皆様こんにちは。
先日ヤホーニュースを見ていたら興味深い記事タイトルを見つけました。
ボーイング747-400「ハイテクジャンボ」飛行ルートで「自分の絵」描く 退役飛行で
飛行ルートで「自分の絵」描く・・・?
なんのこっちゃと思って見てみたら信じられない画像がアップされていました。
それがこちらの画像です・・・
いやいやいやww
確かにB747の特徴である4発機の姿が映し出されていますが流石にこれは無いでしょうw
空の上でこんな航路を取られたら他の航空機からしてみたら迷惑極まりないですし、こんなふざけたルートが認められるわけ無いでしょう。
怪しすぎるこのフライトについて調べてみました。
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エル・アル航空のB747
記事元によるとこの航路を飛んだのはイスラエルの航空会社「エル・アル航空」のB747とのことでした。
イスラエルの航空会社エル・アル航空のボーイング747-400型機が、2019年11月3日(日)をもって全機退役。ラストフライトにあたって、飛行ルートを使ったパフォーマンスを行いました。
この一文と共に例の画像がアップロードされていたのですが、どうも信じられない・・・
ということでこの記事を読んですぐにmosariもフライトレーダー24というアプリでこのフライトを探してみました。
フライトレーダー24とは世界中の飛行機の航路をリアルタイムで検索することができる神アプリです。
詳しくは↑の記事を参考にどうぞ。
飛行機好きなら絶対に入れておきたいアプリです。
11月3日と日付がわかっていたので簡単に例のフライトを見つけることができました。
こいつです。これが疑惑のフライトを行ったというローマ発−テルアビブ着のLY1747便です。
エル・アル航空の機材を初めて見ましたがなかなか美しいカラーリングですね。
B747の特徴である機体前方部が2階建ての4発機・・・日本ではジャンボの名で親しまれていた名機ですね。
日系の航空会社ではとっくに引退している機材ではあるものの、世界的にはまだまだ飛んでいますが、中東にあるイスラエルの空でも歴史の幕を下ろすことになったようです。
ちなみに日本での退役は2014年3月だったと思います。
mosariがまだ飛行機に乗っていない頃なので、残念ながらmosariは乗ったことがありません(;´∀`)
衝撃のラストフライト
該当のフライトを見つけることができたので、航路を見てみます・・・
合成なのか真実なのか・・・
そこに映し出された航路は・・・
・・
・
まさに記事に合った航路そのものでした。
すごすぎる・・・
地中海上空に描かれた4発機・・・まさにB747です。
ローマからテルアビブへ向かっているので、左から右に進んでいくのですが、
4発機の複雑な部分も進行方向を華麗に切り返して描いていきます・・・!
右翼部分を書ききり続いて左翼に差し掛かります・・・!
そして綺麗に機体を描いた後は何事もなかったかのようにテルアビブへ向かうLY1747便。
そして・・・
テルアビブ空港へ到着しました・・・
これでエル・アル航空のB747が全て退役しました・・・ホロリ。
フライトレーダーは航空機から発せられるADS-Bという電波を補足して表示しているので実際に飛んでいるんです・・
なんて粋な図らいなんでしょう・・・感動です。
日本でも愛されていたジャンボはイスラエルの地でも愛されていたんですね。
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危なくないのか?
こんな航路がどうやって許可されたかはわからないのですが、他の航空機との衝突リスクを抑えて描いていたことはフライトレーダーの機能である高度表示を見ればわかります。
水色の線が機材の高度を示しています。
38,200feetから12,700feetまで高度を下げて飛行していたみたいです。
なるほど、飛行に適した高度を外すことで他の航空機に迷惑がかからないようになっていたんですね。
また、興味深い点として12:22分頃に高度を下げて14時過ぎに高度を戻しています。
レーダーで見れば小さな軌跡ですが、実際は1時間半もかけて機体を描いていたことになります。
乗客には予め伝えてあったんですかね。2時間くらい遅延するよってw
2019年11月24日追記
コメントで動画があがっていると教えていただきました。
搭乗時から実際のフライト中の様子まで映し出されており、見ているだけで楽しくなっちゃうくらい素敵なラストフライトだったみたいです。
英語ですが、見るだけで雰囲気は伝わってくると思います。
この人いろんなファーストクラスの動画を上げまくってる人ですね。コクピットに入り込んだり何者なんでしょうか・・・
ということで動画をペタリ。
引退した飛行機はどうなる?
航空機も自動車と同じで中古市場があるので引退=即スクラップということにはならないようです。
中古の機材でやりくりしている航空会社もあるくらいなのできっと別の塗装が施されまた別の空を飛ぶことを願っています。
とはいえ今は小型機が主流のこのご時世、大型なジャンボに需要があるかと言えばそうではないでしょう・・・
最悪のケースはスクラップです。
使える計器やパーツを外されて解体されることになります。
米国のカリフォルニア州にあるモハーヴェ空港が飛行機の最後の地として有名のようです。
飛行機の墓場なんて呼ばれているようです・・・
youtubeにモハーヴェ空港の動画がアップされていたので貼っておきますので興味のある方はどうぞ。
Google Earthで見てみても、すごい数の飛行機が最後の瞬間を待っていることがわかります・・・
作られたものには必ず終わりが来るとはいえ悲しいですね。
先程のyoutubeの動画にもB747が数多く映し出されているのでもしかすると・・・
仮にそうだとしても最後のフライトであんな粋な図らいがあったエル・アル航空のB747達は幸せだったことでしょう。
愛されていたことは間違い無いでしょうから・・・
ありがとうB747。
我々も物とお別れする際は感謝の気持ちを忘れないようにしないといけませんね。
それでは!
こんにちは!いつも楽しくいろいろ参考にさせていただいております!
自分で自分の軌跡をしかもフライトで描くってすごいですよね!
このときの実際の機内の様子がyoutubeに上がってるのでぜひ見てみてください!
パイロットがいろいろ考えて飛んでいる様子が見れていろいろ面白いですよ!
まっつー様
こんにちは!
おぉ、ナイス情報ありがとうございます。
さっそく記事内に動画を追加させていただきました。
みんな楽しそうで、見てるだけでほんわかした気持ちになっちゃいました。
愛されてますねB747!
こんにちは。
話題になってましたね。
指示を出す管制も大変だったのではないでしょうか。
「Heading○~、heading●~、heading□~」
まつ様
こんばんはー!
確かに管制官も大変そうですね 笑
それにしてもこんな綺麗に描けるのだから本当に驚きです・・・