【世界一周314日目】2024.2.20 パナマ パナマシティ
気温：24度〜33度
歩数：6,319歩
1ドル＝149.97円
今日の予定
- パナマ運河を見に行くぞおおおお！
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目覚め
6時半。
アラームと同時に起きる。
いつもならちょっとウダウダしてから起きるんだけど今日はちゃんと起きる。
だって今日はパナマ運河を見に行く日だからね！
人の手で大陸をぶち抜いて交通の要所にしてしまうとか発想が地球規模すぎてずっと見てみたかったのだ。
中米のラストでもある。
そんな訳で顔を洗って朝食。
バナナとパンにパッションフルーツ。
久しぶりにパッションフルーツ食べたけど、まぁ目が覚める酸っぱさだ。
見た目エグすぎて1人じゃ絶対食べれない。
グロすぎぃ！
Azuがいなかったら一体何を食べて過ごすんだろう。
すげぇ偏食なんだろうな・・・
7時半に出るつもりが7時45分になってしまったので急いで駅に向かった。
パナマ運河への行き方
パナマ運河という名前が有名ですが、見学するのは「Miraflores Visitor’s Center（ミラフローレス ビジターセンター）」という施設。
まず目指すは地下鉄「Albrook駅」。
バスでパナマシティ入りした人にはお馴染みの駅。
地下鉄にはVISAかマスターのクレカがあればタッチ決済可能。
一律0.35ドルだ。
Albrook駅に着いたらバスに乗り換える。
バスに乗るにはメトロカードが必須。
持っていない人は購入しておこう。
購入した時の記事はこちら。
バスは0.25ドルなので往復でよければ1ドルだけチャージしておこう。
バスなら4回乗ればちょうど使い切れるので地下鉄はクレカのタッチ決済で乗るとよいだろう。
バス乗り場は地下鉄から乗り換える時に連絡通路を渡ると思うが、連絡通路から見えるバスは中距離バスなので、それの反対側。
空港の到着ロビーから出た時のようなロータリーがあるのでそちらの右奥に「D」乗り場がある。
目的地は「ミラフロレース」という場所なので、わからなかったら「ミラフローレス？」と聞けば案内してくれるだろう。
我々も親切なセキュリティのおじさんが乗り場まで連れて行ってくれた。
まぁ最初に聞いたバス乗り場のおっさんにはタクシー使えって言われたけど。
10分くらい待ってバスが到着。（20分〜30分おきくらいに走ってそう）
メトロカードを使ってタッチして乗り込む。
15分ほど走ってミラフローレスに到着。
幹線道路から外れていかにもな雰囲気の場所なので着けばすぐにわかるはずだ。
バスは降りる時はタッチ不要。
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パナマ運河は時間に注意！
んで降りたら正面に入り口があったので入ってみる。
オラ！
あなたたち英語は喋れる？
おす！ちょっとだけね！
よく聞いて、午前中の船はもう行っちゃたわ。
はい？
次の船は13時半からよ。中に入ってもいいけど再入場は不可だからよく考えてね。
な、なんやて。
この施設の入場開始は8時から。
我々が到着したのは8時半。
通過に1時間はかかるはずなので、こりゃ8時に行ったとしてももう途中の船しか見れないってことになる。
なんじゃそりゃ〜。
ちなみに船の通過時間は公式サイトに掲載されている。
https://visitcanaldepanama.com/es/
今日は7時15分と13時半から。
いや、これね、ちゃんと見てたんですよ。
昨日の夜見たら7時半だったのに、今朝みたら7時15分になってたんですよね。
んで15分出発するのが遅れて想定より30分遅れての到着。
でもそれでも2時間くらいは船の往来があるだろうから1時間弱くらいは残ってると思ってたんですよね。
焦って急いで来たのに全くもってダメでした。
つまりビジターセンターが開く8時よりも前に船の往来がスタートしている場合、高確率で見れません。
事前に公式サイトをチェック（当日変わる可能性有り）し、8時よりも後なら午前中でも可。
もし7時台にスタートの場合は午後にしたほうが無難です。
施設の中にも案内がありました。
そんな訳で次の船が来るのは5時間後。
まぁ5時間待てば見れるならまだよし。
午後に来てもう今日は見れませんだと泣くけど。
