【世界一周198日目】2023.10.19 イラン テヘラン
気温:15度〜22度
歩数:12,702歩
1ドル=500,000リアル
1ドル=150円
今日の予定
- テヘラン観光
- シューシュタル行きのバスに乗る
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目覚め
今日は7時ごろに目を覚まして8時過ぎに朝食。
相変わらず朝から共有スペースは賑わっていた。
今日もトマトオムレツを作って食べた。
うまし!
食後は今日どんなところを見るのか、シューシュタルに移動するにあたって調べごとなど。
12時のチェックアウトまで部屋でだらっと過ごした。
チェックアウト時に荷物を預かってもらったのだが、鍵のかかる部屋に保管してくれたのでその辺もしっかりしてそうで安心。
イランのイメージがどんどん上がるな。
チェックアウト後はSaadi駅を目指して歩いていく。
18時のバスまでテヘランの街を歩くぞ。
相変わらず車とバイクが多く走っていた。
バイクはヘルメットという文化はないようだ。
2人乗りも3人乗りも4人乗りもよく見かける。
12時を回っていたので軽く昼食を食べることにした。
オーダー時にチキンに10分かかると言われていたが、30分も待つことになった(;´∀`)
外国の10分ってほんと当てにならない・・・!
肝心のチキンは味がしっかりと付いていてとても美味しかった。
これで1,600,000リアル(480円)。
テヘランの宿
さて、チェックアウトしたのでテヘランの宿をご紹介。
- 施設名:Tehran Heritage Hostel
- 住所:No. 22, Kamal-ol-Molk St., Baharestan Sq, Tehran, Iran
- チェックイン時間: 14:00〜
- チェックアウト時間: 12:00
- 部屋タイプ:コテージ
- エアコン:有り
- 1泊:29.9ユーロ(4,746円)
2泊で59.8ユーロ(9,483円)。
プライベートルームはちょっと高め。
ドミトリーもあるので一人旅や値段を抑える場合はそちらが12ユーロくらいから。朝食付き。
Googleマップを見ながら口コミの良さそうな宿を探すと言うアナログ方法で目星をつけたホステルなのだが、後で調べたらほとんどの日本人がここに泊まっているんじゃないのか?ってくらい定番の宿のようだった。
予約は1stquestというサイトから。
事前にクレカ決済できるし、イランのホテルが多く掲載されているのでイランのホテル選びで重宝するサイト。
他の方法や利用にあたっての注意点などはこちらの記事をどうぞ。
立地は駅からも徒歩5分以内と便利。
イラン通のアルメニア人のルーベンも知っており、いい場所にあるホステルだね、と言っていた。
中に入るとこれまで見てきたホステルの中で抜群に素敵な施設だった。
中庭には多くのくつろぐスペースと、噴水があって水のせせらぎも聞こえる。
宿泊料金には朝食が含まれている。
野菜とフルーツ、ゆで卵にパンなどの簡単なビュッフェだが、オムレツを作ることができるので満足度は高い。
中東感あふれるポットでコーヒーや紅茶が飲み放題なのもポイントが高い。
中庭にキッチンも利用できるので自炊も可能。
冷蔵庫やコンロなど設備は一通り揃っているが、ゲストの数が多いのでかなり混むかも?(我々は外食で済ませてしまった)
とにかく共有スペースが賑やかなのでコミュ力が試されるホステルだと思った。
レセプションにお願いすれば、ツアーの斡旋、苦戦するであろう電車やバスの手配(10%の手数料)、両替などのサービスもあるようだ。
