【世界一周620〜621日目】2025.1.14〜15 ニュージーランド→香港→日本
今日の予定
- オークランドでレンタカーの返却
- 香港経由で日本へ
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最後の朝
朝暑くて目を覚ます。
どうやら今日もいい天気みたいだ。
太陽の光に暖められたテントはポカポカしている。
珍しくAzuも起きていた。
後で聞いたら変な夢を見て目が覚めてしまっていたんだそう。
おはようAzu。最後の朝だね。
だね…。
眠そうに答えるAzu。
最後の朝と言って見たものの、あまり帰る実感は湧いていなかった。
いつもと変わらない朝のような気分だった。
もっと寂しい気持ちになると思っていたのだけれど。
テントの入口を開けると太陽はキラキラと輝き、眩しすぎるくらいだった。
ってめちゃくちゃキラキラしているぞ。
どうやら夜露でテントがびしゃびしゃだから余計に眩しく見えていたようだ…
最終日だと言うのにこれまでで1番濡れている。
こりゃあちゃんと乾かさないと仕舞えないぞ…
とりあえず簡単に拭いて少しでも乾きやすくしていおいた。
太陽は元気に輝いている。
これならきっと乾くはず・・・
まずは朝食だ。
グラノーラにフルーツ。
そしてパン。
もちろんコーヒーとお茶も。
最後だけど何も特別な事はしない。
いつも通りに朝を迎えて、いつも通りに朝食を食べた。
こうしてテントでお湯を沸かすのもこれで最後。
最初にガス缶を3本買っておいたけど使ったのは2.6本分くらいかな。
思ったよりもホリデーパークに泊まることが多くてガス缶を使う機会が少なめだったこともあるし、いざ使うとなっても手持ちのフライパンが無いからできる事が限られていたってのもある。(やってみないとわからないことだらけでした)
まぁでも足りなくなるよりはいいし、残りを気にせず気楽に使えたと思うとちょうど良かったかな。
ケチって寒いよりもガンガン使ってコーヒーなど暖かい飲み物がいつでも飲めたのは良かった。
後片付けからはいつもと違う。
要らないものはここでさようならだ。
ありがとう。
そう言っていくつかの物とお別れをした。
テントも乾かさないといけない。
芝生はびしょ濡れなのでコンクリの上に広げて干しておいた。
周りゴツいキャンピングカーやバンばかりだったのでテントを干してると目立つ目立つ。
乾かしたりカバンの整理に時間がかかる。
9時15分には出たかったけどちょっと遅れて9時半にキャンプ場を出発。
入口に寄付ボックスがあるので余ったお金を入れておいた。
おせわになりました。
オークランドの空港近くにあるレンタカー屋さんを目指して北上する。
途中で給油。
満タン返しの必要があるけれど、日本と違って最寄りのガソスタは指定されない。(レシートのチェックも無くてメーターの目視のみ)
しかもAQUAはガソリンの残りが10段階のデジタル表記。
少しくらい走っても満タン表記のママなのだ。
だから道中にあって移動ロスが少なく安めのガソスタで満タンにしておいた。
レンタカーの返却
10時半にレンタカー屋さんに到着。
メーターは20万4,999km。
借りた時は20万3,963kmだったので10日間で1,036km走ったみたいだ。
その間に給油したのは2回だけ・・・!
1Lあたり23km近く走ってくれた。
AQUA(ハイブリット)燃費よすぎぃ!
