【世界一周588日目】2024.12.13〜 ニュージーランド クライストチャーチ
12月12日にボランティアのホスト宅に到着した我々。
1週間経ったので生存報告です。
スポンサードリンク
生きてます
体調不良のまま到着したクライストチャーチ。
翌日からは体調も回復して無事に迷惑かけることなく活動できています。
WorkAwayは1日5時間×5日間の週25時間の労働力を提供する代わりに食住を提供してもらう仕組み。
ホストの住む家の1室で寝泊まりし、キッチンやバスルームを共同で使わせてもらっています。
活動内容は簡単に言うと家政婦みたいな感じ。
家の掃除や庭の手入れがメイン。
冬に暖炉で使う薪割りとかも(めっちゃきつかった・・・)。
庭に畑があってそれの手伝いかと思ってやって来たのだが、ホストが忙しくてできないことのサポートという感じ。
そういう意味ではドイツのように一緒に畑を作り上げていくような一体感や達成感は今のところ感じられない。
バラの剪定だったり、薪割りといった今までやったことが無いタスクも多いので毎日試行錯誤しながらやっているので新鮮味は十分あるけど。
それよりもとにかくホストのパワーに圧倒されている。
毎日仕事の前と後に自分の時間を作っているホストたち。
例えば仕事前に海でサーフィンをし、仕事の後にクライミングを楽しんで帰ってくる。
(遊びの内容はランニングだったりハイキングだったりサイクリングだったり日によって違うのがまたすごい)
日本人的な感覚だとどうしても仕事が生活の核としてあって、その隙間に自分の時間があると思う。
だが彼らは違う。
やりたいことが核としてあって、その隙間に仕事をしているように見える。
やりたいことをやるために家のことは我々のようなWorkAwayerをうまく使って維持していく。
家政婦を雇うよりも圧倒的に安い(食費と光熱費程度)し、柔軟性もある(WorkAwayは2週間ほどから働けるので必要な時だけ募集できる)。
もちろん素性の知れない外国人を自宅にポンと置いて出かけると言うリスクも十分にあるけど。
とにかく毎日エネルギッシュに生きていく姿を見て素直に、
こんな生き方もあるんだな・・・
と、感心するばかりである。
睡眠を除いた日々の生活を割合で示してみると旅に出る前の僕の場合、
仕事9:家事0.5:自分のこと0.5
こんな感じ。
平日なんてほぼ寝るだけ。
でも彼らは、
仕事5:家事0.5:自分のこと4.5
これくらいの熱量で生きているように見える。
朝起きると彼らが残していった朝食の片付けから1日が始まる。
とにかく家事に時間をかけたくないと言うのがビンビンに伝わってくる。
楽しているだけじゃ・・・
日本人的な感覚だとそう思うかも知れない。
でも実際に僕らは今年の夏からノルウェー、デンマーク、ドイツ、ニュージーランドと4軒の家庭にお世話になっている。
どの家庭にも共通していたのが「自分たちの時間を大切」に生きているということ。
やりたくないことに時間をかけるのはもったいない。
そう言わんばかりにどの家庭も自分と家族の時間を大切にしていた。
夕食にバーベキューが多かったのもある意味納得である。
バーベキュー台は基本的に使う前に軽くヘラで焦げや油を削ぎ落とせばよい。
片付けがほぼ存在せず、使う前にちょこっと削げば良い。
圧倒的に楽なのだ。
使い終わった皿やフォークなんかは食洗機に入れればOKなので、寝る前まで飲んでも翌朝には食器は洗われている。
朝食はパンなどサッと食べられる冷たいものが多い。
朝から味噌汁なんて手の込んだものは作らない。
シャワーだって浴びるだけで一瞬で出てくる。
単に旅行していただけではズボラなだけに見えるその生活も、その中に入ってみると全ては「自分たちの時間を作るため」に見えてくる。(実際ズボラな部分もあるのだろうが)
日本人的感覚からするととても真似できっこないのだが、好きなことを核として生きている様はやはり見ていて清々しくもあるし、単純に幸せそうにも見える。
帰ってからのことはわからないがそういう生き方があると言うことを踏まえてうまいことワークライフバランスを取っていけたらいいなと思う。
やはり異なる環境に身を置いてみると色々な発見がある。
固定概念にとらわれず、人の良い部分を取り入れていく。
これまで出会った人たちが持っていたオープンマインドの考え方。
人生においてとっても大事な考え方だと思う。
これも旅に出なければ気づけなかった価値観なんじゃないかな。
自分の中の当たり前を壊すのって難しい。
長く生きれば生きるほど尚更だ。
英語
偉そうなことを書いたが大きな問題もある。
それが英語だ。
ドイツでは喋れないなりにコミュニケーションをとってなんとか乗り越えた。
だが、それはあくまで相手が第2言語ゆえの優しさがあってこそだと実感している。
ドイツではわからないと言えば別の簡単な表現にしてくれた。
だがここはネイティブ圏。
まず圧倒的に会話スピードが速いし、わからないと言って別の表現にしてくれてもまだわからないのだ。
ホストからもなんでわからないんだ?
