皆様こんにちは。
今回は2018年の夏の欧州旅行で訪れたノイシュバンシュタイン城の近くにあるサウナ施設「クリスタルテルメ(kristalltherme)」を紹介したいと思います。
わざわざ海外に行ってまでサウナ?と思われるかもしれませんが、ドイツのサウナは世界一ィィ!と、までは言いませんが、とってもユニーク。
世界遺産であるノイシュバンシュタイン城を見るのもいいですが、裸でドイツの文化に触れるのもいいものですよ。今回ご紹介する”クリスタルテルメ”はなんと裸でノイシュバンシュタイン城が見れるというなんとも贅沢?な施設なんです。
今回はクリスタルテルメの紹介に加えて、ドイツのサウナにおけるマナーや館内の過ごし方も実体験ベースでお伝えしたいと思います。今後ノイシュバンシュタイン城に行く方の参考になれば幸いです。
ノイシュバンシュタイン城に行ったらクリスタルテルメに行こう!ノイシュバンシュタイン城からの行き方も紹介します。
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クリスタルテルメ基本情報
- 正式名称:Kristall-Therme
- 営業時間:日曜〜木曜「9時〜22時」
- 営業時間:金曜、土曜「9時〜23時」
料金について(2018年8月現在)
クリスタルテルメは温泉エリア(1F)とサウナエリア(2F)があり、温泉だけの料金と、温泉+サウナの料金プランがあります。(サウナだけはありません)
温泉エリアのみの料金
2時間 | 4時間 | 1日券 | 延長料金(1時間) | |
大人 | 14,5€ | 22,1€ | 28,2€ | 2,5€ |
6歳〜15歳 | 8€ | 12,5€ | 14,5€ | 1,5€ |
6歳未満 | 2€ | 2€ | 2€ | ? |
温泉+サウナ料金
2時間 | 4時間 | 1日券 | 延長料金(1時間) | |
大人 | 20,5€ | 29,2€ | 36€ | 2,5€ |
6歳〜15歳 | 13€ | 17,7€ | 21,5€ | 1,5€ |
6歳未満 | 6€ | 6€ | 6€ | ? |
執筆時点では1€約130円でしたので、大人の温泉2時間料金だと1,885円〜になりますね。
受付ではバスタオルとバスローブのレンタルがあります。
- バスタオル:3€
- バスローブ:5€
水着のレンタルはありませんので、水着は必ず持っていってくださいね。サウナゾーンは水着着用不可なので、最初から最後までサウナゾーンにいる場合は無くても構いませんが、初めての場合は持っていきましょう。
クレジットカードは利用可能で、特にブランドは聞いていませんが、アメックスが使えたので、VISA、マスター、アメックスは利用できるものと思われます。ただし、相性の問題なのか、退店時に館内で使用した追加料金を精算する機械だとアメックスが弾かれてしまったので、念の為VISAかマスターは持っていったほうが良いかもしれません。(私のアメックスはICチップ無しだったから?)