普段なら車を返して終わりだけれど、昨日タイヤ交換をしているからその件の対応もしなければならない。
まずはカウンターでキーを返却。
車の状態をチェックすると言うので一緒に着いて行く。
車の前に着いたら、昨日パンクしたので新しいタイヤを購入したことを伝えた。
君らは第三者の保険に入っているんだろ?後はそっちに請求してくれればいいよ。
その請求に契約書(Rental Agreement)が欲しいんです。
わかった、後でメールで送るよ。
おぉ、話が早い。
普通は契約書って車を受け取る時に一緒にコピーをもらうんだけどこの会社はくれなかったんだよね。
だからもらえるか心配だったけどアッサリくれる事になって良かった。
でもmosari、これで送ってくれなかったら困るから今送って欲しいよね。
た、確かに。
手続きが完了したら今すぐ送ってくれないかお願いしてみるか。
OK、車は問題無さそうだね。とても綺麗にされているね。
ふぅ、一安心。
オフィスに戻ったら、
少し座って待っててくれ、まずは契約書をメールで送るからな。
おぉ、なんて仕事が出来る人なんだ。
彼の言う通りすぐにメールが届いた。
これで保険の請求は多分出来るはず。
んで忘れちゃならないのがBONDと呼ばれる保証金だ。
何か破損や不備があったときに備えて車を受け取る時に1,000NZドル支払っている。
およそ9万円。
何も無ければ全額返金されるんだけど、今回はタイヤ交換してるからその関係で何かしら手数料やら何やらかからないといいなぁと思っていた。
だがこれに関しても、
BONDも今全額返金処理しておいたよ。
と、嬉しい一言。
ヤッタアアア!
これで保険金は請求できるし(多分)、変な追加費用もかからず保証金の9万円も戻ってくる。
パンクはびっくりしたけど上手く乗り越えられたはず。
海外だと道が悪かったり車の状態が良くなかったりと日本で運転している時よりもパンクリスクが高い。
きっとこの経験がまたいつか役に立つかもしれん。(しない方が良いけどパンクしても今度は冷静に対処できるはず)
このAutoUnionという会社は評価が低いし、他よりもかなり安かったので結構ドキドキしながら予約した。
でも結果的にAQUAはよく走ってくれたし、何か対応で困るような事も無かった。
これで一安心だ。
空港にも送ってくれる事になっている。
前に聞いた時は30分に1本と聞いていたのだが、今すぐ送ってくれるそうだ。
貸切のシャトルに乗り込む。
今回はキャンプ道具があるので荷物がめちゃくちゃ多いのだが、レンタカーで移動し、レンタカー屋さんから空港までも送迎してくれた。
なんだか楽すぎて逆に不安になってくる。
南米なんて空港行くのに市バスに乗って1時間以上かけて荷物抱えながら空港へ行ったりしてたものな・・・
空港にはあっという間に到着。
空港では無くただの駅の入口にしか見えないがこれがニュージーランドの玄関口であるオークランド空港だ。
ね。ちゃんと書いてある。
空港に来るとようやく、
あぁ、帰るんだな。
実感が湧いてきた。
1年と10ヶ月の旅ではあったけれど、その間に4回一時帰国をしているから、
日本帰るんだ、ヒャッハーーーー!
って感じでも無い。
かと言って、
帰りたく無いよぉぉぉぉお!!!
ってわけでも無い。
終わるんだな。
と言う割とあっさりとした感情。
たぶんやり切ったからなんだろうな。
達成感みたいなのがある訳じゃないけれど、英語が全く喋れない状態からよくやったと思う。
まさか我々がホームステイやらボランティアまでするとは思わなかった。
でもきっと1人じゃやってない。
Azuがいたからやってみようと思えたんだよな。
だから2人で旅して良かった。
喧嘩もたくさんしたけど(;´∀`)
それにこの思い出が一生2人で話していけると思うと本当に嬉しいことだ。
1人だったら時が経てば時が経つほど、
もしかしてあの出来事は夢だったんじゃ無いだろうか?
なんて思ってしまうかもしれない。
でも僕らは確かに2人で1年10ヶ月旅をして、56という国と地域を見てきたんだ。
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オークランド空港
空港は多くの人で溢れていた。
11時に空港に到着しているのでフライトの4時間前。
ダメ元でキャセイのカウンターへ行ってみるもやはりクローズ。
3時間前からなのだろう。
仕方ないので隅に移動。
椅子が埋まってしまっているのでどうしようかと思った所で思い出した。
Azu、そういやプライオリティパスでレストランが利用出来るはず。
チェックイン出来ればラウンジが使えるからよく調べて無かったけど確かプライオリティパス対応のお店があったはずだ。
調べてみるとやっぱりあった。
そんなわけで時間もあるし何か食べる事に。
タダでね!
