【世界一周567〜568日目】2024.11.22〜23 ニュージーランド グレナビス
気温:6度〜16度
歩数:8,268歩
1ニュージーランドドル=90.29円
今日の予定
- オマルー(Oamaru)へ行ってペンギンを見る
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初めてのキャンプで迎える朝
チュンチュン
ポエー!ポエー!
鳥の鳴き声で目が覚めた。
結構、いやかなり賑やか。
それだけ自然に近いということだろう。
今日は初めてのテント泊だったがとりあえず朝まではちゃんと眠ることができた。
寝る時は寒くてどうなるかと思ったが、一度温まったらある程度保温してくれるっぽい。
でもAzuはどうやらダメみたいで芋虫みたいに丸くなっていた。
Azuおはよう。どう?
夜中寒かった・・・
これからもう少し寒くなる南に向かうのにすでに装備が足りて無いことがわかった。
1週間後にはもう12月になって夏のはずなのだが?
聞いていた気温とずいぶんと違うな・・・
とにかく気温もそうだし、風が強くて冷たすぎるんだよなぁ。
だからテント張っている人いないのだろうか。
みんなモーターホームかキャンピングカーかバンだもんな・・・
意を決して寝袋から出てテントの外へ。
キリッとした空気に一瞬驚くが、太陽が出ていたので日差しを浴びると暖かさを感じる。
しばらく浴びてたら暑くなりそうだな。
日陰に入った瞬間激寒いけど・・・
それでも自然の中の朝だけに感じられる静謐な空気は気持ちが良かった。
寒いけど。寒いけど。
このキャンプ場は無料だけど水洗トイレと水場がある(飲用不可)。
トイレで顔を洗ったら朝食の準備。
キッチンが無いので昨晩に続いてガス缶による自炊を試みる。
と言っても朝から時間はかけられないので簡単なメニュー。
寒いから暖かいものはマストだ。
冷蔵庫が無いので買える食材は限られている。
日本のようにどこでも氷が手に入る訳じゃ無いし、クーラーボックスも無い。
昨日スーパーで散々悩んで購入したのがこちら。
缶のスープである。
これなら保存が利くし、多少具材が入っているから栄養も採れる。
500mlくらいで4NZ(360円)しないくらい。
そこまで高く無いので結構有りな気がしている。
が、缶を開けてみて驚いたてっきり液体が詰まっているかと思ったらドロっとしたペーストみたいな感じ。
スープかと思ったんだけどな・・・
とりあえず鍋に移してガス缶で加熱。
これだけだと絶対に足りないので腹を膨らませるための秘密兵器がこちら。
ポテトフレークである。
このチップになったものをお皿に移してお湯をかけてまぜまぜする。
そうして出来上がった朝食がこちら。
スープは最初こそペースト状だったものの加熱したら水分が出て来てちゃんとスープになった。
んでポテトフレークもお湯で混ぜるとあら不思議。
あっという間にマッシュポテトの出来上がり。
暖かいスープが身体に染みる。
具もそこそこ入っているし温めるだけにしては美味しい。
マッシュポテトは何も味が付いていないのでスープと一緒に食べる。
一袋3NZドル(290円)くらいでまだまだ作れるのでこれもコスパ的にはなかなか良さそう。
その日の腹の具合で量を調整できるのもグッドだ。
パンでもいいんだけど、日中の車内にどれだけ置いていいかわからないのだよなぁ。
マッシュポテトに飽きたらパンも買うかも。
とりあえず朝食はこんな感じ。
とりあえず大きな不満は無いのでしばらくこれでやってみようと思う。
mosari、嬉しそうだね。
嬉しいよ、始めてのキャンプ。楽しいよ。
どうやら食べてる最中ニヤニヤしてしまっていたようだった。
このキャンプ場は裏手に川が流れていた。
透き通った水。
これでもっと気温が高ければ多くの人で賑わうんだろうな。
今は寒すぎてとても触る気すら起きない。
そそくさとテントに戻って撤収準備。
・・・Azu、フライシートの内側が結露してるわ
ありゃま。ほんとだ。
カミーノで出会ったテントを背負った女の子から寒い時期にテントを張るなら結露が発生するので2重構造のテントが良いと聞いていた。
そんな訳で二重構造のテントを探してコールマンの「ツーリングドームLx」というど定番商品を買った。
この二重構造のテントって内側のインナーテント(居住部分)と外側のフライシート(防水・防風目的)に分かれていて、結露したのは外側のフライシートの内側。
フライシートが濡れるのはよくあることらしい。
居住スペースであるインナーテントが濡れなければOKなのだとか。
なので不具合でもなんでも無いのだがこのまま閉まってはカビが生えてしまうかもしれないし、耐水性能が落ちてしまうかもしれない。
裏返してティッシュで軽く拭いて干してから収納することにした。
これ晴れてるからいいけど、雨降ってたらどうしたらいいんだろう。
とりあえず濡れながら無理やり詰めてどこかで干す・・・?
