コンコルドが墜落してから今日で20年 未だ音速旅客機は登場せず

コンコルド

皆様こんにちは。

本日の20年前である2000年7月25日は音速旅客機であるコンコルドが墜落した日です。

20年たった今でもコンコルドに次ぐ音速の旅客機は登場していません。

技術的には作れるはずなんですけどね。

ということで今日はコンコルドと次期音速旅客機について書いてみようと思います。

 

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コンコルドはすごいぞ!

コンコルド

ビジネスという面でみればコンコルドは失敗と言わざるを得ません。

なんせ14機しか売れませんでしたからね。

エールフランス7機、ブリティッシュエアウェイズ7機です。

コンコルド計画自体がフランスとイギリスの共同プロジェクトだったので導入せざるを得なかったという背景もありそうですね。

当初はJALを含む各国のフラッグシップキャリアから受注していたのですが、キャンセルが相次ぎ製造されたのは14機のみとなりました。

それでもコンコルドは今では考えられない”速度”という最強の矛を持っていました。(見た目もとても美しい)

通常の旅客機の運行速度は時速650km〜800km程度ですが、コンコルドは2,180kmと3倍近い速度を叩き出します・・・!

音速(1,250km)を超えて飛行できることで音速旅客機として名を馳せていました。

こちらは現在のニューヨーク−ロンドン線ですが約7時間かかっています。

wikipedia先生によると、

同路線の最速記録は強力なジェット気流に乗った場合で4時間56分だったそうですが、コンコルドは当時同路線を2時間52分で結んだそうです(;´∀`)

逆路線のロンドン−ニューヨーク路線では出発時刻よりも前の時間に到着したそうです。西廻りの路線で驚異的ですね・・・

現在の最速記録と比べても2時間も短くなっていますし、通常の予定から比べると半分以下です。

羽田から沖縄行くのと変わらない時間で大西洋を渡ることができたわけですね。すげぇえええ!

時は金なり。時間を優先するビジネスパーソン向けに”時間”という武器を持って殴り込んだわけです。

これで勝つる・・・!

 

コンコルドのダメなところ

が、現実はそう甘くありませんでした。

JALを含む14社が発注をキャンセルし、結果14機しか導入されなかった理由として大きく以下の3点があげられます。

  1. 燃費が悪い
  2. 価格が高い
  3. ソニックブームが発生する

 

燃費が悪い

よりスピードを出すということはそれだけ大量の燃料を必要とします。

ただでさえ燃費が悪い機体でしたが、1970年代に2度発生したオイルショックのせいでより燃費の悪さが収益性に影響を与えることになりました。

業界的には燃費効率の良い機体が求められるようになっていました。

そんな中コンコルドはその低燃費ゆえ大西洋は超えられれても太平洋が超えられないなどの課題もありました。

 

価格が高い

音速を目指すには機体のスリム化が欠かせません。空気抵抗との戦いですからね。

そのせいで座席は100席しか設けられませんでした。B747が大量の座席を設けてひとりあたりの運賃を下げることに成功したのとは真逆になるわけです。

結果運賃は非常に高額になり、こちらによると1997年の往復チケットは7,995ドルだったそうです。

当時ざっくり1ドル=120円でしたので・・・

959,400円ですね。高い・・・!

もちろん今とは物価が違うので実際はもっと高価でしょう。

100席と言えどもシートは今のエコノミー相当でかなり窮屈だったそうです。

You Tubeに展示されているコンコルドに搭乗された方の動画が上がっていたので貼っておきます。

想像以上に狭かったです(;´∀`)

これで100万円・・・

 

ソニックブームが発生する

音速旅客機であるがゆえの最大の欠点がソニックブームです。ガイルじゃないよ。

簡単に言うと音速を超えて飛行する際に生じる衝撃波です。

飛行機が低空を通過すると「ゴオオオ」という音が聞こえることがありますが、ソニックブームは音だけでなく強い圧力を感じるそうです。

しかも低空だけでなく巡航中でもです。

つまりコンコルドが上空を通過すると爆音とともにガラスがビリビリと揺れるそうです。

想像もつきませんが、はるか上空をコンコルドが通過するといきなり工事現場のような爆音が襲ってくるというのです。

とても人間が耐えられるレベルではないらしく、アメリカは海上以外の飛行を禁じる処置をとるほどでした。

 

