アマゾンの大雨はレベルが違う ペルー【世界一周410日目】

夫婦 世界一周 ペルー アマゾン ハンモック船 イキトス パントーハ

【世界一周410日目】2024.5.26 ペルー パントーハ

気温:22度〜30度くらい

歩数:5,719歩

1ソル=41円

今日の予定

  • まだまだアマゾンで暮らすよ。
mosari
アマゾンの大雨が本気を出すと木が倒れます。

Twitterでブログの更新やリアルタイムに何か呟いてたりします。

@JGC Life!

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眠れぬ夜再び

 

バタン!

 

Azuがトイレに入った音で目が覚めた。

まだ寝てから3時間ちょっとなのにおばあちゃんめ。

すぐにベッドに戻って来て寝音を立て始めたけれど、こっちはなんだか眠れない。

なんだろう、なんだか虫に刺されすぎて身体全身が熱を持っているのだろうか。

そう思うと今度は全身がかゆくなってくる。

昨日に続けてまたもや眠れぬ夜。

・・・

・・

朝方に少し寝れた気がするけどやっぱりだるい。

 

7時にAzuがタイマーで起きたけれど、こちらはとても起きれる気がしなかった。

どうせ今日も予定は無い。

 

ごめん、8時まで寝させて・・・

 

2度寝したけどやっぱりだるさは取れなかった。

ベッドから出て起き上がると新しく虫刺されは増えてなさそう。

トラベルシーツの効果が出ているかも。

ほっとしたのも束の間、ほんの5分外に出て帰って来たら足を中心にブツブツが増えていた。

どうなってんのこれ・・・

 

めちゃくちゃかゆい。

マヌエラは蚊と言うけどこんなに刺されるものだろうか。

 

朝食はある?ない?

8時半過ぎに外に出てマヌエラに挨拶をする。

いつもなら「朝食よ!」と、言わんばかりに手招きされるものだが今日は挨拶をして終わり。

今日の朝食は無いのかな?

 

初日に食事は宿代に含まれていないことは確認済み。

その辺で食べて来なさいと言われていた。

が、一昨日と昨日にかけて4食もお世話になってしまった。

好意なのか有料なのかはわからないが、あるのか無いのかわからないのもなかなかに辛い。

そろそろ食事は有料なのかどうか聞かないとな・・・

初回出された時は「よかったら食べて」みたいなニュアンスで渡されたのでてっきり好意だと思っていたが、こうも続くと有料かと思えてならない。

でもとりあえず今日は無いようだ。

 

10時ごろにAzuと2人で初日に行ったマリアのレストランへ向かう。

空いてるかな・・・

 

これで空いてなかったら朝食難民だ。

家の前に来ると2人の若者が軒先で音楽を聴いていた。

 

食事食べれる?

 

Azuが聞くと、

 

もちろんさ!

 

そう返す若者たち。

よかった、これでご飯にありつけるぞ。

奥からマリアがやって来て中に入るように促して来た。

やってるかわからなかったので様子見ゆえ財布を持って来てなかったので急いで財布を取りに戻った。

と言っても2分の距離だ。

 

戻ってくるとすぐに朝食が運ばれて来た。

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米にパスタにユカにチキン。

これマヌエラの食事にもあったな。

炭水化物の暴力セット。

一般的な食事なのだろう。

 

チキンは炭で焼いてるので相変わらず美味しかった。

 

チキン1個で米食いまくるのフィリピン思い出すわ〜

 

Azuはアマゾンの食事でフィリピンを思い出していた。

確かに似てるかもしれない。

ジュース付きで1人10ソル(410円)。

 

50ソル札を渡すと断られてしまったので20ソル札で支払った。

現金社会のくせに大きな紙幣使えないの面倒すぎる(;´`)

 

旦那のセグンドもやって来たのでちょっとだけ話をした。

どうやらこの2人はこの村で生まれて結婚したそう。

幼馴染というやつだ。

 

私たちは生まれた村は違うけど、学校が同じだったんだ。

 

そう伝えると「そうなの〜!」と言わんばかりに大きく頷いていた。

この村ではそういうのは珍しいのかもしれない。

 

Azuは幼馴染ばかりで結婚していたら血が濃くなってしまうのでは?と心配していた。

また、4日目になったので気になっていることを確認してみることにした。

 

我々は来週のハンモック船に乗りたいんだけど、いつ出発するかわかる?

