千の窓を持つ街ベラト散策とおすすめビューポイント アルバニア【世界一周142日目】

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

【世界一周142日目】2023.08.24 アルバニア ベラト

気温22度〜39度

1レク=1.44円

今日の予定

  • ベラトの旧市街を観光するよ
mosari
千の窓を持つ街ベラトを散策するよぉ!

 

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朝のベラト散歩

今日は朝6時半に起きた。

今日は移動日でも何でも無いのだが、昨日の日中が40度とあまりに暑くとてもじゃないが観光できる気温では無かった。

そのため暑くなる前に観光してしまおうという作戦だ。

夜はだいぶ気温が下がってくれたおかげで寝苦しいと言うことも無かった。

 

9時には30度を超えるようなので7時から2時間で返ってくる予定だ。

朝食は帰ってきてから。

でも何も食べないのもアレなのでビスケットを5枚食べて出陣。

 

さてまずはベラトの位置関係を。

夫婦 世界一周 アルバニア ティラナ

ベラトはざっくり3つの旧市街のエリアがあります。

最も有名でアクセスしやすいのがマンガレム地区。

我々の滞在している宿があるのが対岸にあるゴリツァ地区。

そして丘の上にそびえるカラヤ地区です。

今日は橋を渡ってマンガレムの旧市街を通って丘を登ってカラヤ地区に行く予定。

 

 

外に出た瞬間、少しだけ冷んやりとした空気が身体を包む。

22度くらいだろうか。

昨日の暑さが嘘のようだ。

これなら快適にベラトの旧市街を散策できるぞ。

早速オスム川にかかるゴリツァ橋を渡ってマンガレム地区へ。

夫婦 世界一周 アルバニア ティラナ

あれだけ暴力的だった日差しも今はまだその牙を隠している。

柔らかな日差しがベラトの街と、街の中央を流れるオスム川を照らしていた。

工事のおじさんがちょっといるくらいでまだ観光客は夢の中だ。

とても静かな朝。

 

ベラトの旧市街は丘の斜面に沿うように作られている。

当然、人が通るための道は坂道になる。

が、昔の名残なのか、ハシゴがかかっている場所もあった。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

流石に今から新しく作られるようなことは無いと思うが、昔はこれが最適だった時代があったということだろうか。

道路を渡って我々も坂道に突入する。

マンガレム地区の旧市街に入った。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

石畳の坂と階段。

これまでも様々な街で旧市街と名の付くエリアには訪れたことがあるが、ここまで斜面に沿って作られた街は初めてかもしれない。

平坦な部分がほぼ無く常に坂だ。

そしてこの旧市街には観光客向けのホテルやレストランはあれど、住民も多く住んでいる。

お土産屋は川沿いの通りにあるだけで、少し坂を登ったらもう昔の雰囲気がそのまま残っているように感じる。

モンテネグロのコトルなんかもバルカン半島の旧市街としては有名だが、あそこは観光地化されてしまっておりお土産屋さんが多く、観光客が歩くようなメインの道沿いは生活感を感じられず、作られた旧市街という印象が強かった。

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もちろんコトルの旧市街も綺麗だったけどね。

こっちの方がより昔の雰囲気を感じることができると言うだけ。

 

だって、

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

未だにロバが荷物を運んでたりするんだもの。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

過積載なのか老いているのかはわからないが、ロバはよたよたしており、おじさんも頑張ってロバを押していた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

オスマン帝国時代の名残を感じさせる旧市街をウロウロ。

まだ朝早いので観光客はおらず、たまに住んでる方か工事関係者の人とすれ違うくらいだ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ところどころ状態の悪い道もあるけど、それもまた生活感を感じられてよかった。

 

マンガレム地区の旧市街を抜けて丘を登ってカラヤ地区へ。

急な坂を登る必要があるがまだ涼しいのでなんとか。

これが日中だと思うと恐ろしい。

 

