ボニートから弓場農場へ移動完了 初めてのアレ&ついに働きます ブラジル【世界一周376日目】

夫婦 世界一周 ブラジル ボニート 弓場農場

【世界一周376日目】2024.4.22 ブラジル アンドラディナ 〜 弓場農場

気温:21度〜33度

歩数:13,283歩

1レアル=29.72

今日の予定

  • アンドラディナの宿から弓場農場へ移動するよ!
mosari
38歳(と37歳)無職夫婦、働きます!

弓場に到着して日々働いてるのでちょっと更新止まってます・・・

 

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アンドラディナの朝

8時くらいにゆっくりと起きる。

今日は弓場農場へ移動するがバスが15時過ぎなのでゆっくりだ。

7時発もあるけどそこまでして早く移動する理由も無い。

宿のチェックアウトも12時なのがありがたい。

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しかも朝食付きいいいい!

 

あまり期待して無かったけどホットサンドメーカーもあったし、フルーツまであったので満足度高め。

9時過ぎには片付けが始まったので間に合って良かった。

9時半ごろに部屋に戻って来てブログを書くも部屋に椅子が無かったので中腰になりながら書く。

が、10分くらいで諦めてレセプションに椅子を借りに行った。

 

すると受付の人がゲスト?のおじいさんに、

 

こいつら日本人だよ。

 

そんな事をポルトガル語で喋っているようだった。

するとおじいさんは、

 

日本人ですか!

 

まさかの日本語で話かけて来た。

聞けばここに住んでる日系二世なんだそう。

名前はオオツカ ススムさん。

 

久しぶりの日本人との再々なのか嬉しそうに話してくれたのが印象的だった。

 

2人で話をしてると声を聞いてAzuも部屋から出て来て3人でお喋り。

 

この辺は日系移民が多いよ。だから焼きそばとかスーパーで売ってるんだよ。

え、焼きそば売ってるの?

近いよ。一緒に行くかい?

 

本当はブログを書かないと行けないんだけど、せっかくのお誘いなので一緒に行く事にした。

 

ブラジルのアンドラディナと言う聞いたことも無い地方都市でばったり出会った日系二世の方と一緒にお出かけ。

旅は何があるかわからんなぁ。

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お父さん(ススムさん)はこっちで産まれたの?

そうだよ。父は熊本、母は大分の人だった。70年くらい前に移民船に乗ってブラジルに来たんだ。笹戸丸に乗ってね。

 

笹戸丸ってまさか・・・

パラグアイのイグアス居住区で移民について園田さんに教えてもらった時に移民船の話も聞いた。

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イグアス居住区の歴史を学ぶ なぜ人は移住したのか? パラグアイ【世界一周369日目】

2024年4月19日

 

ブラジルの人と同じ船だと言っていたが、やっぱりそうだ。

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笹戸丸あるうぅぅう!

 

こうして教えてもらった知識が繋がるとめちゃくちゃ気持ちいいんだよなぁ。

ススムさんはポルトガル語の方が上手だったが色々と教えてくれた。

 

ススムさんが両親と暮らしてる時は家では日本語で話していたそうだが、ススムさんがブラジル人の奥さんと結婚してからは、ポルトガル語になったそう。

これもイグアス居住区で聞いた話と一致していた。

ブラジルに移民した人の多くはブラジル文化の中に溶け込んでしまったと。

 

街を歩いていると多くの人がススムさんに挨拶してくれる。

街の人のほとんどが知り合いみたい。

んで、スーパーに到着したんだけどこれまた驚いた。

めちゃくちゃ綺麗で広い。

野菜なんてミストを噴射して鮮度を保つような工夫まであった。

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これは柿で、これはきゅうりやな。

 

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ススムさんが売ってる野菜について教えてくれた。

 

日本食も売られていて醤油はSHOYUだし、素麺やうどん、ワサビなんかも売られていた。

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ビールは70円と安い・・・

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ブラジル版BBQであるシュラスコ用の道具も売っていた。

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串が剣みたいにでかいんだよね・・・

 

