【世界一周209日目】2023.10.30 ヨルダン ペトラ
気温:18度〜25度
歩数:20,100歩
1ディナール=211.1円
今日の予定
- ペトラ遺跡へGO!
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目覚め
いいお宿でぐっすり快眠。
と、言いつつ5時半起きなので眠い(;´∀`)
ペトラ遺跡は6時から入場できるんだけど、宿の朝食が6時からなのでそれに合わせて起床。
食後7時過ぎにペトラ遺跡に向かうことにした。
6時はまだ真っ暗。
山の斜面に広がる家の灯りが美しかった。
10月後半。
朝夜は風が冷たく寒い。
ウルトラダウンを着込むAzuとアヅミちゃん。
Petra Guest House Hotelの朝食
我々が滞在しているPetra Guest House Hotel(アヅミちゃんが払ってくれた)は朝食付き。
営業時間は6時〜10時。
会場は広くて明るい。
パンや飲み物、フルーツコーナー。
飲み物は毎日3種類のフレッシュジュースが置かれていた。アップル、グレープフルーツ、オレンジ、パイナップルなど。
パンは種類も豊富かつ、トースターも用意されていた。
当然ホットミールも充実。
豆の煮込みやサモサ(肉入り)や、
ソーセージ類、
ベーコンや、
ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)、
グリルトマト、
卵とゴーヤのグリル、
ベイクドビーンズなどかなり充実。
チーズやハム、ピクルスやフムスなどコールドミールも多数。
フルーツもパイナップル、グレープフルーツ、オレンジが用意されていた。
エッグステーションも完備。
オムレツやパンケーキを作ってくれる。
この旅が始まって一番豪華な朝食。
料理はどれも美味しかったので朝からついつい食べすぎてしまった。
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ペトラ遺跡とは
さてさて、昨日からペトラペトラ言ってますが、簡単にペトラ遺跡の紹介。
説明の前にこの写真を見てもらったらピンと来る人も多いはず。
はい、すごいですね。
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦のロケ地でも使われている岩壁を削った神殿(宝物殿)は圧巻の一言。
その高さはなんと40m以上!
写真や映像で見るだけでも人を惹きつけて止まないこの遺跡、この目で見てみたいと思った人も多いでしょう。
その歴史はとても古く紀元前1世紀頃にまで遡ります。
ペトラはナバテア王国の首都でローマ帝国にと共に栄えたが、ローマ帝国の衰退、そして4世紀ごろに起きた大地震によって放棄されてしまっていた古代都市。
人々の記憶から消えて長い期間、谷の合間に静かに佇んでいましたが、1812年にスイスの探検家によって発見。
一大観光地として注目を集めるようになり、1985年に世界遺産に登録。
そして世界一高い観光料金と言われるほどの人気となっています。
入場料はなんと1日で50ディナール(10,555円)!!
高杉ぃ!!
- 1日券:50ディナール(10,555円)
- 2日券:55ディナール(11,610円)
- 3日券:60ディナール(12,666円)
となっており、2日間、3日間だと割安になってきます。
長く滞在させて現地にお金を落とさせたいコスト設定ですね(;´∀`)
まぁ実際めちゃめちゃ広いので1日では全く足らず、最低でも2日間は見て回りたいところ。
1日目は先ほどの写真のエル・ハズネ(宝物殿)、2日目はその奥にあるエド・ディル(修道院)を見に行きます。
1日目はエル・ハズネを上から見おろす世界で最も美しいビュースポット。
2日目は裏口からまさにインディージョーンズさながらジープで目指す裏ルートを紹介します。
ペトラ遺跡散策
さてそれでは2日券を買ってレッツペトラ!
なお、チケット購入にはパスポートが必要なので忘れずに携帯しましょう。
転売対策で名前が印刷されます(;´∀`)
QRコードをスキャンして入場。
10月下旬の朝はまだ寒いので防寒具は必須。
水は1L持って行った。
夏は防寒具の代わりに水2L持っておきたい。
途中でいくらでも買えるけど観光地価格なので。
入ってすぐに荒々しい岩石に囲まれた道を歩いて行きますが、その隣ではブルドーザーが道を整備していた。
まだまだペトラは観光地として完成されておらず、あちらこちらで整備が進められている。
なお、入場した瞬間に馬に乗らないか〜?と客引きが多く声をかけくる。
ホースライディング、プライス イズ インクルード(乗馬、チケット代に料金は含まれてるよ!)