精算方法など館内の細かいルールは後述します。
公式サイトはこちら
シュヴァンガウまでのアクセス
クリスタルテルメはノイシュバンシュタイン城のあるシュヴァンガウ地方にあります。
シュヴァンガウ地方へはミュンヘンから鉄道で2時間です。ミュンヘン中央駅から終点のフュッセン駅までは1日乗車券である「バイエルンカード」が使えるので安く済みます。
2018年8月現在では1人25€ですが、+6€追加する毎に利用人数を増やせるため、二人だと31€(ひとり15,5€)と非常にお得になります。
平日の場合、バイエルンカードの使用時間は当日の「9時〜翌3時」までなので、開始時間に注意してください。(土・日・祝は始発から使えます)
まずフュッセン駅に着いたらシンデレラ城のモデルにもなった「ノイシュバンシュタイン城」に行くことでしょう。
今回はそのケースを想定してノイシュバンシュタイン城へのルート、そこからクリスタルテルメまでのルートを紹介します。
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ノイシュバンシュタイン城へ
フュッセン駅の眼の前にバスが沢山停まっているのでそれに乗ればOKです。
このバスもバイエルンカードが使えるので、運転手にチラ見せすれば大丈夫です。
このバスは列車の到着時刻に合わせて運行されているので安心です。乗り遅れると次は1時間後になる可能性もありますが、必要十分なバスが待機していたように思えます。とはいえ駅には売店や有料のトイレもありますが、列車を降りたらすぐにバスに乗れるようにしておきましょう。
バスに揺られること10分でノイシュバンシュタイン城の麓にある観光案内所前に降ろされるはずです。
下の図でいう①フュッセン間のバス停と書かれた場所です。ここに有料ですがトイレがあります。
そこからゆるやかな坂を登るように進んでいくと②チケット販売所があります。ここでチケットの購入や事前予約していた場合に引き換えが可能です。
なお、mosari家は出発の1ヶ月前に予約を試みたのですが既にいっぱいで取れませんした。せっかく行くのに中を見れないのは残念な気持ちもありつつ、その分クリスタルテルメでゆっくりする時間が取れたと前向きに解釈。中は写真も撮れませんし、外部ほどの感動も無いみたいですし。
当日券を狙う方法もあったのですが、テルメでゆっくりしたかったのでスルーして、③城行きのバス停へ向かいます。途中馬車乗り場や、山の方へ向かっていく道があるのでバス停が付近にあるのでは?と不安になりますが、そのまままっすぐ少し進むと駐車場の手前にバスのチケット売場とバス乗場があります。
上の写真の左手前側の列がバスチケット売場への列で、画面奥にある建物でバスチケット購入後、そのまま折り返してバス乗場に進みます。
こんな感じのバスで山道を駆け上ること10分で城とマリエン橋に向かう分岐点に到着します。
このように橋から城を見たい場合こっち。城に行きたい場合はこっち。と看板があるので迷いません。
mosari家はまずは橋へ向かいました。
が、ちょっと進んだらもう人の列です。
バス停からマリエン橋までは混雑が無ければ5分と言われていますが、この日は15分ほどかかりました。
マリエン橋は木造で、けっこう貧弱な印象。というか高くてマジで怖い。
男性ならわかるでしょけど、息子が「ヒュッ」って感じになります。
城の外観は圧巻の一言。ほんとすごい。これは見る価値ありますね。山の上に白亜の城が建っています。
10分ほど撮影した後、来た道を引き返してバス停まで戻り、そのまま城の方へ向かいます。
途中でちょいちょい木の間からお城が見えて期待感が高まります。
チケットを持っていないので実際中には入れませんが、門の中まで入ることができ、中庭でちょっとした雰囲気を味わうことができました。
バス停から門まではだいたい15分程度でしょうか。
チケットを持っている人は門をくぐったそばにある電光掲示板(写真中央)に時間までに向かいましょう。
途中で大陸のご家族がダッシュで山道を駆け上っているところに遭遇しました。くれぐれも時間に余裕を持って行動しましょう。
門のところにトイレがありました。ここは無料で使えたかと思います。
門の中の雰囲気だけいただいた後はまた山道を引き返して、城と橋の分岐点のバス停から再びバスで麓へおりました。
この日のこれまでの時間を振り返ってみると・・・
09:52 ミュンヘン駅出発
11:55 フュッセン駅到着
12:05 ノイシュバンシュタイン城方面行きのバス出発
12:15 観光案内所に到着
12:45 城へと向かうバス出発