お目当てのお店を発見。
メニューをチェック。
なんせプライオリティパスがあれば42NZドル(3,780円)分オーダー出来るのだ。
メニューの中で一際目を引く名前があった。
アルティメット ビーフ バーガー(30NZドル)
これだ。
旅の最後を締めくくるに相応しい名前だ。
究極のバーガーが今の僕には相応しい。
自信を持ってオーダーしよう。
ヘイ!アルティメットビーフバーガーをくれ。プライオリティパスでね。
そう言ってプライオリティパスのカードを渡して手続きしてもらう。
ピー!
画面にはエラーの表記。
な、なんだと?
Azuのカードでやって見てもエラー。
嫌な予感がする。
一度離れて楽天カードのページをチェック。
我々のプライオリティパスは楽天のプレミアムカードを使って発行している。
だが2025年1月から改悪されることが決まっていた。
その内容は回数無制限から年間5回までになるというもの。
我々は今年に入ってから初めての利用なので回数制限は問題無い。
だが何かしら追加の手続きだったり何かトラップがあるのかも知れない。
ページを見ていると、
ラウンジのみ=レストランは無効…!
こ、これだ。
なんという事だ。
これでは使えない。
アルティメット ビーフ バーガーを食べる事は出来ない。
もうお腹はアルティメット ビーフ バーガーの気分だ。
これはあまりに辛い。
だが自腹で3,000円は高すぎる。
泣く泣く諦めるのであった。
仕方ないのな近くのベンチで少し休憩。
少し早いけどフライトの3時間20分前にチェックインカウンターへ向かう事にした。
が、そこには既に長蛇の列が!
皆さんお早いのね…
くそう、アルティメット ビーフ バーガーは食べれないし、チェックインにも時間がかかるとは。
しまったなぁ、と、思ったところで思い出した。
あ、おいらワンワールドサファイアじゃん。
そう、我々はJGC(JALの上級会員)なのである。
JGC会員だとワンワールドという航空連合のサファイアステータスというものが付与される。
今回利用するエアラインはキャセイパシフィック航空。
JALと同じワンワールドの航空会社なのでサファイアステータスの特典が利用出来る。
そんな訳で誰も並んでいないビジネスクラスのチェックインカウンターに並ばせてもらった。
こんにちは、あなたはビジネスクラスのフライトかしら?
ワンワールドのサファイアです。
ならこちらの列で大丈夫です。機械で預け荷物用のタグを出力してください。
案内に従って預け荷物用のタグを2人で合計3枚出力する。
本来チケットに含まれる預け荷物は1人1個だが、ワンワールドサファイアステータスを持っていると1人2個預けられるようになるのだ。
バックパック2個、キャリーケース1個を預けて身軽に。
持ってて良かったステータス。
これで出国できるぞ。
エスカレーターを上がって保安検査場へ。
ここをくぐったらもう帰るしか無くなる。
帰るよ!いいね?
まぁ行きたいところはまだまだあるけど色々やったもんね。帰ろうか。
2人で出国すべく歩き出す。
出国審査場へ向かう途中にエクスプレスレーンを発見。
多分ワンワールドサファイアだからか荷物を預けた時にお姉さんが使えるようにしてくれていた。
ありがたく使わせてもらう。
秘密の入口を進むとガラガラで一瞬で自動化ゲートの元へ。
搭乗券をかざして、写真を撮られるだけ。
10秒足らずで出国してしまった。
スタンプ欲しかった・・・
その後は保安検査。
パソコンはカバンの中で良いので楽ちんだった。
水は自動化ゲートの前に捨てる場所があったので廃棄しておいた。
そんな訳で制限エリアにサクッと到達。
簡単すぎる…
続いてはニュージーランド航空のラウンジを探す。
免税店を抜けてすぐの所に入口があったのだが見落として1番奥まで行ってしまった我々(;´∀`)
スタッフの人に聞いて免税店エリアまで戻ってきてラウンジへ入室。
