677円)
エトーシャと比べるとだいぶ安い。
ただしキャンプサイトとレセプションは車で移動する必要があるくらい離れており、キャンプサイトには焚き火台とトイレくらいしかない。
シャワーを浴びたり、水道水を使うにはレセプションに戻らないといけない。
なので我々はテーブルや椅子などでキャンプサイトを陣取ってからレセプションに戻り、シャワーを浴び(お湯が出た)つつ、持っていた5Lのペットボトル容器に水道水を確保しておいた。これは手洗いや食器を洗ったりするための水。
それさえできれば後は絶景の中でキャンプを楽しみつつ、The Bridgeの奇岩を楽しむだけだ。
ここは早い者勝ちで好きなサイトを選ぶことができる。
我々のおすすめは「6番」だ。
ここはchakky_worldの2人も大絶賛の激アツキャンプ場だと言っていた。
確かに絶景で雰囲気が最高だった。
サイトとサイトの距離が離れているのでまるで独り占めしているかのような贅沢な時間を過ごすことができた。
シャワーを浴びてテントを設営したら少し休憩してThe Bridgeを見に出かける。
と、言っても6番ならキャンプサイトから歩いてなんと5分の距離だ。
巨大な岩の上を進んでいく。
巨大な裂け目を持つThe Bridge。
若い2人は元気いっぱい。
おじさんたちも真似してみた。
てっきりThe Bridgeからサンセットが見れると思ったがここからでは見えなかった。
急いでキャンプサイトに戻ったが既に落ちかけていた。
夕飯。
今日はバーベキュー。
水の節約のためアルミホイルを皿に巻いて洗わなくても良いようにした。
食後はスーパーで買ってきた薪を使って焚き火をした。
暖かい火を囲って4人で語りあった。
見上げれば満点の星空。
まるでプラネタリウムみたいに球体状に星が我々を包み込んでいた。
周りに高いものが少ないので星が地平線に向かって包み込んでくれる。
こんなところでキャンプできるなんて嘘みたいだ。
アフリカに行くと言うと誰もが危ない、気をつけろと言う。
でもここはどこよりも平和だった。
薪が爆ぜる音と虫の鳴き声だけがそこにあり、そして煌めく星々。
贅沢な時間だった。
薪が崩れるまで見守って、0時ごろに就寝。
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4日目 スワコップムントへ〜生と死
今日はナミビア西部にあるスワコップムントの街を目指しつつ、近くにあるケープクロスというエリアで難破船とオットセイのコロニーを見に行く。
でもその前にアフリカの朝日を見たくて5時過ぎに起きてみた。
が、ちょうど太陽が昇る方角に雲がかかってしまっていた。
残念だが眠かったので7時まで二度寝した。
7時に再び起きたらThe Bridgeまで朝散歩。
1時間ほどで戻ってきたら朝食を食べて9時過ぎに出発した。
目指すはケープクロス。
直線的に向かうことも可能だがDの道が延々と続くのでどれだけスピードが出せるかわからないし、パンクのリスクも高まるので下からぐるっと回ってスワコップムントへ向かう道をチョイスした。
・・・
・・
・
11時ごろにスワコップムントの街にたどり着いた。
ガソリンを入れたら北上してケープクロス方面へ向かう。
45分ほどで難破船を見ることができた。
荒々しい南太平洋の波のなか、座礁して朽ち果てた船があった。
難破船は浪漫を感じる。
この辺は観光客向けにお土産を売りつけようとしてくるいい大人が多いので注意されたし。
車の前で待ち構えていたりするのでタチが悪い。
そこからさらに1時間かけてオットセイのコロニーへ。
入り口のレセプションでパーミッションを購入。
- 1人:150ナミビアドル
- 車1台:50ナミビアドル
我々は650ナミビアドル(4,924円)をカードで支払って入場。
そこにはオットセイのコロニーがあった。
だがドアを開けた瞬間にたまらずすぐにドアを閉じてしまった。
・・・恐ろしい匂いだ。
人がいてはいけないレベルの危険な匂い。
そしておぞましい数のオットセイ。
ちょうど子育ての時期のようで無数の赤ちゃんオットセイもいた。
上の写真は元気なオットセイが多いところを切り取っているが、周囲を見渡せば多くの無くなった赤ちゃんオットセイが横たわっている。
この匂いは獣の匂いや糞尿に加えて腐敗した赤ちゃんオットセイの匂いだ。
親のオットセイは子を探してなのか大きな声で鳴いていた。それはもはや鳴き声では無くうめき声に近い。
あまりに数が多くて一度逸れたら2度と会えないんじゃないだろうか?
