【世界一周157日目】2023.09.08 トルコ ギョレメ
気温14度〜30度
歩数:22,250歩
1トルコリラ=5.5円
今日の予定
- カッパドキアでプチハイキング
- 気球ツアーの予約
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ギョレメ到着
昨日はイスタンブールからパムッカレのあるデニズリに夜行バスで移動し、パムッカレ観光、そしてその後また夜行バスでギョレメに向かった。
二日連続の夜行バスという強行スケジュールだった。
長い長い1日が終わりようやくバスは朝の8時にギョレメに到着。
バスの車内からはすでに多くの奇岩を見ることができた。
これまたすごいところに来てしまったのかもしれない。
奇岩といえばつい先日ギリシャのメテオラで拝んできたばかりだが、こちらは小型だが無数にあるという感じだ。
大きくそびえ立つ奇岩を崇拝するメテオラに対して、カッパドキアは街全体が奇岩と共存していて規模が大きすぎる。
お世話になったIspartaのバス。
USBとUSBTypeCの電源はあったけど、WIFIはなかった。
コーヒーとかもくれんかった。
値引きして安くしてくれたからいいけど。
買った時の話は昨日をどうぞ。
バスターミナルの場所はここ。
ギョレメのバスターミナルはこじんまりとしていたが幾つか旅行会社のオフィスがあるようだった。
次の街トラブゾン行きのチケットはここで買えそうだな。
バスターミナルの後ろにも奇岩が少し見えている。
宿のチェックインは8時からだったが荷物だけでも預かってもらおうと向かってみた。
昨日メッセージを送っておいたけど返事が無かったんだよな。
んで予約した際に書いてあった住所付近に来るがお目当ての宿が見当たらない。
民泊じゃ無いからすぐわかるかと思って宿の外観とかの写真はスクショしてないんだよな・・・
SIMカードが無い時はこういう時に困る。
とりあえず聞いてみようか。もしもーし!
それっぽい建物のドアをいきなりノックするAzu。
ヘロー!この宿知ってる?
それならあっちだよ。
ありがとー!
Azuも随分と逞しくなりました。
んで無事に宿を発見。
でもホストがいない。
レセプションっぽいところに張り紙があった。
何かあればこちらに電話するべし。WIFIのパスワードはこちら。
24時間受付のレセプションとはこれいかに 笑
電話って言ってもSIM無いから電話できねーぞ、と思ったらちゃんとWhat’s Appの番号だったでござる。
電話って聞き取りにくいしジェスチャーとかも使えないから英語初心者は緊張するのだ。
ヘロー!あなたはホストですかい?
ヘロー。そうだぜ。
予約持ってるよ。レセプションにいるよ。
OK。今からすぐ行くからそこにあるコーヒーでも飲んで待っててくれ。
よかった。とりあえず待ってれば来てくれるみたいだしコーヒーでも飲んで・・・
ってケトルもコーヒーの粉もあるけどコップがない(;´∀`)
大人しく待つ。
途中で韓国人の旅行者も到着してきた。
寝ぼけてるのかなんだかイマイチ聞き取れずあまり会話ができなかった。
ごめんちょい(;´∀`)
待っているとさらに1人の男性から話しかけられた。
Are you Korian?
We are Japanese.
おーこんにちは。日本語で大丈夫です。あ、タバコ吸いますか?
突然の日本語。
彼はここの宿に泊まっているそうだが、日本で4年間働いていたそうで日本語がかなりしゃべれる。
来年にはまた日本に行って働くんだそう。
日本は好きですか?
大好きです。トルコはゴミしかない。
笑
確かにトルコはポイ捨てすごいけど言い方w
すぐ行くと言っていたホストは結局40分後くらいにやってきた。
もう怒らないよそんなんじゃ。
ホストからはまだチェックインできないけど、荷物は預かってくれるということだった。
カッパドキアの気球の予約
今日は何するの?ツアーの予約は?