12:55 城と橋の分岐点のバス停到着
13:10 マリエン橋着
13:20 マリエン橋の見学終了
13:40 城の中庭到着
14:15 麓のバス停に戻ってくる
ってな感じでした。なお、9時52分のミュンヘン駅出発は平日のバイエルンカードが使える時間帯では最も早い出発時間になります。
これを踏まえると仮に城の見学を予約する場合、14時、余裕を見るなら14時半スタートがおすすめです。
マリエン橋を後回しにすれば13時半スタートも可能でしょうが、たぶん先に見ておいたほうがテンション上がると思いますよ。
バスのチケット売り場やマリエン橋が混雑していることを考えたら14時半スタートが精神衛生上ベストかもしれません。時間無いとどうしても焦っちゃいますからね。
麓におりてからは近くのお店でアイスを食べて小休憩。ここからクリスタルテルメまでは少し歩くので無理しないで休憩してくださいね。
小休憩したらいよいよ本日の目玉「クリスタルテルメ」へ向かいます。
クリスタルテルメへ
まずはフュッセン駅からのバスを降りた観光案内所まで戻りましょう。
観光案内所からクリスタルテルメまではGoogle先生によると2.8kmでおよそ34分とのことでした。
我々は観光案内所前を14時半頃に出発しました。
観光案内所を背にして立つと、正面に丸みを帯びたお土産屋があるのでその脇の道をひたすら進みます。
道の入口には看板があり、「kristalltherme」の文字がありました。
写真のように右手が駐車場になっている道です。
駐車場沿いに歩いていると観光客もいなくなってきます。
かと言って治安に不安を覚えるような雰囲気ではないのでご安心を。
5分ほど歩いたところの看板です。ここにも「Kristall-Therme」の文字がちゃんとありますね。
そのまま進むと建物の数も少なくなり、のどかな風景が広がります。
親子でサイクリングしていたり、老夫婦が散歩していたりと見ていて癒やされます。
振り向くと・・・
ノイシュバンシュタイン城が見えますね。近くからみるのも迫力がありますが、遠くからみ見ても存在感があります。
20分ほど歩いたところの交差点の脇にベンチがあったので休憩することにしました。
進行方向とは逆向きに置いてあるので座ると・・・
はい、ノイシュバンシュタイン城が見えますね。
じゃーん。
秘密兵器の登場です。
ミュンヘン駅で買っておいたパンです。
いい感じのベンチがあるんじゃないかなーと思って買っておいたんです。
ヨーロッパのパンは美味しいですが、自然の中で食べるとより一層美味しくなります。幸せ。ほんと楽しい。mosariはこうやって歩いて、気に入った風景の場所でパンを食べるのが好きです。
こうやって文句も言わずに一緒に歩いてくれる嫁に感謝です。
「歩き?ふざんけんじゃないわよ!タクシーを呼びなさい!」なんて言われたら悲しすぎる。
座って食べていると、散歩している方達から微笑ましい視線を感じます。いえいえ、こちらも仲良く散歩しているあなた達を見て微笑ましいですから!
お互いほっこりした気分になります。幸せ。
美味しいドイツのパンを食べて、再び歩き出します。
5分ほど歩くと奥の方に建物が多く見えてきます。
これが見えたらこれまで真っ直ぐ歩いてきたのどかな散歩道はお終いです。
この建物の手前の駐車場のある小さな交差点を左折します。
中央にベンチとキリスト様がいらっしゃるので近づけば絶対にわかるかと。
そのまま道沿いに進むと車通りの激しい道路にぶつかりますので、今度は左折してください。
左折して左折しているのでちょっとだけ戻ります。
道沿いに金色の女性のオブジェが見えたら右折のサインです。これクリスタルテルメの看板なんです。
このオブジェの反対側にはちゃんと文字の看板もありますよ。
この看板を右折したらクリスタルテルメは目前です。
少しだけ住宅街(ホテル街?)を進むと、ポツンと建物が見えてきます。
これがクリスタルテルメです。
入り口では熊さんが出迎えてくれます。
そのまま正面にあるドアがクリスタルテルメの入り口になります。
お疲れ様でした。
ノイシュバンシュタイン城の麓にある観光案内所からは55分ほどで到着です。15時半前ですね。
写真を撮りながらゆっくりペース+10分ほど休憩しているからこんなもんですね。
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クリスタルテルメ
さてここからは当然写真撮影は禁止なので覚えていることをつらつらと書いてみます。
まずドアをくぐると受付があります。
グーテンタークして、必要な単語を並べます。
