アルティンアラシャン ハイキング2日目 絶景との戦い キルギスタン【世界一周172日目】

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

【世界一周172日目】2023.09.23 キルギスタン カラコル 〜 アルティンアラシャン

気温:とても寒い

歩数:29,600歩

1ソム=1.67円

今日の予定

  • アルティンアラシャンへハイキング
mosari
ついにアルティンアラシャンを目指して登り始めます

 

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アルティアラシャンハイキング概要

今日はとうとうアルティンアラシャンを目指してハイキング。

麓の登山道からアルティンアラシャンの村までは17kmほどで5時間〜6時間かかるそうだ。

登山道の入り口は1,810m、アルティンアラシャンは2,435mなのでざっくり600mほど登る。

でも17kmかけてなのですご〜〜くゆる〜登り。

ランクとしては間違いなく初級です。

とは言え17kmはあるので、未経験者にはそこそこキツいです。

未経験者の場合は1人では無く複数人で行くのがおすすめ。

皆で話しながら歩けばそれだけであっという間に距離を稼げますので。

一人旅の場合はビシュケクのさくらゲストハウスには日本人が毎日チェックインしてくるので仲間を探していくのがいいでしょう。(もちろん外国籍の方もたくさんいるのでそちらでも)

後は無理せず天気の良い日を選びましょう。もちろん山の天気は変わりやすいので天気予報も参考でしかありませんけど。

雨の中4時間歩いたというDaisukeさんは苦行でしか無かったと言ってました・・・

夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

同じ宿のマレーシア人のリムさんにもらった情報。

距離は14kmとありますけど、我々が歩いた時にNobuさんのApple Watch的には17kmほどあったそうです。

どっちが正確かって話はありますが、14kmと思って歩くと大変なので15km以上あると思って歩いた方が精神的には楽かと思います。

書いてあることを超簡易的に概要すると

  • バスターミナルで350番のマルシュートカに乗る。料金は30ソム。(カラコル行きの発着とは別の場所なので注意!)
  • ドライバーにアルティンアラシャンと伝える
  • 登山道を14km登る(実際は15km以上あると思います)

後は歩くペースにもよりますが5~6時間ほどでアルティンアラシャンに到着します。

我々は休憩多め、ゆっくり歩いて6時間20分でした。

 

水とチョコなんかはアルティンアラシャンの宿でも売ってましたが、6時間ほど登ることを考えて夏場なら1.5Lほど水を持っていくと安心でしょう。我々は冬に入りかけた9月下旬だったので500mlも飲みませんでした(;´∀`)

昼食の食料やお菓子はたっぷり持っていきましょう。

宿でお金を払えば食事は可能です。

なお、我々が泊まった宿はコンセントが無かったので充電はモバイルバッテリー頼みになります。

もちろん電波は入らないのでパソコンなどはビシュケクの宿に置いていきました。

アルティンアラシャンで泊まった宿はELZAさんと言うところ。

https://www.instagram.com/guesthouse_elza/

予約サイトには掲載されておらずInstagramのDMで予約になります。

 

起床からバスターミナルへ

朝は早めに6時半に起きた。

早起きのyumikoちゃんはすでに朝食を食べ終わっていた。

荷物を厳選して持ってきているはずだが、ハチミツを持ってきていたのは流石とした言えない。

夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

昨日スーパーで買っておいた我々の朝食。

細かい値段は忘れてしまったがキルギスの物価なので安かったハズ。

久しぶりにサンドイッチが売ってた気がする。

食料に関してはバルカン半島よりも確実にキルギスの方が充実してる。

 

すぐにNobuさんとMituさんも起きてきた。

Mituさんはいつも食パンとチーズ、ハムを食べている。

自転車旅をしていたので行動食が染み付いているようだ。旅人だね。

 

Nobuさんは朝食にはヨーグルトとパンのようだ。

 

人が何を食べるかを見るのは楽しい。

 

朝食を食べてると昨日挨拶をしたマレーシア人のリムさんが話しかけてきた。

 

今日アルティンアラシャンに行くんですよね?

そうっすよ。

私も一緒に行っていいですか?