でも親は餌をとりに海に潜らなければならない、そうして離れ離れになってしまい、赤ちゃんオットセイは餓死してしまっているのだろうか。
これが自然界か。
なんて厳しい世界だろうか。
本当に厳しい。
・・・
・・
・
可愛いとかそういう感情は一切湧いてこず、ただただ悲しい気持ちになって車に戻った。
そして全身から漂う腐敗臭。
そう簡単に匂いは取れない。
もしオットセイのコロニーに行く場合は1日の最後に訪問することを強くおすすめする。。。
特に女性は髪の毛にニオイが染み付いて大変そうだった。
・・・
・・
・
1時間半ほどかけて再びスワコップムントの街に戻ってきた。
今日の分の食料を調達すべく腐敗臭を漂わせながらスーパーで買い物をした。
今日の寝床はスワコップムントの端にある「Tiger Reef Campsite」だ。
ここは事前に予約していたのでサクッと受付。
まだ15時半ごろだったので少しスワコップムントの街を歩くことにした。
ここはドイツの植民地時代の雰囲気が今も残っており、まるで街並みはヨーロッパだ。
近くにお土産屋があったのでマグネットを買った。
が鬼高くて驚いた。
他の国なら300円くらいのクオリティが1,000円くらいする(;´∀`)
もしナミビアの土産物が欲しいならこの辺りは多くの店があるが、高いので気をしっかり持って臨むべし。
キャンプサイトに戻ったらシャワーを浴びて夕食。
広くて清潔で暖かいお湯が出て、これまで泊まっていたドミトリーよりも快適なシャワーだった。
このキャンプサイトめっちゃいいです。
ただし12月にもかかわらずめっちゃ寒い(;´∀`)
内陸部と海沿いでこんなにも違うなんて。
焚き火台があったのでソーセージを焼いた。
作ったのは〜
カレー!
もう美味すぎる。
ソーセージはちょっと獣臭かったのもいい思い出。
外国の肉って思ったより臭く無くて感心していたがついに獣臭い肉に出会った。
そして夜は久しぶりにWIFIを繋いだ。
なんと我々はレセプションの隣のキャンプサイト(1番)だったのでレセプションのWIFIが届くのであった。
3日ぶりのWIFIに大興奮の4人。
次なる街ケープタウン行きのチケットをとったり、久しぶりにメールをチェックした。
3番くらいまでWIFIが飛んでいたのでもしこのキャンプサイトを利用する場合は是非狙うべし。
5日目 ナミブ砂漠へ〜アフリカの燃える夕陽
7時に起きて絶望した。
洗濯物が1mmも乾いていない。
ナミビアは砂の国であり基本的にめちゃめちゃ乾燥している。
だが海沿いに限っては凄まじい湿気のようで全く乾かなかった。。。
昨日のシュピツコッペでは洗濯物は一瞬で乾いたのにな・・・・
今日は広大なナミブ砂漠の中でも一際有名なデューン45、そしてデットフレイを見るための玄関口となるセスリエムを目指す。
朝食を食べて9時に出発。
30分ほどでフラミンゴラグーンに到着。ちょっと寄り道。
フラミンゴ可愛い(∩´∀`)∩
駐車場に戻ると警備員の格好をしたおっさんが駐車料金を払えと言ってきた。
が、そう言っているだけの物乞いっぽいのでそのまま無視して出発。
にしても本当に海沿いは風が冷たくて寒い。
震えながら車内へ。
本当はここでナミブ砂漠の中で最も高い砂丘であるデューン7に寄るつもりだったが時間が怪しかったのでスキップすることにした。砂漠はデューン45で楽しめばいいだろう。
そんな訳でセスリエムを目指す。
だが、ここからは「M」と「C」の道が続いた。
これまでの「C」は舗装路だったが、この日の「C」は未舗装路だった。
峠越えもあり、12時ごろに山頂付近でサンドイッチを食べた。
その後13時40分ごろにソリテアに到着。
ここではアップルパイが有名。
到着する直前までこんな荒野に本当にお店があるんだろうか?
