カミーノ0日目 私たちピルグリムになります! フランス【世界一周491日目】

【世界一周491日目】2024.9.1 フランス サンジャン ピエ ド ポー

気温:18度〜25度

歩数:8,841歩

1ユーロ=161.51円

今日の予定

  • 巡礼者になるための準備

mosari
巡礼手帳を手に入れ、買い物と荷物を送って明日に備えます。

今日から完全にスマホだけで書いてます。見にくかったりいつもと変な感じになってたらすいません!

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慌ただしい朝

昨日は23時前に寝ている。

この宿には掛け布団的なものが無いので寝袋をかけて寝たのだが、かけていると暑いし、どかしてしまうと寒い。

困った気温だった。

暑くて目が覚めたり、寒くて目が覚めたり(;´∀`)

そしてついに始まった。

ガサガサ、ガタン!

ガサガサ、ガタン!

5時過ぎになったのだろう。

巡礼者(ピルグリム)たちが目を覚まして準備をし始めたようだ。

ピルグリムの朝は早いのである。

我々は今日は準備日なのでゆっくり。

7時半に目を覚ます。

昨日は頭痛が酷くて薬を飲んだ。

体調は、、、良くない。

動けないほどでは無いけどやはり頭が重くて少し痛い。

これが風邪なのかあまり良く寝れなかったからなのかはわからなかったが無理はしない事にした。

ごめんAzu。ちょっとよろしく無い。もう1時間だけ寝させて。

なんか私もちょっと良くないんだよね。

2人してどうしてしまったんだろうか。

急に暑い国に来たからびっくりしてるんだろうか?

そんな訳でもう一眠りして9時過ぎに起きた。

まずは洗濯。

昨日は雨が降っていたので洗濯出来なかったのだ。

この宿には洗い場と脱水機があった。

カミーノ中はいつも使ってる携帯用のバケツも持っていかないので今後はこうして手洗いするしかないの。

だが宿によって洗い場の有無、脱水機(これは無くてもいいが)、そして干す場所に左右されながら臨機応変にやらねばならない。

なかなか大変そうだ。

この宿は脱水機まであるので超楽ちん。

朝から降っていた雨も止んでくれている。

これなら日中に十分乾くだろう。

その後は朝食。

と、言っても昨日の残りのパンしかない。

これでイギリスで買ったピーナッツバターを使い切った。

 

とりあえず腹を膨らませて外へ。

今日は晴れていて気持ちが良い天気だ。

そこまで暑くもない。

でも川は泥で濁ってしまっていた。

朝までの間に相当降ったのだろう。

 

我々ピルグリムになる

やって来たのはこちら。

市内にある巡礼事務所。

ここで巡礼手帳をもらう事ができる。

我々は日本でもらって来てるので不要ではあるのだが出発前の儀式として参加しておく事にした。

 

営業時間は7時半〜12時、昼休みを挟んで14時〜20時半となっていた。

今日は日曜日だがちゃんと営業してくれていた。

 

中では多くの巡礼者たちが説明を受けていた。

英語の他、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語での説明が受けれるようだった(その日のスタッフで対応できる言語は多少変わりそう)。

我々は英語のできるスタッフにお願いをした。

おぉ、日本人か!明日から歩く日本人の子もいたぞ!なんだ日本のクレデンシャルを持ってるのか!その国のものを持ってくるのは素晴らしいことだ!

元気なおじさん。

英語をゆっくり喋ってくれるのでかなりわかりやすい。

でも思い出としてオリジナルの巡礼手帳も欲しいんです。

一応貰っておくことにした。

手帳は1冊2ユーロ(360円)。

5ユーロ札を渡して1ユーロのお釣り。

日本でもらっておいた熊野古道巡礼にも使える共通巡礼書。

無料で郵送してもらうことが可能。

こっちがサンジャンでもらえるオリジナルのもの。

他にもサンティアゴまでの街の距離などが記載された紙や、明日通るであろう道のどこに水飲み場や分かれ道などがあるか説明してくれた。

水がどこで手に入るかわかるとそれだけで安心だ。

ブエン!カミーノ!

巡礼者同士の挨拶で「良い旅を」的な意味。

これから何十回、何百回と聞くことになるであろう言葉。

もちろん何百回と言うつもりだ。

クレデンシャルにスタンプを押してもらっていよいよ実感が湧いてくる。

我々もピルグリム(巡礼者)になったのだと。

事務所には寄付制でホタテの貝殻が置いてある。

スペイン、ガリシア州がホタテ貝の名産地であり、11世紀ころから巡礼を達成した記念に巡礼者がホタテ貝を持ち帰ったことなどから、ホタテ貝はサンティアゴ巡礼のシンボルとなっている。