みたいな雰囲気をビンビンに感じる。
hei、mosari! Head Off!
Head Off?聞いたことない表現。
何それ?
何度も聞き直してようやく理解した。
要は、
家に帰りましょう。
だった。
Go Homeとかでいいやん(;´∀`)
なんか表現が全て難しいんだよなぁ。
ほんとに英語喋っているの?って感じで聞き取れないことが多々ある。
ヘイmosari。ハム買って来たよ。
パンありがとう。
いや、パンじゃなくてハム。
どうやったらハムとパンを聞き間違えるのか?
そう自分でも思うがマジで聞き取れないのである。
スポンサードリンク
遊び
メリークリスマス!
どうも。
サンタクロースとピンクパンサーです。
さっきも書いたとおりホストはめちゃくちゃエネルギッシュだ。
人生を全力で楽しんでいる。
休日の朝5時起きて僕らが訳もわからずコスプレをすることになったのもそういうことなのだろう。
ここはニュージーランド。
ハイキング天国だ。
ちょっと車で走ればいくらでも絶景が待っている。
ホストに連れられて谷を下り、
川を渡るとそこにあったのは、
洞窟だ。
ケービングに行きましょう。
最初はなんのことか全くわからなかったがcave(洞窟)に行くと言うのでピンと来た。
洞窟探検のことだった。
中に入ると水が流れている。
脇に歩けそうな部分があったので歩いていくがすぐに通れなくなった。
水は腰くらいまでだから大丈夫よ。
ホストはそう言っていたが水は想像通りめちゃくちゃ冷たい。
病み上がりの僕が入ろうものなら速攻でぶり返すだろう。
ちょっと勿体無い気もするが風邪は引きたくない。
10mくらい進んで引き返した。
洞窟のそばを流れる川は透き通ってとても綺麗だった。
ホストたちは飛び込んで遊んでいたけど、僕らにはやっぱり冷たすぎる。
そもそも気温が20度も無いのに水遊びはキツいのだ。
遠出をしなくても住んでいるクライストチャーチにも遊ぶ場所はいくらでもある。
車で10分ほど走ったら海と山がある。
仕事終わりにホストに連れて来てもらったのだが目的はハイキングではなくトレジャーハンティングだった。
日本風に言うとスタンプラリーといったところだろうか。
地図を受け取ってチェックポイントを確認する。
地図を頼りに探し当て、見つけたら台紙にスタンプを押してポイントを獲得していく。
山沿いを攻めるか、海沿いを攻めるかは戦略に応じてといったところ。
2時間以内にどれだけポイントをゲットできるか競う競技だった。
チェックポイントは藪の中にあったりぱっと見では見つからない場所に設置されていたのでかなり苦戦した。
参加者は子供だけのチームもあれば、家族連れ、シニアもいた。
一番多かったのはいかにも「走れます」といった風貌の人たちだった。
参加者は軽く100人は超えている。
平日の仕事終わりの18時にこれだけの人が参加しているのに驚きが隠せなかった。
しかも割とガチで走り回ってチェックポイントを探している人が多かった。
日本で平日にこんなイベントをやってもこのように人が集まるのだろうか?
社会的な構造そのものが違うように感じた。
日本は世界的に見たら間違いなく良い国だ。
でもアフター6がもっと充実すればもっと良い国になるんじゃないだろうか。
社会人になる前はアフター6があると信じていたのだけどな。
気がつけば終電まで働きっぱなしだった。
でもきっと旅に出なかったらずっとずるずる働き続けていたかも知れない。
そしてそのうち身体か心が壊れてしまっていただろう。
僕は気づけた。Azuがいたから。
日本に帰ってからのことはまだわからないけれど、旅で得た何かをもとに気持ちよく、自分らしく生きていこうと思う。
そんな訳でなんだか取り止めのないことを色々と書いてしまったが、とりあえず生きてます。
ボランティア後半も引き続き頑張っていきます。
ボランティアの後はちょっと楽しいご褒美タイムも待っているのでお楽しみに。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日からもまた英語に悪戦苦闘しながらがんばってきまーす。
それでは!