二日続けて雨だったら?
うーん、ちょっとどうなるかわからないな。
この辺りもやりながらうまい方法を探すしかなさそうだ。
新しいことをすると色々と課題が出てくるね。
それを大変だと思うか、楽しいと思えるか。
後者だと人生はきっと楽しめる。
僕らは果たしてどちらかな?
乾いたらテントを折りたたむ。
もちろん初めての撤収作業なのでこれも動画を見ながら実施。
とりあえずテントが収納袋にちゃんと収まったのでヨシっ!
テントの中に敷くマットは同じくカミーノで出会った女性がよくある銀のマットではなく空気を入れるタイプが良いと教えてくれた。
地面からの冷たさの感じ方が全然違うそうだ。
底から冷えてくると全然眠れないのだとか。
今回はウレタンと空気のハイブリットタイプのインフレーターマットというものを買った。
1万円ちょっとするし、嵩張るけど、寝心地が良いと書いてあったので。
1泊なら多少は我慢できるけど、これからテント泊が中心になるのであればここは快適さを重視することにした。
ここまで持ってくるのは正直大変だったけど、ここまでくれば車に積んでおけばいいからね。
僕らもそうだったけれど、インナーテント?フライシート?って感じの人も多いと思うのでこんな作りです。
こうやってポールを中心にインナーテントとフライシートの間に隙間ができると結露してもインナーテントは守れるらしい。
今回はインナーテントは守られていたのでOK。
そういえばデンマークのエアビーで庭に張られたテントに泊まった時は1重構造だったので朝起きたら夏なのに内側が結露していて驚いたことを思い出した。
涼しいところなら二重構造のテントが必須だな。
今回は涼しいどころか寒いが・・・
そんな訳で色々と課題がありつつも初キャンプは無事に終了。
車に全て積み込んで出発だ。
異変
今日は南部のオアマルという街に行きたい。
距離はここから250kmほど。
ぶっ飛ばせば3時間ちょっとで着くはず。
最初は60kmほどの道路が続くが、1号線に出たら100km道路になる。
ビュンビュンと車が行き交う中、快調に進んでいると思いきや、
mosari、なんだか眠い。それに頭もちょっと痛い気がする・・・
運転していたAzuが急にそんなことを言い始めた。
まだ30分くらいしか経っていないのにAzuがこんなことを言うなんておかしい。
路肩に止めて運転を交代。
Azuは寝て様子見・・・と、思いきや、
mosariのハンドル操作怖くて眠れん。
す、すいませんね下手くそで(;´∀`)
まぁそれでも眠気が勝ってAzuは夢の中。
100kmで飛ばして南下していく。
ちなみに100kmと書いているがこれは高速でもなんでも無いただの一般道だ。
たまに街に入ると制限速度が70kmに、スクールゾーンの近くだと50kmになったりするがほとんどが100km制限道路だ。
んでやっかいなのが1車線しかないことだ。
普通に先の見えないカーブとかもあるので100kmで飛ばし続けることができないんだけど、そうするとすぐに後続車に追い付かれる。
でも1車線だから相手も抜かせない。(反対車線からもビュンビュン来てるので)
たまに追い越し専用ゾーンがあるのでそこで左車線に寄って抜いてもらったら合流してまた1車線に。
というのを繰り返す。
これが結構にストレス。
追い越し専用ゾーンはまだかまだか待ち続けながら走った(;´∀`)
んで途中でティマルー(Timaru)という街に入ったところで大型スーパーのPAK’nSAVEの看板が見えたので駐車場に車を停めたところでAzuも目を覚ました。
ここで昼と夜の食べ物を調達することにした。
車から降りた瞬間に凍てつくような冷たさの強風が全身を包む。
・・・さむっ!!!
慌ててスーパーの中へ。
・・・さむっ!!!!!
スーパーの中はまるで冷蔵庫のような寒さだった。
ダウンを着ている人もいれば半袖の人もいる。
体温どうなってんだい?