- Two persons(2人)
- Therme&Sauna(温泉とサウナ)
- 4 hours(4時間)
- rental,bath towel&Bathrobe(バスタオルとバスローブを貸してください)
ってな感じで十分伝わります。人数、時間、サウナをつけるか、レンタル品の有無は必要に応じて変えてくださいね。
今回はサマーキャンペーンで入場料が30%OFFでした。ラッキー。
入浴料(サウナ付き4時間):40.88€(2人分)
バスタオル:3€(1人分)
バスローブ:10€(2人分)
合計53.88€(約7,000円)
でした。
なお、バスタオルがひとり分なのは、mosariが宿泊先のホテルから1枚持ってきていたからです。荷物に余裕があるならホテルのを持ってきたほうが節約になりますが、けっこう幅を取るので持ち歩く荷物と要相談ですね。
上記の分をまずは受付で支払います。ここではアメックスのクレジットカードが使えたので、VISA、マスターであればいけるでしょう。
受付を済ますとリストバンドがもらえます。中にはICチップが入っており、
- 入退場のゲートの通行
- ロッカーの施錠
- 施設内のバーやレストランの支払い
に使用します。意外とハイテクです。
リストバンドを持っていれば施設内のバーやレストランの支払いに使えるので現金を施設内で持ち歩く必要はありません。支払いと言ってもホテルの部屋付けならぬリストバンド付にして、後でリストバンドを機械にセットして精算します。
リストバンドとレンタル品を受け取ったら、駅の改札のようなゲートがあるのでリストバンドをセンサーにタッチさせて入場します。
2時間、4時間ってのはこのタッチした時間から、退場する際に再度タッチするまでと思われます。
ちょっとわかりにくいですが公式に置いてあるフロアマップを拝借。
右下の入り口から入って、すぐに受付があるので、ここでリストバンドをもらって、すぐ脇にあるゲートから入場します。
すぐにロッカーエリアになるのですが、ここのロッカーエリアは男女共用です。ドイツ人はあまり裸を見せることに抵抗が無い文化なんだそうで。
なのでそのまま気にせず着替えてもいいですし、恥ずかしいわ!って方はロッカーのすぐ近くにちゃんと個室が用意されているのでそこで着替えることができるのでご安心ください。
mosariは男の子なので気にせず共用エリアで着替えます。嫁は颯爽と個室に滑り込んで行きました。
トイレとシャワーはちゃんと別々になっています。
- Herren:男性
- Damen:女性
ドアに絵がなくて文字だけだったので良い子は間違えないようにな!
ロッカーの施錠はリストバンドのICチップを使うため独特な形状をしています。鍵穴が無くボタンだけが飛び出しており、押すことができるのですが手を離すとすぐに飛び出してしまいます。
施錠したい場合はリストバンドのICチップ部分を押し付けてボタンを押します。するとセンサーが反応してボタンが押し込まれたままになって施錠ができます。
解錠はICチップ部分でタッチすればOKです。
ロッカールームからは温泉エリアに繋がっていますが、そのままドボンせずにシャワールームでさっと洗い流してから入りましょう。
なお、水温はヌルく、温まる感じじゃないです。たしか35度くらいって書いてあったかな。。
mosariが訪れたのは8月の中旬でしたが、温泉から出ると一気に冷えて寒いくらいでした。バスローブがあると暖かくてよいですよ。
なお、クリスタルテルメの特徴として塩分が含まれている温泉が多いということ。
上の画像の左側の温泉エリアに「12%Sole」とか数字が書いてありますが、塩分濃度を意味しています。一番左側にある「24%」にもなると身体が浮きます。死海と同じですね。(死海の塩分濃度は30%らしいです)
濡れたままでいるとピリピリしてくるので温泉から出たらそこら中にあるシャワーで流しましょう。
mosariは利用しませんでしたが屋内にはプールバーもあります。
最高にクールですね。
付き合いたてか?ってくらい初々しい感じの若いカップルがいて微笑ましかったです。
こんな感じの屋外温泉も充実しています。
1階の温泉エリアは平和そのものです。
だがこの施設の真髄は2階のサウナエリアにあります。
2階への階段の前には入口同様のゲートがあるのでタッチして階段を登ります。
2階はサウナエリアですが、ドイツのサウナでは、男女混浴、水着着用不可という日本では考えられない文化があります。
つまり男女が狭い密室で汗を書きながら素っ裸で過ごすんです。
