皆さまこんにちは。
僕らは大阪万博で日々せっせと働いているわけですが万博の後にはアメリカ旅行が待っています。
航空券自体は去年のうちに発券済みなのですが懸念がひとつ。
そう、僕らは世界一周中にイランに訪れているためESTAが使えないということ。
今回は観光ビザを大阪で取得してきたのでその時の話や面接当日の様子をお伝えしたいと思います。
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ESTAとは
ESTAとは、Electronic System for Travel Authorizationの略で、アメリカ合衆国がビザ免除プログラム(VWP)を利用して渡米する旅行者の適格性を判断するために導入した電子渡航認証システムです。
渡米前にオンラインで申請し、渡航目的、国籍、渡航期間などを申告することで、渡航の可否を判断してもらうシステムです。
このシステムによって不法移民の可能性がある人や、過去に入国拒否された要注意人物を事前に排除したりすることができるわけです。
観光で渡米する際は事前にESTAによる承認を必ず得なければならず、申請を忘れていると問答無用で飛行機の搭乗を拒否されます。
一度承認されるとパスポートが切り替わらない限り2年間有効になります。
2025年現在だと1人21ドルです。
1ドル=144円とすると3,024円ほど。
ESTAが使えないケース
2011年3月1日以降にイラン、イラク、北朝鮮、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンに訪問したことがある人、2021年1月12日以降にキューバに訪問したことがある人はESTAが使えなくなります。

アメリカとの敵対国に訪れた人は危険人物扱いされるというわけで、10年間ESTAが使用不可になります(;´∀`)
僕らも2020年にハワイに行く時にESTAを取得しましたが当然有効期限が切れていますし、2023年にイランに訪れています。
と、なるとアメリカに行けない!と、いう訳では無く観光ビザを取得することで渡米が可能になります。
ただしESTAと違ってアメリカ大使館(領事館)で面接を受けなければならないなどESTAと比べると一気にハードルがあがります・・・
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観光ビザ(B2ビザ)の取得方法
簡単に流れを説明するとこんな感じ。
- 在日米国大使館と領事館のサイトでビザ(DS-160)の申請を行う
- 申請代金をオンラインで支払う
- 面接予約を行う
- 大使館または領事館で面接を行う
- 観光ビザの承認を得てパスポートを受け取る
という流れ。
言葉にすると簡単そうに見えますが実際にやってみるとかなりわかりにくいし面倒でした(;´∀`)
まずDS-160の申請を行うところから始まるのですが、質問項目が多く2時間くらいかかります。
DS-160に関する申請はこちらから。
https://ustraveldocs.com/jp/ja/step-2
なお、アメリカ様の公式申請サイトで申請を進めようとすると頻繁にセッションエラーが出てトップページに飛ばされます。
途中まで入力した項目を一時保存しながら進めることで最初からまたやり直しにはならないものの、毎回ログインし直さなければならなかったりと非常にストレスが溜まります。
時間の無い時にやろうとすると発狂必死です。
必ず時間に余裕がある時にやりましょう。
完了画面に表示される顔写真付きのデータはプリントアウトする必要があるので必ず保存しておきましょう。
やっとの思いで申請が完了すると料金の支払いです。
ESTAが21ドルだったのに対して観光ビザの申請費用は185ドルです。
なんと26,640円(;´∀`)た、高いよ・・・
イランに行ったことで2人で5万円近く払わないと行けないことになるとは・・・
料金を支払うと届くメールには領収書が添付されているのでこちらもプリントアウトしておきましょう。
んで料金の支払いが終わったら面接の予約です。
http://www.usvisascheduling.com/
これが曲者でだいたい2ヶ月以上先しか空いていないとかなんとか。
僕らも本当は大阪に来る前に東京で面接を受けたかったのですが、急遽万博で働くことにしたのでいつまで関東にいられるかわからなかったので断念。
そういう意味では大阪に領事館があって本当に助かりました。
僕らは3月21日に料金を支払い、面接の予約日は5月22日が取れました。
大阪だと2ヶ月よりもちょっと前くらいから空きがありました。
面接の予約が完了すると面接予約確認書が手に入るのでこちらもプリントアウトしておきましょう。
んでドキドキしながら2ヶ月が経ち、先日大阪の総領事館で面接を受けてきました。
面接場所と準備
面接場所は東京か大阪になります。
那覇でもできるといったようなサイトもありましたが公式サイトでは見当たらなかったので詳細不明です。
まずは東京にあるアメリカ合衆国大使館。
最寄駅は溜池山王駅や国会議事堂前駅など。
続いて大阪にある駐大阪・神戸米国総領事館。
僕らはJRの梅田駅から歩いて行きました。
当日の持ち物はこちら。
- DS-160申請書
- 料金の支払い証明書
- 面接予約確認書
- 5cm×5cmの証明写真(領事館の中に写真機械有り)
- 過去10年以内に発行されたパスポート

