【世界一周431日目】2024.6.16 アグアス カリエンテス
気温:12度〜24度
歩数:15,478歩
1ソル=41円
今日の予定
- ワイナピチュ山に登ってマチュピチュを見下ろすぞ!
Twitterでブログの更新やリアルタイムに何か呟いてたりします。
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ワイナピチュへ登る日
今日は再びマチュピチュへ行ってワイナピチュの山頂を目指す。
ワイナピチュってこのマチュピチュ遺跡の奥にそびえ立つ山。
この山頂へ登ってマチュピチュの遺跡を見下ろしてみようと思う。
なお、ワイナピチュとは若い峰という意味らしい。
鋭くそびえ立つその姿は存在感抜群で修道女たちが修行するために登っていたんだそう。
この山を登るにはサーキット3−Aというチケットが必要。
サーキットのごとの特徴はこちら。
サーキット3-Aを予約したときの話はこちら。
そんな訳で5時に起きて朝食を食べる。
もはや定番のパンにバナナ。
パンは本当は6個で3ソルなのだが、初日に2ソルに値引いてもらってから何も言わずとも2ソルで売ってもらえるようになった。
本当にありがたい。
6時に出て5分後にバス乗り場に到着。
橋の奥まで人が並んでいて大行列。
7時の入場組の列である。
待っていると恐れていたことが起きた。
・・・雨だ。
わざわざ乾季を選んでやってきたのに昨日の夕方から雨が降りつづていた。
朝方に止んでいたようだったが、再び降ってきてしまった。
頼む、1時間以内に止んでくれ。
そう願いながらバスを待った。
6時半になるとバスがやってきたので乗り込んで山頂へ。
なお、この辺は前回訪れたときに詳しく書いているので気になる方はそちらをどうぞ。
6時50分ごろに山頂に到着。
トイレ(2ソル)を済ませて入場ゲートに並ぶ。
なお、サーキット3の入口は1と2と異なりトイレの横にあるので注意。
7時になると列が動き出した。
我々は7時〜8時の入場チケットを持っている。
これは、
- 6時にバス停に並ぶ
- 6時半のバスに乗る
- 7時にマチュピチュに入場する
- 8時までにワイナピチュの入山ゲートに到着してチェックイン
となる。
そんな訳で入場するも、懸念していた雨はまだ降り続いていた。
サーキット3-A
入場するとすぐにビューポイントがある。
サーキット1と2の場合は上からマチュピチュの遺跡を見下ろすポストカードのような素晴らしい景色を眺めることができる。
これは一昨日サーキット2-Bで撮った写真。
素晴らしい1枚だ。
ただしサーキット3は一番下からの景色になるので上からではなく横から見るようなアングルになるはず。
実際見れた光景がこちら。
・・・
・・
・
な、何も見えねぇ(;´∀`)
雨と濃霧でうんともすんとも。
一昨日のサーキット2の出口が近しい高さなので参考までに晴れていたらこんな感じのビューが見れるはず。
晴れてたらこれはこれでめちゃくちゃ素敵なんですけどね。
そんな訳で我々は見事に朝日が差し込む幻想的な光景を見ることはできなかった。
その代わりと言ってはなんだが今日はアイツがいた。
リャマである。
前回は遠くの広場にしかいなかったのに今日はビューポイントに大量にいた。
これにはAzuもにっこりだ。
Azuはアルパカとかリャマが大好きなのであった。
朝日が登る時間になると雨は止んでくれたが、先ほどまで降り続いていた雨のおかげか遺跡内の排水システムもフル稼働されていた。
ちゃんと水が下に流れるように水路が作られているのだからよく考えられている。
サーキット3はワイナピチュに登るのがメインだと思っていたが遺跡パートも意外と長く、見たかった太陽の神殿も見ることができた。
角ばった構造物が多いマチュピチュ遺跡の中では珍しく曲線が使われており、右側にある窓は夏至の際に朝日が完璧に差し込むように作られている。
そしてこの神殿の下部がこちら。
このように斜めの岩に沿って階段が作られているのだが、これがまた他とは異なり美しく削り出されている。
これが見たかったのだ。
隙間無く石垣を積む技術やこのように滑らかに削り出す技術があるにも関わらず、マチュピチュには鉄というものが存在しないらしい。
どのように作られたのか大変興味深い。
引き続き遺跡内部を進んでいく。
入口付近の段々畑。
少し霧は薄くなったが、まだまだ視界は悪い。
だがそのおかげでより神秘的にも見える。
遺跡に同化するAzu。
雨に濡れた石畳ってのはセクシーだ。
矢印の看板に沿って遺跡の内部を複雑に移動する。