公式に掲載されている写真ですが、実際はこんな風にタオルを巻いている人はいません。むしろこれはマナー違反。
ドイツ人からすると「だってサウナだよ?裸に決っているじゃないか」って感覚なんだそう。だから恥ずかしがる必要は無いし、変な目で見るのはドイツ文化への冒涜です。(アジア人はいるだけで目立つので気をつけましょう)
郷に入っては郷に従えです。意を決してすっぽんぽんになりましょう。
あまりにも皆自然にすっぽんぽんなので気にならなくなります。
ドイツ人からしてみると、サウナや温泉といったリラックスできる空間を大切な人(家族)と過ごせないなんてありえないだろう。ってことらしいです。だから混浴で当たり前なんですね。確かに言われてみるとそんな気がしてきます。貸し切りにしないと日本の温泉旅行って楽しくないもんね。
2階のサウナエリアには温度や湿度が異なるサウナが10個くらいあったと思います。
温泉も幾つか用意されているので、サウナ→温泉→サウナ→温泉・・・と交互に入るのがいいと思います。サウナ後はシャワーを忘れずに。
2階にはパノラマサウナとパノラマプール(温泉)があるのですが、ここからなんとノイシュバンシュタイン城が見れちゃうんですよ。
公式サイトから写真を拝借。こんな感じで外が見える(外からも丸見え)のに、すっぽんぽんエリアです。写真の男性は腰にタオル巻いてますが、まかないでウロウロしている人も多数。水に使っている人は絶対にすっぽんぽん。
すっぽんぽんでノイシュバンシュタイン城が見れるなんてテンション上がりまくりですよ。何もかも非日常すぎる。左側にある木造の家屋は中がサウナになっています。
あっ、すっぽんぽんなので移動中はバスローブがあると便利。寒くなっちゃうし、レストランで食べる時にもあったほうがいいです。
サウナに入る時に気をつけなければならないのが、絶対に自分の汗を床に垂らさないように気をつける必要があります。つまり、床との接地面にはタオルをひかなければいけないということですね。お尻の下だけじゃ駄目ですよ。足の裏もです。だから長いバスタオルが必要になります。
なので上の公式の画像のように足の裏に引いていないのはマナー違反というわけですね。
もちろん部屋を出る時は床を歩いて大丈夫ですよ。
スチーム系のミストサウナの場合は出る時にホースで自分のいたところを流すのもマナーみたいです。周りの人のマネすれば大丈夫です。
施設内は1階も2階もレストランがあるのでお腹が減ったら食事を取ることができます。
mosari達も2階のレストランでいただきましたが想像以上に美味しかったです。施設のレストランなのであまり期待していなかったので嬉しい誤算でした。
パスタ2つに飲み物2つ、ドイツ名物カイザーシュマーレン(後で調べたらオーストリア名物だそう)を食べて32€(4,000円ほど)とヨーロッパと思えばコスパも悪くありません。
ただしドイツ語メニューしか無いです。なんとなーく、パスタとかスープ、とか、ハンバーガーとかってカテゴリーは読めると思うので、えいやーで行くしか無いですね。
更新されているか定かではありませんが公式にメニューが乗っているのである程度見ておくと安心かもしれません。
支払いは食事後にICチップをウェイターさんの持っているセンターにタッチすればOKです。楽ちん。特にチップは不要なようです。
mosari達は食事を取ったこともあって、4時間はあっという間に過ぎてしまいました。サウナに4時間って聞くと長いように感じますが、ゲートに入ってから出るまでのため、着替えなどの準備時間もカウントされます。
特に女性は入る前も入った後も時間がかかると思うので、正味3時間ちょっとが遊べる時間でしょうか。
実際気がつけばあっという間に3時間半立ってしまっており、帰りは急いで準備するような感じになってしまいました。2時間だと相当忙しいのでできるだけ4時間コースがおすすめです。
シャワールームにはシャンプーとボディソープが備え付けられていました。ロッカールームの脇にはちゃんとドライヤーもありますよ。
帰り支度を整えたらリストバンドの精算をしてください。
1Fの入退場ゲートの手前(ロッカー側)にリストバンドを乗せることができる端末が置いてあるので、その上に自分のリストバンドを乗せるとレストランやバーで使用した金額が表示されるので精算してください。ここではアメックスは弾かれて使えませんでした。1枚でしか試していないので相性の問題かもしれませんが、VISAかマスターが無難です。
使用していなかったり、精算が済んだリストバンドは退場ゲートに投入します。ちょうどリストバンドが入るように穴が空いているのでそのままバンドを投入するとゲートが開いて外に出れる仕組みです。