と不安になるような道がずっと続いていたのだが、突如お店が現れた。
ガソスタの隣なのでそれが目印だ。
1個40ナミビアドル(305円)。10ナミビアドル(77円)でホイップクリームを付けることも可能。
肝心の味はりんごがギッシリしていて美味しかった。
日本にいればもっと美味しいアップルパイはあるだろうが、アフリカという立地を考えるととても美味しいと思う。
雰囲気が良すぎるんよ・・・
1時間ほど休憩して14時40分ごろに出発。
未舗装路を走り続けて16時ごろにセスリエムのキャンプサイトに到着した。
ゲートで入場手続きをすると番号がもらえるのでそれを覚えておく。
その後はレセプションに寄ってパーミッションの支払い。
- 1人:150ナミビアドル
- 1台:50ナミビアドル
650ナミビアドル(4,961円)の支払い。
この際にゲートでもらった番号が必要だった。
キャンプサイト代は別に必要でそれは事前に支払っている。
- 1人1泊:610ナミビアドル(4,649円)
めっちゃ高い(;´∀`)
この強気な値段設定には訳がある。
朝日が昇るわずかな時間にだけ見れる特別なデットフレイを見るにはキャンプサイト内に泊まらなければいけないからだ。
セスリエムのキャンプ場は2つのゲートを持っていて、一つは外部からキャンプ場に入るためのMAINゲート。そしてもう一つはキャンプ場から砂漠へ向かうためのINTERNALゲート。
これが同時に開けば何の問題も無いのだが、先にキャンプ場から砂漠へ向かうゲート(INTERNAL GATE)が開くのだ。
外部からキャンプ場に入るためのゲート(MAIN GATE)はその後に開くため、朝日に間に合わない可能性が高いのだ(;´∀`)
我々は絵画のようなデットフレイが見たかったのでキャンプサイト内に宿泊した・・・
チェックインを済ませて少しプールで休憩した後、近くにあるセスリエムキャニオンへ向かった。
キャンプサイトからは15分もあれば到着するだろう。
かなりガタガタ道なので気をつけたし。
ここは無料で楽しむことができる。
小さな渓谷だが無料なら十分に楽しめる。
特に何かある訳では無いので時間があったら訪れるくらいでいいと思う。
我々は30分ほど散策した。
その後はデューン45を目指して45分ほど走る。
駐車場で車を降りて砂丘の上を目指す。
道中も多くの砂丘が見えていたがここは一際大きい。
これがナミブ砂漠。
世界最古の砂漠。
一生懸命昇る。
滑ってかなり上りにくい。
熱で温められた砂は暑い。
500mlの水じゃ厳しかった。
車に戻ってきた後もずっと喉が渇いてる感じが続いた。
喉が渇く前にこまめに飲んで1Lくらい飲んだ方が良さそうな気がした。
30分くらいかけて登った先には・・・
・・・
・・
・
自然が生んだ荒々しくも美しい世界が待っていた。
まさか砂漠のようなコントラストの薄い世界でここまで感動できるなんてな。
美しい稜線。
Azuは今日が誕生日。
とっておきの思い出。
美しいアフリカの夕陽を眺めた。
りょうた君とみほちゃんも美しい世界に魅入っていた。
今日は日の入りが19時半。
我々は6時半に登り始めて、19時ごろに砂丘の上に。
そして30分ほど燃えるような綺麗な夕陽を楽しんだ。
その後は急いで砂丘を駆け降りてキャンプサイトに戻る。
ゲートが20時半なのでそれまでに戻らないといけないからだ。
レセプションにゲートが開くタイミングの張り紙があるので確認しておこう。
帰ったらシャワーを浴びて夕食。
食べ始めたのは22時を超えていた。
明日は朝日を見るので4時半には起きないといけない。
夕陽を見て朝日を見るのはなかなか大変だ。
この日ばかりはカップラーメンとか簡単なやつが楽でいいかもしれない。
食べ終わったら少しだけ焚き火を楽しんで日が変わるころに就寝した。
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6日目 デッドフレイ〜旅の終わり
4時半に起きてテントから這い出る。
流石に眠い。
だけどゲートのオープンが5時なのでそれに合わせてテントを撤収。
朝食は前日に用意しておいたパンを車内で食べる。
デットフレイの駐車場まで急いで車を走らせる。
暗闇の中赤いテールランプが5台ほど見えた。
そのうち半分はデューン45へ。
デットフレイよりも砂丘の上から朝日を見るってわけか。
それもまたグゥレイトォだな。
かっ飛ばして45分ほどでデッドフレイの手前にある駐車場へ辿り着いた。
ここまでは舗装されているがここからは砂漠の中を3kmほど走らなければいけない。
当然4WD必須。
4WDであっても砂にハマってしまえばスタックして身動きが取れなくなる。
2駆の人や不安な人は送迎車が出ているのでそれに乗るのも手だろう。(有料)
我々はISUZUを信じてそのまま進む。運転は一番運転に自信があるりょうた君。
と、言っても当然砂漠を走った経験など無い。
真っ直ぐ走るとハマってしまうので、斜めにジグザグしながら摩擦を高めながら進んでいく。
揺れすぎて最早アトラクションだ(;´∀`)
道はわからないが、轍がたくさんあるのでそれに沿って進んでいく。
・・・
・・
・
10分ちょっとの砂漠道を楽しんだら、再び駐車場が見えてきた。
ここで車を降りてデッドフレイまで歩いていく。
かつて沼地があったそうだが今では枯れ果ててしまっている。
これがデッドフレイ。
到着した時はまだ朝日が登り始めたタイミング。
ここから朝日が昇り切るまでがデッドフレイを絵画のように撮れるチャンスだ。
適当に木の目星を付けて臨む・・・
のだがなかなか難しい・・・
こんな感じが精一杯だった。
これは朝日が奥にある砂丘にあたり、手前の沼地には差し込んでいないことでこのように見える。
写真で見るとソレっぽいが実際見る分には朝日が完全に昇り切ってしまったタイミングの方が綺麗に見えた。
朝日のデッドフレイは日本人には有名だが外国人にはそこまで有名じゃ無いのか、朝日が昇り切ってから多くの外国人を見かけた。(タイミング的にゲートの外に泊まっていたのだと思う)
デッドフレイではりょうた君とみほちゃんはウェディングフォトを撮っていた。
さすがハネムーナーだ。
我々の例の儀式もここで行った。
りょうた君に塗り塗り。
みほちゃんも塗り塗り。
25カ国目ナミビアを塗り潰しました!