使っていないがクレカも使えるのかもしれない。その場合は7%の手数料がかかると記載されていた。
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水回り
共有のトイレ、シャワーが1個ずつと、男女別のトイレとシャワーが2個ずつあった。
後者のエリアには洗面台が3個あった。
綺麗だし、石鹸などもしっかりあったし、手拭きペーパーもしっかり補充されていた。
ドライヤーもある。
夏はきっと扇風機を回してくれてるのだろう。
これまで見た中で一番しっかりしていた。
シャワーブースだけ少し汚いが、気になるレベルではないだろう。
お湯や水圧は問題無し。
タオルもバスタオルを1枚ずつくれた。
部屋回り
我々はコテージという中庭にある小屋を借りた。
部屋にはベッドが2台あるだけの簡単な作りだったが、枕元に電源がそれぞれあって、サイドテーブルもあったので使い勝手はなかなか。
使わなかったがエアコンもあった。
リネンの清潔感も問題無し。
基本的によかったが、中庭に建っているのでいつも声が聞こえてくる。
夜も遅くまで笑い声が聞こえることもあったので気になる方は耳栓を持っていこう。
総じていいホステルでした。
ちょっと値段が高めなのがネックですが、おそらくまた来ることがあればリピートすると思います。
イランに入るのはテヘランからと言う人が多いと思うので安心のためにもこのホステルはかなりおすすめです。
人気なので要予約。
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旧アメリカ大使館へ
テヘランでmosariが行きたかったのが旧アメリカ大使館。
1971年にイランアメリカ大使館人質事件が起きた舞台でもある。
イランの学生たちがなんとこの大使館を占拠し444日間も立て篭もったという驚きの事件である。
今では反アメリカの象徴的な博物館として役割を変えて残っている。
- 入場料:100万リアル(300円)
- 定休日:金曜日
- 最寄駅:Taleghani駅
最寄り駅に着いて地上に出るとその都会っぷりに改めて驚く。
高層ビルまで建っている。
イランって経済制裁されてるくらいだし、とても貧しい国なのかと思ったが首都はとても立派だ。
交通マナーは最悪だが。
徒歩5分もしないで目的の建物が見えてきたのだが、もう外壁の落書きからヤバそうな匂いが伝わってくる。
アメリカとイランが会談しているが、窓の奥には核爆発が・・?
アメリカのテーブルの下はなんだか物騒だし・・
こちらはUSと書かれた鳥が銃弾と薬物を持ってますね。
自由の象徴もこの通り。
自由の星条旗もこの有様・・
これはイケない!
これもどこかで見たことがある会社ですね。
もう落書きが酷すぎて笑えます。いや、笑えないけど。
入口があったので入っていいか聞いてみたら1人100万リアル(300円)とのことだった。
ちぇ。
お金を払っていざアメリカ大使館へ!
入り口からして不穏な空気が・・・
中は立てこもり事件の紹介だったり、
執務室や、
当時使っていた暗号通信装置などが展示されていた。
大使館って謎に包まれているのでこう言った裏側が見れたのは楽しかった。
が、外の落書きと違って中は割と真面目なので、笑いたい人だけの人は外を見るだけで十分かも。
しかしテヘランの美しいモスクじゃなくてアメリカ大使館を選んでしまうとは・・・
ま、まぁ、モスクはこれまでもたくさん見てるし、この他の街でも見ることになるからね(;´∀`)
再び地下鉄に乗って移動。
次はゴレスタン宮殿を目指す。
Azuのチケットを買うの図。
しっかりとヒジャブを被ってえらい。
街ではちゃんと被ってない人の方が圧倒的に多いので、
あなたはムスリムなの?