ここで未精算分が残っていると投入できずエラーになるようになっています。よくできています。
mosariはちゃんと精算したのですが、何故かエラーが出てしまったので受付のお姉さんに助けてもらったのですが、運悪く大陸の団体ツアーが到着してしまっており、20人ほどの受付処理をしていたのでそのまま10分弱ほど待つことに(;´∀`)
帰りの電車が迫っていたのでここは超焦りました。
ドイツのサウナの持ち物
わからないことだらけのドイツサウナ初体験でしたが、持っていたほうがよいと思ったものは・・・
- 水着
- フェイスタオル
- バスタオル(レンタル可)
- バスローブ(レンタル可)
- ビーチサンダル
- 飲み物
- 洗面用具(化粧水等)
こんな感じ。
バスタオルとバスローブはレンタル可能ですがちょっと高いです。
バスタオルはサウナで引くのに使うので、最後身体を拭く用にフェイスタオル(またはバスタオル)が必要になります。
ビーチサンダルも滑り防止のためにあったほうがいいです。
後はペットボトルの水を持っていったほうがいいです。中にバーやレストランもありますが、ペットボトルでちょびちょび飲めるのがよいです。特に持ち込みを禁じられている感じじゃなかったので。ひとり500のペット1本ずつは欲しいかと。
シャンプーやボディソープは備え付けがありますが、お気に入りのものが良い場合はそれも追加してください。化粧品とかもですね。
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はじめてのドイツのサウナ Q&A
ドイツですっぽんぽんになった話をすると皆にいろいろ質問されたので、皆さんが気になるようなことを書いてみます。
・裸で恥ずかしくないのか?
→そりゃ恥ずかしいですよ。でもすぐ慣れます。安心してください。ここにいる人とは二度と会うことはありません。
・客層は?
→若い20代カップル、友達同士、子連れのファミリー、80歳くらいの老夫婦など幅広いです。
・下の毛の処理は?
→現地の方たちは皆綺麗につんつるてんです。mosariは特に処理せず入りましたが何も言われませんでした。観光客と思われるだけなので大丈夫でしょう。
・男だけで行ってもいい?
→問題無いですが、もし他に日本人の女性がいたらすげー嫌な顔されると思います。
・不埒な気分になった?
→全くなりません。あまりにも普通にあるので。年齢も幅広いですし、男性のも見えますし。
・本当はなったでしょ?
→本当になりませんって。
・行く前に痩せないと!
→ドイツ人のお腹の肉っぷりは半端じゃないです。まじでビールがそのまま詰まってるんじゃないのか?ってくらいたぷんたぷんの人が沢山いるので気にしなくて大丈夫。
・他に観光客はいた?
→帰りに出会った大陸の団体さん以外はほとんどいなさそうでした。実際はわかりませんが、少なくともアジア系は見かけませんでした。ミュンヘンから離れてますからね。
・24%の塩のプールは浮いた?
→浮きます。気持ちええ。でも目に水入るとめっちゃ痛いです。
・貴重品は?
→ロッカーに入れて施錠。持ち歩く必要は無いです。
・クリスタルテルメ遠くね?
→天気がよければ気持ちいですよ。バスもあるみたいですが、軽く調べても出なかったんで、英語喋れる方は聞いてみてください。
・行ってみてどうだった?
→楽しかったです。ノイシュバンシュタイン城の中は見ていませんが、こっちの時間が多めに取れたので結果的に満足でした。
クリスタルテルメからフュッセン駅へ
クリスタルテルメからフュッセン駅へはGoogle先生によると2.9Kmで35分とのこと。
クリスタルテルメを出たら眼の前の道を右折して道沿いを歩いていきます。ここの道はかなり田舎道なので夜になるとけっこう暗くなると思われます。日が暮れているようであれば少し遠回りになりますが施設を出て真っ直ぐ進んで車が通る大通りのルートに変えたほうが安全かと思います。
mosariが訪れた8月中旬の日没は20時半でしたので、田舎道を選びました。
道なりに沿って歩いているとFrauenbergstraße(フラウエンベルク通り)との交差点にぶつかります。ここでは坂を下るような道があるのでそちらを進んでください。
こんな看板があるので、「Fussen」が示す左下の道を選びましょう。1.5という数字は距離ですかね。
左下の道はこんな感じ。
うーん、とても駅のある市内に向かう道とは思えませんね。森に向かって進んでいくように感じますが、この道で大丈夫です。
坂を下るとこんな感じの道が続きます。
うーん、田舎道!