ホストから早速ツアーの売り込みだ。
実は我々はもまだ明日の気球を予約していない。
日本人がよく利用しているという旅行会社にこれから言って値段の交渉をしてくる予定だ。
でもせっかくなのでここではいくらなのか聞いてみた。
おそらく今日は180ユーロくらいかしら。
おそらくという言い方なのは気球ツアーの独特の商習慣のせいだ。
どうやら気球の運行会社やパイロット達を保護するために団体化されており、運行料金は需給に応じて変動するようになっているらしい。
例えば3月は月に5回しか飛ばなかったから300ユーロの日もあったらしい。
飛べば飛ぶほど安くなるけれど、飛ばない場合は一人当たりの値段を上げて収入を確保しようということらしい。
それでも空席よりはいいだろうと前日には安い料金が出ることがある。
なので実際いくらなのか問い合わせないとわからないということらしい。
しかも1日の中でも変動するらしいのでさらにやっかいだ。
我々はすでに旅行会社にアポを取っているので、そっちで申し込むかもしれないけど値段を教えてもらえるか聞いてみたら、1人150ユーロだった。
続いて旅行会社に行ってみた。
日本人がよく利用している日本語対応可能なBridge of the Worldさんだ。
場所はバスターミナルの近くだ。
連絡を取りたい場合はInstagramでDMを送るといい。
https://www.instagram.com/bridgeoftheworldtravel/
日本人の方が対応してくれるので日本語でOKだ。
我々も事前にコンタクトをとっていた。
この後は最後のディスカウント価格を聞きに店舗へ。
店舗にはコンタクトをとっていた日本人女性の方はいなかったがおじさんが1人。
いらっしゃいませ〜
日本語やん 笑
彼の名はケンチャン。
この方はなんと代々木上原にあるモスク「東京ジャーミィ」の立ち上げスタッフの1人として日本に住んでいたこともあるし、自分でお店を持っていたこともあったり、日本人と結婚した経歴を持っていた。
めっちゃ日本語ペラペラです。
ツアーの価格は宿と同じ150ユーロだった。
現金のみ。
正確にはカードも使えるけどその場合は10ユーロプラス。
現金払いの場合は当日悪天候なら返金できるが、クレジットカードの場合は税金分の10ユーロが返せないらしくその分追加になるんだとか。
なお、金額に関しては先に触れた通り需給で変動、その日の中でも変わる可能性があるそうなので目安でしかない。
最も安いと130ユーロ、高いと300ユーロという日もあったそうだ。
なのでもし今回の150ユーロより高い金額を提示されたとしても彼らのマージンではなく気球団体がコントロールしている価格と思っていいだろう。
そのためここで聞いた値段とホテルの値段が一緒なのだろう。
一緒にチェックインしてきた韓国人は事前に韓国の旅行会社で値段だけ確認していたそうだが、現地での価格に驚いていた。
そういえば韓国人はツアーにお金をたくさん払ってくれるとフィリピンの旅行会社が言っていたことを思い出した。
ここカッパドキアに関しては前日にホテルか現地の旅行会社に最終価格を早めに聞きに行くのがいいだろう。
ただし飛ばないリスクを考えて、返金できるかは必ず確認するように!
我々は事前にコンタクトをとっていたこともありBridge of the Worldさんにお願いすることにした。
まさかクレジットカードだと10ユーロ追加になるとは思わず現金を持っていなかったのでATMでキャッシングついでに近くのパン屋で朝食兼昼食を購入。
キャッシングは二人分の300ユーロに加えて、予備で50ユーロを加えた350ユーロにした。
約55,208円(;´∀`)ぎぃえええ
この後ユーロを使う予定は無いが、万が一何か会った時に備えて手持ちの30ユーロに加えて計80ユーロ現金で持っておくことにした。
2泊くらいの宿泊費にはなるはずだ。その間に態勢を立て直す。
ドルとユーロはどこでも換金できるからね。
日本円なんてケツ拭く紙にもなりゃしねえぜ。
再びお店へ戻ってお支払い。
今日の20時ごろにピックアップ時間などをInstagramのDMで連絡を来れることになった。
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ウチヒサル観光
無事に明日の気球ツアーを予約できたのでお隣のウチヒサルに行くことにした。
ウチヒサル行きのバスもバスターミナルから出ている。
ターミナルでウチヒサルに行きたいと言えば乗り場を教えてくれるだろう。
バスは毎時0分と30分に出発と言っていたから日中の本数は多いと思われる。(始発と最終が何時かは不明)
- 料金は1人20リラ(110円)
バスの中で先ほど買ったパンを食べる。
- パン4個:35リラ(193円)
ギョレメはド観光地なのにパンが安い・・!イスタンブールよりも安い!!