と、聞かれることもしばしば。
電車内ではムスリムだと思われてか、できる限りお互い触れないように端の席を譲ってもらえることもたくさんあった。
って言うかテヘランの地下鉄はめちゃめちゃ混んでます。
都内の通勤列車かよってくらいぎゅうぎゅう。
できれば乗りたくないくらい。
そんな中、歌ってバスキングしている人や、靴下やキッチンペーパーとかカミソリを売り歩いているおじさんたちもいてカオス。
ゴレスタン宮殿
続いてはAzuが行きたいというゴレスタン宮殿へ。
- 入場料:650万リアル(1,950円)
- 定休日:無し
- 最寄駅:Panzdah E Khordad駅
なんだか見覚えがあると思ったら昨日両替しに来た駅だった。
ゴレスタン宮殿はヨーロッパの美しさを取り入れた宮殿のため、ペルシャ文化と西欧文化が入り混じった建造物で非常に美しいと聞いている。
駅前のバザール周辺は昨日と同じく凄まじい混雑。
その一方で宮殿に向かう途中の公園では多くのイラニアンたちがゆっくりとした時間を過ごしていた。
ベンチに座ったり、芝生の上でおしゃべりを楽しんでいたりしている。
んでゴレスタン宮殿の入り口へ。
ここが入り口なの?ってくらいパッとしない入り口だったため一度通り過ぎてしまった。。。
戻ってきて入場料を聞いてまぁびっくり。
1人650万リアル(1950円)だと言うではありませんか。
これまで100万リアル(300円)程度だったから6倍以上の値段が出てきて驚いてしまった。
高すぎる。
あまりにびっくりして近くにいたイラニアンに聞いてみてもそうだと言う。
くそー。
仕方ないので支払って入場。
と、言ってもバスの時間まであまり余裕がなかったので駆け足で回る。
が、宮殿内はとても広かった。。。
このようなタイル張りの外観の建物を多く見かけた。
ウズベキスタンなど中央アジアで見たタイルに似ていた。
が、中に入ると西欧風の煌びやかさも多く取り入れられていてそのギャップがなんだか面白かった。
西欧に憧れる日本みたいだ。
とても豪華で美しい。
ステンドも可愛い。
ギラギラ
ギラギラ(ヨーロッパ味がすごい)
ギラギラ(王様みたいな人が座ってたけど絶対落ち着かない)
まぁなんて言うか豪華ですごいだけど、西欧の洗練された美しさには届かずか。
昔訪れたパリの聖堂だけどステンドグラスでこれだもの。
でもイランという国でこう言った様式の建造物が見れたのは純粋に面白かった。
この後は宿に戻って荷物をピックアップ。
この後はキャリーケースを持って移動しなければいけないので気合いを入れる。
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善人か悪人か
バスターミナルへキャリーケースを持って向かう。
地下鉄の乗り換え駅でとある人物と出会う。
彼の名はマドン。
我々が日本人だと言うと、彼は日本が大好きで来年行きたいと思っているそうだ。
車内はとても混雑していたからマドンは俺についてこい。と言って道をこじ開けてくれた。
イラン人は親切な人が多い。
マドンもそのうちの1人だ。
どこに行くんだい?
僕らはバスターミナルへ。
おぉ、そうか。俺も一緒だよ、連れて行ってあげるよ。一緒に行こう。
マドンと一緒にバスターミナルへ行くことになった。
South Terminal駅に着いた後も階段がある度にマドンはAzuのキャリーケースを持ってくれた。
昨日は表通りを歩いたけれど、マドンはこっちの方が簡単だよ。
そう言って地下道を案内してくれた。
我々のバスは18時出発だけど、17時半に来いとチケットを買った時に言われていた。
17時にバスターミナルに到着したので後30分あるのだが、これから12時間のバス移動なので夕食を食べる必要がある。
マドンは先に荷物を預けようと言って我々のチケットを見てバスを探してくれた。
荷物を預けた後にターミナルの中でサンドイッチを買って食べることにした。
マドンのおかげで食べた後にトイレに行ったらバスに乗るだけだ。
そう思っていたらマドンがこんなことを言い出した。
知ってるかい?僕もさっきニュースで見たばかりなんだけど、赤色の50万リアル札が二日後に使えなくなるそうだ。もし持っているならここで交換した方がいい。
サラリーマン金太郎でも似たようなシーンがあったことを思い出す。
まさか自分が滞在中に起こるとは思っていなかったが、幸い50万リアル札は持っていても1枚だろう。ドルから交換したのは100万リアル札なのでそっちだったらまずいかもしれなかったが。
そうなんだ、でも持ってるかどうかはわからない。あとで確認しておくよ。トイレ行ってくるね。
トイレは向こうだ。でもお金は確認するんだ。
現時点では大して影響が無いので確認は後でいいやとトイレに向かった。
歯を磨いていたら急に肩を叩かれた。
振り向くとマドンだった。
もうバスの時間が迫っているから歯を磨いている場合じゃ無いぞ。お金は確認したのか?