これもワンワールドサファイアのおかげでラウンジを使うことが出来るのだ。
中は結構人が多い。
いい感じの席が埋まってしまっていたので背もたれの無い大テーブルで食事をとる事にした。
サラダや野菜を使った料理が多いのは⚪︎。
機内食が待っているがたくさん食べてしまった。
バーがあるので食後にAzuはノンアルコールのカクテルを頼んでいた。
ラウンジでは昨日途中で終わりにしたブログを書いたり、帰国後に会いたいと言ってくれていた方に連絡してみたり。
会いたいって言ってくれる方がいて嬉しい限り。
ブログの読者の方でも会いたいって人がいたら連絡くださいませ。
2時間が一瞬で溶けた。
ラウンジ恐るべし。
ラウンジを後にして搭乗ゲートへ向かう。
こんな風に飛行機に乗るのも今日でしばらく最後になるのだろうな・・・
飛行機のおかげで広い世界をあっという間に移動することができる。
できれば陸路で移動するのが楽しいけれど、島国であるニュージーランドや日本では飛行機がなければ旅行すらままならない。
ありがとう飛行機。
ニュージーランドらしく、ニュージーランド航空の飛行機がいろんな所に駐機されていた。
ニュージーランド航空は日本への直行便を就航しているので、日本までは10時間半で行くことができる。
時差も4時間だけ(ニュージーの方が4時間早い)だけなのでハイキングが好きな人にはぜひ訪れて欲しい国だ。
我々は香港を拠点とするキャセイパシフィック航空を使う。
お世話になります。
やっぱりステータスのおかげでサクッと優先搭乗させてもらう。
やはりステータスがあると空港は実に快適だ。
ワンワールドのキャセイにして良かった。
いよいよ機内へ!
ついに帰るんだ!
席に着いて最後に記念撮影。
やりきったぞ!
とうとう本帰国だ!
キャセイパシフィック航空 CX198便
- 便名:CX198便
- スケジュール:1月14日15:20オークランド発ー21:15香港着
- クラス:エコノミー
- 機材:B777-300
- 予約クラス:Q
- 1人分プライス:89,800円(日本から香港経由のオークランド)往復分
機内は3-4-3配列。
でも僕の席の前が2-4-2の変則列だったので目の前に席が無くて足元がちょっと広い。
そして3人席の端っこ2つで予約している。
これは往路同様に真ん中にわざわざ座るやつはいないだろう作戦であり、3人席を2人で使えるように狙っている。
ドキドキしながらその時を待つ。
そして、
Passenger complete.
搭乗完了のアナウンスが流れた。
キターーー!
2人でハイタッチ。
これで12時間近いフライトが快適になった。
ただフライトが遅延していて結局飛び立ったのは予定時刻を1時間後だった。
僕は乗り継げなくなるのが嫌なので基本的に4時間以上トランジットの時間を確保する事が多い。
今回も4時間取っていたので1時間の遅延なら大丈夫なのであった。
香港のラウンジを使う時間が短くなるのは残念だけど。
さようなら、そしてありがとうニュージーランド!!
楽しかったよー!
離陸してからしばらくして最初のドリンクサービス。
キャセイオリジナルのビールを飲もうとしたけど今は無いらしい。(食事の時だけなのかな?)
仕方無いので普通のビールにした。
その後は映画三昧、では無くてブログの下書き。
今日の分をスマホで今のうちにかけるだけ書いておく。
帰国してからゆっくりかけば良いのではあるが、帰国したらそれはそれで忙しいはず。
やれるうちにやっておきたい。
離陸から1時間半後に1度目の機内食タイム。
- ビーフライス
- 鱈のレモンソース
- マッシュルームパスタ
メインは3種類から選ぶことが出来た。
キャセイはエコでもメニューがあって旅情を盛り上げてくれる。
僕もAzuも迷わず鱈を選択。
こんな感じ。
お味は…ちょっとイマイチ!