広場に出ると、さらに霧は少しマシになっていたが今日登るワイナピチュはまだまだ見えない。
茅葺き屋根が残された建造物。
見上げるとサーキット2で見ることができた3つの窓の神殿などがあった。
そんなこんなでワイナピチュの入口には7時50分に到着。
このゲートの先の建物でチェックイン。
チケットとパスポートを見せて台帳に記入。
帰ってきた時にチェックアウトの手続きをしないと遭難扱いになって捜索が開始されるとかなんとか。
残念ながら亡くなってしまった方もいるなどワイナピチュはちょっとだけ危険な場所だったりする。
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ワイナピチュ登山
我々が目指すワイナピチュの頂。
うん、ほぼ見えない。
雨は降ったり止んだりを繰り返している。
滑らないように気をつけなければいけない。
ゆっくりと歩き始めた。
最初こそ少し下るがその後はずっと石の階段を登り続ける。
雨に濡れて滑りやすくなっているし、徐々に階段の幅が狭くなっていく。
チェーンやロープ、壁を掴みながら進むようなエリアもあるので軍手を持っていくことを激しく推奨。
すぐ脇は崖なので足を滑らせたら逝ってしまうこと必死だ。
休憩しながら少しずつ慎重に登っていく。
ゆっくりとはいえ登っていくと暑くなってくる。
ここで汗をかいてしまうと冷えて大変なことになる。
山登りでは汗をかく前に脱ぐのが鉄則だ。
山頂付近になると足の半分くらいしか無いような足場もある。
まるでハシゴだ。
手すりが無くなると手をついて登らなければ怖いと思うほど。
危険なので必ず靴で来ましょう。
間違ってもサンダルで来てはいけない。
登り始めてから1時間ほどで無事に山頂に辿り着いた。
ワイナピチュから見下ろすマチュピチュの景色。
それがこれだ!
・・・
・・
・
これがあのインカの隠れ里、マチュピチュである。
うん、隠れすぎ(;´∀`)
こんなもんだから山頂にいた人たちと雑談したり、一緒にフーフーしながら雲を吹き飛ばす仕草をしながら雲が流れるのを待つ。
これが今日のベストビューよ!
なんてヤジをもらいながら看板と記念撮影したりして過ごす。
そして待つこと1時間。
その時はついにやってきた。
・・・
・・
・
これがワイナピチュから見下ろしたマチュピチュだああああ!
到着時はどうなることかと思ったがしっかりと見ることができた。
上から見るとかなり斜面に沿って作られていることがわかる。
遺跡の全体像を捉えることができるのがワイナピチュに登る一番のメリットだろう。
でもなんというかそういうわかりやすいものじゃ無くて、段々畑から見たあの存在感抜群のワイナピチュに登ってみたい。
そういう欲望を満たすため。
というのが正しい気がした。
それくらいワイナピチュには特別なものを感じた。
いえい!
今日は雲がかなり多く、順番に写真を撮っているとすぐにまたマチュピチュが隠れてしまう。
なかなか難しい天気だった。
それでも到着時に何も見えなかった状態からよくここまで見えてくれたものだ。
一緒に天気待ちをしていたトルコ人女性がポンチョを貸してくれた。
まぁマチュピチュは隠れてしまったけれども。
でもポンチョ着てみたかったから嬉しかった。
世界一周に出る前は必ずポンチョを買うつもりだった。
だがペルーの後はコロンビアで南米は終わり。
タイミングも微妙だし、金もかかるし、荷物にもなるから諦めていたんだよな。
最後に着れてよかった。
ポンチョを返して下山し始めたところで3人の20代日本人男性に出会った。
1人はガイドと共にワイナピチュにやってきた男性。
飛行機のプレミアムクラスに乗るのが大好きらしく、今度エティハド航空のレジデンスという飛行機好きなら誰もが憧れるシートに乗ると言っていた。
往復で100万円。
世界中のファーストクラスに乗るのが夢だと言っていた。
かなり気合の入った飛行機好き。
そしてカナダからやってきた2人組。
1人はパイロットの養成学校に通っており、もう1人はワーホリが終わったところで2人で南米に旅行しにきたらしい。
こちらも非常に興味深い2人だった。
そしてまた彼らも我々が世界一周中だというと興味を持ってくれた。
ブログとかやってないんですか?
と聞かれたので本ブログとInstagramのアカウントを共有しておいた。
ゆっくり話したかったが雨が降ってきてしまったので下山することにした。
せっかくなので記念撮影。
マチュピチュは完全に隠れてしまっていた。
帰りもかなり怖いのでゆっくりと下山していく。
中にはこんな狭い通路もあった。
デブの人絶対通れなくないこれ?