でもね。パナマ運河をずっと楽しみにしていたmosariと、とりあえず着いてきたAzuとではダメージが違う。
そりゃいきなり5時間待てと言われたらキツいですよね。
まぁでも海外ってそんなことは日常茶飯事、気持ちを切り替えて〜と行きたいところだったのだが、ちょっとしたトラブルが発生。
これが致命的だった。
詳細は割愛するがまぁ大変だった。
入場料は17.2ドル（2,580円）。
これには強制的に映画のチケット代が含まれているので、2種類のチケットを受け取る。
映画の公演時間も決まっていた。
我々は11時からのものをチョイス。
映画館の入り口がクーラーがガンガンに効いていてWIFIも飛んでいたのでそこで時間を潰したり、寒くなったら外であたたまったり。
まぁ適当に時間を潰した。
5ドル払えば博物館も見れたようだが我々はパス。
11時ちょっと前に映画館に入る。
映画は3Dメガネをかける本格的な作りだった。
音声は英語にスペイン語字幕だった。
どちらもチンプンカンプンなのでWIFIを使ってGoogle翻訳の会話モードで翻訳を見ながらの鑑賞。
WIFIが弱くて半分くらいしか翻訳できなかったが、
- パナマ運河の工事の大変さ
- 今はハイテク化されていてすごいんだぞー
- それでもパナマには素晴らしい自然が残ってるぞー
的な内容だった。
興味深かったのはやはり建設時の工事の話。
最初はスエズ運河を作った実績を持つフランス人が主導で大陸を素直に掘り進める工事を行なった。
でも平らなスエズ運河と異なりパナマは山を削らねばならず掘り進める深さが段違いであったこと、そしてマラリアの蔓延によりワーカーが次々と死んでしまい失敗に終わってしまった。
そこでアメリカ主導でまずはマラリアを駆逐するところから始め、作業効率を高めるために優れた運搬システムを用意したり、場所も全て掘るのではなく今あるガトゥン川を利用して掘る部分を減らし、その代わり水量を調節する閘門システムを採用したりと工夫を凝らして完成させたそうだ。
工期は実に10年。開通は1914年。
その後は実質的にアメリカが管理していたが、1999年にパナマに返還されている。
そのため1999年はスペイン、コロンビアに続いてアメリカからの独立記念の年になっている。
ちょっとだけパナマ運河に詳しくなったら船の往来が見れるエリアに入場する。
一度入ってしまうと再入場不可。
中にはトイレと自販機があるので水分は調達可能。
映画館やギフトショップで水を買うと500mlが3ドルという馬鹿げた金額だったが、船の往来が見れるゾーンは1ドルだったので、水が欲しい場合はこちらの自販機がおすすめ。
船の往来は13時半からだが、12時にスタンバイして場所取り。
30度以上だし日差しは強いけど、一番いい場所で見たかったので炎天下の中１時間半待った。
もちろんAzuには日陰にいてもらった。
パナマ運河のためなら待つのは全然我慢できたけど日焼けだけはどうしようもなかった。
mosariは日焼け止め塗らないアホなので火傷ですか？って感じに真っ赤っかになってしまった。
ビジターセンターの奥に2階に上がれる場所があるので2階から見るのがベストだ。
屋根もあるし椅子もあるのでついそこに座って見たくなるが、それはトラップだ。
まず屋根があると大型タンカー船が来た時に全貌が屋根に遮られて見れない。
そして目の前のスタンディングエリアに人が殺到するので結局座ったままだと大して見れないというジレンマが生まれる。
つまり、屋根の無い柵の側が良い。
左側のコーナーが陣どれればベストだ。
ちなみに人が混み始めたのは30分前からだ。
mosariは1時間半も前から日差しの当たるエリアに座って場所取りしていたので、
こいつ何やってんだ？
みたいな視線に晒されていた。
こちとら絶対いいところから見たいねん・・・！
2階の左端のコーナーならば、このように水量が少ない場所も見れるし、水量が多い右側のエリアも見れる。
今回は先頭がただのボートだったので全体像の把握が容易だったがもしこれが巨大タンカー船だった場合、この場所からじゃ無いと近すぎて見にくかっただろう。
そんな訳でここが一番おすすめだ。
13時半になってついに入船してきた。
凄まじい人。
椅子に座っててもほとんど見えなさそう。
今日は小型ボートが1台、小型船が2台、大型船が1台の合計4台が通過するようだった。
また、奥にももう1ラインあったようで、そちらは超巨大タンカーで迫力満点だった。