また、カプヌが5レアル(150円)だったのでつい買ってしまった。

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ウルグアイで裏切られたのにまた買うとは血は争えない。

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モンテビデオからフェリーでブエノスアイレスへ&カプヌ事件勃発  ウルグアイ【世界一周363日目】

2024年4月13日

 

でも日本の味!って書いてあるから期待できるぞ。

 

続いて近くのもう1軒のスーパーへ。

店長と友達らしく、ゲンコツを付き合わせていた。

スーパーの中では、

 

コンニチハ

 

日本語で挨拶してくれる人が何人かいた。

聞けばやはり二世らしい。

そして一緒にいた奥さんはいずれも現地の方だった。

こうして日系の方も現地に溶け込んでいくんだな。

 

一通り見たらススムさんの友達の家に遊びに行く事になったが残念ながら不在だった。

時間を見ると11時。

チェックアウトが12時なので宿に戻ることにした。

ススムさんと硬い握手をしてお別れをした。

 

お身体気をつけてくださいね。

ありがとうございました!

 

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右がススムさんで左がスーパーで出会ったお友達

アンドラディナにはどうやら日系の方が多く住んでいるようだ。

 

街中にはこんな日本庭園みたいな場所もあった。

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それだけ日系の方の影響が強いのだろうな。

宿に戻ってチェックアウトの準備。

 

アンドラディナでお世話になった宿

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  • 施設名:Hotel Vitoria Andradina
  • 住所:Avenida Barão do Rio Branco, 1599, Andradina, CEP 16901-014, ブラジル
  • チェックイン時間: 13:00〜
  • チェックアウト時間: 〜12:00
  • 部屋タイプ:ツインベッド
  • エアコン:無し(天井ファン有り)
  • 1泊:120レアル(3,602円)

チェックアウト時に120レアル(3,602円)をカードで支払い。

レシートをいるか聞かれたのでいると答えたんだけど、その場合はカードを差し込んだら電話番号を入れないといけないらしい。

最初わからずにピンを打ったらそのまま数字が表示されてあわててキャンセルボタンを押してしまった。

 

ビビってるとお姉さんは自分のスマホで翻訳をかけて見せてくれた。

 

電話番号を入れるとレシートが受け取れます。

 

そんなシステム初めて聞いたよ。

なのでレシートは無しにしてもらって決済した。

 

このホテルの魅力はなんといってもその立地だ。

バスターミナルから徒歩5分。

この街にはバスで乗り継ぎのために来る事がほとんどだろうからバスターミナルからの距離は非常に大事。

 

我々は日が暮れてから到着したので尚更助かった。

施設はかなり古め。

まぁ1泊なら、、、って感じは否めない。

が、スタッフも陽気だし朝食の存在もあってチェックアウトする頃には居心地が良くなっていた。

水も無料でサーバーがあったし、Wi-Fiも問題無かった。

 

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水回り

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共用のトイレ兼シャワーが1部屋。

古いけどちゃんと掃除はされていた。

お湯はばっちり。

タオルも無料で1枚ずつ貸してくれた。

 

部屋回り

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ツインベッドとテーブル(椅子は無い)が一つ。

エアコンは無いが天井ファンがあるので暑くは無かった。

 

リネン類は掛けシーツが無かったので毛布を毎回洗ってるかは気になった。(多分洗ってない)

シーツ自体は多分洗ってると思われる。

電源が1ヶ所しか無いので延長コードがあると便利。

 

総じて乗り継ぎ時の1泊なら十分であった。

チェックアウト後も荷物をロビーに置かせてもらえた。

 

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バス待ち

チェックアウト後はバスターミナルへ行って早めにバスチケットを購入しておく事に。

が、閉まっていた。

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12時から14時は休憩だそうだ(;´`)なげぇよ。

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仕方ないので再びスーパーへ。

 

昼食を食べるためだ。

買ったのはこちら。

 

焼きそばとポテサラである。

焼きそばはソース味じゃ無くパッタイに近かったけど具もしっかり入っていたしアジアをしっかりと感じる事ができた。

ポテサラは完全にポテサラだった。うますぎぃ!

 

焼そばとちょっと違うけど焼そば〜!スーパーでこれ食べれるのめっちゃいい〜!