安いパンが手に入って嬉しく食べていたら、
ソーリー、車内は飲食禁止なんだ・・・
ごめんなさい(;´∀`)
バスの中で断られたのは初めてだ。
バスは11時半に出発。
10分ほど走ってお隣ウチヒサルへ。
何も無い幹線道路沿いに下ろされます。
Googleマップで言うとこのへん。
この交差点を東に少し歩けば丘の上にそびえたつウチヒサル城がある。
ギョレメの街からでも見えるこの辺のシンボル的なお城だ。
でもこのお城、ただのお城じゃあ無いんです。
・・・
・・
・
やばくないですかこれ?
人が”建てた”のではなく、人が”掘って”作ったんです。
奇岩を掘り進めて作られたお城、もうやばいですね。
トルコの世界遺産でギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群の一部である要塞。
これらの奇岩は溶岩に覆われた大地を風雨によって削られて作られている。
そして紀元前4世紀ごろから洞窟の中に人が住み始めたらしい。
紀元前3世紀にはローマ帝国に迫害されたキリスト教の信者達が隠れ住んでいたこともあったようだ。
また、洞窟内部だけでは手狭になり地下に街も作ってあるそうだ。
これらのエリアが世界遺産として1985年に登録されている。
その後気球ツアーが盛んになったそうだ。
そんな世界遺産の一部であるウチヒサル城、隣町のギョレメから見れるくらい小高い丘にある。
このエリア全体のランドマークとも言える。
まずはこのエリアの顔とも言えるお城を見ながらの昼食。
窓がいっぱい見えますねぇ。
- 入場料:1人120リラ(659円)
内部は岩を削った狭い通路と階段、居住スペースなんかがある。
凄まじい削岩技術だ。
外には光を取り込むためか無数の穴(窓があった)。
うまく削り階段や通路が作られている。
おっ、住人が外の景色を堪能してますね。
城の天辺まで登ることができ、これまた絶景が広がっていた。
奇岩とどこまでも続いていく複雑な地形。
ここ最近までバルカン半島いたのでどこに行っても山に囲まれていたので久しぶりのパノラマを堪能した。
写真だと伝わらないのですが幾つもの谷が存在し、複雑な岩石群。
すごく広いのだが、旅行会社のケンちゃんいわく、ここはヨーロッパとアジア、アフリカを繋ぐ中心地だからなんども争いの舞台になったそうだ。
こんな広く複雑な地形を軍隊が歩いて縦断していた時代があったとはにわかに信じられなかった。
反対側にはウチヒサルの街並みが広がっていた。
小さな街だ。
カッパドキアという観光資源がなかったら一瞬で無くなりそうなくらい小さい。
ウチヒサルに来て驚いたのはアジア人の多さだ。
イスタンブールでも多かったからトルコはアジアに大人気の国なんだな。
どこ見ても中国人と韓国人がいる。
日本人も数人見かけるようになった。
バルカン半島とは大違いだ。
ウチヒサルからギョレメにハイキング
ウチヒサル城を見た後は周りを少し散策してからギョレメに戻ります。
が、バスは使わずに歩いて帰る。
城の反対側の坂を下るとハイキングコースがあり、ピジョンバレーを歩いてギョレメに帰れるんだとか。
ハイキングコースの入り口はこのピンのあたり。
城を下ってこのピンのところまで来たらそのまま進むと左右に別れる分岐があるので左方向に向かって進めばよい。
位置関係はこんな感じ。
なお、ピジョンバレー内部はGoogleマップで道が表示されていないので轍に沿って歩いていくことになる。
ピンの位置から1時間くらいの簡単なルートだが実に見応えがあるのでカッパドキアに来たら是非歩いてもらいたい。
我々はゆっくり歩いて1時間15分だった。
ピンの位置を超えたあたりでピジョンバレーが見えてくるのでついつい急ぎ足になってしまうが、振り返っても実に綺麗にウチヒサル城と城下町が見える。
丘の上のウチヒサル城がかっこいいのはもちろん、城下町もすばらしい。
まるでアルバニアにある千の窓を持つ街と呼ばれるベラトのようだった。
どうしてもついつい振り返ってしまう。
肝心のピジョンバレーも実に素敵なので困る。
ここから谷に降りていく。
ピジョンバレーは谷の淵が帽子を被ったみたいに飛び出ているのが特徴的だった。
帽子の下には神殿の柱のようになっていて実にユニークで、これが自然に作られたと言うのだから実に驚きだ。
近くで見るとこんな感じ。
淵が鼠返しみたいに突き出てますね。
谷を降りたら左右を岩に囲まれながら歩いていきます。
滑りやすい部分もあるので慎重に歩いていきます。
Azuも楽しそうでずっと騒いでいた。
本当に不思議な谷。
みんな仲良く帽子を被っている。
これまで山のハイキングはあるが、ここまで大きな谷のハイキングは初めてかもしれない。
まるで神殿のような岩を見ながら軽快に歩いていく。
途中で休憩しているグループを発見した。
挨拶をして通り過ぎようとしたら1人の男性がどこから来たか聞いてきた。
日本だよ。
そう答えると、
(この風景)メッチャヤバイ!
