カミーノに向けてサンジャン ピエ ド ポーに移動 フランス【世界一周490日目】

夫婦 世界一周 フランス ボルドー

【世界一周490日目】2024.8.31 フランス ボルドー 〜 サンジャン ピエ ド ポー

気温:18度〜32度

歩数:13,843歩

1ユーロ160.42=円

今日の予定

  • ボルドーからサンジャン ピエ ド ポーへ移動
mosari
それはカミーノの始まりの街。

 

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寝苦しい夜

夜中何度か目が覚めた。

ベッドは快適だが何だか掛け布団が暑い。

でも布団が無いと寒い。

朝方は冷えるようだった。

 

イマイチな睡眠だが8時半頃に起き上がる。

朝飯のためにまずは水を買いに自販機へ。

500mlで2€(320円)の高級な水を入手。

現金は使えずカードのみ。

 

豪華な朝食。

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昨日マンチェスターの空港でタダでゲットしてきたパンやサンドイッチなど。

1個1,000円(5ポンド)を超えるものもあるだけあってどれも美味しかった。

 

食後はトラムの乗り方を調べた。

2023年4月に空港から市内に走るトラムが開通したそうだ。

確か宿の目の前にトラム乗り場があったはず。

 

軽く調べてみるが新しくできたものなので情報があまり無い。

わかったのはアプリで切符が買えるという事くらい。

滞在中何度も使うならアプリも便利だが1回だけとなると会員登録などの手間の方が上回る。

でも乗り場に券売機があるとも限らない。

空港まで戻れば確実にあるだろうが15分ほど歩かないといけない。

 

うーん。

ちょっと悩んで面倒だがアプリで買うことにした。

 

1人で2人分のチケットを買えるのでmosariだけ登録すれば良かった。

会員登録してとりあえず2往復分のチケットを購入。

3.5ユーロ(560円)。

てっきりQRコードでも出てくると思ったのだがそうでも無いらしい。

使い方が全く分からないが運転手に見せれば大丈夫だろう。

 

ちなみに後でトラム乗り場に行ったら普通に券売機あったのでちょい乗りだけなら券売機の方が楽です。

シングルチケットの他、1日や1週間など特定の日数分乗り放題になるチケットもあったので滞在期間が長い人はそっちのがお得。

市内のバスやトラム、フェリーが乗り放題だとか。

 

ボルドーの公共交通機関ならTBMのサイトをチェック。

 

11時に荷物を整理してチェックアウトした。

 

ボルドーでお世話になった宿

そんな訳でチェックインしたばかりですがチェックアウトです。

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  • 施設名:The Originals Access, Hôtel Bordeaux Aéroport
  • 住所:Centre Hôtelier De L’aéroport, 91 Av. John Fitzgerald Kennedy, 33700 メリニャック, フランス
  • チェックイン時間: 16:00
  • チェックアウト時間: 〜11:00
  • 部屋タイプ:ダブルベッド
  • エアコン:有り
  • 1泊:6,457円

 

予約時に1泊分の6,457円をカードで支払い。

 

空港から徒歩15分ほどなのに価格が魅力的。

目の前にトラム乗り場があるので翌日に市内に行くのも簡単だった。

レセプションは20時で閉まってしまうが機械で簡単にセルフチェックインができる。

 

設備は綺麗。

全く問題無し。

 

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水回り

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部屋にシャワー兼トイレ。

お湯もしっかり出るし鏡もあって快適。

バスタオルも1枚ずつ無料で用意されていた。

 

部屋回り

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ベッドにテーブル、キャビネット、椅子、そしてエアコンにテレビと小さいながらもなかなか快適だった。

マットレスも固めで良い感じ。

 

これまでの宿から一気に質が上がった。

周りには何も無さそうなので空港前後の1泊におすすめなホテルだ。

自販機の水の値段以外大満足です。

 

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ボルドー市内へ

レセプションに寄ってチェックアウト。

カードキーを返すだけで一瞬で完了。

 

メルシー!(フランス語のありがとう)

 

そう言われてフランスに来たのだと実感した。

レセプションのWi-Fiを借りて今日の昼飯をTooGoodToGoで予約した。

早めにやっておけば良かったのにギリギリだから選択肢が減ってしまっていた・・・

 

目の前のトラム乗り場で新しいトラムに乗り込んだ。

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アプリで買ったチケットの使い方が分かっていないが運転手に聞けば良いだろう。

 

って運転手いねえええ!