 

Azuも大満足。

こんなお惣菜があるなんてブラジルは素晴らしいね。

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他にもチキンやお米とおかずのセットだったり、パスタが売られていた。

惣菜なんてない国がほとんどだからね。

2つで20レアル(600円)。

これは中々のコスパなんではなかろうか。

 

しかも店内にイートインコーナーがあったのでその場でいただいた。

ちゃんとスプーンもくれた。

いや、ほんとはフォークが欲しかったのだがそれは無かったのだ。

 

食後はAzuが食べたがってたオヤツと謎のジュースを買って宿に戻った。

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暑いので早速ジュースを飲む。

 

不思議なケミカル感満載の味。

よく読んだらガラナ味だった。

 

日本でガラナ味のジュースってなかなか無いよね。

 

その後はロビーでまったりしながらブログを書きつつ、14時になったらバスターミナルに戻ってチケットを購入。

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ミランドポリス行きが1人25.6レアル(770円)。

三度宿に戻って再びブログを書く。

 

そして15時前に宿を出てバスターミナルへ向かった。

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綺麗なバスが15分前にやってきた。

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2−2配列だが1時間の路線の割に座席は広め。

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電源はコンセント式のものがあった。

クーラーも聞いていたし1時間なら十分すぎる。

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ひたすらまっすぐなのどかな道を走って1時間ほどでお隣ミランドポリスに到着。

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人生初のアレに挑戦

さて、ここからは日本人コロニーがある弓場農場に行きたい。

調べてもここからの行き方がよくわからなかった。

 

過去の旅人達のブログを読むと、

 

弓場行きのバスを探していると、弓場から来た青年に出会い、そのまま車で送ってもらった。

 

なんてエピソードをよく見た。

なので我々も

 

ユバー!ユバー!

 

と叫んでみた(怪しすぎる)が、反応無し。

 

あれ、おかしいなぁ。

 

仕方ないのでチケットカウンターのお姉さんに聞いてみる。

 

弓場、アリアンサに行きたいよ。

ちょっと待ちなさい。

 

おっ、これなら何かわかるぞ。

と、期待したものの、

お姉さんはカウンターから出てきて遠くにいるおっさんに何か話しかけていた。

 

Azu、これダメだ。ただのタクシーだ。

え?バスは?

無いって言ってるなぁ・・

 

そう、ここからバスは無くタクシーだと言うのだ。

そんな事あるかなぁ。

 

一応タクシーの運ちゃんに値段を聞いてみると、80レアル(2,400円)だと言う。

うーん、なかなかのお値段。

 

近くにいた青年や先程のお姉さんにも再度聞いてみると、今日はもうバスが無いとのこと。

弓場に行くにはタクシーしか無いそうだ。

ただでさえ交通費がめちゃくちゃかかってるからできればタクシー代を出したく無い。

 

そこでついに決断をした。

前からやってみたい、やれねばと思っていたアレだ。

 

Azu、ヒッチハイクしよう。

えっ、ブラジル大丈夫?

多分この感じなら大丈夫だと思う。

日が暮れるのは、、

後2時間後。とりあえずやってみない?

うーん、、、わか、、った。

 

そんな訳で人生初ヒッチハイクが決定した。

旅人なら誰もが経験のあるヒッチハイク。

我々はこれまで使った事は無かった。

止まってる車とかに声をかけて乗せてもらったり、相手から乗せてくれると言ってくれた事はあったが道端で指を上げるのは未経験なのであった。

Azuも知らない人の車乗るの怖がっていたしね。

でもタクシーも危ない時は危ないからリスクはどちらにしろある。

 

ならばヒッチハイクしてみようでは無いか。

バスターミナルは街の真ん中にあるのでここで車を止めても弓場のあるアリアンサ方面に行くかどうかはわからない。

なのでアリアンサ方面に行きそうな太い道路まで移動する。

 

よし、ここだ。

 

と言う訳で人生初ヒッチが始まった。

 

Azu暑いでしょ。俺立ってるから日陰にいな。

スッ。

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手を挙げ始めるAzu。

なんだかんだで喜んでやってるようだ。

 

陽気で親切なブラジル人のことだ、すぐに止まってくれるだろう。

・・・

・・

・・・止まらない。

一瞬で捕まるかと思ったのだが、止まる気配が無い。

手を挙げてくれたり反応はあるのだが止まってはくれない。

 

しばらく手を挙げ続けたが捕まる気配無し。

 

すると、向かいのガソリンスタンドにいたお兄さんが何か叫んでいる。

 

あっちあっち!あっちだよ!