と、返してきた 笑
突然の流暢な日本語に驚いたが、彼は法政大学に留学していたそうで日本語がペラッペラだった 笑
なんか今日はよく日本語流暢に喋る外国人によく会うな。
こんな卑猥な奇岩が見えたらハイキングも終わりに近づいている。
ここからすぐにギョレメの街に到着した。
途中にハイキングルートを紹介するマップがあった。
どうやら我々が歩き始めた道は途中で、始まりはもう少し南側のようだった。
ここを通るように歩くのが正しそうだ。(実際歩いてないので未確認です)
今日は夜行バス明けだったから軽く散策のつもりだった。
が、結局11時半のウチヒサル行きのバスに乗ってから、城の見学と周辺を散歩、そしてピジョンバレーのハイキングをしてギョレメの街に戻ってきてチェックインしたのは15時半になっていた。
めっちゃ疲れている。
ピジョンバレーを楽しそうに歩いていたAzuもギョレメに着いたとたんに電池切れで、糸が切れた人形のようにぼへーっとしていた。
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チェックインから夕食
2日連続夜行バスだったから3日ぶりのベッド。
今すぐ横になりたかったが、それより先にやらねばならないことがある。
・・・
・・
・
もちろんシャワーだ!
3日ぶりのベッドということは2日間シャワーを浴びていない。
うわあああきもちいいいいい!
シャワーを浴びれるだけで幸せになる2人。
Azuも少し元気になった。
と言うことで夕食の買い出し。
ギョレメの街はどこにいても奇岩を見ることができる。
世界遺産の街。
すごいところに来てしまった。
心は元気だが身体が疲れてるのは間違いない。
3.5リラ(20円)のアイスが美味しくて仕方なかった。
夕飯はサクッと作れるものにした。
庶民の味方ラーメンだ。
トマトと桃も。
- 玉ねぎ:1.7リラ(10円)
- パプリカ:2.9リラ(16円)
- ズッキーニ:4.2リラ(24円)
- トマト:2.3リラ(13円)
- 桃:4.2リラ(24円)
- ヌードル:5.5リラ×3袋(31円×3)
合計で31.8リラ(175円)。
野菜もそれなりに入っているし、桃のデザート付きで200円以下。
ケンちゃんはここらのレストランで1人メイン1品ずつ、お酒も1杯ずつ頼んだら5,000円くらいになると言っていた。
近くの中華レストランは1品350リラくらいだった。
350リラって1,922円。
なるほど。確かに簡単に5,000円になってしまいそうだ。
それに比べて野菜やフルーツはかなり安めで助かった。
イスタンブールでお世話になってた大衆食堂のロカンタも無いようなのでギョレメ滞在中は自炊だな。
こんなこともあろうかとキッチン付きの宿にしておいてよかった。
宿はなんだか初代バイオハザートの洋館にありそうな廊下だった。
夜はすぐさまベッドにダイブ!とはいかず、
次の国ジョージアからウズベキスタンに行く航空券を買ったり、トルクメニスタン行きのツアーを申し込んだりと必要な作業を行った。
Azuは半分寝ていたが。
結局23時半すぎまでかかってしまった。
久しぶりのベッド。
素晴らしい。
気持ち良すぎる。
ここにはおじさんのいびきも無ければ、ガタガタ道で揺れもしない、トイレ休憩で2時間毎に起こされることもない。
ありがとうベッド。
ぐぅ。
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azuも頑張ってポストしてるのでぜひフォローといいね、コメントくださいまし。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日は気球に乗るよ!
気球ってなぁにってくらい初めて乗ります。
それでは!