なお、クリスタルテルメから続くこの道はサイクリングロードになっているみたいでちょいちょい自転車が通りますので、あまり寂しい感じはしません。後ろから来る自転車には気をつけてくださいね。
途中にはお家もあります。
この家を過ぎたあたりで「Forchenweg(フォルティエン通り)」と合流します。
2つの看板に「Fussen」の文字が。それぞれ15分、1.2(Km?)と書かれています。
看板の示す方の道を進むとレヒ川にぶつかります。
mosari嫁がひとりタイタニックしていますね。
こんなことをしちゃうくらいクリスタルテルメと、ここに至るまでの田舎道がよかったってことですね。
レヒ川を渡ると左側に大きな通りが見えるので、通りまで出て右折しましょう。
この通りは朝フュッセン駅からノイシュバンシュタイン城の麓の観光案内所に向かう途中で通った道なので見覚えがあるはずです。
少し歩くと市内に入ります。タリンを思い出すような可愛い町並みです。
沿道のバラも素敵。フュッセンで一泊するのも悪くないですねこりゃ。
市内に入ったら真っ直ぐ進めば駅にぶつかります。
クリスタルテルメから駅までは45分ほどで到着しました。
フュッセン駅からミュンヘン駅へ
あとはこれで帰るだけ・・・ですが、mosariが選んだ列車は途中で1回乗り換えが必要です。
フュッセン駅からミュンヘン駅までの直行便は2018年8月現在18時6分フュッセン発で終わりです。
これに乗ろうと思うと1時間前の17時にクリスタルテルメをでなければいけません。
我々は15時半にクリスタルテルメに到着しているので、17時に出ようと思うと1時間半しか滞在できる時間が取れません。これはちょっと短すぎですよね。
当時の運行スケジュールだと・・・
- 18時6分発:乗り換えなし
- 19時5分発:乗り換え1回
- 20時33分発:乗り換え1回
- 21時38分発:乗り換え2回
- 22時37分発:乗り換え1回
といった感じだったので、クリスタルテルメでゆっくりできる20時33分発を選びました。これでほぼ4時間滞在時間が確保できることになります。
22時半の列車を選べばもっとゆっくりできますが、ヨーロッパの鉄道は遅延が当たり前なので乗り換えに失敗する可能性を考える必要があります。
なので何かトラブルが合っても対応できる20時半のやつで帰ろうと決めていました。
↑のやつですね。
んで一番心配だった乗り換えですが「Kaufbeuren」駅に着くと・・・
21時41分に出るはずが電光掲示板には「40min」のディレイの表示が・・・
あーやっぱりなぁ・・と・・・
夜になると気温も下がり風も強くけっこう寒かったのですが、とにかく待つしかありません。
乗り換えの列車は同じホームの反対側から出るので列車から降りたホームでじっと待ちます。
結局次の電車が来たのは1時間後・・・
しかもミュンヘンまで行かず、3個ほど手前の駅までしか行かないように変更されていました。
「Munchen−Pasing」で再び乗り換えて結局ミュンヘン駅についたのは23時45分でした。ミュンヘン駅付近は治安が・・・という声も聞いていたのでちょっとドキドキしながらホテルへ向かいましたが特に怖いという感じはありませんでした。
利便性を考えてミュンヘン駅の近くのホテルにしておいて正解でした。
皆様もとにかくヨーロッパ旅の乗り継ぎは失敗する可能性や行き先が変わる可能性を考慮して、鉄道会社のHPをブックマークするか、アプリをインストールしておくといいですよ。
すぐに次の列車や乗り換え駅を確認することができます。とにかくトラブルが起きた際に一番怖いのは情報が手に入らないことです。英語が喋れればなんとかなるのでしょうけれど、我が家は英語がさっぱりなのでこうしたWebサービスがあるのは本当に助かります。
ノイシュバンシュタイン城に行くには、ドイツ国鉄「DB」を利用しますので、以下のページをブックマークするか、スマートフォンをお持ちの方は「DB」で検索すれば出てくると思います。
出発駅と到着駅と出発日時を入れれば時刻表が出てくるので簡単に情報が手に入ります。アプリのほうが遅延情報なんかも反映されるので安心です。