 

ポルトガル語なのでよくわからんがもっと奥の方に進めと言っているようだった。

奥というのはアリアンサ(弓場)の方面。

 

よくわからんがそっちに移動してもう1回手を挙げる。

・・・

・・

止まらない。

反応はあるのだがやはり止まってくれない。

乗用車にピックアップトラック、大型トラックと車もそこそこ通ってはいるのだが・・・

 

諦めずに手を上げ続ける。

 

すると1台のバイクが声をかけて来た。

 

もっと向こうだ!向こう!

 

さっきガソリンスタンドで声をかけてくれたおじさんだった。

どうやら様子を見に来てくれたみたいだった。

 

いいか、この坂の下までいくんだ。いいな!

 

そんなに場所で変わるのだろうか?

おじさんを信じて移動する。

 

坂を下ったところで再び手を挙げた。

・・・

・・

やっぱり止まらない。

1台も止まらないってのはなかなか難しいものだな。

 

まぁまだ日暮れまではあるからもう少し続けつつ、最悪タクシーで・・・

なんて思っていたら、

 

キキーッ!

 

錆びついたブレーキ音と共に1台の乗用車が止まってくれた。

キター!

 

オラー!

 

挨拶しながら運転席の方へ近づくと、なんとさっきから我々を気にしてくれていたおじさんだった。

 

ブラジルブラジルサンバサンバ

 

相変わらず何を言ってるかわからなかったが、

 

ユバ!ユバ!

わかってる、荷物を乗せな!

 

とりあえず弓場に行きたいと伝えて荷物を積み込んだ。

わざわざ車を取りに行って戻って来てくれたらしい・・・優しすぎる。

 

スタートから30分ちょっと、想定よりも時間がかかったが、1時間もかからないでよかった。

って言うかおじさんありがとうーーー!

 

道中もポルトガル語で色々と話しかけてくれた。

一つだけわかったのは弓場に友人がいると言うことだった。

 

初めてのヒッチハイクに成功した高揚感と、実は後からお金を請求されないかちょっと心配だったりもした。

 

ボロボロの車は20分ほどかけて弓場に到着した。

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とうとう弓場に到着したんだ。

荷物を下ろしておじさんに挨拶してお別れ。

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ありがとうジョーンさん!

 

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弓場農場

さて、ここで弓場農場について簡単に説明。

 

ここは日系移民の方達が暮らす共同体。

1926年に弓場勇という日本人が一家10名でブラジルに移民として渡ったことが始まり。

その後複数の青年達が移民として訪れ、「ブラジルの処女地に新しい文化の創造を」の理想を掲げ、数名の仲間と第一アリアンサという地区に40ヘクタールの土地を購入して農場の建設にとりかかる。

作物の収穫に加え、 一時は22万羽の南米最大の養鶏場を作るまで発展したが、第二次世界大戦が始まってしまう。

そして1956年に倒産。

当時200名いた仲間達の半数を引き連れ現在の土地に移動、再建に取り掛かり、今でもなお60名の日系移民たちが暮らしている。

 

弓場農場が他の移住地と大きく異なるのが共同体を成していること。

共同体とは複数の世帯からなる会社のようなもので、お財布が一つなのである。

皆が農場のために働き共に飯を食べ、生きていくのだ。

村人たちは給料などは得られず、生きるのために自給自足の生活を行っているという非常に珍しい農場なのである。

 

地球の裏側でそんな暮らしをしている日本人たちがいる。

”多様な生き方の一つ”という点で貴重な経験と学びが得られると思い1週間ほど一緒に暮らさせてもらうことにしたのだ。

mosari
もちろん事前に連絡をして調整いただいた上で訪問しています。

 

歓迎

送ってくれたジョーンにお礼を伝えてお別れ。

食堂の前にいた男性に挨拶をする。

 

名前はKatsuさん。

この弓場で生まれ育った方だった。

 

あぁ、君たちが旅行者か。簡単に施設を紹介するよ。ここが食堂。こっちが洗濯場、あれがトイレ・・・

 

ゆっくりとした足取りと口調で施設を紹介してくれた。

食堂やキッチンでは談笑している人、テレビを見ている人、食事を作っている人がいた。

大きな木像建築物で大きなテーブルが何個も並び、奥のキッチンではレストランなんかで置いてある巨大な鍋も見えた。

 

こんにちは!今日からお世話になります!