巡礼者はバックパックなどにホタテをぶら下げて歩き、巡礼路の標識にホタテが使われていることも。

ホタテ貝には再生・豊穣の意味があり、巡礼を終えた者の魂も生き返るとされている。

どれしようかな。

Azuは割れそうだし重そうだし街のお土産屋で売っているワッペンで良いと言っていたけれど、ここは譲れない。

新米巡礼者らしく最初はベーシックな貝殻からスタートだ。

途中で他のものに乗り換えたくなったらその時はその時だ。

それぞれがピンと来た貝殻を手に取る。

mosariは白のホタテ、Azuは飴色のレアなホタテをチョイス。

僕のバックパックは黒で地味だけど、きっとホタテが映えることだろう。

1番白が綺麗な物を選んだ。

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カミーノとは

さて、ここで改めて我々がカミーノと呼んでいる巡礼について。

日常的な生活空間を一時的に離れて宗教の聖地や聖域に参詣し、献身や祈り、感謝を捧げる旅のことである。

キリスト教:発祥の地であるイスラエル、カトリック教会の総本山バチカン、サンティアゴ・デ・コンポステーラ

イスラム教:メッカ

ヒンドゥー教:ガンジス河など

El Camino de Santiago(サンティアゴへの巡礼路)は、スペイン・フランス・ポルトガルなどからスペイン・ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かうルート。

最終地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラは、イエスの十二使徒の一人である聖ヤコブの墓がある聖地。

数多くある巡礼ルートのうち、フランス人の道・アラゴンの道は世界遺産となっている。

サンティアゴ巡礼は全ての人に開かれており、宗教は問われない。

信仰のためだけでなく、自己啓発、スポーツ、観光目的でも可能。

今回我々が歩くのはフランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(略してSJPP)からサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す、フランス人の道というルート。

全長約780km、一般的には1日20〜30km歩き、約35日かかると言われている。

我々は少し余裕を見て40日ほどでサンティアゴを目指す予定。

お買い物

可愛らしいサンジャンの街を歩いてスーパーへ。

お目当ては今日の昼飯、明日の朝と昼の食料。

そしてこれ。

日本のように言えばもらえるんじゃ無いかと思って探しに来たのだが、ちゃんと貰えるように置かれていた。

そう、ダンボールである。

食料とダンボールをゲットしてそのままもう1軒。

ペルーで出会ったSS航空さんがおすすめしてくれた肉屋さんへ。

生ハムがおすすめだと聞いていたのでちょっと高いが明日のために買っておいた。

カミーノ中は節約も大事だけど食べるのも大事精神で行こうと思います。はい。

 

宿に戻ったら昼食。

昨日食べきれなかったコロッケ的なやつをチーズまみれにしてやった。

それと千代の一番という出汁を使ったリゾットにトマト。

大変美味しゅうございました。

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荷物を送ろう

食後はカミーノの後の電車を予約したり、ブログを書いたりした。

とりあえずブログは昨日の分まで書いた。

これでパソコンとはお別れだ。

そう、カミーノ中は荷物を背負って歩かなければならないため荷物は軽ければ軽いほど良い。

もともと必要最低限な荷物をしか無いがさらに厳選して多少の不便を受け入れることにした。

パソコンは必須アイテムだが重いので泣く泣く諦めた。

総重量は8kg以下になっているはず。

泣く泣くお別れする荷物は先ほどもらったダンボールに詰めてゴール地点に送っておく。

ちゃんと再会できますように!!!

 

部屋では豪快にイビキをかいてるおじさんが寝ていた。

全然起きる気配が無いので気にせず作業。

って言うか夜が心配なレベルでうるさい。

ダンボールに蓋をして買って来たビニールテープで張り付けた。

日本で荷物を送る感じでペタペタ。

が、ビニールテープを剥がすときに「バリバリ!」と、結構な音がしてしまっておじさんが起きてしまった。

こっちを見ているが気にせず作業を続ける。

するとおじさんが立ち上がりこちらにやって来て一言。

problem(問題だ)

そう言って来た。

うるさくしてしまって悪かったかなと思っていたら我々のビニールテープを奪って来た。

あ、怒られる?

そう思ったのも束の間、そのビニールテープを使ってさらにダンボールをグルグル巻きにし始めた。

スペインの郵送は投げたり殴ったり酷いもんさ。しっかりやらないとダメだ。

そう言って半裸のおじさんはダンボールを潰しながらグルグル巻きにしていった。

ちょっとこのまま持ってろ。ほら、カットして。

我々に支持を出しながらテキパキに作業するおじさん。

見た目は刺青まみれでかなりイカついが良い人であった。

俺はトラックドライバーだから詳しいんだ。

それは心強い。

そうして出来上がったダンボールを持って巡礼事務所のすぐ近くにある「EXPRESS BOURRICOT – DONKEY EXPRESS」という運送サービスのオフィスへやって来た。