カラヤ地区は丘の上にベラティ城跡が残っており、ベラトに来たら必ず訪れるべきエリアです。

我々は徒歩で十分歩けましたが、車で来ている人も多くいるようでした。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ここは城壁がぐるっと囲っていつつも、内外に住居が多数存在しており、今でも住民が多く暮らしています。

よくある打ち捨てられた廃墟ではなく、未だに生活を感じることができるのが非常にユニークだ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

城壁の周りは階段で登って少し歩けるようになっている。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

野良犬も多く、人懐こくて一緒に歩いて観光した。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

けっこう急な階段なのだが器用に上り下りするのだから大した物だ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

カラヤ地区の住居と共にパシャリ。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

Azuそれベンチやない。大砲や。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

開けた場所もありベラトの新市街や、その奥の山々がパノラマで広がっていた。

 

広場から更に奥へ進む。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

住居と廃墟が多く点在しており、歩いていて飽きない不思議な旧市街。

こんな住宅街があったと思えば、

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

突如門の跡が出てきたり。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

とにかく広い。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

アルバニアの国旗が風にたなびいていた。

 

一際大きな広場には巨大な貯水槽の跡が残っていた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

こちらの窓から覗いてみると、

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

かなり大きな貯水槽のようだ。

中は真っ暗でコウモリの鳴き声が響いていた。

丘の上にこんな巨大な貯水槽を作るなんてすごい技術力だ。

しかもこの大きさ、よほど大勢の住民が住んでいたのだろう。

 

今でも天井に開けられた穴から雨水を取り込んでおり、下には多くの水が溜まっていた。

さすがに飲めるようなものではないだろうが。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

廃墟も多く残っており、多くの設備が存在していたことを伺わせる。

 

そしてベラティ城の西側には「聖三位一体教会(Holy Trinity Church)」が。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ベラトの新市街とその奥に広がる山々を背景に美しい教会が建っていた。

思わず、廃墟から中々出てこないAzuに叫んでしまった。

 

Azu隊長大変です!すごいものを見つけてしまいました!

どうしたmosa隊員!報告せよ!

 

そう、この協会ただの教会じゃぁ無いんです。

見覚えがある。

夫婦 世界一周 北マケドニア オフリド

ついこの間までいた北マケドニアのオフリドで見た教会たちとそっくりなのだ。

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つまり誰かがこの地に伝えてきたってことだ。

オフリドの聖カネオ教会は13世紀に建てられたと言われているので聖三位一体教会も同じ頃に建てられたものだろう。

その時代は当然車や建築機材などあるわけもなく、さらにはオフリドからベラトまでは道路沿いで150km以上も離れている。

現代とは比べ物にならないくらい何もかも時間がかかったはずだ。

それでもこれだけそっくりな建物が作れるんだからすごいことだ。

きっと1個の教会を作ったら、次の土地へ移動してまた何年もかけて教会を作る。そしてそれが終わったらまた次の土地へ・・・

と、生涯をかけて布教に尽力した人たちがいたんだろうな、そう思うとロマンを感じずにはいられなかった。

きっと彼らはその仕事に誇りを持っていた気がする。人のためだと信じて作り続けてきたんじゃないだろうか。

・・・今の日本に誇りを持って仕事している人がどれだけいるんだろうか。

少なくとも自分は持てていなかったな。

帰国した後自分は何をするんだろうか。

まだわからないな。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

とても素敵な教会。

ベラティ城まで来たら是非この教会も見てほしい。

後ろの山々もダイナミックで素敵だ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

新市街には四角い団地のようなものもあり、旧社会主義時代の名残を感じた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ベラティ城は見どころが多くて大変だ。

 

 

ベラティ城の近くにビューポイントがあると言うのでそこにも行ってみた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

道中Azuが階段を登っていった。

mosariは下で写真を撮った。

Azuは階段を見かけるとすぐ登っていくタイプだ。

 

展望台はベラティ城から少しくだったところにあった。

ここからは対岸のゴリツァ地区がよく見えた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

このどこかに我々が泊まっているお家があります。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

新市街もばっちり。

バルカン半島はいつもモヤっとしていて遠くが霞んでいることが多い。

冬に来たらはっきり見えるのかな?寒そうでいやだけど・・

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

まぶしっ!