と、言われます。
実際チケットには含まれているのですが、チップを後で請求されるので実質有料となんら変わりません。
むしろ事前に料金がわからないケースだと揉める可能性も高いです。
もし乗りたい場合は最初から料金を確認した方がいいでしょう。
これはこの後出てくるラクダやロバでも同様です。
ぼったくられ無いように必ず事前に料金を確認しましょう。
入ってすぐに様々な遺跡がお出迎え。
エル・ハズネ(宝物殿)までは1本道なので周りに付いていけば大丈夫。
何度も写真を撮るのに立ち止まりながら進んでいく。
少し歩くとシークと呼ばれる細い谷間に差し掛かかる。
まさに探検気分。
地層によって描かれた自然のアートに誰もが足を止めて撮影している。
こちらはピラニアに見える奇岩。
正面から見ると二頭の象に見える。
という話を団体ツアーのガイドが喋っていた。
そして細い渓谷を進んでいくと、50分ほどでエル・ハズネが見えてくる。
写真を撮らずに歩くと35分くらいで着きますが、最初は40分〜50分ほどかかると思って問題ないです。
・・・
・・
・
ついに憧れのエル・ハズネをこの目で見ることができた。
いや、もうデカすぎるし、2,000年以上前に作られたのに装飾が残っていたりと本当に驚くばかり。
手前の人の大きさと比較するとその大きさがよくわかる。
ちなみに中には入れません。
この広間には多くのラクダがいる。
その先にあるスポットへの足としても利用できるし、ラクダに乗って撮影することもできる。
また、ここではベストビュースポットに連れて行ってやる。
という声がけもめちゃめちゃ多い。
エル・ハズネを上から見下ろせるスポットに連れて行ってくれる。
・・・有料で。
無料でもアクセスできるが大きく遠回りをしなければならず、2時間ほど歩く必要がある。
ここでお金を払えば10分ほど?でたどり着くショートカットを使わせてもらえる。
十分高い入場を払っているので我々は自力で歩いていくことにしている。
もし時間が無い場合はお金で解決するのも有りだろう。
なお、ショートカットする場合と自力で歩く場合ではビューポイントが異なる。
どちらがいいかは一概に言えないが自力で登ると一番上から見下ろすことができる。
エル・ハズネを正面にして右手に奥に進む道があるので我々はそちらを目指して歩く。
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世界で最も美しいビューポイントへ
まずは道なりに進んでいく。
お土産屋さんを見ながらてくてく。
ここでは多くのラクダとロバ(ドンキ)の営業もある。
左右には遺跡の後が無数に立ち並ぶ。
人が住まなくなったペトラはいまや野生の動物の棲家にもなっている。
壮大な景色を眺めながらゆっくりと歩く。
歴史や古い建造物が大好きなアヅミちゃんはずっと楽しそうだ。
ほんとわざわざ日本から来てくれてよかった。
もちろんAzuも。
道なりに進むとローマ帝国を彷彿とさせる立派な円形劇場が目に入る。
その先には整備された綺麗なトイレもある。
今回のルートではここが最後のトイレなので必ず行っておこう。
それらを抜けて右手に王家の墓が見えたら要注意。
エド・ディルに向かう橋がある。ここが分岐点だ。
エル・ハズネを上から見たい場合は橋を渡らずに王家の墓に沿って右にぐるっと迂回する。
今日のルートを図示するとこんな感じ。
青い星の部分が分岐点。
ぐるっと迂回して山の上からエル・ハズネに戻る感じになる。
王家の墓ってのはこんな感じのやつ。
相当立派なのだが、風雨によって上部が大きく溶けてしまっている。
この先は少し上り坂になっており、上に登るとエド・ディルへと至る道が見えた。
先にはまだまだ道が続いていてペトラ遺跡の広さを実感する。
あっちはまた明日。
坂を登ったところにプレハブがあり、その手前に看板があった。
下に書いてある「Al-Khubtha Trail」というコースが我々が目指すベストビューポイント。
そちらの方向に進んでいくと右手に階段が見えた。
岩を削って作られた階段を登っていく。
途中でドンキ(ロバ)に乗った少年に追い越された。
もちろん遊びではない、彼はロバに乗っていかないかと営業していく。
日本だったら小学生くらいだろうか。
ペトラ遺跡では多くの少年が働いているところを目にする。
物乞いではなく、働いているのだ。
児童就労には関わるなとパンフレットには書かれていたが、完全に放置されているようだった。
世界一高い入場料の高い壮大な遺跡群を光とするならば、児童就労はまさに影の側面だろう。
Azuとアヅミちゃんはハァハァ言いながら写真を撮りながら一生懸命登っている。
そんな中mosariは猫に捕まっていた。
動物から好かれる男、mosari。
まぁ野生動物には注意してくださいね。
狂犬病の恐れがあるから。
海外で狂犬病のワクチン接種は大変だよ!