このロバみたいなマークが目印。

結構混雑していた。

看板の隣にあるのがおじさんが作ってくれた最強のダンボール箱。

どんだけガチガチにしないといけないねん 笑

しかも天面にはテープで取っ手まで作ってくれた。

お兄さんは我々の荷物を見るなり「サンティアゴまでだね?」そう言ってくれたので実に話が早かった。

なんて説明すればいいのか悩んでいたので助かった。

運送サービスの詳細についてはこちらのサイトをどうぞ。

https://www.expressbourricot.com/luggage-transport/

20kg以下の荷物を1個70ユーロでサンジャン ピエ ド ポーからサンティアゴ デ コンポステーラまで送ってくれるというもの。

受取期間は無期限とのこと。

一応受取予定日は聞かれるが1ヶ月遅れようが2ヶ月遅れようが良いらしい。

受取場所は提携先のホテルらしいがすでにストレージがフルらしくて別の保管所の場所と連絡先を教えてくれた。

支払いはカード可。

頼むぞ。

ちゃんと届いてくれよ〜!

1個70ユーロなので2人分のサブバッグをそれぞれ送ると140ユーロもしてしまうのでわざわざダンボールをもらって1個にして節約したのであった。

エラい!

ちなみに郵便局からも荷物を送る事ができるが、ここはフランス、ゴールはスペインなので安い巡礼者用の配送サービスを利用することができない。

郵便局を使って安くゴールに送るならスペインに入ってからじゃ無いと不可。

荷物を持ったままピレネー山脈超えは死ぬので我々は少し高いが転送サービスを使った。

これでもう後戻りはできない。

リタイアしたとてサンティアゴまで行かねば荷物が無い。

どんな形であれサンティアゴに行くんだ。

あ、お兄さんfragile(割れ物)のシールも貼っておいてね!

Azuナイス!

英気を養おう

明日から長い長い旅路が始まる。

今日はレストランで食事を取ることにした。

巡礼者向けに少し安く食事が提供されていると聞いたからだ。

宿のホストにおすすめの店を聞いてやって来た。

早速中に入ってオーダー。

やぁ、ピルグリムディナーをよろしく!

あら、今日は無いのよ。その代わりこのトラウト(鱒)がおすすめよ。

って無いんかい(;´∀`)

多分今日が日曜日だからかな。

割と閉まっているお店も多かったしね。

飲み物頼まなかったけど大丈夫かな。なんかフランスでレストランとかソワソワするよ。

Azuは落ち着かない様子。

ここは巡礼者向けの宿のホストに聞いて紹介された場所なんだからそんなに畏まらなくても大丈夫だって。

それでもそわそわして落ち着かないAzuだったが今日の料理が到着。

トラウトを焼いたやつー!

おいしそー!

早速食べてみる。

うまーーーい!!

ガーリックが効いていて、身もフワッフワ!

ポテトもうまし。

 

ピルグリムディナーはお預けになったが久しぶりの外食を楽しんだ。

フランスなのでチップも必要かと思ったがそんな事は無く14ユーロが2人分で28ユーロ(4,480円)。

多分我々がピルグリムだから何も言われんかったのかも。

そんなこんなで宿に戻ったら9時前。

シャワーを浴びでダイニングエリアでブログを書いた。

部屋にWi-Fiは無粋だとオーナーが言っていた。

あくまで交流してもらいたいんだろうな。

ブログを書いているとドイツ人のお母さんから話かけられた。

カミーノのことはもちろん、我々の旅のことや、彼女もまたこの巡礼を皮切りに世界一周を始めるんだそうだ。

中南米の情報を交換したり、ドイツについて話をしたり。

ブエン!カミーノ!

最後はカミーノの無事をお互いに願ってお別れをした。

時間は22時。

巡礼者の朝は早い。

だいたいアルベルゲ(巡礼者用の宿)は22時が消灯(就寝)になってるみたいでお母さんも22時に戻っていった。

我々は静まり返ったダイニングルームでもう少しだけ作業。

やぁ君たち。ホストしらないかい?

22時半頃に1人の男性がチェックインしに来た。

ホストももう営業終了してるかもしれない。

チェックインできなかったら大変だ。

Azuと2人でレセプションに行ってみるもやはり誰もいない。

ベルがあったので遅い時間にごめんなさいと思いつつベルを鳴らす。

ガチャリ

2階のドアが開いてホストが出て来た。

これで彼もチェックインできるだろう。

ピルグリムにしては少し夜更かしをしてしまったがそのおかげで彼も無事にチェックインすることができた。

ヨシとしよう。

その後は部屋に戻ってベッドへ。

明日からついに僕たちのカミーノが始まる。

泣いても笑ってもリタイアしてもサンティアゴ

デ コンポステーラまで行かないといけない。

とりあえず挑戦開始です。

楽しんできます。

ブエン!カミーノ!

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明日はついに歩き始めます!(と言ってもこの明日は短いんですが)

それでは!



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ABOUTこの記事をかいた人

アバター

名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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