鱈は柔らかいのだけれどもレモンは全く感じず塩気も足りず。
食事の後は映画を観ることにした。
流石キャセイ、日本語対応の映画がたっぷり。
数多くの映画の中から選んだのはトスカーナの休日。
名前が素敵だなと思ってチョイス。
その名の通りイタリアのトスカーナが舞台の映画だった。
美しいイタリアの田舎の光景が流れるのだが、不思議な感覚に包まれた。
今までは単に、
美しいな。
としか思わなかっただろう。
だが今回は、
どこまでも続く向日葵畑も、小高い丘に作られた石垣の街も、その街の中に作られた路地も、その路地にある木造の家を歩くと床がギシギシと軋む音がするのも、
懐かしいな。
そう感じた。
そう、カミーノで歩いた時の光景が蘇ってきたのだ。
歩いたのはフランスとスペインだからイタリアとは別の国。
でも確かにヨーロッパ南部の雰囲気を感じとる事が出来たのだ。
なんというかヨーロッパの映像を見てより具体的にその映像を理解する事ができる感覚。
解像度が上がった。
そんな言葉が頭に浮かんできた。
44日間、900km歩いたのは確かに僕らの身体に染み込んでいるようだ。
その後は何故かエイリアンが気になって再生ボタンを押した。
でも最初の広告パートの途中で辞めた。
旅の最後にエイリアンは無いよな(;´∀`)
その後は2回目の食事。
豚ヌードルをチョイス。
これは焼きそば風のテイストで美味しかった。
こういうアジアっぽいのを待っていたのだ。
ちなみにAzuはお腹が減らないと言って食事をスキップして寝続けていた。
僕も食後は眠くなったのでAzuと交代して3席のうち2席を使わせてもらって横になって目を閉じた。
長距離フライトは3席使えるとほんと快適度が違うな。
そして現地時間21時30分に香港に到着。
1時間遅れて飛んだのに到着は予定通り。
変なの(;´∀`)
時差があるのでニュージーランド時間だともう夜中の2時半…
トランジットが4時間あるが果たして豪華なキャセイラウンジを楽しめるかな?
香港はコロナの前にAzuとふたりで何回か来た事がある。
その頃はブリティッシュエアウェイズのマイルを使うと超激安でビジネスクラスの乗れたのだよな。
お得なルートはどんどん封鎖されてしまって悲しい限りだ。
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THE WING
やって来たのはTHE WINGというラウンジ。
香港にはキャセイのラウンジが3個!もあるのだ。
行きは他の2個を使っていたので今回は使ってないところを利用することにした。
ラウンジが近づくととある事に気がついた。
Azu、このラウンジはハネムーンの時に来たとこだよ。あの時はAzu初めてのラウンジでめっちゃ緊張してたよね。
あ、そうかも。そんな時代もありましたなぁ。
懐かしいな。
もう10年前だものな・・・
入口でお兄さんがこのラウンジはシャワーが無いけど良いか確認して来た。
このラウンジシャワー無かったのか。
でも久しぶりにこのラウンジに入りたいのでヨシっ!
ラウンジに入ったらすぐにお目当てのものを探す。
あれ?ヌードル無くね?
え?前はここで担々麺食べたよね。ワンタン麺食べたかったのにー!
Azuはずっとワンタン麺を楽しみにしていたのだがダイニングエリアには無さそう。
残念だけど仕方無い…と、思っていたら、
ヌードルコーナーはあちらにございますよ。
我々の「ワンタン麺」という日本語発音から、ヌードルコーナーを案内してくれる有能なスタッフさんが教えてくれた。(もちろん英語で)
そんな訳でヌードルです!
カウンターでオーダーするとその場で作ってくれるシステム。
うまっ!!
エビの旨味が口一杯に広がる。
この“旨味”を感じられるアジア飯は本当に最高だな。
Azuはさっき機内食をスキップしてるのでバクバク食べていた。
食後にお茶を飲みながら帰った日に何するかの確認。
市役所に転入届を出さないといけないのでその辺の確認である。
あぁ、現実が迫っている(;´∀`)
その後は少しだけ仮眠。
搭乗開始時間の10分前にラウンジを出て搭乗ゲートへ向かう。
向かっている最中から一際長い列を発見。
・・・我々の乗る成田行きだった。
しかし優先搭乗できるのでサクッと乗ろうかと思ったらビジネスクラスのレーンにも大勢の列が出来ていた。
明らかにビジネスのシートよりも多い。
って事は上級会員の数が多いという事だ。
最後尾に並ぶとすぐに搭乗がスタート。
このゲートを潜ったらもう日本だ。
ドキドキしながらゲートに搭乗券のバーコードをかざす。
さようなら香港!
さようなら世界!