もちろんす。

 

ここに来て新しいトレッキングメイトが増えた。

旅は道連れなんちゃらってやつだね。

 

準備をして8時に宿をチェックアウトした。

夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

朝は少し雲がかかっていた。

ちなみにクソ寒い。

日本人5人、マレーシア人1人でバスターミナルへ向かう。

バスターミナルはここ。

ビシュケクから発着するところとは別なので注意してください。

夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

遠くに雪山が見えて最高にクール。

 

20分後に到着。

夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

バスターミナルでは「アルティンアラシャン」に行きたい旨を伝えればバスに案内してくれます。

350番のマルシュートカ。

1人30ソム(50円)。

出発は満員になったらシステム。

 

25分後にバスは出発。

30分弱でバスは登山口に着。

 

9時10分から楽しいハイキングの始まり。

 

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アルティンアラシャンへ 夫婦 世界一周 キルギスタン ビシュケク

350番のマルトーシュカを降りるとすぐにこの看板がある。

登山道の入り口だ。

左に行くとアクスー村、アルティンアラシャンへは右の道だ。

ここから登りが始まる。

登りと言ってもとても緩やかで気持ちの良い道が続く。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

我々6人組とタイ人の方、オーストリアの方を加えて8人でスタート。

奥には優雅にそびえ立つ山々。

さらに奥には雪の冠を被った山もある。

どこまで登るんだろうか。

ワクワクしながらのハイキングが始まった。

 

川沿いをゆっくりと歩いていると、たまに4WDが追い越していく。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

ツアー会社にお願いすれば車で簡単に上まで連れて行ってくれる。

しかもロシア製と思わせるような無骨なデザインがたまらない。

 

気温は低いがすぐに暑くなってアウターを脱ぐ。

その間に外国ニキたちは先にゆっくり行くと言って早々に姿が見えなくなった。

外国ニキたちはマジで慣れてるし体力もあるから歩くペースが本当に早い。

こういうのは自分のペースが一番。

アルティンアラシャンでまた会おう。

 

そこからはまた日本人5人組で休憩しながらゆっくり歩いていく。

もう最高だよ。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

こんな景色がずっと続くんだから。

休憩の度にちょっとずつ携行食を食べるんだけど、我々が持ってきたのはグミやクッキー、チョコと言ったお菓子など。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

外国のチープな甘さも運動中は頼もしい限りだ。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

Azuもyumikoちゃんもお菓子を食べて元気をチャージ。

もともと山登りをしていたと言うMituさんは流石、プルーンとぶどうのドライフルーツを持ってきてくれていて休憩の度に配ってくれた。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

 

少しずつ登っていくと日陰には雪が残っているようになった。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

夜は氷点下になっているということだろうか。

歩いていると暑いんだけど、休憩で立ち止まるとたちまち体温が奪われていく。

冬のハイキングは体温調整がとても難しい。

 

それでも少しずつ5人で楽しく登っていく。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

半分ほどの目印となるアルティンアラシャンまで7kmの看板を見た時は嬉しかった。(でも実際は半分じゃなかったと思う)

でも当時はそんなこと知る由も無く、適当に座れそうな場所で昼食。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

我々は持ってきたパンを食べた。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

チョコスプレッドみたいなやつで糖分を補給。

yumikoちゃんが白ハチミツを持ってきていたので交換しながらの楽しい昼食。

 

ちょっと疲労を感じ始めていたけどお昼ご飯を食べて復活。

山登りに食事はとても大切だ。

 

半分を過ぎると下山組みとすれ違うことが増えてきた。

欧米系の方もいたけど韓国の人の多さに驚いた。

中央アジアは韓国にとって人気の国なんだろう。

そしてすれ違うのは人間だけでは無かった。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

牛の大群ともすれ違う。

最高に牧歌的だった。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

川にかかった橋もまた心を揺さぶってくれる。

 

最高のハイキングルートだ。

10kmを超えたあたりだろうか、登りが少し急になる。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

何回か休憩を入れながらアルティンアラシャンを目指す。

体力に自信が無いと言っていたyumikoちゃんはかなり疲れている。

皆で励ましながら進む。

 

登ったら砂糖を入れた甘いチャイが待ってるぞー!

チャイー!チャイー!

 

チャイ(紅茶)を心の支えにして進んでいく。

そしてとうとう残り1kmの看板が見えた。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

ここからどう考えても1kmでは着かないというメンタルブレイカーだったことが後に判明するが、最後の最後にある急な登りを超えてついにアルティンアラシャンの村が見えた!!

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

まずは各々で写真を撮りあってからの、

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

集合写真!

