【世界一周152日目】2023.09.03 トルコ イスタンブール
気温21度〜29度
歩数:19,637歩
1トルコリラ=5.52円
今日の予定
- イスタンブール散策
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バスターミナルからチェックインへ
朝7時。
テッサロニキから深夜バスを使って10時間かけてイスタンブールのバスターミナルにやってきた。
この旅初の夜行バスでの移動だったがアラフォーにはなかなかキツかった。
重い身体を引きずってバスから降りる。
タクシー
タクシー
タクシー
後ろで誰かが叫んでいるが疲れているのでスルー。
まずは宿の近くの駅まで電車で移動する必要がある。
Azuがバスターミナルの中央にメトロと思われるマークを発見。
振り返るとぐるっと囲むように旅行会社のオフィスが軒を連ねていた。
その数の多さからいかにイスタンブールという街が交通の要所でもあり、人気の街であることがわかる。
明らかにこれまで旅してきた街のターミナルとは違う雰囲気から自然とテンションが上がる。
うおおおすげぇえ数だぁああ
疲れた身体はどこに行ったのやら。
人の身体というのは気持ち次第でどうにでもなるものらしい。
駅の券売機の脇にATMがあったのでとりあえず1万円分のリラをキャッシングすることにした。
1,800リラをゲット。
トルコではどれくらいクレカが使えるかわからんのだが、1週間以上いるのでこれくらいは使うだろう。
券売機は日本語対応しており、イスタンブールカードという日本でいうSuicaのようなものを買った。
初回の発行に70リラ、電車などは1回15リラで乗れるようだ。
Azuが調べてくれていた2023年の情報ではそれぞれ50リラ、10リラだったので、ここ数ヶ月で値上がりしてしまったみたいだ。
我々はとりあえず100リラ札が2枚あったのでそれぞれ100リラで購入した。
発行費用の70リラを引いた30リラ分使える、つまり電車やバスだと2回分だ。
余らせると勿体無いので細かい札が手に入ったらチャージしておくようにしないとな。
買った後は改札機にピッ!とタッチすれば良い。
出る時はタッチ不要。
なので1枚買えば2人で使い回して良いみたいだ。
でも乗り継ぎ割引みたいなものもあるので多様するなら1枚ずつ持っていた方がいいということだったので我々は2枚購入。
地下鉄を使って終点のYenikaplまでやってきた。
ここから20分ほど歩いて昨日予約した宿へ。
ホストとは昨日のうちにメッセージのやりとりをして、早く着くのでラゲッジを預かってもらいたい旨も連絡済みだ。
新規で口コミの少ないホテルだったが、メッセージのレスポンスも早く、返答も丁寧で安心できそうな宿だった。
夜は治安があまり良く無いというエリアだからちょっと警戒しながら歩く。
イスタンブール、汚いです。
いや、全部見たわけじゃ無いからまだなんとも言えないけど、ゴミはすごいし、臭いし、なんか久しぶりに警戒心を覚えました。
これまではスマホをストラップで首からぶら下げていたがポケットにしまうことにした。
20分ほど歩いて今日の宿に到着した。
トルコの洗礼
ここで一悶着というか衝撃の事態が発覚します。
ドアを明けて入ると、ロビーのソファーに青年2人が寝ていました。
我々に気づくと1人が立ち上がってカウンターの方へ。
こちらがチェックインしたい旨を伝えても反応がかなり薄い。
おそらく英語が全く理解できない現地のスタッフだろう。
口コミでもこんなようなことがチラホラ書かれていた。
ロビーにはスタッフが常駐していたが、英語が話せずボスの判断を仰がないと何もしなかった
なるほど、まさにこんな感じか。
彼はスマホでホストに電話をしたようだったが繋がらなかったようだ。
無言でスマホをタイプし、Google翻訳の画面を見せてきた。
・・・中国語でw
日本語を探すが「Japan」見当たらず、まさかと思いつつ「Japonica」的なものを選択したら日本語になった。
ボスが電話に出ないので待ってください
お、おう。
事前に役に立たないスタッフがいる可能性を知っていたから冷静だったが、知らなかったらイライラしそうな返事だ。
WIFIを繋がせてもらってぼへーっと15分ほど待っていると、彼のスマホが鳴り出した。
ボスからの折り返しがあったようだ。
そしてボスとトルコ語で話す青年。
そしてスマホを無言で我々に差し出してきた。
ヘロー!