僕らはこれらの持ち物に加えて、帰国の意思を示すために往復のe-チケットを印刷して持って行きました。
また、パソコンやスマートウォッチなど持ち込みが禁止されているものもあるので注意。

↑のページを要確認しておきましょう。
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面接当日の流れ
僕らは8時半の面接予約でしたが8時10分ごろに総領事館に到着。

建物の前には護送車や警察官が何人もいて物々しい雰囲気でした。
入口の前にすでに10人ほど並んでいたので僕らもそれに続いて並びます。
8時27分になるとスタッフの方が出てきて予約確認書の日時を確認。
その後は手荷物検査を受けました。
なお、前の人はパソコンやスマートウォッチを持っていましたが普通に持ち込めていました(;´∀`)
ライターなんかは没収されていました。
荷物検査を受けると建物の中へ。
建物の中に入ると空港にあるようなX線の機械を用いて再度荷物検査。
続いて職員による申請書類の確認がありました。
資料をチェックしてもらったら階段で3階に行くように言われます。
3階では資料を提出してなぜビザが必要なのか簡単な質問がありました。
僕らはイランに行ったことがあるので観光ビザが欲しい旨を伝えました。
周りの方は仕事のために渡米する人が大半で、観光ビザをもらいに来ているような変わり者は見かけませんでした。
当たり前ですね(;´∀`)
なお、窓口で対応してくれたのは日本人の方と、アメリカ?と思われる方の2名でしたがどちらも日本語で対応してくれていました。
一通り質問が終わると最後に左手、右手、両親指の順で指紋の採取がありました。
その後は2階に移動して今度は面接です。
面接といっても個室で質問されるような形式では無く、入国審査ブースのようにカウンター越しに立って面接が行われるだけです。
対応してくれたのは2名でどちらも外国籍の方でしたが、日本語でも対応してくれていました。
僕らも日本語でお願いしました。
なお、同行者がいる場合は一緒に面接を受けることが可能なのでAzuと2人で受けました。
最初にパスポートを預けたら面接が始まります。
聞かれた質問はこんな感じ。
- なぜビザが必要なのか?
→イランに行ったので - イランに何しに行ったのか?
→観光旅行です - イランでは何を見たのか?
→モスクなど観光地 - アメリカには何をしに行くのか?
→旅行 - アメリカにはどれくらい滞在するのか?
→1ヶ月間。ニューヨークに降りて、ロサンゼルスから帰るよ
最後に再び指紋を採取されて、
ビザの申請が降りました。
と、その場でビザがもらえることを伝えてもらって面接は終了しました。
パスポートは預けたままで領事館を退出しました。
9時半過ぎだったので中に入ってから1時間ほどで終わったようです。
特に難しい感じも、高圧的な感じも受けず、終始和やかに終わったのである意味拍子抜けでしたが、これで無事にアメリカに行くことができるようになりました(∩´∀`)∩やったああ
パスポートの受け取り方法
通常は郵送で受け取りになりますが、1人につき3,410円かかってしまうので我々は受け取りに行くことにしました。
ちょっと忘れてしまいましたが郵送か受け取りかはDS-160の申請時か面接予約の時に選択できるようになっていました。(たぶん後者)
受け取り場所はそれぞれこのようになっています。

■東京
- 受け取り場所:新宿区の左門町
- 営業時間:平日9:15〜13:15
■大阪
- 受け取り場所:大阪市西区西元町
- 営業時間:平日10:00〜14:00
詳しくは↓をどうぞ。
受け取りの場合はこの後メールが届いて受け取り時間を指定して予約をすると受け取れるようです。
また、受け取れたらその際は記事を書こうと思います。
まだ受け取っていませんがこれでアメリカに行けなかったらどうしよう・・・という不安は払拭されました。
イランに行ったことは後悔していませんし、むしろ行ってよかったと今でも思っています。
とりあえず観光ビザも有効期限が10年?のようなのでアメリカ本土ならず、キューバなどにもこの機会に行けたらいいなぁと思っています。
観光ビザを取得した後にキューバやイランに行ってもアメリカにはその観光ビザを使って入れますよ・・ね?
知っている人いたら教えてください。
とりあえずこれで後は万博でしっかりとお金を溜めてアメリカを楽しむのみ!
今後誰かの役に立てば幸いです。
それでは!