 

それぞれの方たちに挨拶をしていく。

 

施設の紹介が終わると宿舎に案内してくれた。

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この部屋を使うといい。18時15分に角笛が鳴るからそうしたら先ほどの食堂に来て夕食だ。それまでは部屋で休んでいるといい。

 

角笛という最高にロマン溢れるワードが飛び出して来た。

最高にワクワクするな。

 

少し早めの18時ごろに食堂に向かうと事前にメールでやり取りさせてもらっていたToshikoさんが仕事から帰って来ていた。

 

あぁ無事に辿り着けたのね。ええとお名前はなんでしたっけ。

mosariです。

Azuです。

あ、そうそう。また夕食の時に自己紹介してもらうからよろしくね。

 

そんなやりとりをしていると小さな女の子がやって来た。

名前はYちゃん。

ここで産まれ育った14歳の女の子。

なんと日系4世!

 

Yだよ。弓場を案内してあげる!

 

なのに日本語めちゃくちゃ上手ぅうう!!

先ほどKatsuさんにも案内してもらったが元気いっぱいに紹介してくれた。

まだ小さいのに人見知りせずしっかりとした子だと驚いた。

多くの人が出入りしているからだろうか。

途中で妹のSちゃんもやって来たのでおしゃべりをした。

 

ブオオオオーーー!!!

 

突如、周囲に角笛の音が響き渡った。

これが食事の合図か。

 

君たちはそこのテーブルに座るといい。

 

どうやらテーブルは基本的に固定で家族単位で食事をとるようだった。

食堂には大勢の人が集まっている。

後で聞いたら60名くらいだそうだ。

中には杖を付いているお年寄りからベビーカーに乗せられた赤ちゃんまで。

食堂は賑やかだった。

 

我々のテーブルはGさんというお爺さんと一緒だった。

話をしようと思ったら、

 

黙祷!

 

全員が祈りを捧げ始めたので我々もそれに習う。

おそらく意味合いは感謝だろう。

 

いただきます!

 

のバージョンアップ版というのだろうか。

とりあえず無事に辿り着けたこと、受け入れてくれたこと、その恩返しを一生懸命頑張ることを誓いつつ、大きなテーブルの上に置かれた数々の料理に感謝しながら「いただきます。」

そう心の中で唱えた。

だけどこの時は「いただきます。」の本当の意味をわかっていなかったことが後になってわかった。

 

このお皿を使っていいよ!お箸はこれ!これはね、漬物で、これは〜〜

 

YちゃんとSちゃんが色々と教えてくれた。

 

大きなテーブルの上に置かれた料理を各々が自由に取り分けていくスタイル。

おかわりは自由だ。

 

そんな訳で夕食である。

 

The日本食だ。

ここ弓場では日本の文化をできるだけ残しているのでぱっと見ここが昭和の日本なのでは無いかと錯覚する。

奥にある大きなテレビからは日本語のNHKが流れていた。

 

この食事の数々は本当に美味しかった。

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サラダや味噌汁、ナスの天ぷら(生姜醤油)にご飯。

 

1個1個の素材が美味しい。

それを丁寧に調理しているのが伝わってくる。

ここの食事は一部購入しているものもあるそうだが、農場で採れたものが多く使われているそうだ。

丁寧に育てられた良質な野菜をフレッシュな状態で食べる。

それはもうとても幸せな味だった。

 

旨っ!

 

何度言ったかわからないくらい旨い旨い言いながらいただいた。

 

はい、じゃあ今日から来た旅行者の人に紹介してもらいます!