 

いや、いるんだけどバスみたいに運転手の脇を通って切符を見せる感じじゃ無さそう。

完全に運転席が仕切りで分離されている。

ドアもすぐに閉まって動き始めてしまった。

 

仕方ないのでアプリのチケット画面を起動。

何とかアクティベート(有効化)しなければ。

適当に操作したらBluetoothを使って良いかの確認画面。

あ、なるほどね。

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許可するとこんな画面が出たのでスマホを車内にある端末に近づける。

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チェックしたよ!的なニュアンスの画面が出たので多分これで大丈夫だろう。

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アプリでチケットを買って車内に入ったらアクティベート画面にして、端末にタッチ。

これで1時間トラムやらバスに乗れるようだ。

時間内なら乗り換えもOK。

 

綺麗な車内。

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イギリスの人とはまた違う顔つきになった。

何と言うか柔らかい顔つき、と言うのだろうか。

男性は甘いマスクを被り、女性は少し丸みを帯びて優しく見える。(あくまで主観、Azuはよくわからんと言っていた)

 

トラムは40分ほどで市内の駅に到着。

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まずはとあるホテルへ向かう。

 

途中で立派な教会があった。

イギリスでは曇り空が多かったから気持ちの良い青空が気持ちいい。

って言うか暑すぎる(;´∀`)

ちょっと歩いただけで汗が止まらない。

イギリスは過ごしやすかったんだな・・・

 

昼食用のパンをゲット。

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TooGoodToGoで廃棄寸前のクロワッサン4個、パンオショコラ3個をゲット。

これで2ユーロ(320円)は安い!

一応IBISというホテルチェーンのパンだし。

 

次はお隣のスーパーへ。

大きなスーパー。

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ボルドーらしくワインコーナーも充実。

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街からはバスに乗っていくつかのワイナリーにも行けるらしい。

お酒好きにはたまらないのだろうな。

 

このスーパーでは水を購入。

値段を見て驚いた。

ホテルで買った水と同じやつの1.5Lがなんと、

 

0.2ユーロ(32円)!

 

500mlで2ユーロって・・・

スーパーの水が安すぎるにしろ、ホテル価格ってなかなかエグい(;´∀`)

水をガブガブ飲みながらボルドーの街を歩く。

 

途中大きな橋があった。

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川の対岸にはヨーロッパらしい美しい建物が見えた。

川の水が泥水だったが雰囲気は良い。

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なんというか洗練されたイギリスに対してフランスはお洒落さがプラスされた感じ。

またもやAzuはよくわからんと言っていた。

ちきしょう。

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おしゃれ!

 

街はとても綺麗。

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近くの門に行ってみた。

街中に突如現れるカイヨ門。

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何かと思って門の下のレリーフをチェック。

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見覚えのあるマーク。

 

どうやらこの辺のカミーノ巡礼者はこの門からサンティアゴを目指したそうだ。

トゥールの道と書かれていたが途中で我々が歩くフランス人の道に繋がるのだろう。

 

我々はバスと鉄道でスペインの国境近くまで移動するが、昔や”より厳密な”巡礼者はフランス国内も歩くのだろう。

カミーノために立ち寄った街でカミーノの足跡を発見する。

これもまた不思議な縁に感じずにはいられなかった。

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我々のカミーノが始まっている。

そう言われている気がした。

 

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バスの時間も迫っているので市場に寄って夕飯をピックアップ。

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これもTooGoodToGo。

ソースも付けるか聞かれたけどソースは別売りで3.5ユーロ(560円)もした。

ソースが無いと食べられないとしたらもっと評価が低い気がする。

そのままでも食べられると信じてソースはお断り。

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よくわからないがとりあえずこの揚げたものが入っているらしい。

店主が写真を撮ってくれと言ってきたので撮影。

 

Flixbusにやられた?