 

到着日に聞いた時は6月2日(日)だった。10泊後。

今は3泊してるから残り7泊。

予定が変わりやすいと聞いているので念の為聞いてみた。

すると返事は思いもよらぬものだった。

 

今日が26日(日)だから・・・29日(水)よ!

 

3日後だって!?

それは嬉しすぎる!!

と、喜ぶものの、流石に早すぎる気がする。

でもやっぱり変わっている可能性はあるかもしれない。

一番詳しそうな両替商のロドリゴに後で聞いてみよう。

ちなみにロドリゴは商売人だがいつも暇そうにしてるので勝手にヒマリゴと呼んでいる。

 

食堂を出るとマリアもドアを閉め始めた。

おそらく今この村にいる旅行者は我々だけ。

我々しかご飯食べる人がいないのかもしれない。

そう思うと毎日待っているのかも・・・と思うと申し訳なかった。

 

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船はいつ来る?

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宿に戻ってる最中にヒマリゴ発見。

 

ねぇヒマ・・ロドリゴ。ハンモック船はイキトスを出発した?

昨日出発してるぞ。

いつパントーハからイキトスに出発?

土曜日だ。

 

土曜日ってことは6月1日(土)ってことか。

前に聞いた時は2日(日)だから1日早まっている。

10泊かと思っていたのが9泊で良くなったことになる。

 

たった1日だがこの何も無い村を1日でも早く出れるのはめちゃくちゃ嬉しかった。

今は手持ちの金が心配という問題もあるので1日でも早くなってくれるとかなりありがたい。

ジュースすら我慢して必要な食事と水しか買っていない。

出発日が確定したぜひジュースか酒を買って祝杯をあげたいものだ。

 

ヒマリゴと別れたら宿の隣の家先で大人たちが何かを飲んでいた。

まさか・・・

 

マサト?

そうだ、飲め飲め。

 

そう言って飲みかけの小さな桶を渡して来た。

またこれ飲むのか・・・

 

2日目に飲んだ時は腹を壊す覚悟で飲んだものだがそういえば腹は今の所問題は無い。

Azuも大丈夫だからインドの衛生環境よりはマシということだろうか。

全く飲みたくは無いがもらったからには一口は飲まねば。

腹を括って一口いただいた。

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相変わらず不味い。

って言うか誰かが咀嚼したものを吐き出して発酵させてるとかその時点で飲む気が無くなるのだ・・・

 

チーノ!どうだ?

チーノじゃ無いけどな。酸っぱいわ。

 

美味しく無さそうなニュアンスと思われたのか、スペイン語で捲し立ててくるおっちゃん。

すまん、何言ってるかわらかない。そしてマサトは美味しく無いんだ。それは譲らない。

 

11時ごろに宿に戻ってきたらすでにやることがない。

Azuがホストのマヌエラに何か手伝えることがあるかどうか聞いてくれたけど、今日は何も無いそうだ。

13時半になったら食事の準備をするくらいだとか。

なんもない。

 

よし、昼寝しようっと。

 

夜眠れなかった反動で結構眠い。

2時間の昼寝を決め込んだ。

その間Azuは村を1時間ほど散歩していたようだが、帰って来たらやっぱり眠くなったみたいで僕が起きた時にはAzuも寝ていた。

 

海軍がやって来た

14時前に台所に向かうとマヌエラが食事の準備をしていた。

あまり手伝えることも無さそうだがAzuは料理をみながら、

 

Cebolla(玉ねぎ)

Ajo(にんにく)

 

など単語を並べながらマヌエラとコミュニケーションを取ろうと頑張っていた。

そんな様子を見ていたら

 

ウーーーー!ウーーーーー!