何が通るかは運ですな。
ガトゥン湖側が水位が高いのでまずは水量を減らして太平洋側サイドと同じ水位にする。
先ほどの画像と比べて水位が下がって船が隠れ始めてますね。
ほぼ見えなくなってしまった。
水位が同じになったら水門がオープンです。
ゲートが開いたら通過。
この小さなボートはアメリカから来たみたいで、4人くらいの若い男女が乗ってました。
きっと金持ち。
大型船も水路の両側に設置されたレールを自走する先導車に導かれながら進んでいきます。
たぶん川崎と三菱重工製とかなんとか案内されてた気がする。
というのを段階的に3回繰り返しして通過する。（我々が見れるのはラスト2個部分）
こちらでも先ほどよりも水位が下がってますね。
この先のゲートをくぐればこの先は太平洋です。
高低差を無理に解消させずにゲートの中で水位を調節して船の高さをコントロールするという発想（閘門式）が見事としか言いようが無い。
太平洋サイドは水位を減らすのが見れるが、反対側のカリブ海側では水位を増やして登ってくる。
mosariだったら最初に失敗していたフランス人のように全ての大地を削ってまっすぐ通過するように作り、同様に失敗していただろう。
人の叡智は凄まじいよ、本当に。
なんで10年もかけてこんなものを作ったかと言うともちろんお金のため。
本来ならアメリカの東海岸（カリブ海）と西海岸（太平洋）を結ぶにはアルゼンチンやチリまでぐるーーーーっと南下しなければならなかった。
20日〜30日くらいかかるらしい。
でもパナマ運河を使えば1日で簡単に往来が可能になった。
通行料は重さによって異なるが最大で1億円を超えるようだ。超大型タンカー船だと1万3000個ものコンテナを運べるらしい。
すごすぎ(；´∀｀)
そうじゃなくても数千万円はザラのようだ。
それだけ払っても時間とお金が節約できるという訳。
すごいことを考えるよほんと。
でもコスタリカで自然を再生させて素晴らしい森を見てきただけに、地球規模で大地を破壊する国際運河ってのはなかなか罪なモノだな・・とも思う。
人はお金のためならなんだってできるんだ。
地球に住まわせてもらっている。
そういう感覚ってすごい大事だと思う。
我々はグアテマラのアカテナンゴで地球の息吹を感じることでそう思うようになった。
SDGsだ！なんて叫ぶつもりはサラサラ無いが、世界一周していることで地球そのものについて考えるようになったのは良い変化だと思う。
色々と思うところはあるが徐々に水位が下がって門が開いて移動していく時はちょっとした感動モノだ。
1隻通過するのに使用する水は1億9,000万リットルだそうだ。
桁が違いすぎてわけわからん。
実際はめっちゃゆっくりだから地味なんだけどね(；´∀｀)
タイムラプスで動画を撮ったので気になる方はインスタグラムのハイライトをチェック（丸いアイコンでパナマと書かれているところをタップ）
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
ちなみに太平洋と大西洋を結ぶルートとしてはニカラグアのグラナダに隣接するニカラグア湖も候補に上がっていたそうだが、噴火によってできた地形ゆえに災害リスクも高いとの判断でパナマが選ばれたそうだ。
ニカラグア湖でボードに乗った時の話は↑
こうして訪れた地域が関連して点と点が結ばれて線になるのが気持ちいいんだよな・・・
タンカー船の船員なんかはこちらが手を振ると振り返してくれる。
船側から見る景色ってのはどんなんなんだろうか。
徐々に目線が下がっていく訳だから不思議だろうな。
船乗りたちの憧れの地なんじゃないだろうか、パナマ運河ってのは。
いつか乗って見たいな。
お金出してクルーズ船に乗るってのもあるが、船乗りってのはどうなんだろうか。
何ヶ月も船の上だとやっぱりキツいんだろうな・・・
日本も船乗りが減っていて超高齢化が進んでるって話を聞いたことがある。
船乗りもいいし、空港職員もいいな。グラハンもめっちゃ給料低いって度々ニュースになってるけど。
１時間ちょっと見たら例の儀式。
36ヵ国目パナマを塗り潰しました！
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
暑くて途中でコーラ330ml1本と水500mlを2本買った。
いずれも1ドル。
とにかく暑い。
熱中症ギリギリだ。