これは当日のDBアプリのスクショですが、「Munchen」駅の下に「Stop canselled」と追記され、「Munchen−Pasing」駅の到着時刻が22時33分から23時19分に変更されていますね。
mosariは事前にこの情報があったので「Munchen−Pasing」で降りなければいけないことがわかっていましたが、周りの方はいきなり降りろと言われて動揺していたのが伝わってきました。もちろん「Munchen−Pasing」でどのホームの列車に乗り換えればよいのかも車内で調べておいたのでスムーズに乗り換えができました。どの列車に乗り換えていいかわからないでキョロキョロしている人を何人も見ました。スマホ様様ですね。
ドイツ国鉄のHPはこちら
一番下にアプリの案内もありますよ。
最後に
かなり長い記事になってしまい申し訳ございません。
クリスタルテルメに関する情報がほとんど無かったのでかなり不安なまま行くことになったので、これから興味を持ってくれた方が本記事を読んで少しでも不安を払拭することができたら幸いです。
恥ずかしいし、わざわざヨーロッパまで行ってプール(温泉)とかサウナってもったいないわー。って方もいらっしゃると思いますが、日本にはない時間の過ごし方ですので是非訪れることをおすすめします。特にご夫婦でのご旅行でしたらほんとに行ってもらいたいです。
今回の経験で一番よかったのは「ドイツの方は年齢に関係無く夫婦の仲がとても良い」という一面を見れたこと。
若い子はもちろんのこと、中年や年配の夫婦が本当に仲が良い。おじいちゃんとおばあちゃんが仲良くふたり裸で抱き合いながらプールで過ごしてるんですよ。日本じゃ信じられない光景だと思います。
海外に行くようになって写真を撮ってもらう時に「もっと仲良く!」みたいな茶々を入れられた経験がある方も多いと思います。それくらい日本人って海外の人に比べると夫婦間のスキンシップが足りないと思います。愛情が不足しているわけではないですが、単純に恥ずかしいみたいな感覚で人前でイチャイチャしないじゃないですか。
mosari嫁も老夫婦のその姿がとても印象に残っているようで年をとってもあんなふうに仲良くいられたらいいねって言っていました。
慌ただしくなりがちな海外旅行ですが、ゆっくりプカプカ水に浮く時間があってもいいと思いますよ。精神的にゆとりがでますし。(電車のせいで最後はドタバタでしたがw
ドイツのサウナは世界一ィィ!
すっぽんぽんでノイシュバンシュタイン城を見ながら、海外の学ぶべき夫婦のあり方を勉強させていただき、とーーっても満足な温泉施設「クリスタルテルメ」の紹介でした!
それでは!
Mosari 様
この投稿は、物凄く参考になりました!!
来年の3月に娘がドイツに渡るので
とても貴重な情報です。(^o^)
ノイシュバンシュタイン城も行こうと思ってました。
そこで、ご教示頂きたいのですが、JAL の特典航空券は、3月ほぼ全滅でして、諦めてカタール航空かキャセイで特典航空券利用使用かと思ってます。
仕事場以外でチケット取るような経験が少ないので、特典航空券やアライアンスメンバーのチケット手配には、うといです。
出来れば、貴兄の様にA380の体験をしたいのですが、東京↔フランクフルトど良い案は有りますか?
雑な質問ですいません。(^_^;)
こんにちは。
とてもドイツらしい?思い出ができましたね。
日本人♂が増えすぎると困りますが(笑)
団体でこんなところに来るの本気で勘弁ですomg
私も含めてエチケットのことなど気にしてる人も
多いと思いますので興味深かったです。
続編も期待してます(^O^☆♪
まつ様
こんばんはー。
はい、とてもドイツらしい経験ができたので満足です。
ちょうど私がいた時はアジア系が誰もいなかったのですっごい非日常感でした。
団体さんと入れ違いでよかったです。一気に雰囲気変わるでしょうし、ガイドと思わしき方は入っていなかったのでルールもどこまで浸透していたのか・・・
続編。。。が、がんばります!次はオーストリアあたりを・・・