近くにいた別の欧米系ニキグループに撮ってもらった。

 

アルティンアラシャンの村は宿が数軒あるだけの小さな村。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

ユルトと呼ばれる伝統的な移動式住居も数多く存在していた。

入り口では先に進んで行ったマレーシア人のリムさんが岩の上に立って写真を撮っていた。

・・・短パンで。

少しでも止まっているとクソ寒いのにこの人ほんとすごいな(;´∀`)

 

 

我々が予約したELZAさんは村の奥にあったのでここからさらに1kmほど歩いてとうとうゴールすることができた。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

麓の登山道入り口からは実に6時間20分の長時間ハイキングとなった。

我々夫婦としては過去最長。

流石に疲れた(;´`)

オーナーに挨拶して部屋へ。

ボロい山小屋かと思っていたが比較的新しくてとても清潔な施設だった。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

部屋はベッドと暖房しかな簡素な作りだったが問題無いだろう。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

なお、施設にはユルトもあったが寒過ぎるから辞めた方が良いと言われた。

 

夜は凍るからとてもとても寒いわよ。

絶対に部屋でお願いします。

 

そして待ち侘びたアレを楽しみます。

アレですよアレ!

この旅が始まってからずっと会いたかったアレです。

・・・

・・

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

温泉があるんですよおおおおお!!!

 

ああああああキモチイイイイイイイイイ!!!!

 

もうたまらんです。

最高以外の何物でもありません。

全身の疲れがスッと抜けていく感じ。

ハイキングの後の温泉はヤバいです。

アルティンアラシャン最高決定。

2ヶ月半ぶりの湯船は最高に最高だった。

 

なお、温泉はグループによって時間が割り振られます。

この時は1時間と言われたので、女子が先に30分、男子が後に30分。

 

温泉で身体が温まったが、湯から出た瞬間に一気に体温が奪われるほどの寒さ。

ひぃひぃ言いながら身体を拭いて服を着る。

部屋に急いで戻るが部屋も寒い。

暖房があるにはあるが、節約のためか19時から20時にならないとつけないそうだ。

薪をくべてオイルを温める方式だった。

そう、ここには電気は最低限しかないのだ。

ソーラーパネルで充電したもので電球を照らすだけ。

他にはガスも無く薪で火を起こす。

水道だって川の水を引いてるだけだろう。

夜は凍ってトイレは使用不可になる。(外にボットントイレがあるのでそちらは使用可)

もちろん電波は入らない。

強制的にデジタルデトックス。

この原始的な生活。

寒くて不便だけど、気分は最高にハイだった。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

女性陣が温泉に入ってる間はチャイを楽しんだ。

お願いすればオーナーが無料で振る舞ってくれる。

 

温泉を楽しんだ後は19時から夕食を食べる。

ELZAさんは1泊朝食付きで1500ソム(2,525円)。

そこに1食600ソム(1,010円)を足すと昼食と夕食も用意してくれるシステムだ。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン
  • 羊肉?のパスタとサラダ
  • お米入りの野菜シチュー
  • パン
  • チャイ

 

山の上なので期待していなかったのだが、とても美味しかった。薄味なのに満足度が高かかった。

 

Mituさんはこの山小屋での食事が中央アジアで食べてきたご飯の中で一番美味しかったと言っていた。

 

俺は味わからんから何でもええねん。

 

いつもそう言っているので参考程度に 笑

 

食後は部屋に戻って今日の素晴らしい体験を振り返る。

寒いので布団にくるまりながら。

7時半ごろにようやく暖房を付けてくれたけど、あまり暖かく無かった(;´`)

 

そして21時過ぎに外に出た。

星を見たかったから。

夫婦 世界一周 キルギスタン アルティンアラシャン

iPhoneのカメラでは何も撮れない・・・

もう満天の星空だった。

一眼が無いので写真は撮れなかったが、地球って丸いんだなってのがわかるくらいに星に包まれていた。

灯りなどほとんど無い山奥の村。

標高が高いこともあり星がとても近く感じた。

 

天の川かな?

たぶんそうじゃないかな

 

それくらい無数の星が空に煌めいていた。

空の上に天国があるとは信じていないが、空に近いここが天国のように感じた。

こうして空をゆっくりと見上げるのはいつ以来だろうか。

東京の空は狭くて何も見えないから好きじゃ無かった。

でもここは思わず手を伸ばして星を掴もうとしてしまうくらい星が近かった。

 

日本の田舎でも星は見えるだろうが、標高2,400mのアルティンアラシャンで、ばったり宿で出会った旅好きの変わり者たちが一緒に空を見上げる。

それがとても貴重で特別で最高に馬鹿らしい時間に思えた。

・・・

・・

寒くて10分も外にはいられず部屋に戻って目を閉じた。

あぁ、いい1日だった。

 

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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。

明日はアラコル湖を目指すけれど・・・?

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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