後半は耳鳴りしてきたし。
後から奥側のレーンに入ってきたタンカーデカすぎ。。。
夕食
満足したのでバスと地下鉄を乗り継いで宿の最寄りへ戻ってきた。
Azuは近くの魚市場に行きたいと言うが、Azuはmosari以上に色々ヤられている。
明日は南米に移動して空港泊の日だ。
ここで無理するのかどうか考えてもらい、魚市場は諦めることになった。
mosariはパナマ運河が見れれば満足だったが、Azu的にはもっと色々と回りたかったのかもしれない。
そう思うと申し訳ないことをしてしまったかもしれない。
でもここで無理したらまた倒れてしまうし、次の街は標高3,600mのボリビアの首都ラパスだ。
いきなり飛行機に乗って富士山と同じ高さまで登るので高山病になる人も多い。
体調が優れない状態で行くのはリスクが高いんだよな。
こう言う時にどうしたらいいんだろうな。
mosariはついつい心配してしまう。
だけど余計なおせっかいなのかもしれない。
10ヶ月旅を続けているけど未だにこの辺の線引きが難しい。
「せっかくきたんだから。」それはわかる。
でも海外で体調崩すと長引くからなぁ。
そんな訳で無理せずAzuが気になっていたファストフード店へ。
PioPioというチキン屋さん。
mosariはハンバーガーとチキンのセット。
Azuはご飯とチキンナゲット的なセット、スープ付き。
でもご飯が売り切れ？だからポテトが出てきた 笑
当たりはチキンとスープ。
それぞれ6ドルなので合計12ドル（1,764円）。
ちょっといいセットなのでファストフードだけど高め。昼を食べて無いので2食分と思って奮発。
（それでもコスタリカのマックの一番安いセットよりも安いが。）
余ったボリビアが4ボリビア（600円分）あった。
ボリビアとはパナマの旧通貨で1ボリビア以下のコインだけが未だに流通しているのだ。（公定通過はUSドル）
ただし1ボリビアは1ドルとして使えるのでドルと同じ感覚だが、パナマを出てしまってはゴミなので使い切りたい。
そんな訳で使い切るためにお買い物。
- 水2L；1.85ボリビア
- バナナ2本とパッションフルーツ：1ボリビア
- ビスケット：0.85ボリビア
- アメ9個：0.3ボリビア
最後に1.15ボリビア余ったので適当にお菓子を買うことにした。
以前食べたシリーズのビスケット（0.85ボリビア）があったので残り0.3ボリビアになった。
レジのお姉さんに０.３ボリビアで何か買えるモノと念じたらアメを9個くれたw
早めに宿に戻ってシャワーを浴びて南米について少し調べて就寝。
中米最後の日はちょっと色々あったが、ともあれメキシコから陸路でよくもまぁ駆け足で回ってきたものだ。
あくまで南米までの繋ぎとしてしか思っていなかったが想像以上に楽しかった。
南米はもっとすごいのだろうか？
楽しみだ。
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お金の話
「予算はどれくらいなんですか？」
そう聞かれることがある。
我々は滞在費として1日1万円を目指している。
事前準備とか国際線は除く（金額が大きく一瞬で超えてしまうので）。
食費、陸路の移動費、日用品代、観光費、ビザ代など現地でかかるもので1日1万円。
メキシコからパナマまで34日間。
予算としては34万円。
それに対して結果は・・・
・・・
・・
・
352,278円でしたっ！
そこまで物価が高く無いと言われている中米で1万2千円オーバーです。
でも明日は丸1日飛行機で移動なので1万円ほど取り戻せるはずなのでほぼぴったりですね。
コスタリカで6万円の森に行ったのを考えると大健闘でしょう。
でもこのペースなら南米は100％赤字続きですね(；´∀｀)
ツアー代がなんでもかかるし・・・
まぁでも南米は地球の裏側ですからね。
アフリカなんかより遥かに行きにくいですからね、無理のない範囲で楽しんでいきたいと思います。
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック！
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明日は中米を離れてコロンビア経由でボリビアへ向かいます。
ついに南米。
全く想像のつかない世界に足を踏み入れてきます。
その関係で更新が少し遅れ気味になるやも？
それでは！