ジョージアで引っ掻かれて大変だった時の話↑
まぁそんな訳で猫と遊ぶのはほどほどにね。
途中いい景色のスポットがあったので休憩。
遠くに見えるのはエド・ディル方面が見えたけど、もう人は小粒にしか見えない。
随分登ってきたもんだ。
AzuとAzumiちゃんも絶景に喜んでいた。
mosariは相変わらず猫に絡まれていた。
猫凛々しすぎるだろ。
動物から好かれる男。
狂犬病の可能性があるから猫と遊ぶのは程々にね!
そうしてひたすら登った先にそのビュースポットがあった。
ゆっくり休憩ありで階段を登り始めてからちょうど1時間で到着した。
ここが世界で最も美しいビュースポットの入り口だ。
看板にはThe most beautiful View in the worldと書かれている。
中は休憩所になっており、利用するなら1ドリンク購入してね、という感じ。
買わないで居座ることもできそうだったが、疲れてると思うのでドリンクくらい買ってもいいと思う。
ただし、330mlの小さなコーラなどで2ディナールする。
420円ほど(;´∀`)
休憩所からはエル・ハズネを上から見下ろすことができた。
3人で達成感と共に下からでは決して見えない光景にただただ目を奪われた。
人がゴミのようだあんなに小さい。
3人で撮ったから十分かと思ったらアヅミちゃんが2人の写真が欲しいと言ってわざわざ撮ってくれた。
ならばとわざわざ日本から来てくれたアヅミちゃんとAzuのショットも。
世界一美しいかどうかは置いておいて、確かにいい景色だった。
似たようなショットが多くて恐縮だが、それだけ良かったということで。
休憩所の奥にもビュースポットがあって、一段下に降りるので少しだけ遺跡に目線が近づく。
高級スプライト(420円)で乾杯。
高いのでmosariとAzuは2人で1本にした。
ここで買っておいたパンも食べた。
なんて贅沢な昼食だろうか。
気持ちのいい風が吹いていた。
この風が遺跡を少しずつ崩している訳だけど、今を生きる人間にとってはかかせない恵の風だ。
食後にアヅミちゃんがくれたお菓子を食べた。
こんなところで食べられるなんて君は世界一幸せなベビースターだよ。
久しぶりの日本の味は本当に美味しくて唸ってしまった。
1時間ほど頂上で過ごして帰ることにした。
帰りは下り中心なので足取りは軽いが、mosariは下りだと膝が痛むことがあるのでゆっくり下っていった。
途中で膝に違和感が出始めたが痛みに変わる前に下界にたどり着くことができた。
そこからは同じルートを通ってエル・ハズネまで戻ってきた。
午後になったこともあって多くの観光客で賑わっていた。
上から見ても素晴らしいが、下から見てもやはり素晴らしい。
これが一枚の岩を削って作られたとは本当にすごい。
紀元前ですよ?
この辺りまで元気だったが、最後ゲートに向かう途中でみんな電池が切れてしまった。
ひぃひぃ言いながら宿に戻る。
朝7時半に宿を出て戻ってきたのは、14時半。
7時間も歩いてりゃそりゃ疲れるか。
宿に戻る前にマーケットでアイスを買って食べた。
疲れた身体に最高にGoodだ。
宿に戻ったら昼寝。
2時間のはずが3時間も寝てしまった(;´∀`)
夕食〜夜
思い足取りで近くのマーケットで明日の昼食を購入。
昨日と同じレストランで夕食を食べた。
我々はファラフェルサンドにトマトスープ。
アヅミちゃんはスープとチキンウイングを頼んでいた。
ファラフェルサンドは3ディナール(630円)。トマトスープもバゲット付きで3ディナール。
ファラフェルサンドはアンマン市内で食べたら1ディナール(210円)なので実に3倍だ。
ペトラ遺跡周辺はマジで観光地価格すぎ(;´∀`)
夜は楽しく夜更かしと言いたいところだが、なんだかんだ疲れているし、明日も再び5時半起きなので11時ごろには消灯。
久しぶりに2万歩超えだったと思う。
距離もそうだが登りがあったのでやはり疲労が溜まっている。
昔故障した膝もよく保ってくれた。
明日も引き続きペトラだ。
■azuのInstagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
人間っていつの時代も信じられないことをする。
1,000年後に地球がまだあったら僕らの時代はどう評価されるのかな。
国同士で争ってばかりと書かれるのか、インターネットなどの情報通信の基礎を作り上げた素晴らしい技術革新があったと書かれるのか。
未来に興味は無いけど、未来からどう評価されたのかは気になる37歳無職だった。
それでは!