そのまま暑さにウダウダしながら我々の乗るFlixBusのバス停にやってきた。

30分前なので上出来。

 

バス停は高架線の下にベンチがあるだけの簡素な作り。

寝転がってる人もいてAzuは治安があまり良く無いと感じていた。

確かに何も無いし暗いので夜遅くの利用はできれば避けた方が良いかも。

 

Wi-Fiは飛んでいないが近くに無料のトイレがあった。

30分待ってお目当ての711番のバスがやって来た。

我々も列に並んでチェックインだ。

予約したQRコードを準備して待つ。

なかなか列が進まず10分ほど待って我々の番に。

 

どこに行きたいんだ?

バイヨンヌだよ。

No.

へ?これ711番でsh・・・

次!

 

訳がわからない。

運転手は聞く耳持たずで列を捌いていく。

その間我々のようにあぶれた人が何人かいた。

列を捌ききるとトランクを閉める運転手。

断られた人たちが運転手に詰め寄る。

 

どういうことだ?

私たちはサンジャンに行きたいんだ!

 

様々な声が飛び交うが、

 

I don’t know!

I don’t know!

 

叫ぶように私はわからないと2回言ってそのまま運転席に戻ってしまった。

マジで我々も何が起きたかわからない。

 

こういう時は海外のサービスは不便極まりない。

途方に暮れていると電光掲示板を見ている人がいるのに気づく。

 

すると先ほど出発した711番とは別の711番が表示されていた。

どういうことかよくわからないが行き先が同じなのでそれを待つことにした。

バイヨンヌから電車に乗ってサンジャンに移動しないといけない。

移動できなかったら宿が無駄になるし、ここのバイヨンヌの宿は鬼高いから嫌だなぁ。

 

結局その別のバスは当初の50分遅れでやって来た。

ドキドキしながらQRコードを見せると大丈夫そうだった。

 

荷物を自分で荷室にぶち込んで車内へ。

ほんと不安にさせてくれるよ全く。

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ボルドー→バイヨンヌ

2時間 11.49ポンド(2,185円) FlixBus

 

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車内は2-2配列。

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座席はちょい広め。

フットレストもあるしUSB typeAのソケットと電源もあった。

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Wi-Fiは無し。

 

昼飯として先ほどゲットしたクロワッサンを食べた。

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出来立てでは無いからシトッとしてしまっていたけどほんのり甘くて美味しいクロワッサンだった。

さすがパンの国フランスだ。

これで2ユーロはありがたい。

 

食後は昨日書けなかったブログの下書きを書いたけど何だか頭が痛くなって来たので寝ることにした。

これから厳しいカミーノが始まるのに体調不良は勘弁してくれよ・・・

Azuはもちろんずっと寝ていた。

 

バスは2時間でバイヨンヌの街に到着。

バスから下ろされたのは何も無い路肩。

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ここから先は電車に乗り換える。

1時間到着が遅れているが乗り換え時間は2時間あったので問題無し。

というか事前に買っても割引が無かったので電車のチケットはまだ買っていない。

 

まずはバス停から駅に向かい、チケットを買わねば。

昼間は30度を超えてかなり暑かったが夕方は幾分マシになっていた。

 

途中川に大きな橋がかかっていて国旗とオリンピックの旗がたなびいていた。

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日本はどこかなー?