昼飯にサクッと食べられるものを探したけどサンドイッチくらいしか見当たらなかった。
渋々購入。
本当は昼はヌードルでも茹でようかと思っていたのだが、どこで茹でればいいやら・・・
スーパーの駐車場で茹でるわけにもいかないし、昼飯はパンとか食べるしか無いのか・・?
昼問題も発生しそうだった。
パンやハム、チーズを持ち歩くのは車内の温度的に心配なんだよなぁ。
寒い寒い言っているが、日中の強い日差しの元に置いておくと、車内は普通に暑くなるのがまた難しいのだ。
凍えながら夕飯の食材も購入。
車内でサンドイッチを食べた。
1個5NZドル(460円)くらい。
高い(;´∀`)
美味しかったけど。
mosari、だめだ。気持ち的にはもう移動せずに今すぐベッドに横になりたい。頭痛い。
サンドイッチを半分ちょっとしか食べれなかったAzuがそう言った。
元々日本に一時帰国している時からちょっと体調が悪かったのだが、移動の疲労に加えて昨日の寒さにやられてしまったのかもしれない。
近くにあるホテルは1万円くらい。
エアビーだと8,000円くらい。
でもどちらも暖房が無いから夜はちょっと寒いというレビューを見かけた。
んー、どうしたもんか。
色々と調べてちょっとAzuには少し我慢してもらう必要があるけれど、ホリデーパークという有料のキャンプ場を目指すことにした。
ホリデーパークってキャンプサイトだけで無く宿泊施設も併設されている。
1時間ほど走ったところに今日まだ空きがあって暖房が付いているキャビンを発見したのだ。
そんな訳で1時間ほど南下してグレナビズ・ワイタキ・リバー・モーター・キャンプ(Glenavys Waitaki River Motor Camp)へやってきた。
予約はスーパーの駐車場からbooking.comからしておいた。
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ホリデーパークのキャビン泊
レンタカー旅が始まっていきなりだがこの寒さで風っぴきのAzuにテント泊は厳しいのでキャビンに泊まることにした。
いや、ほんと寒いんですよ。
風が冷たくて冷たくて・・・
使い勝手もわからないがとりあえずレセプション的なものを探す。
それっぽい建物があったので駐車するとどこからかスタッフらしきおばちゃんが出て来て、
ニュージーランドニュージーランドラグビーラグビー
めちゃくちゃ早口な英語。
っていうか英語なのこれ?っていうくらい聞き取れない。
なんども「ソーリー?」してなんとかチェックイン。
と言ってもただ単に、
ついて来なさい。・・・ここがあなたのキャビンよ。鍵は無いわ。トイレとキッチンやシャワーはあそこの建物よ。それじゃ。
ばーっと説明してくれただけ。
パスポートも見せなくて良かった。
あっという間にチェックイン。
って言うかニュージーランドの人の英語マジで聞き取れないな・・・
本当に英語なの?って感じなんだか・・・
ホリデーパークとは
ホリデーパークとは、ニュージーランドの至る所にある宿泊施設で、キャンピングカーやテントの利用、キャビンやモーテルでの滞在など、さまざまなタイプの宿泊が可能。
- キッチン
- シャワー/トイレ
- コインランドリー
- ダンプステーション(キャンピングカーの汚水処理)
- 屋外バーベキューテーブル
など。
他にも家族連れが楽しめるようにトランポリンやプールなんかのレジャー設備なんかも備わっているようだ。
これは裏庭の共有スペース。
真ん中にわかりにくいがBBQ台がある。
キッチンは室内で設備は充実していた。
写真には入っていないが冷蔵庫もあった。
電源もあるのでテント泊の場合でも充電はできそうではある。
テント泊の場合はこのような区切られたテントサイトに車を停めて脇にテントを張ることになる。
わかりにくいが中央に向かって芝が生えてない区切り線があり、手前から奥のトレーラーまでで4区画分ある。
パワーサイトの場合はキャンピングカーに接続するための電源もある。
我々はこのテントサイトを多用することになるが、今回は寒かったのといきなり風邪っぴきなのでキャビンに泊まることにした。
コンテナハウスなのでとても狭いが、断熱がしっかりされているのとヒーターがあるので必要十分だった。
使わない荷物は車に置いておけるしね。
写真には写っていないが手前に小さな冷蔵庫とケトルもあるので助かった。
料金は施設でピンキリだが、ホリデーパークはざっくり
- キャンプサイト:40NZドル(3,600円)
- 電源付きキャンプサイト:50NZドル(4,500円)