確かに17時30分になってはいたが、出発は18時だ。マドンは何を焦ってるんだろうか?お金は大丈夫なんだけどな。
食後歯を磨くのは日本人の習慣だよ。50万リアル札は無いか、数枚だから大丈夫だよ。
そう伝えると、
十分なお金は持っているのか?両替するか?
いや、両替はしてて100万リアル札を持ってるから大丈夫だよ。
これでこの話は終わりかと思ったら
なら100万リアル札を確認するんだ、赤い色は2日後に使えなくなるんだぞ
んん?さっきまで50万リアル札って言ってたのに100万リアル札になったぞ?
もしそうなら困る。
昨日掲載した写真の再掲だが、確かに赤い色の100万リアル札は両替した札束の中に含まれていたから。
でも確かそこまで数が多くなかったから、シューシュタルに移動した後に使えば間に合うはず。
早く確認するんだ。もし赤色を持っていたら俺が助けてやる。
いや、大丈夫だよ、教えてくれてありがとう。
何言ってるんだ。早く確認するんだ、今なら俺が助けてやれる。
頑なに確認を促すマドン。
なんでこんなに拘るんだろうか?
すごい圧なので仕方なしに財布から札束を取り出して確認した。
すると赤い色から優先的に使ってたようで見事に青い札しか持っていなかった。
それを見てマドンはようやく納得してくれた。
バスの前でお礼を伝えてお別れをした。
すごく色々と手伝ってくれたんだけど最後のお金の話でもやもやしてしまった。
今にして思えばマドンのバスは21時と言っていた。
3時間以上も前にバスターミナルに来るだろうか?
そして彼は手ぶらだった。
長距離バスに乗るのに手ぶらなんてことあるんだろうか?
バスの中で赤いお札が使えなくなるニュースを探してみたが見当たらなかった(これは探し方が下手なだけかもしれないが)。
よくしてもらったことは事実だし感謝しているが、なぜあそこまで執拗にお金を確認させたのかがすごく気になってしまった。
彼を信じれない自分が少し嫌になった。
旅をしていると初対面の人を信用するかしないかを問われる時が多々ある。
実に難しい問題だ。特にお金が絡むとより一層。
バスは18時に予定通り出発した。
相変わらず2−1配列で広々とした車内。
今日の座席はモニターもちゃんと動いている。
水とお菓子もくれた。
こりゃ快適な移動だ。
このバスではシアヴァシュという青年に出会った。
彼は兵役中の休暇で実家に戻るところだった。
話をしている中で彼が興味深いことを言ってきた。
1年前にイランで何が起きたか知ってる?
もちろんわからない。
聞けば、ヒジャブの着用を巡って、女性が死亡した事件が起きたそう。
そこで気になったことを聞いてみた。
イランの女性はヒジャブを外したがってるの?
シアヴァッシュは声をひそめて
そうだよ。
そう答えてくれた。
そうか、好き好んで着用してるわけじゃ無いんだな。
もちろん好んでいる人もいるんだけろうけど、選ぶ権利があってもいいよな。
もしかすると去年のこの事件があったおかげで着用ルールが緩くなっているのかな?なんて思った。
街ではヒジャブどころかスカーフを首に巻いているだけで歩いている女性を多く見かけた。
例の事件で過度に取り締まることができにくくなったのかな?なんて思った。
まだまだ知らないことだらけだ。
バスは2時間半後の20時半ごろにトイレ休憩があった。
あきらかに有料だったのだが、なぜか我々はお金を払わなくていいと言われた。謎だ。
その後も2時間後の23時半ごろにもトイレ休憩があった。
こちらは最初から無料だった。
ありがたき。
どんぶらどんぶらバスはイランの田舎道を走っていく。
ブログが溜まっていたので車内ではできる限りブログを書いていた。
そして日が変わった頃に目を閉じた。
■azuのInstagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日はシューシュタルの街に到着する。
イランの田舎町、楽しみだな。
それでは!