 

と何か警報のような音が遠くから聞こえた。

気になって宿の外に出てみると大きな大きな船がこちらに向かって来ていた。

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村の住民たちも集まって来た。

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観光船か何かで通過するのかと思ったら、そのまま接岸。

船が岸に着いたかと思ったら船の中から屈強な男たちが駆け降りて来てあっという間にロープを2本の木に結んで船を固定した。

な、なんだぁ?!

 

驚きながら船を見ているとMarinaの文字。

海兵か。

どうりで屈強な男たちがたくさん乗ってるわけだ。

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何か面白いことでも始まるかと思って期待して見ていたけど特に何かあるわけでもなかった。

後で聞いたら4ヶ月に一度政府の支援でやって来ている船で、中には医師や銀行、行政手続きができる人が乗っているんだそう。

確かにここから大きな街といえば我々が向かうイキトスだろう。

船で何日もかけていかないといけないので住民の負担も大きい。

それをサポートするために政府が派遣してるってわけか。

 

今時のアマゾンにある村でもちゃんと行政と関わって生きています。

僕らがイメージしている槍持ったような原住民とは全く違います。

もちろんそんな暮らしをしている部族もいるんだろうけれど、観光客が出会うことはまず無いです。

 

ちょっとだけ散歩。

相変わらず何も無いが、相変わらずかゆい。

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ぶつぶつは確実に増えていた。

これが100箇所以上あるのでかなりキツいです。

 

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アマゾンの暮らし

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再び台所に戻ってマヌエラの料理を見つつ、鍋の蓋がわりにビニール袋を被せるのに驚きつつ、娘のパトリシアと息子のジャンと遊ぶ。

マジで元気いっぱい。

最初は恥ずかしがって全然コミュニケーション取れなかったけど、昨日で一気に打ち解けた。

 

ザアアアアア!

 

朝からずっと曇っていたけどついに雨が降り出した。

しかもどんどん雨足が強くなる。

これまでも1日1回は雨が降っていたけどそこまで強くなく、時間も短かった。

が、今日のはまるでゲリラ豪雨だ。

 

ザアアアア、ドーン!

 

突如木が折れて倒れて来た。

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いったいどれだけすごい雨なんだ。

屋根から落ちる雨水はまるで滝。

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これで雨水を貯めるバケツが一瞬で満タンになった。

 

窓というか壁が無いこの台所は強い雨でどんどん床が濡れていく。

するとマヌエラは大きなバケツとデッキブラシを持ち出して来た。

 

ザッ!ザッ!

 

床が雨でびしょ濡れになったことをいいことに床を掃除し始めた。

滝のように流れ落ちる屋根の下に3つ樽みたいな大きなバケツを置いて追加で雨水を貯めた。

なるほど、このゲリラ豪雨みたいな雨も生活に取り入れているというわけか、たくましいな。

本当にたくましい。

 

ブラジルでお世話になっていた弓場農場は知恵を駆使して生活していたが、この村の暮らしはたくましさで生活している。

いや、これも立派な知恵の一つだろうか・・・

もちろん我々も黙って見ているわけにはいかない。

デッキブラシを借りて掃除を手伝った。

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掃除がひと段落したところで旦那のマルコスがやって来た。

台所には大量のプラタナがある。

これはバナナみたいな見た目と食感だが甘みがほとんど無く硬いので何かしら調理して食べるのが一般的。

わざわざ買ってるとは思えないので、

今度いつプラタナを取りにいくか聞いてみたら明日とのこと。

Azuが付いていきたいとお願いしてみたけど、遠いし、長靴が必要だから無理だと断られてしまった。

何かしら仕事が手伝えるといいと思っていたのだが失敗。

その辺の森の中に採りにいくかと思ってたらボートで5時間かかる場所に採りに行くとかなんとか。

そんな話の流れで焼いたプラタナが好きです、なんて話をAzuがしたら作ってくれた。

 

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炭火でじっくり。

これが甘くてねっとりしてて美味しいんだよね。

そのままのプラタナはとても食べれたもんじゃ無いのに不思議だ。

 

そんなこんなでようやくご飯が完成した。

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Estofado de pollo(チキンシチュー)だそうだ。

日本で言うとカレーに近い。

カレーだから当然美味しい。

 