- 2人用の小さなキャビン:100NZドル(9,030円)
って感じ。
大きなキャビンはは200NZドル〜とか。
このホリデーパークのキャビンは95NZドル(8,580円)だった。
1泊の部屋代に加えて、共有のキッチンやホットシャワー、Wi-Fiが含まれている。(洗濯機は有料)
キャビンまでWi-Fiが遅かったり途切れがちだけどなんとか届く。
でもレビューを見ていると他のホリデーパークはWi-Fiが無かったり共有エリアだけのことが多そうだ。
こりゃ通信もかなり制約されそうだ・・・
そんな訳で16時ごろにチェックインした訳だがAzuはそのままシャワーを浴びて休憩。
夜はクライストチャーチ到着日に食べるつもりで食べなかったどん兵衛。
疲れてる時はサクッと。
わかめを増量させてわかめキツネうどん。
いや、ほんと美味しすぎるな。
洗濯機は4NZドル(360円)だった。
Azuも疲れてるし今日はランドリーを使ってしまおうと思ったら小銭しか使えず、管理人は帰ってしまっていて両替できず・・・
仕方ないので大量の洗濯物を手洗いした(;´∀`)
そんな訳で今日は急遽キャビンに泊まった。
到着早々、
いきなりベッドがあって横になれるって幸せなことだったんだねぇ・・・
と、Azuはベッドに感謝していた。
これがキャンプサイトだったらテントを張らないといけないからね・・・
そんな訳で今日は休息日なのでした。
11月23日 休息日再び
部屋は暖かく、気持ちよく寝ることできた。
暖かい部屋、暖かいベッド、それだけあればこんなにも幸せなのか・・・
寒空のテント泊の経験は我々に当たり前のありがたさを教えてくれたんだな。
8時に起きるつもりだったけどAzuはずっと寝ていて9時になってしまった。
どうAzu、体調?
寝起きだとよくわかんない・・・
大丈夫と言わないと言うことは快調ということでは無いのだろう。
チェックアウトの準備しなきゃね・・
大事をとって今日もう1泊した方がいいんじゃない?
時間とお金が・・・
でもぶり返したら一緒だよ。
そんな訳でAzuはいきなり2泊も休むのを気にしていたが、どう見てもよく無さそうなのでもう1泊することにした。
延泊の手続きをして遅めの昼食を食べた。
持っていたスープの缶詰とマッシュポテト。
今日のスープはミネストローネ。
これが結構美味しかった。
その後Azuは昼寝。
僕はその間今後のことを考えながら過ごした。
本当はオマルーの街に野生のペンギンを行くつもりだったけれど、少し先を急いだ方が良い気がして来ていた。
夕方にAzuが起きて来たのでシャワーを浴びて夕食を食べた後に今後の予定をAzuと話し合った。
正直移動とハイキング、そしてキャンプをどう両立できるのかまだわかっていない。
それでもなんとなくの道筋を立ててみた。
ある程度の骨が出来たのでこれをベースに体力なんかを見ながら過ごしていこうと思う。
2週間以上あってこれだけ?
って感じはするのだが各拠点で連泊しようと思うとこうなってしまう。
そしてやっかいなのがミルフォードサウンドまで行った後の復路だ。
クイーンズタウンまでは戻らないといけないのはわかっていたのだが、そこから海岸線沿いに出られると思いきや・・・
経路検索すると通行止めのようなマークが出て、クライストチャーチの近くまで戻ってからぐるっと迂回しないといけないようになっている。
遠回りすぎません・・・?
ミルフォードサウンドまで行った後は超遠回りしないと北側の海岸線に向かえなさそうなので海岸線沿いまで行くとかなり時間がかかりそうだ。
いったん12月12日にクライストチャーチまで戻らないといけないので残り19日。
さてさてどうなるかな。
想像以上に寒い&初めてのキャンプってのもあるのであまり無理せず楽しんでみようと思います。
あ、夕飯は鶏肉を焼いて食べました。
鶏肉は塩と胡椒だけのシンプルな味付け。
焼き鳥と思えば全然イケたけど、Azuはイマイチな顔をしていた。
調味料買ってもいいけど日中に車内に放置する可能性があると思うと美味しそうな岩塩くらいしか思いつかぬ・・・
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フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
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明日はAzuが復活してると信じて星空で有名なテカポ湖へ向かいます。
それでは!