元気な声が響く。
この人がホストか。
だが電波が悪い&彼の早口や発音も相まってかなり聞き取りにくかったのだが、
君たちの部屋は無い
そんなことを言われた。
部屋がない?昨日メッセージのやり取りまでしててそんなこと無いよな。
チェックインができないって意味だろうか。
それならば事前にメッセージでやりとりしたとおり荷物だけ預かって欲しい旨を伝える。
荷物は預かれるが5ユーロだ
んん?チェックイン前に荷物は預かってもらえるって言ってたし、なんのこっちゃ?
なんかおかしいと気づく。
改めて説明してもらうが、
部屋は無い。
キャンセルだ。
そんな感じの説明をされて電話を切られてしまった。
まじで聞き取りにくくて自分もAzuもイマイチ状況が理解できない。
とりあえずブッキング.comでのメッセージのやりとりをしていたので、そこに改めて文章で説明して欲しい旨をうとうとしたが・・・
繋がらない。
そう、何故かブッキング.comはトルコでは使えないのだ。
VPNというアクセス元を変更する仕組みを使って日本からのアクセスにすれば使えるのでそちらでアクセスした。
VPNについても世界一周、海外旅行では便利というか今回のようなケースのために必要になってくるのでこちらは別途記事を作ろうと思う。
まぁなんとかサイトに繋いでメッセージを送るが15分待っても返事がない。
ここで役割分担。
mosari 次の宿を探して目星をつける
Azu 青年にお願いしてホストともう一度電話をかける
なんせ昨日宿選びにめちゃめちゃ時間がかかったのですぐに探し始めないと宿無しになってしまう。
Azuが電話してくれたがやはり何を言っているかわからない。
ホストも必死に説明はしてくれてるのだが・・・
部屋が機能していない
フルブックで他の部屋もない
キャンセルフィーはかからない
こんな感じのことは言っているのだが、何故そうなっているのか、本当にキャンセルフィーがかからないかなど聞いているのだが、ちょっと理解できない。
1万円ほどで予約しているからそれが無駄になることだけは避けたかった。
んで埒が開かないと察してくれたのか15分後にホテルに来てくれることになった。
その間にトイレに行って戻ってくるとホストが到着していた。
まずは握手して挨拶。
そう、俺たちは敵同士じゃないはずだ。
んで改めて説明を受ける。
直接だとやはり理解しやすい。
どうやら水漏れが発生してしまっていて部屋が使えなくなってしまったそう。
今日このドミトリーに予約している人は全員キャンセルしている。
他の部屋は空いてない。
キャンセルフィーはかからない。
ごめんよ。
ってことだった。
なるへそ。
まぁ状況はわかった。理由の真偽はともかくとりあえず宿は無い。
キャンセル費用がかからないか念を押して了承した。
するしかない。
だが、部屋が無いなら先に連絡してこいよ!!!
とは思う。
これで無事に今日の宿が無くなった。
せっかく昨日時間をかけて予約したのに結局宿を探さねばならなくなった。
夜行バスで移動したので肉体的な疲労に加えて、精神的にもこれはくる・・・
トルコの初日から見事にずっこける形になってしまった。
やはり西欧、バルカンはまだまともな方だったのかもしれない。
これからの旅がよりハードになっていくのだと実感する出来事となった・・・
宿のWIFIを借りて今日の宿を探す。
昨日散々検討したホテルたちに加えて新しく発見できた宿などもあったが、もう疲れてしまっていたので安宿のドミに行く元気がなかった。
これでまた何か嫌な思いをしたらこの宿のことまで思い出して腹がたちそうだったから。
悔しいが少し予算を上げた。
元々予約していた宿は1泊3,267円ほど、新しく予約した宿は4,118円ほど。1泊1,000円ほど高くなった。3泊なので3,000円か。
結局1時間半ほどこの宿で時間を取られてしまった。
その間、影響が無かったであろう部屋の客が普通にチェックインしてイラッとしたのは内緒だ。
今の宿から新しく予約した宿は5分ほどと近いところにした。
他のエリアに移動する気力もなかった。
そちらに移動してチェックインしたい旨を伝えると、スタッフが水とコーヒーを出してくれた。
部屋は12時まで準備できないということだったが、コーヒーを飲んでいったん落ち着くことができただけでもありがたかった。
荷物だけ置かせてもらって12時までの2時間は近場を散策することにした。
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イスタンブール観光
と、言いたいところだが、朝からまだ何も食べていないのでまずは飯だ。
トルコで有名なピザのようなパンを食べることにした。
疲れてちょっと放心しているmosari。
選んだのはこちらのお店。
オーダーしてから焼いてくれるので出来立てを食べることができた。
手前の薄いやつが1枚35リラで2枚から注文可能だったので2枚オーダー、そしてもう一つはチーズとハム、卵のピザ風。そして食後にはチャイ。
- 薄いやつ2枚:70リラ
- ピザ風:105リラ
- チャイ2杯:40リラ
合計215リラ(1,176円)だった。
うーん、トルコは物価が安いと聞いていたが簡単に1,000円超えちゃったな。
まだわからないけど、バルカン半島よりはかかりそうだな・・・
味はさすが焼きたてで美味しかった。
食後は近場を散策することにした。
イスタンブールといえばアヤソフィアを代表とするモスク群が有名だが、そちらは明日以降に取っておくことにした。
まずは近場の海に出てイスタンブールの風を感じることにした。
ということで海。
マルマラ海。
砂浜なんて無い海だったけど、地元の人たちが海水浴をして楽しんでいた。
海に来たのはモンテネグロのバール以来かな?