 

と思って探したけど無かった(;´∀`)

ヨーロッパの国だけっぽい。

ちっ。

 

川沿いには黒人さんが何人か寝転がったり酒を飲んでたりしていた。

フランスといえば華やかなイメージがあるが色々問題を抱えているのかもしれない。

 

バイヨンヌ駅。

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バス停からは歩いて10分ほど。

 

構内に券売機があったのでお目当てのチケットを選ぶ。

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ネットで検索すると2人だと20%引きされるチケットがあったのでそちらを探して購入。

知らなかったら1人ずつ定価で買うところだった。

やはり下調べは大事。

 

細かい画面は覚えていないが購入の途中で「他の旅行者はいるか?」みたいな項目があったのでそちらを選択して人数をタップ。

最後のチケットの種類を選ぶところに20%の割引運賃が表示されていたのでそれをタップでオッケー。

サクッと切符をゲット。

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2人で割引されて18.6ユーロ(2,976円)。

1人だと11.6ユーロ(1,856円)。

 

最新の値段やスケジュールはこちらの公式サイトをチェック

 

まだ30分ほど時間があったので外のベンチで休憩。

駅の構内には無料のトイレあり。

Azuはクロワッサンを食べていた。

 

んで夕食に買ったやつの量が少なそうだったので駅前のパン屋にAzuが買い出しに。

僕は荷物番。

帰ってきたらAzuの手には長いバケット。

1.1ユーロ(176円)。

カードは17時までしか使えないらしく現金で支払ったそう。

 

ヨーロッパに来て1ヶ月。

ついに現金で買い物をしたのであった。

 

バイヨンヌ→サンジャン ピエ ド ポー

1時間 18.6ユーロ(2人分) SNCF社TER

 

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5分前にプラットフォームに向かうとすでに電車が来ていた。

 

地下通路を通って我々の電車のあるプラットフォームへ向かう。

上に上がる階段の前で自転車を持ったおじさんが突っ立っていた。

恐らく自転車を担いで上がれないのだろう。

近づくと案の定声をかけて来た。

 

ボンジュールボンジュールフランスフランス

 

何を言ってるかはわからないが意図はわかっている。

うなづいて自転車のフロントを持ち上げる。

 

お、おもてぇ!

 

よく見れば電動自転車で立派なバッテリーが積まれていた。

 

ぐおおお。

 

バックパックだけでも重いのに電動自転車はヤバいな。

おじさんと2人でなんとかプラットフォームに運ぶ事ができた。

 

メルシー!

 

お礼を言われたがフランス語で何と返したらいいかわからないのでサムズアップしておいた。

 

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すでに来ていた電車に乗り込むとほぼ満席。

出遅れてしまったみたいだ。

幸いドア脇の補助席があったのでそこに座る。

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座り心地はイマイチだがこれでまたカミーノが近づいて来た。

 

相変わらず頭が痛いのが気になるが。

電車は音も無く定刻通り出発。

 

この中の多くは同じく巡礼者(ピルグリム)のはずだ。

道中何処かで会うかもしれないな。

 

途中の駅で子供が1人ホームに降りた。

プラットフォームの隅にいた彼の母親の姿を確認するや走り出す子供。

抱きつく親子。

多分何度も繰り返されている光景。

 

優しい世界に心が和んだ。

 

他にも迎えに来た友達とハグする女の子たち。

両側の頬と頬をつけ合わせて抱き合うおじさんとおばさん。

 

海外の人たちは感情をストレートに表現するのが上手だなぁ。

いくつかの出会いを運びながら電車は走り続ける。

 

途中で雨が降って来た。

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天気予報を見るとこれから1週間はずっと雨マーク。

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最初のピレネー山脈越えはとても素敵な風景が待っていると聞いていただけに残念だ。

って言うかこんなに雨続きで歩き続けられるのだろうか。

ピレネー山脈では死者が何人も出ていると言うし。

 

そして19時20分。

ついにカミーノのフランス人の道のスタート地点であるサンジャン ピエ ド ポーの街に到着したのだった。

夫婦 世界一周 フランス ボルドー

多くのピルグリムが降りてきた。

みんなここからサンティアゴ・デ・コンポステラを目指すんだな。

勝手に仲間意識を持ってしまう。

 

雨は相変わらず降り続いている。

駅から宿までは15分弱。

傘も無いので覚悟を決めて歩き出す。

 

少し歩いたところで、

 

あっ!!