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
その後は再び砂漠道を通って帰る。
途中でスタックした4WDを見かけた。。。
無事に帰れることを祈りながら砂漠を楽しんだ。
9時ごろにセスリエムのキャンプ場に戻ってきたのでそのままウィントフックを目指して出発した。
行きにアップルパイを食べたソリテアに寄って給油。
ここでは何も買わずに一気にウィントフックを目指すことにした。
chakky_worldのお二人は今日の夕方のフライトでケープタウンへ行く。
できるだけ早くウィントフックに着いておきたかった。
・・・
・・
・
ひたすらに未舗装が続く。
でも絶景。
こんなところを運転できるなんて思わなかったな。
そんなこんなで運転を交代しながら14時にウィントフックのレンタカー屋さんに到着。
が、今日は土曜日で閉まっていた。
もちろん土曜に返却する旨は伝えていたのでみほちゃんがもらっていた連絡先に電話してくれた。
どうやらスタッフが空港の方に行っているそうで15分ほどで戻ってきてくれてレンタカーの返却。
車体は砂で真っ白。
まぁこれは仕方ない。
でも車内も砂で真っ白。
こんなんで返却して怒られないか心配だったが特に何も言われずに備品が揃っているかだけの確認だった。
キャンプグッズ。
焚き火したので煤で真っ黒。
道具が揃っていて便利だった調理キット。
砂まみれで全てが鬼汚い。
車体は砂と汚れで傷の確認のしようも無い。
こんなんでいいのか逆に心配だったが大丈夫のようだった。
そういえば途中で冷蔵庫が壊れて冷やしてくれなくなったが、特にそれも問題無し。(むしろいきなり壊れてこっちが困っていたくらいだが)
返却時に揉めることも多いと聞いていたが特に何も無かった。いいレンタカー屋に出会えたようだ。
返却後はchakky_worldのお二人はタクシーで空港に去っていった。
ほんと体力お化けな2人。
彼らはこの後ケープタウンを急足で見て南米へ向かう。
日本への帰国まで残り2ヶ月ほどの彼ら。
我々も年明けには中米に向かうがまた会うことがあるだろうか。
また世界のどこかで会いましょう
そう言ってお別れをした。
突如決まったロードトリップ。
実際お金が心配だったがそれ以上に楽しむことができた。
海外のレンタカーはハワイ以外でしたことが無かったが今回をきっかけにまたどこかで借りれたらいいなと思う。
それにキャンプ。
これが想像以上に面白かった。
我々はキャンプ未経験だったが機会があればまたやってみたいと思わせてくれた。
道具の問題があるが、この旅の最中にもう一度キャンプできたらいいな。
chakky_worldのりょうた君にみほちゃん、本当にありがとう!
我々のロードトリップの雰囲気を知りたいって場合はInstagramもチェック!
写真では伝えられない動画もたくさん載せてるので雰囲気がより掴めると思います。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
ナミビアのハイライトを見てくださいな。
彼らと別れた後はレンタカー屋さんの近くにある「ParadiseGardenバックパッカーズ」にチェックイン。
荷物を置いたらスーパーへ買い出し&昼飯としてハングリーライオンを食べた。
その日は疲れて何もせずに寝てしまった。
ロードトリップ、楽しかったな。
またどこかでやりたいな。
もし読者の方で今後ナミビアに行かれる方がいましたら是非おすすめです。
それでは!