海を見ると元気になる。
なんでだろうか?
きっとこの大きな海の前では小さな悩みなんて取るに足らないからかな。
再び元気を取り戻す。
せっかくなのでこのまま海沿いを歩いていくことにした。
丘の上には立派なモスクも見えた。
あれが有名なアヤソフィアかな??
たくさん見えるからどれかはまだわからなかったが街の中を散策しても色々な発見がありそうな街だった。
でも今日は海沿いが先。
せっかく海まで出たのでもう目指しちゃうことにした。
・・・
・・
・
30分ほど歩いたら見えてきた。
対岸の島がなんだかわかりますか?
・・・
・・
・
アジアです!!!
そう、イスタンブールと言えば市内を流れるボスポラス海峡を境にヨーロッパとアジアが交わる場所なんですよおおおお!!!
7週間前にオーストリアに降り立ちバルカン半島を縦断してきた我々。
とうとうアジアに戻ってきました。
この対岸のずっとずっとずっっと先に中国や韓国がある。
我々の馴染み深い地域まで繋がっている。
そう考えると地球の広さとロマンを感じずにはいられなかった。
その昔、スマートフォンも無い時代に自転車で世界一周をした人がいた。
浅村明伸という方だ。
彼は2000年に自転車でアジアを横断し、ここ、ボスポラス海峡を越えてヨーロッパに入った。
その時のことを彼はこう記録している。
遂にアジアの果てであるボスフォラス海峡にやってきた。海峡の対岸には町の灯りが見える。その町灯りがヨーロッパなのだ。イスタンブールはボスフォラス海峡を挟んでヨーロッパ側とアジア側に町が分かれている。要するに僕はアジアの終点に立っていることになるのだ。
「あれがヨーロッパなのか」
僕はアジア側の岸壁に自転車をせり出して、暗闇に明々と灯が輝くヨーロッパ側を眺めた。
「とうとう、ここまで走ってきたんだ」海外旅行が初めての僕にとって、もちろんヨーロッパを、この目で見るのは初めてである。小さい頃に、何度も読んだ西洋童話の世界が、この先に広がっているのだと思うと、胸が熱くなった。
http://www.shiga-miidera.or.jp/travel/25.html
もちろん彼のしてきたことに比べると自分の旅はなんてイージーモードなんだろうかと思うが、それでも地続きに約2ヶ月かけてアジアを目指してきた自分にも小さな達成感が湧いてきたものだ。
浅村さんのブログを読んでからどうしてもボスポラス海峡を見てみたかったのだ。
もうアジア側が見えてきてからずっと僕の心は興奮しっぱなしだ。
ここを渡ったらしばらくヨーロッパに戻ってくることは無いだろう。
もしお金に余裕があれば再び戻ってくるつもりだが、円安に加えて物価高、燃油サーチャージの高騰は想像以上だったので厳しいのかもしれない。
Azuもこの物価高には相当参っている。
できれば来年の12月まで旅を続けたいが、早ければ6月で終わるかもしれない。
でも今はここに居られることに感謝しないとな。
ボスポラス海峡の流れは想像以上に早く風も強い。
船で渡る時は優雅に・・・とはいかず荒々しい航海(と呼ぶにはとても短いけれど)になりそうだ。
そんなボスポラス海峡も地元民にとってはただの遊び場だ。
おじさん、お爺さんたちが元気に海に飛び込んでいた。
流れが早く岸から見てる分には流されているようにしか見えないのだが、元気に手を振ってくれるあたり問題無いのだろう。
結局この雰囲気がすっかり気に入ってしまい有名なガラタ橋まで歩いてきてしまった。
ここを渡れば新市街エリアになるが、すでに3時間近く歩いてしまっていたので大人しく宿に戻ることにした。
途中いくつかのモスクやバザールを抜け、坂を登ったり下ったり、細い路地を抜けて宿を目指した。
エジプトバザールだったかな?