雨音を聞きながら濡れた椅子に座っていただいた。

ケツが冷たいので結構冷える。

するとマヌエラが湯気の立つマグカップを持って来てくれた。

 

Leche en Polvoよ。

レチェってことは牛乳だろうけど、なんか不思議な甘みがある。

調べてみると粉ミルクだった。

 

オレンジの葉っぱかなんかが混ぜてあるらしい。

お腹いっぱいだ。

 

と、思っていたらAzuがプラタナをまた貰って来た。

かなり気に入っているらしい。

 

旦那のマルコスが先に食べ終わって薄汚れたペットボトルを持って来た。

 

ピスコ

 

そう言ってペットボトルの蓋に注がれた液体を渡して来た。

ピスコって確か酒だよな。

これまた怪しいが飲まないわけにもいかない。

一気に飲み込むと喉が焼けるような感覚。

度数高いな(;´`)

 

元々はエクアドルの酒らしいんだけど、ペルーではピスコという名前で飲まれていると教えてくれた。

 

今日も満足すぎる夕食だった。

食べ終わって洗い物をしようとしたら、

 

今日はいいわよ。まだ雨が降ってるから服が濡れちゃうわ。

 

そう、台所に屋根はあるが、洗い場には屋根が無いのだ。

洗い場って言っても何も無い。

バケツに雨水を汲んできて布の切れ端に石鹸をつけて洗うだけ。

水道とかそういうのは何も無い。

水を捨てやすいように端っこに設けられたスペースってだけ。

 

雨がやんだらマヌエラが洗うつもりだろうか?

洗い場には鍋やらなんやら大量に転がっていて雨に打たれている。

少し悩んで2人で洗うことにした。

雨がさっきよりはマシだし、我々も既にちょっと濡れちゃってるから。

鍋やらなんやらを雨水で洗う。

 

あー、アマゾンっぽいなぁ。

 

綺麗に?洗ったらマヌエラにお礼を伝えて外に出た。

 

椅子に座って雨を見てたら、一緒の宿に泊まっているカロリーナもやって来た。

彼女は学校の先生で同じ宿に泊まっている。

さっきも一緒に夕飯を食べた。

彼女は学校の先生をしているだけあってすごく綺麗なスペイン語を喋るようだ。

Google翻訳をタイプしてもらうと非常に正確に翻訳が機能するのだ。

彼女は非常に信用できる人なので船のことも聞いてみた。

 

ハンモック船は金曜日に到着して、土曜日に出るわ。

 

ってことはロドリゴが言っているのと同じ6月1日(土)ってことか。

やっぱり1日短くなってるっぽいな。

これは朗報だ。

 

海軍の船に銀行など行政関連の人が乗っているってこともこの時教えてもらった。

他にも今日のゲリラ豪雨みたいな雨も普通であることや、

彼女の娘が日本に来たがっていることも教えてくれた。

 

日本に行くには5,000ドルあれば足りるかしら?

75万円くらいだから十分だよ。そう返しておいた。

 

果たしてこの国でそんなに貯めることができるのか心配になったが、どうなんだろうか。

 

寒いからそろそろ行くわ。

 

そう言ってカロリーナは部屋に戻って行った。

確かに今日はかなり涼しい。

部屋に戻って冷たい水シャワーを浴びた(;´`)お湯が恋しい!

 

って言うか引越した部屋はシャワーの排水が悪いと言うか傾斜がおかしなことになっており、水が排水溝に流れていかず、便器の目の前に溜まるようになっている。

湿度も高く一生乾かないもんだからトイレに行くたびに足が濡れて不快極まりない・・・

これはたぶんずっと慣れないだろう・・・

 

夜に市長御一行がやって来た。

彼らに我々の部屋を譲ったのだ。

いつまでいるかわからないがとりあえずマヌエラの仕事が増えて大変そうだ。

何か手伝えることがあるといいのだが。

そんなわけで4日目が終わった。

残り5泊。

すでにやることが無い。

でも1日短くなると言う嬉しいニュースがあったので精神的には安定している。

とりあえず明日が終われば折り返し。

 

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引き続きアマゾン生活を楽しんで?みます。

それでは!



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ABOUTこの記事をかいた人

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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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