ビーッ!!
なんだいそのエラー音は?
スタッフの人が手伝ってくれてもう一度僕の搭乗券をかざしてくれるも、
ビーッ!!
この搭乗券はオークランドでチェックイン時に発券しているのだが何か起きてる??
嫌な予感。
ゲート間違えた?
いやいや合ってるぞ?
最後に乗れないなんてオチはいらないぞ。
なになに?
ちょっとこっちに来てください。
そう言ってゲートの隅に移動。
スタッフはパソコンをチェックしている。
そして再び搭乗券をタッチ。
バーが開いた!!
これなら乗れるってことだろう。
あなたの席はこちらです。
そう言って渡された搭乗券を見せてくれた。
なんとそこには!!
プレミアムエコノミーにアップグレードされてるううううう!!
そうかアップグレードされてたからオークランドで発券した搭乗券だと使えなかったのか。
おいおい、世界一周最後のフライトがアップグレードされるなんてことあるかい?
一般的にアップグレードされるのは上級会員が優先と言われている。
僕はキャセイの会員ではあるけど平会員。
JALの上級会員だからワンワールドのサファイアステータスは持ってるけれど、香港在住の方でキャセイの上級会員の方もたくさんいただろうに。
ありがたい限りだ。
世界一周最後にサプライズが待っていた。
と、嬉しくなったのも束の間、
あ!Azuは!?
そう、今回我々はフライトを別々で買っているのだ・・・!
購入時に1万円引きセールをやっていたのだが1決済に付き1万円引きだったのでまとめて買うと1万円引き、別々に買うと2万円引きになるからだ。
僕だけアップグレードされるのは申し訳ない。
Azuの様子を見るとAzuもゲートでエラー!
って事はAzuもアップグレードされてるって事だ!
別々の予約なのにセットでアップグレードとかキャセイさん優しすぎるぅぅぅぅ!!!
大好きぃぃぃい!!
そんな訳で最後のボーディングブリッジをルンルンで歩いた。
プレエコーーー!
でもAzuとは席がバラバラぁ!!
と、思いきやAzuの隣の人が1人だったので席変わってくれたぁあああ!
完璧いぃ!!
そんな訳で世界一周最後のフライトはキャセイパシフィックさんのご好意でプレエコで帰る事になりましたとさ(∩´∀`)∩
キャセイパシフィック航空CX524便
- 便名:CX524便
- スケジュール:1月15日1:25香港発ー6:30成田着
- クラス:エコノミー
- 機材:A350
- 予約クラス:Q
- 1人分プライス:89,800円(日本から香港経由のオークランド)往復分
2-4-2配列。
足元は広々。
モニターも大きい。
ヘッドホンもしっかりしたタイプになった。
離陸は10分ほど遅れたけれど今日はかっ飛ばすから3時間で日本に着くとアナウンスがあった。
ブレブレだけどモニターを見ると確かに3時間15分になっている。
香港って5時間くらいかかりませんでしたっけ…?
ドアがクローズして滑走路に到着。
ほどなくしてエンジンが唸りをあげた!
徐々に加速する機体。
機内下部のモニターを見ていると今にも浮き上がりそうな車輪。
あぁ、Azu!浮いちゃう!浮いちゃうよ!
帰るよ、帰るよーーー!
そして浮き上がる機体。
これで後は寝てても成田だ。
リクライニングしてフットレストを使ってリラックスポジション。
眠いけど機内食は食べたい。
ウトウトしているとまずは水が配られた。
その後はすぐに機内食!