ということでコンコルドは、見た目の美しさ、速さという武器を持ちつつも、効率を求めるような時代にそぐわず商用的には失敗に終わります。

それでも1976年から2003年までの27年間も飛び続けていたんですね。

一度は見てみたかった。

 

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2003年に運行を終了

そう、今から20年前に墜落事故が起きてしまいました。

2000年7月25日のパリからニューヨークへ向かうエールフランス4590便です。

普段は高額な運賃ゆえ空席が目立ったコンコルドですが、この便は運悪く富裕層向けのツアーのためチャーターされており満席でした。

滑走路に落ちていた部品によりタイヤがバーストし、破裂した破片が燃料タンクを直撃。この時点で発火していたが、パイロットが把握した時点ですでに残りの滑走路の長さ的に離陸せざるをえない状況だったそうです。

満身創痍の状態で離陸、付近の空港を目指しましたがあえなく離陸直後に墜落してしまいました。

搭乗者109名全員(乗員9名、乗客100名)と墜落現場付近にいた4名のあわせて113名が死亡する大事故となってしまいました。

原因を究明し、対策した改良プランを施されて運行を再開したものの、2001年に起きた同時多発テロの関係で航空需要そのものが低迷。

2003年11月にラストフライトを迎えることとなりました。

17年たった今でも音速旅客機が運行されることはありません。

 

JALは諦めていない

BOOM社

引用元:https://boomsupersonic.com/

50年前にコンコルドをキャンセルしたJALですが、音速旅客機を諦めたわけではありませんでした。

2017年にアメリカの音速旅客機開発を行うベンチャー企業であるBOOM社に出資をしており、音速旅客機の優先発注権を得ているんです!↑の写真が開発中の「XB-1」です。

◆パートナーシップ詳細
○JAL
資金提供(10百万ドル)
定期航空運送事業者観点(技術、仕様など)でのサポート
プロモーション協力
将来の優先発注権(20機)

○BOOM
超音速機開発
各許認可事項への対応
導入時のサポート
プロモーション協力

コロナの影響でどうなるかまだわかりませんが、再び音速旅客機を飛ばそうという熱い思いを持ったベンチャー企業にJALが出資しているなんて嬉しいですよね。

コンコルド開発当時と比べて、

  • 軽量かつ耐久性のあるカーボンの登場
  • より精度の高い空気抵抗シュミレーション
  • 操縦システムの簡易化

と言った技術面では確実に進歩しているので実現の可能性は非常に高いと思います。

後はそれをどう収益に繋げるかが課題ですね。

当然時間をお金で買うビジネス向けになるのは間違いないでしょう。

太平洋を越えることができるようになっているでしょうから北米路線が中心でしょうか。

常に特定路線に運行しているというよりは各イベントや展示会に合わせたチャーター便的な使い方が良さそうな気がします。

イベントに参加される役員向けで、さらにその便の搭乗者自体が人脈作りに役立つ的な。

座席数は55席にして全席ビジネスクラスにしようと思っているそうですがどうなることやら・・・

マイルで乗れるようになったら嬉しいですね。

 

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最後に

一般の感覚だと飛行機といえばやはり大型機の人気が高いと思います。B747が飛行機を大衆向けにしてくれ、A380はシャワーやバーなどの驚きの機内体験を与えてくれました。

その一方でコンコルドはその美しさや速さで未来を感じさせてくれました。

ソニックブームの問題や、コロナによる航空需要の低下など課題は色々あると思いますが、本当に楽しみですね。

KLMやボーイングも次世代旅客機の開発を進めていますがいずれも今の旅客機とは異なる形状をしており実にワクワクさせてくれます。

KLM Flying-V

引用元:https://www.tudelft.nl/en/2019/tu-delft/klm-and-tu-delft-join-forces-to-make-aviation-more-sustainable/

次世代の旅客機はV字型?! KLMの新型機は翼に搭乗するスタイル

2019年7月4日

楽しみですね!