すぐに登ってきた道に合流した。
ここからはまた狭い階段なのに登り組とすれ違いながら進まないといけないのでかなり気を遣う。
下山している最中にも3人のおじさん日本人や、20人くらいの日本人ツアー団体客なんかとすれ違った。
これまで南米でそんなに日本人に合わなかったのにワイナピチュだけで30人くらいの日本人を見かけた。
マジでみんなワイナピチュ大好きなんだな。
慎重にすれ違いながら1時間で無事に入口に戻ってきた。
登りに1時間、頂上で1時間、下山で1時間。
ちょうど3時間だった。
宿へ
無事にワイナピチュの入口でチェックアウトしたらマチュピチュの出口に向かって歩き始める。
先ほど出会った日本人3人とは一緒に下山してきたが、ここでお別れとなった。
ガイド付きの彼は今日この後列車でクスコに戻るらしく、急いで先に進んで行った。
カナダから来た2人組は遺跡の内部をじっくりと回るようだった。
我々はその中間。
一昨日来ているのでサクッとだが興味深いものについてはじっくりと。
という感じ。
特にサーキット3の出口付近で興味深かったのがこれ。
曲線の岩の上に石垣を積み上げたもので、その石部分がコンドルのように見えるというもの。
左右に羽を広げて中央に体と頭が突き出しているのがわかりますかね?
その後も適当に遺跡を見て出口のある段々畑を目指した。
段々畑では相変わらずリャマたちが草を食べていた。
なんとも言えないこのアホっぽい顔が可愛い。
出口付近で振り返るとサーキット3のビューポイントから見えるような横から捉えたマチュピチュが見えた。
うん。
これはこれで素敵だ。
先ほどまで登っていたワイナピチュもよく見えた。
今山頂にいる人はよく見えているかもしれないな。
山の天気は難しいよほんと。
・・・せっかく乾季に来てるのに(;´∀`)
出口を出てトイレを済ましたら下山する。
膝が心配だったがワイナピチュはロープや岩を掴みながら降りる関係で膝への負担はそこまで無かったので前回同様にバスを使わず歩いて帰ることにした。
が、その前にオヤツタイム。
SS航空さんのお母様が託してくれた虎屋の羊羹。
うんま!うんま!
Azuは今日も幸せそうに食べていた。
本当にありがとうございます。
そしてこれ。
おからクッキー。
なんとトルクメニスタンの地獄の門へ行くツアーで一緒だった方がくれたもの。
10月に行っているので8ヶ月も一緒に旅をしていたことになる。
30カ国くらい一緒に回ったかもしれない。
非常食として取っておいたのだが、もう南米も終わりが見えているのでここで食べることにした。
めちゃくちゃ腹に貯まるので満足度高し。
ありがとうございました。
急な階段をゆっくりと歩いていく。
いつの間にか雨は止み、太陽が顔を覗かせていた。
なんでこんなタイミングで太陽が・・・いらない!いらないよ!
Azuは太陽が出たことにちょっぴり傷ついていた。
そりゃ頂上にいる時に出て欲しかったよね。
そんなこんなで1時間半かけて村に戻る。
が、村の15分ほど手前の道で今度は雨が降り出した。
さっきまで晴れてたのになんで・・・?
しかもしっかりとした強い雨。
待っていても止みそうに無いので雨に打たれながら歩いていく。
基本的に未舗装なので雨が降ってあちこちに小さな水たまりができていた。
そんな道を村とマチュピチュを結ぶバスが頻繁に通っていく。
そうなるともちろんアレ。
ビシャ!
なんと無く予想していたmosariはサッと避けたので足にちょっとかかったくらいだったけど、気づくのが遅れたAzuは上半身にも泥をちょっと喰らってしまっていた。
どうして・・?どうして・・?今って乾季だよね?
悲しそうなAzu。
天気はほんと難しい。
南米に来てからずっと天気に悩まされている。
ちょっぴり、いや、だいぶテンションが下がりながらメルカドのいつものお店へ。
今日のスープはお米入り。
腹ペコなので食べ応えがあって良き。
メインはArroz con PolloとFrejol con Bisteck。
チャーハンみたいなやつを期待していたけど、ちょっとべちゃっとしててこっちはイマイチ。
ビフテキの方はまぁ見た目通りの肉という感じ。
旅に出てから豆が好きになったので久しぶりに豆がたっぷり食べられて嬉しかった。
スープとジュース付きで1品12ソル。
4日連続で通っていたのでお店の方に今日が最後である旨とお礼を伝えてお別れをした。
周りが20ソルの中12ソルで提供してくれていてありがとうございました・・・!