 

ついに見つけてしまった。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラの正規ルートを案内する看板。

モチーフは帆立の貝。

これからサンティアゴへの800km弱の道のりで何度見かけることになるのだろうか。

ピルグリムにとっては単なる看板だけに留まらず、我々の心の拠り所にもなるはずだ。

 

街の雰囲気はとても良い。

雨なのが残念だが石畳の街ゆえに美しくもある。

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色褪せた外壁が昔からこの街が存在することを物語っていた。

 

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可愛らしい街並み。

ゴールまで100個くらいの村を通るんだろうか?

その一つ一つが楽しみだ。

 

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坂を下ると教会とその下が門になっていて通れるようだった。

教会の脇には水道があった。

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助かった。

手持ちの水が心許なかったし、宿の水道水が飲めなかったら困るところだった。

飲めるとは書いてないがこの見た目なら飲めるだろう。

カミーノを導く帆立マークもあるし。

ここぞとばかりに飲みまくる。

 

美味い!!

 

さすがピレネー山脈の麓の街だ。

山の近くは水がおいしいね。

 

夫婦 世界一周 フランス サンジャン ピエ ド ポー

門をくぐると小さな小川が流れていた。

これはさすがに天気がいい時に見たかった。

 

そしてとうとう我々の今日の宿を発見。

 

中に入るとすでに何人かのピルグリムがチェックインをしているところだった。

電車のタイミングで一気に人が増えるので列ができてしまうのは仕方ないだろう。

 

君!まずは荷物をおろすんだ。ささっ。

 

我々が荷物を背負ったままなのを見てレセプションのおじいさんはそう言ってきた。

荷物を置いて順番を待つ。

 

10分ほど待って我々の番。

 

巡礼は初めてかい?

はい。でも日本のクレデンシャルを持ってます。

おぉ!それは素晴らしい。さっそくスタンプを押してあげよう。

 

クレデンシャルは巡礼手帳のことであり、1日1個、サリアという街以降は1日2個のスタンプを押してもらうことで最終的に巡礼達成として認めてもらうことができる。

スタンプはピルグリム用の宿「アルベルゲ」やバー、教会などで押してもらうことができる。

 

市税を払ったら簡易シーツを受け取って部屋へ。

夫婦 世界一周 フランス サンジャン ピエ ド ポー

2段ベッドが4個の8人ドミ。

受け取った簡易シーツをセット。

夫婦 世界一周 フランス サンジャン ピエ ド ポー

不織布で出来た使い捨て。

 

かけ布団のようなものは何も無い。

そういう宿も多いと聞いていたが早速出くわしたようだ。

このために我々は寝袋を持ってきている。

 

寝袋を広げて、夕食。

夫婦 世界一周 フランス サンジャン ピエ ド ポー

大量のコロッケのような揚げ物とクスクスのサラダ。

6.99ユーロ(1,130円)と高価だったので期待していたのだが、これだけとはちょっとがっかり。

 

電子レンジがあったので温めようとしたが全く温まらない。

レンジ壊れてる(;´∀`)

 

量が多すぎるし、暖かく無いし、ちょっと食べきれず明日に持ち越し。

 

キッチンではたまに同席したピルグリム同士が会話を繰り広げている。

欧米人の中に我々アジア人が2人だけ。

アウェイ感がすごい。

 

まぁこれから長い道のりが続くんだ。

徐々に楽しんでいこう。

 

夜は早めに就寝。

昼間っから続いている頭痛がより強くなっていてとても起きてられなかった。

本当はブログを追いつかせておかないといけなかったのだが・・・

薬を飲んで寝袋をかけて寝た。

寝袋に入るほど寒くないが、何もかけないと寒い。

そんな難しい温度だった。

同室のニキは冷房を付けたがっていたが消してもらった。

さすがにエアコンかけたら寒すぎる。

ごめんよニキ。

 

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明日は巡礼の準備をする1日。

本格的に歩き出すのは明後日からですが、明日でPCとはお別れします。

スマホでどれだけ更新できるかわかりませんが、がんばります。

がんばります。

がんばるぞおおおお!

 

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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