今日6度目の食事だ。
チキンとビーフが選べたのでチキンを選択。
器が陶器になった。
どうやら食事もプレエコ仕様でアップグレードされている。
味も美味しい、全体的にクオリティアップしている。
これがプレミアムエコノミーか。
なんかエコノミーと格差を感じるな。
コロナ前は散々プレエコやらビジネスに乗っていたけど世界一周中は当然エコノミー。
久しぶりに快適なフライトありがとうございます。
Azuは夕食をスキップしたけどプロセッコがあったのでオーダー。
紙コップだったけどスパークリングワインで乾杯。
世界一周お疲れ様でした。
不法入国で捕まったり、警察に連行されて賄賂を要求されたり、レンタカー大破させて死を覚悟したり、アマゾンの奥で高熱出したりしたけど、何事も無く無事に帰って来れた。
嫌な思いをする事なんてほとんど無くて、大勢の優しい人に助けられながらの世界一周だった。
海外は怖いってイメージの人も多いけれど、世界は優しさで包まれていたよ。
もちろんたまには悪意を持った悪い人もいたけれど、そんなのはごく稀で、人との出会いに恵まれた1年10ヶ月だった。
満足して目を閉じた。
・・・
・・
・
目を覚ますともう日本到着目前だった。
ドンッ!
ゴオオオオオ!
軽い衝撃と共にブレーキによる減速を感じる。
あぁ、日本に帰って来たのだ。
荷物を持ってボーディングブリッジを通る。
周りから聞こえるのは日本語ばかり、建物の案内も全て日本語が書いてある。
もう頭の中で翻訳する必要がない。
日本に住んでいたら英語は使わなくて生きていける。
旅で培った幼稚園レベルの英語ですら忘れてしまうのだろうな。
それはそれで少し勿体無い気がする。
戻って来たなぁ。
終わったなぁ。
そんな感情が込み上げてくるが、感極まって涙!
みたいなのは無かった。
ニュージーランドでは快適に旅をしていたこともあって、
日本すげぇ!
とかも特に感じない。
ただただ終わったのだなぁと。
さっ、Azu。家に帰るまでが世界一周だよ。
そうだね。気をつけて帰りましょう。
最後まで気をつけていつも通りに帰るだけだ。
それでも、それでも最後に終わった記念くらいは欲しい。
自動化ゲートを通って入国してスタンプをもらう。(社会手続きで必要になる)
荷物を受け取り、税関の申請を済ましてついに到着ロビーへ!
最後に記念撮影だ。
2024年4月に羽田出発時。
希望に満ちた旅立ちだった。
そして2025年1月成田に到着。
あれ?ちょっと疲れてる?笑
いやいや、寂しいんですよね、きっと。
兎にも角にも終わったのだ。
楽しかったです、ほんと。
もちろん大変なこともあったけれど、全部なんとかなったし、危ない目にも(多分)あっていない。
Azuが一緒だから安全を重視したってのはあるけど、健康体で2人無事に帰って来た。
これからこの思い出を一生話せると思うといい経験をした。
たくさんの国がテレビやスマホの画面越しに見る「知っている国」から「行ったことのある国」になった。
日本から遠く離れた国が自分ごと化されていく感覚。
どこか国名を見たり聞いたりする度に僕らはこの旅を思い出すんだ。
ICカードは持って来ていないので券売機で切符を買う。
これがまた時間がかかる。
日本の券売機ってどうにもわかりにくい。
事前に調べておいた金額が表示されない。
なんで?
世界中で券売機と戦って来たが、日本の券売機もなかなか難しいじゃ無いか。
色々ボタンをぽちぽちしてようやく発見。
久しぶりに日本円でのお買い物だった。
電車に乗る。
徐々に混雑する車内。
制服やスーツ姿の人も多い。
みんな働いている。
旅人が終わったから僕らは晴れて無職だ。
微妙な居心地の悪さを感じながら信じられないくらい静かな車両。
窓からは霜が降りた田んぼが見えた。
日本も美しい景色がこれでもかってくらいあるんだよな。
今度は日本をゆっくり回る旅をしてみてもいいのかもな。
そのためにもまずは働かないといけないのだ。
まぁ今年はレンタカーでアメリカ横断旅をする予定なのでそれまではガッツリ働くことはできないんだけどね(;´∀`)
半年以上先なので世界一周旅とは別の扱いにしたのでこれでこの旅はお終い。
1時間かけて最寄り駅に到着。
駅前で朝ごはんを食べることにした。
すき家の朝定食。
2人分でなんと920円。
値段おかしいって(;´∀`)
ニュージーランドじゃ一人分も食べられないよ・・・
もちろん美味しい。
