皆様こんにちは。
飛行機、いいですよね。
興味ない人にとっては移動する棺桶のようなイメージかもしれませんが、飛行機が好きだと移動時間も楽しくなるから不思議。
あなたの好きな機材はなんですか?と聞かれたら皆さんはなんて答えるでしょうか?
mosariはA380です。大きいことはいいことだ。
やはり多くの方がB747かA380と答えるのではないでしょうか?
B747で散々旅行したって方もいるでしょうし、A380でシャワー浴びたぜ!って方もいるでしょう。
残念ながらmosariはB747に乗ったことが無いんです。コクピットに入ったことはありますが。
機長席に座らせていただたきました。確か左が機長ですよね?
狭くて驚きました。ボタンも多すぎぃ・・!
海外旅行を身近にしてくれたというB747に乗りたいと思いつつも中々機会に恵まれず・・・
そんなB747とA380がピンチなのです。
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B747がピンチ
B747は「ジャンボジェット」の愛称で親しまれていました。
JALも112機導入しており世界最大の保有数で、日本人にとって一番身近な飛行機だったのではないでしょうか。
こんな大型機が国内線にも使われていたとは今となっては驚きですよね。
1970年にパンアメリカン航空のニューヨーク~ロンドン線に就航したことがB747の始まりです。
これまで国際線といえば200人程度のナローボディと呼ばれる中型機が主役でしたが、この747によって大量輸送が実現します。その数最大でなんと500人以上です。
一度に多くの乗客を運ぶことができるので運賃を下げることが可能となり、海外旅行を大衆化したという偉業を成し遂げた伝説の名機でもあるんです。
しかし、時代は効率を求めるようになり、大型機から中型機が主力へと戻っていきます。
世界最大の保有数であったJALも経営破綻を機に2011年に全機退役しています。ANAも2014に退役しています。
やはり設計思想が古いので最新の航空機に燃費でどうしても劣ってしまうんです。なんせ今年で運行から50年・・・
それでも世界中の航空会社が導入していたので、成田でもチラホラ見ることがあったんですが世界的に退役を早める動きが出ているんです。
ブリティッシュエアウェイズ
ブリティッシュエアウェイズ(BA)はなんとコロナで運休中のまま復活させず即時退役を決定しました・・・
英ブリティッシュ・エアウェイズ、ボーイング747を全機退役へ
BAは現在32機を保有する最大の航空会社でしたが一気に全機退役させるそうです(;´∀`)
「COVID-19のパンデミックによって旅行業界が低迷する中、我々の素晴らしい『空の女王』を再び、BAの旅客機として運用できる可能性は低い」
ということだそうです。
B747は敬意を込めて空の女王と呼ばれています。
元々2024年に退役予定でしたが、繰り上げて退役することに。
あまりにも寂しい最後です。
カンタス航空
オーストラリアのカンタス航空も現在保有している6機のB747を全機退役することを決定しました。
元々2020年中に退役させる予定でしたがコロナで需要回復が間に合わないと判断し前倒して引退が決まりました。
さらば「ジャンボ」カンガルーを空に描いて引退─2億5千万の乗客の中にはエリザベス女王も
カンタスはB747に敬意を表して粋なフライトを7月22日に行いました。
どうですか!同社のロゴであるカンガルーを空に描いたんです!
出発前はセレモニーも行われ、
放水によるアーチや、関係者による機体外装へメッセージを書くといったイベントが用意されていました。
お年を召した方が書いたメッセージ”Well Done Queen.”
よくやった女王
って意味でしょうか。お疲れさまでした。って意味にも感じます。きっと長い間B747と共にしてきた方なのでしょうね。
目頭が熱くなるぜ・・・
セレモニーの様子はこちらの動画をどうぞ。
機体はカンガルーを描いた後にロサンゼルスに向かい、
MOJAVE(モハベ砂漠)へ向かいました。
モハベ砂漠は飛行機の墓場と呼ばれています。
そう、ここで解体の時を待つことになります(´;ω;`)
モハベ砂漠の様子はこんな感じ↓
Google earthで見ても大量の飛行機がその時を待っていることが伺えます。。。
1970年代のB747のアッパーデッキの様子です。
こんな華やかな時代を飾った機体にしてはあっけない幕引きです。
コロナさえ無ければもっと多くの人に祝福されながら引退できたろうに。。。
その他
他にもヴァージン・アトランティック航空も5月に全機退役、KLMオランダ航空がB747の引退を早めているそうです。
これで大手どころで残ってるのは
- ルフトハンザ
- 大韓航空
- タイ航空
- チャイナエアライン
くらいだろうか・・・
ボーイング社もB747の製造中止を決定しているので新造艦も期待できず・・・
ジャンボ機、22年に生産終了 ボーイング「747」、半世紀で
いかん、本当に乗るのが困難になってしまった・・・
A380もピンチ
2005年に搭乗したB747を超える超大型機です。
4発機はまさに圧巻で迫力満点!