食後はパンを買いに広場へ向かうと屋台が大量に出ていた。
昨日まで無かったのになんでだろう。
美味しそうな様々なペルー料理が提供されていた。
我々はメルカドで食べてしまったばかりなのでパス。
いつものパン屋で6個3ソルのパンを2ソルにしてもらって宿に帰った。
こちらもいつも安くしてくれてありがとう。
この村には毛の生えていない独特な犬をよく見る。
それがこれ。
ペルー犬というらしい。
ちょっと見た目がアレですけど昔は貴族のペットだったとか。
この子は毛が少しだけ生えているけどおそらく雑種と交配して生まれた個体な気がする。
もっと毛が無いのもたくさんいました。
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カフェで再会
宿に戻ると先ほど出会った2人組からInstagramのDMが届いていた。
どうやらバスで帰った彼らの方が早く宿に着いていたようだ。
内容はこの後カフェでお話ししませんか?というもの。
出会って僅かでこんなお誘いをしてくれるなんて嬉しいじゃ無いか。
いつもならお昼寝しているところだが我々も彼らに興味があったので宿の近くのカフェで落ち合うことにした。
・・・
・・
・
カフェに向かうと彼らの方が先に来ていた。
Kotaro君とYuki君だ。
再会に乾杯!
2人ともカナダから来ていてKotaro君はパイロットの養成学校へ通っており、Yuki君はワーホリがちょうど終わったところだった。
全然違うことをしていた2人だけど、カナダへ渡航したタイミングが同じでたまたま最初のころに泊まっていたエアビーの部屋が隣同士だったことから仲良くなったんだとか。
そこから週何度か会っていたみたい。
めっちゃ友情。
2人は日本での生活を中断して海外に出た。
Kotaro君はもちろん飛行機のパイロットを目指している。
それも海外での永住権を狙って。
Yuki君は得意の英語を使って日本に帰ったら英語教師になるのが目標だそうだ。
英語って本当に可能性を広げてくれる。
子供達の未来を広げてくれるめちゃくちゃ重要な仕事だ。
2人とも目標がしっかりと定まっていてスーパー前向きなオーラを放っていた。
そういう人と話すのはとっても楽しい。
こっちまで元気をもらえる。
パイロットを目指しているKotaro君に長年の疑問だったことを聞いてみた。
ねぇKotaro君。宇宙兄弟って知ってる?ムッタが飛行訓練で飛行機にカバーを被せて視界を遮って計器だけを頼りに飛行してたじゃん?あんなこと可能なの?
めっちゃ好きです。実際そういう訓練僕の学校でもしてますよ。飛行機にカバー隠せるんじゃ無くて僕らが目隠しする感じですけど。
まじか!
視界0で計器だけの飛行なんて絶対怖くてできないと思っていたけど、そういう訓練が実際にあるとは。
中にはちゃんとカバーするところもあるそうだ。
パイロットってほんとすごいです。
Yuki君にも気になっていたことを聞いてみた。
Yuki君はカナダに行って実際英語聞き取れた?よくネイティブ圏に行くと難しいって聞くけど。
やっぱり最初は聞き直しまくってました。客に「英語も喋れないのに何しに来たの?」って言われたこともあります。悔しくてめっちゃ頑張りました。
そんなこと言われたらおじさん泣いちゃうけど、Yuki君は反骨精神で徐々に英語力を鍛えていったそう。
英語を使って海外で働けるなんて本当にすごいよ。
2人ともほんと前向きな人生を送っている。
めっちゃ応援したくなる2人だった。
また、2人とも我々みたいに長期で旅に出ているって人に会うのが初めて?だったそうでそんな人生もあるんだと感心していたみたい。
世界にはたくさんぶっ飛んだ人たちがいるから旅が好きならぜひどこかのタイミングで旅立ってくれるとおじさんは嬉しいよ。
楽しい時間はあっという間。
17時ごろに解散。
おじさんたちを誘ってくれてありがと!
カフェ代はカフェラテが1個10ソル(410円)を2つで20ソル。
すっげぇ久しぶりにカフェなんて入ったな・・・
宿に戻ったらシャワーを浴びて夕食。
はい、いつものAji-no-menとバナナ。
ピカンテ味もピリッと辛くて美味しかった。
ほんと美味しいなAji-no-men。
食後はブログを書いて就寝。
ワイナピチュにも登れたし、ちゃんと上からマチュピチュを見下ろすことができた。
ちょっと雨に降られたり、朝日が照らす美しいマチュピチュなんかは見れなかったど、マチュピチュ大満足だ。
人がこぞって訪れるのも理解できた。
一度は見ておいた方が良いものの一つだな。
そして前向きな若い青年とも話をすることができた。
海外で出会う日本人はみんな人生を楽しんでいて話をするのがとても楽しい。
今日は疲れたけどいい1日だった。
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明日はクスコに戻ります。
それでは!