美味しすぎる。
よく「どこの国のご飯が一番おいしかったですか?」なんて質問をされるけど、間違いなく日本である。
瞬間的に美味しい食べ物は世界にもあるけれど、食の多様性も含めたら間違いなく日本が一番だよ。
こんな健康的で美味しい食事がいくらでもあるんだもの。
すごいことだ。
いただきます。
この旅で本当の意味を理解したこの言葉。
動物の命や尊厳、育成に関わった方、加工や運搬、調理に関わった方全てに感謝しながら食べた。
お腹が満たされたら重い荷物を引きずりながら坂を登ってAzuの実家を目指す。
マンションのエレベーターを降りたらAzuのお母さんがドアを開けて出迎えてくれていた。
ただいまです。無事に帰って来ました。
こうしてmosariとAzuの1年10ヶ月の世界一周が終わったのだった。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
本ブログを読んでくださっている方、本当にありがとうございました。
これで世界の日常を綴るのはおしまいです。
- 7大陸
- 56ヶ国
- 621日間
- 12週間の留学
- 2週間の船旅
- 6週間の巡礼
- 6週間のボランティア
- 6週間のレンタカー&キャンプ
充実した旅でした。
毎日読むのが楽しみです。
なんて嬉しいコメントをいただいたり、インスタグラムにも沢山のDMありがとうございました。
明日から毎日更新は終わりますが、旅の後日談や何かしら投稿したいことがあったら気まぐれに投稿しますのでごく稀に覗いてみてください。
このブログをどう残すのかも未定ですが、ブログやってて良かったです。
ありがとうございました。
都内近郊でご飯連れてってくれる方いたら連絡ください 笑
それではまた世界のどこかでお会いしましょう。
おかえりなさい。
今回2日目のコメントです。前回のコメントネームは忘れてしまいましたが、JRの券売機でクレカで普通切符買えるよとコメントしたものです。
毎日楽しく拝見していました。
私も旅行で昨日16日に香港経由でクアラルンプールから帰国したばかりです。ニアミスですね。キャセイのファーストクラスラウンジ2か所を使いたいがために今回の旅程を作りました。結果とても良かったです。
そして私は今回ワンワのエメラルドをもってゲートのファーストクラスレーンに並んでいたら、スタッフの方にパスポートとボーディングパスをチェックされ、「ちょっと待ってて」と言われて機械でカチャカチャされてエコノミーからプレエコにアップグレードされました。しかも足元広々シート30〇です。常に座席をチェックしていたので満席っぽいからワンチャンインボラあったら嬉しいな♪とは思っていましたが、キャンセル不可のセール価格で買ったエコノミーなので諦めていたら、まさかのアップ。今回の全ての旅では座席までご挨拶もあり、キャセイさん素晴らしいと改めて思いました。
普段はJGCなので今回の様なエメラルドステイタス(配偶者のからプレゼント特典でなった貰い物)は今後はなさそうなので、来月はマイル利用のカタールビジネスクラスでヨーロッパの旅で豪華なJALファーストクラスラウンジとカタールラウンジを楽しみつくそうと思っています。
これからお二人の新しい生活が始まりますが、お二人で乗り越えた旅を考えれば多少の喧嘩はスパイスに仲良く楽しい生活を送られるのは間違いないと思います。
これからもブログを楽しみにしています。
イギリス大好き様
こんにちは!コメントありがとうございます。
券売機の件覚えております。
香港経由1日違いのニアミスでしたね。
翌日も満席でインボラ有りとはこの時期混んでるんですね。
久しぶりのワンワールド便でしたがJGC持ってて良かった〜と思うフライトになりました。
私もいつか香港のファーストクラスラウンジでシャワーを浴びたいと思っていましたが叶わずです(;´∀`)
来月のご旅行も楽しみですね!
カタールラウンジも羨ましい!
新しい生活について2人で早速どうするか相談中です。
ブログもどうするか決まっていませんがしばらくはゆるっと旅のまとめ?的なものを投稿するつもりです。
改めて2人の旅をお読みいただきありがとうございました!!
mosariさん
お疲れ様でーーーす🤍毎日毎日見てました🥺
また日本で会いましょう✨
Yukaちゃーーん!
毎日ありがとおおお!
おわっちゃったー!
関西行く時は連絡するさー!