コロナで旅行はできませんが、いつの日か次世代機に乗れるのを楽しみにしましょう。

あ、そうえいばmosariが大好きなグローブトロッターでもコンコルドモデルが存在していました。

グローブトロッター

引用元:https://jp.globe-trotter.com/

イギリスらしいネイビー、バーガンディ、ホワイトの3色を用いており、ボディには「Concorde」のロゴも入っていました。

当時これを買うかSafariのブラウンにするかお店で2時間悩みました 笑

グローブトロッター

グローブトロッターを購入!早速旅してきたのでレビューも

2017年8月12日

結局長く愛せそうなSafariを選びましたが今見ても素敵ですね。コンコルドモデルも。

うーん、コンコルド乗ってみたかった、いや高いので見てみたかったw

JALも出資していますしBOOM社に期待しましょう。

それでは!



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8 件のコメント

  • mosariさん、こんにちは!

    コンコルド、墜落事故から20年なんですね。
    もう なのか、まだ なのか 感覚的にちょっとわからない感じはありますが、そう言えばコンコルド飛んでたな~と思い出しました。
    パリの空港で見かけた時に、すごい!かっこいい♪と思ったのが蘇りました。
    当時は確かパリ→ニューヨークの運賃が、ファーストクラスと同等か高いくらいだったと記憶しているのですが、それならファーストクラスで優雅に旅したいよね~♪なんて友人と呑気に話していましたっけ。

    新たに音速旅客機が出来たとして、利用するのは時間に追われる企業トップの方などのビジネスユースなんでしょうけど、ちょっと見てみたい気はします♪
    個人的には、仮に宝くじ当たったとしても、機内も楽しみたいからファーストクラスの方がいいなぁと思いますが、移動は一秒でも短くしたい!っていう方もいらっしゃいますもんね。
    音速機でも新しい型の機体でも、何か新しいモノが生まれる瞬間はワクワクします♪

    最近の状況を見ていると、海外旅行がますます遠ざかるような感じですが(泣)パスポートを手に空港へ向かう日を夢見て、今日も妄想族で頑張ります(笑)

    • NOBU様

      こんばんはー!
      おぉ、実物見られたことあるんですね!うらやまC!
      うーん、たしかに言われてみればそれならファーストクラスで優雅にゆっくり満喫したほうがいいですね 笑
      ここまで速さに振り切っちゃうとやっぱり企業向けになっちゃいますよね。。。

      最近はまた感染が広がってますよねぇ・・・
      今年はもう諦めたのでなんとしても来年のGWには・・・!

  • 昔、ライブエイドというライブイベントでロンドンのウェンブリーで演奏していたフィルコリンズがアメリカのJFKスタジアムに移動するのにコンコルドをチャーターして移動した事があったのを思い出しました。
    そう考えるとだけで速かったんですね。

    • Boo様

      ライブエイド!
      ボヘミアン・ラプソディで出てきましたよ!

      こ、コンコルドをチャーターして移動とか超かっこいいですね。
      ライブエイドで唯一英米の2箇所のスタジアムに出演されたんですね。すごい使い方ですね・・・

  • こんばんは。
    ジンスハイム行きたくなっちゃったじゃないですか…。
    こんな名機が長崎空港に来てたこと知ってる人いるかな。

    • まつ様

      こんばんはー!
      ジイスハイム?と思ってぐぐってみたら、エーッ!コンコルドも展示されてるんですか!!
      クラシックカーから戦車まで・・・めちゃめちゃ楽しそうですね(;゚∀゚)=3ムッハー

      ってコンコルド長崎空港来たことあるんですね・・・1990年・・・
      まだ赤ちゃんです。バブ。

      えーこんな伝説の機体が日本に来ていたなんて驚きです・・・!
      まさかまつ様長崎で見てたり・・?

      • そのまさか(笑)
        遠景でしたが覚えてますよ。形がヘンだったので。
        長崎オランダ村に行った時、って知らないですよね?
        意図せず話が来年GWに繋がってたり。

        • まつ様

          えー!すごいです!
          日本でコンコルド見れたなんてすごいです(∩´∀`)∩

          長崎オランダ村っていうのもあるんですね。ハウステンボスと言い長崎はオランダと繋がりが深いんですね。
          まさかコンコルドからオランダに繋がるとは・・・まつ様の引き出しの多さの賜物ですね!

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