 

事前に聞いていた通り紹介タイムが始まった。

まずはmosariが挨拶、その後Azuが挨拶をした。

 

2人とも仕事漬けだった生活に疑問をいだき、さまざまな文化や生活を見ながら今後の人生に活かしたい。

何ができるかわからないけれど一生懸命働きます。

 

そんな感じのことを言った。

 

食事の後は同じ旅行者であるにしきよさんと一緒に洗ったお皿を拭いて棚にしまう手伝いをした。

元々にしきよさんはTwitterでフォローしていたので弓場にいることは知っていたが1週間で出ると聞いていた。

最近投稿が無いのでどうなったのかと思っていたら弓場の暮らしを気に入り延長中。

今日で10日ほど滞在しているようだった。

 

食事が終わると風呂。

なんとなんと!

共同の浴場には湯船があった・・・!

 

3ヶ月ぶりの湯船は最高に気持ちよかった。

湯船に浸かっていると代表のIsamさんがやって来た。

 

今日からお世話になってます。

 

そう挨拶すると、

 

mosariは野球できる?

 

いきなりの質問が野球だった 笑

 

この弓場でも野球チームを持っているそうで経験者は大歓迎らしい。

少年野球はやったことがあるが今は運動などからっきしなので、

 

やったことありません!

 

そう答えておいた。(すいません・・・)

近く大会もあるようで男性たちはとても楽しみにしているようだった。

 

村の男性たちと一緒の湯船に浸かる。

 

よう夫婦揃って仕事辞める決心ついたなぁ。

これまでどんな国行って来たんだい?

結婚してどれくらいだい?

 

コロナが発生してから夫婦で訪れたのは我々が最初だと聞いた気がする。

だからか夫婦に関する質問も多かった。

 

Azuー!聞いて聞いてー!弓場にはね、4匹の犬がいるんだよ!

 

隣の女子風呂ではAzuと女の子たちが楽しくおしゃべりするのが聞こえて来た。

 

あぁいい夜だ。

 

弓場のお湯は疲れを洗い流してくれつつ、ここが今までの旅先とは大きく異なることを教えてくれた。

ブラジルにある”日本”でさまざまな経験ができると思うと楽しみで仕方なかった。

 

風呂から出るとToshikoさんが話かけて来た。

 

明日さ、農作業でもいい?

 

農場に来たから農業するのは当たり前と思うかもしれないが、事前のやり取りでは農業は経験者が望ましいと聞いていた。

我々は当然未経験。

農業以外(炊事、洗濯、掃除etc)でお手伝いするのかなと思っていたがそうでも無いらしい。

が、わざわざ聞いてくるのが引っかかった。

経験者のみと言っていたくらいだからきついのだろうか?

答えは明日わかるが今断る理由は無い。

 

もちろんです!

 

働かざるもの食うべからずだ。

 

その後は週3回実施しているというバレエ練習を見学させていただいた。

街で公演することもあるそうで立派なスタジオがあった。

 

日本文化を継承するためにバレエや合唱などの文化的活動も日々行われている。

すげぇ場所だ。

 

興奮しながら部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。

明日から早起きが始まるぞ。

 

と、いう訳で弓場農場での生活が始まります。

日中はやれることをやりつつ、空いた時間はお話しを伺ったりとブログを書く時間が全然とれません。

 

更新不定期というか一旦止まるかと思います。

この日々の生活に興味を持ってくれた方もいると思いますが日々アップは体力的にキッツイので最後に概要をまとめてアップしたいと思います。

本当はこの日々の感動を書き残しておきたいんですけどね・・・

どうにもこの暑さと日差しの中慣れない体力仕事をしていると睡眠欲が勝ってしまうのだ。

倒れるわけにもいかんですし・・・

 

とりあえず身体が悲鳴を上げてます。

がんばれmosari!がんばれAzu!

 

なお、Instagramのハイライトは毎日更新中なので、どんな作業をしているかなどはこちらをチェックしてください。

 

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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。

ストーリーを要チェック!

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弓場での貴重な経験の数々を楽しんできます。

ブログを待っている方すいません!

次回はいつになるかわかりませんが、当初の予定では4月29日(月)までお世話になる予定。

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

旅のInstagramはこちら!フォローすると喜びます。
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