mosariもカタール航空のA380や、
エミレーツでお世話になっています。
いやー乗る前のワクワク感も他の機材とは比べ物になりませんし、広いですね、やっぱり。
こんなバーカウンターがあるくらいですからね(;´∀`)
そんなワクワクテカテカさせてくれるA380もB747同様に効率化の波に勝てません・・・
ANAが昨年ハワイ路線に就航させたばかりですが、世の中的には既に退役の流れになっています。。。
↑フライングホヌと名付けられた海亀が塗装されたANAのA380も乗ってみたいぜ。
115機と世界最大の保有数を誇るエミレーツ航空ですら来年受領予定の機材で最後になります。エアバス社が製造中止を決定していますので。
エミレーツは今後もA380を使う予定ですが、現在地上で待機している機材の40%に相当する46機はそのまま退役するかもしれないとしています。
最もA380に肯定的であったエミレーツがこのような方針にするのであれば他社であればもっと厳しい現実が待ち受けています。
例えばエールフランスのA380は6月26日に全機退役してしまっています。
A380は以下の15社が運行していましたが、エールフランスが全機退役したことで14社になっています。
- シンガポール航空
- エミレーツ航空
- カンタス航空
エールフランス- ルフトハンザドイツ航空
- 大韓航空
- 中国南方航空
- マレーシア航空
- タイ国際航空
- ブリティッシュエアウェイズ
- アシアナ航空
- カタール航空
- エティハド航空
- ハイフライ航空
- ANA
このうちルフトハンザ、カンタス航空、カタール航空などは、早期復帰することはなく、A380の全艦隊を再開する可能性は低いと考えられています。
Emirates revival signals slow end to A380 hibernation
タイ航空は先日経営破綻していますし、マレーシア航空もずっと前から経営が厳しいと言われているので退役させる可能性が高いんじゃないかと思います。
カンタスとブリティッシュエアウェイズもB747を退役させていますし、そのままA380も終わりにする可能性もあります。
今後A380が見れるのは奇しくもANAとエミレーツくらいになってしまうかもしれませんね(;´∀`)
そのエミレーツですらCEOが
と発言する始末・・・
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最後に
コロナ後はより効率的な機材が求められるようになるでしょうから、今後長距離路線はA350やB787が主力になっていくことでしょう。
皆さんはA350とB787だったらどちらが好きでしょうか?
mosariはA350です。
この特徴的な目が好きです 笑
mosariが乗ったのはフィンエアーでしたがとても快適なキャビンだったことを覚えています。
JALでは就航前の最終整備中の機材に乗せてもらうなど、思い出深い機材でもあります。
でもやはりA380のワクワク感にはかないません。
時代の流れとはいえ大型機が消えるのは寂しい限りです。これも全てコロナのせいである・・・(●`ε´●)
効率は大事ですが、コンコルドのように夢のある機材やワクワクさせてくれる機材の誕生が楽しみです。
よければ皆さんの好きな機材をコメント欄にどうぞ。
それでは!
国内線て好きな機材はB767
窓側2列配置はやっぱり使い勝手が良いです。350や787も2ー4ー2で配列して欲しいです。
特にJALのFクラスは5席しか無いので優越感大です。配列は2ー1ー2なので真ん中の1を狙ってます。
国際線はやっぱりA380ですね。
あまり揺れないので本当に移動するホテルです。
Boo様
こんにちはー。
あーなるほど!国内線の767の視点なるほどです。2−4−2のほうがいいですよね。
Fの1ってたしかに優越感すごそうですねw
A380いいですよね!ANAはすぐさまなくす事はないでしょうけど、今後は中々乗る機会が減っていきそうですね(;´∀`)
数年後はエミレーツだけになっているとか・・・ひぃ。