大量のスパイスやお菓子が売られていた。
途中はシャッター街も。
と言っても潰れているわけではなく日曜日だから休みなのだろう。
海沿いは風があって涼しかったが市内に入ると坂も多く疲れが溜まる。
もともと夜行バスで移動しているのでコンディションも良くなかったし。
そんなわけで元気を補充。
生搾りオレンジジュース。
ひとつ10リラ(55円)。
冷えてるわけでは無かったが酸味とほのかな甘味が心地よい。
途中スーパーに寄っておやつを買って帰った。
コーラは19リラ(104円)だった。
日本のスーパーで買ったら同じくらいの値段かな?
チェックイン
12時に戻ってくるつもりが結局宿に戻ってきたのは14時だった。
2時間の散歩が4時間に。
そら疲れるわけだ。
部屋はぱっと見綺麗で必要十分だった。
イスタンブールで安宿ではなく綺麗な部屋をとってしまったことにちょっとした敗北感を覚えたが、今回はイレギュラーがあったからと自分に言い訳をした。
最近快適な宿が続いていたから弱くなっている、そう思った。
モンテネグロのバールの宿を思い出せばなんだっていけるはずなんだけど。
スーパーで買ってきたおやつ。
- レモンアイス:1個20リラ(110円)
- Ayran:5リラ(28円)
- 青リンゴ:6リラ(33円)
- 水5L:25リラ(137円)
って感じ。
Ayranはトルコの国民的飲料だそうだ。
ヨーグルトに塩と水を混ぜており、飲むヨーグルトよりも塩っぽい感じ。
飲めなくないけど美味しくは無いかな。リピは無い。
青リンゴはもう剥くのが面倒だったのでそのまま2人でかぶりついた。
これで朝食会場にリンゴがあったらもうかぶりつけるな。
お菓子を食べて落ち着いた頃にはもう15時。
1時間だけ昼寝することにした・・・のだが、Azuが。
このピローとシーツ汚れてる。交換されてない!
と、匂いやらなんやらが気になっていた。
部屋自体は綺麗なのだがシーツ類が交換されてないのは良く無いですね。
交換を申し出るが20時にハウスキーパーが来るまで交換できないとのこと。
仕方ないのでそのまま寝た。
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夕食
夕食はロカンタと呼ばれる大衆食堂へ。
このようにお惣菜が作られているので指差せばその場でお皿に盛ってくれる。
最後にレジでお会計。
ロシアのスタローバヤと同じだね。
一品20〜50リラという価格帯のようだった。
我々が選んだのはこちら。
- パスタ
- ピラフ
- ナスとひき肉の炒め物
- チーズグラタンのようなもの
- スイーツパン
5品で190リラ(1,039円)。
クラジットカード決済ができた。
が、後でお店の壁に貼ってある金額と計算すると40リラ合わないことが判明。
もうクレカで決済してしまっていたから言わなかったけど、壁の値段が古くて値上げしているのか、ぼったくられたのかは明日もいくので確認してみようと思う。
帰りにバナナを買ったら1本20リラ(110円)とこれまた高かった。1本って・・・
秤に置いて計算されるシステムなので値段が買う前にはわからないのでこれもやられてるかもしれない。
ドールの美味しいバナナではあったけど。
さらにその足で朝食用のパンを買ったがこれもやられているかもしれない。
値段がわからねーのよ。ほんと。
聞いたところで高く返されたら意味ないからすごいストレス!
なんだかトルコもお金に関しては一筋縄ではいかなさそうだ。
こんなんで中央アジアとかインドでやっていけるか不安になるね。
・・・
・・
・
宿に帰ってきてAzuが枕カバーだけでも交換して欲しいと尋ねたら
これのどこが問題なんだい?大丈夫だよ。
と、言われて怒っていたw
問題だから交換してくれって頼んでんじゃん!
トルコ、一筋縄ではいかなさそうですw
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
azuも頑張ってポストしてるのでぜひフォローといいね、コメントくださいまし。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日も引き続きイスタンブールの街を歩きたいと思います。
それでは!