次世代の旅客機はV字型?! KLMの新型機は翼に搭乗するスタイル

皆様こんにちは。

航空機の進歩は目覚ましいものがあると思うのですが、それでも客室部分の胴体が中心あって主翼と尾翼を付け足したようなデザインは大きく変わりませんでした。

1947年に初飛行した「ダグラス DC-6」の外観はこんな感じ。ウィキペディア先生から写真を拝借。

ダグラス

プロペラがジェットエンジンになったり細かい変化はあるものの全体を構成する要素は大きく変わっていないことがわかります。

かれこれ70年も変わらないわけです。つまりこれが旅客機としては完成されたデザインということになります。

そんな航空機の概念をぶっ壊す新しい旅客機のコンセプトモデルがオランダの航空会社であるKLM航空から発表されました。

 

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空飛ぶV

KLM Flying-V

引用元:https://www.tudelft.nl/en/2019/tu-delft/klm-and-tu-delft-join-forces-to-make-aviation-more-sustainable/

これがKLMが発表した次世代の航空機「Flying-V」です。もちろんKLMは航空会社であって航空機メーカーではないので、あくまで出資者の立場になります。実際の研究・開発はデルフト工科大学(TU Delft)が行っています。

デルフト工科大学は全世界でも科学技術分野において20位前後の超名門校です。

徹底的に航空力学を突き詰めていったところV字になったそうです。

胴体に主翼を付けるのではなく、翼に人を乗せればいいやん!ってことらしいです。

これによりエアバス社の最新機であるA350よりも20%少ない燃料で航行することができるみたいです。すご!

エアバス社やボーイング社のエンジニアが見たら、

「こんな形にしたら既存の空港インフラが使えないじゃないか。そんな飛行機誰が採用するというんだ」とあざ笑いそうですよね。

ところが翼幅はA350と同等に収まっており、全長もA350よりも短いのでブリッジや滑走路、格納庫は既存インフラが使えるように設計されているそう。天才か!

収容人数も標準で314名になるそうなので輸送能力も遜色ありません。

デルフト工科大学のリリースはこちら(英文)

KLM and TU Delft join forces to make aviation more sustainable

 

翼のV字部分がそのまま旅客スペースになるので座席はそれに沿って斜めに取り付けられるようになるはずです。

斜めに座って飛び続けるなんて気持ち悪そうな感じもしますが、ビジネスクラス以上ではヘリンボーンと言って斜めに配置されているシートもありますし、カタール航空やブリティッシュエアウェイズなんかだと後ろ向きのシートもあるくらいなので特に問題は無いでしょう。

↑のGoogleMapで見てわかるようにヘリンボーンは窓際は窓に向かって斜めに、中央席は中央に向かって斜めに座ります。

カタール航空 Q-Suite

引用元:https://www.facebook.com/qatarairways/

カタール航空の「Q-Suite」は後ろ向きの座席もあるんです。

Flying-Vのコンセプトムービーも見つかったのでどうぞ。

めっちゃかっこいい。

早く乗ってみたいですね。

もちろんまだ研究開発中なので商用化されるにはまだまだかかるでしょう。

MRJ・・・いまはスペースジェットか。この子も計画が発表されたのは2005年頃です。もうすぐ15年ですよ。

それよりは早いと思いたいですけどね。

 

それにしてもホントかっこいい。SF映画とかで出てきてそうですよね。

これを皮切りに様々な亜種が出てくるといいですね。もちろん安全なことが大前提ですが。

ということで次世代の旅客機「Flying-V」でした。ギターじゃないよ。

 

あっ、ちなみにJALも次世代機の開発に出資しています。アメリカのBOOM社ですね。

JALとBOOM TECHNOLOGY.INC,資本業務提携で合意

JALが目指すのは「移動時間の短縮」された世界。

つまり音速旅客機ですね。

現在の航空機はマッハ0.8〜0.9で飛行しています。マッハ1(=音速)を超えるとソニックブームと呼ばれる衝撃波が発生し、地上にも非常に大きな騒音という影響を及ぼしてしまうのです。

技術的に音速の壁を超えることはとうの昔にできるのですが、ソニックブームの影響を抑えることができなかったんです。

それでも研究開発の末、初の音速旅客機「コンコルド」が1976年に誕生しています。

wikipediaより

もう50年も前になりますね。

しかし、ソニックブームの影響を完全に払拭することができず地上上空での音速飛行が認めらなかったことや、燃費が最悪であったこと、収容可能な人数の制限などで受注は伸び悩み、2000年の墜落事故をきっかけに2003年に全機退役しています。

つまり現在音速旅客機は存在しないということになります。

ソニックブームさえ抑えることができれば”時間”というかけがえのない価値を提供することができます。

もし再び音速旅客機が実現すれば11時間かかっている東京-サンフランシスコ間を半分の5.5時間で結ぶことができると言われています。

そのためJALはアメリカのBOOM社に出資しているんですね。

リリースによると出資額は10億円程度。見返りは優先発注権なんかのようですね。

◆パートナーシップ詳細
○JAL
資金提供(10百万ドル)
定期航空運送事業者観点(技術、仕様など)でのサポート
プロモーション協力
将来の優先発注権(20機)

○BOOM
超音速機開発
各許認可事項への対応
導入時のサポート
プロモーション協力

BOOM社

引用元:https://boomsupersonic.com/

これがBOOM社の「XB-1」です。見るからに早そうな鋭いボディになりそうですね。コンコルドのような形状をしています。

ソニックブームが相手だとこのような形状になるんでしょうね。

収容人数は55名程度になるそうです。居住性は現在のビジネスクラス程度を目指しているとCEOのブレイク・ショル(Blake Scholl)氏が発言している。ただし、時間が短いのでフルフラットである必要性も無いとも。

JALとVirginが出資するBoomが超音速旅客機開発計画の詳細を明かす

こちらは2020年半ばのローンチを目指しているそうなので10年後には音速旅客機が世界の空に再び飛んでいるかもしれません。実に20年以上ぶりになります。

「Flying-V」も「XB-1」のどちらも楽しみですね。

それでは!



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2 件のコメント

  • こんにちは。興味深いエントリですね。
    ジェット燃料の上に座る(or寝る)のは少し
    落ち着かないのですが、気にしなければ
    平気なのか…騒音も抑えられそうですし。

    • まつ様

      こんばんはー。
      ジェット燃料の上と思うと怖いですね 笑

      でも是非乗ってみたいので早く実用化して欲しいです(∩´∀`)∩

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