・・・

・・

そろそろお腹も減ってきたし、暑くなっても来たので下界へ。

9時過ぎにマンガレム地区に戻ってきた。

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小さな路地には黒いニャンコと黒いわんこがくつろいでいた。

すると別の方向からニャーという鳴き声。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

可愛いにゃんこが窓からこちらを見ていた。

平和な路地にほっこりしていると突然ドアが空いて住民のマダムが外に出てきて、わんことにゃんこの名前を教えてくれた。

普通自分の家の前に観光客がウロついていたら嫌がる物だけれど、ベラトの住民は観光客にスレておらず、すごくフレンドリーだ。

こちらから挨拶してもちゃんと返してくれるし、なんなら向こうから挨拶してくれる。

 

マンガレム地区の外れに戻ってきたところでAzuが、

 

どうせなら協会も行っちゃおう

ま、まじっすか

 

9時をとっくにまわっているので30度以上になっていたし、何より腹が減っていたので家に戻る気満々だったが、Azuはまだ見足りないらしい。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

下界に戻ってきたばかりだが再び別の坂道を登った。

10分もしないくらいで目的の教会に到着。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

どうやらここも先ほどの教会と同じような作りのようだ。

近くで見たかったが門が閉ざされていた。

たぶん観光客は入れないのかな。。。

仕方なしにトンボ帰りだ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

帰りの坂では我々の泊まっているゴリツァ地区がよく見えた。

窓が千個あるかな?

 

下界に戻ってきてふと振り返る。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

さっきまでいた教会と、山の天辺には展望台が見えた。

さっきまであんな高いところにいたのか。

 

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

出発時は優しかった太陽も今では力一杯ゴリツァ地区を照らしていた。

 

思ったよりお腹が減ったのでゴリツァ橋を渡ったところにある個人商店みたいなところでフルーツを買うことにした。

そして暑かったのでこいつも・・・

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト
  • コカコーラ400ml:100レク(144円)

全然安く無いんだよな・・・

美味しかったけど。

 

朝食

10時過ぎに家に戻ってきた。

もう汗だくだ。

さっきコーラ飲んだけど全然足りない。

まずは冷たい水。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

フィリピン留学中に出会ったサウジアラビア人のファリスがくれたポット。

結構な大きさで持ち運びが大変だけど、冷蔵庫に冷たい水を保管してくれるのでこう言う時はめっちゃ助かる。

窓からはさっきまで登っていた教会と展望台が見えた。

 

2時間のつもりが3時間も歩き続けたので腹ペコだ。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

古民家の窓辺で朝食。

もう最高すぎる。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト
  • トマトスープ
  • パン
  • トマト
  • バナナ
  • ヨーグルト

バナナが高くて昨日買わなかったんだけど、腹ペコだったのでコーラを買った商店で追加で買ってしまった。

 

朝食を食べたらお昼寝タイム 笑

 

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昼食と夕食

朝食を食べおわったのが11時過ぎなので昼も必然的に遅め。

もともと昼はケバブでも食べようかという話をしていたのだが、Azuはお腹減っていないと言うことでパス。

14時半ごろにmosariが1人で食べにいくことに。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

めっちゃ雨降りそう(;´∀`)

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

曇った千の窓を持つ街もいい雰囲気だな。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

川では網投げ漁をしていた。

こんな水が少ない状態で捕れるんだろうか・・・

 

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ドネルケバブ200レク(289円)なり。

最初からフライドポテトがINされてるタイプ。

安めだから仕方ないけどサイズ的にはもう少し大きいと嬉しかった。

おやつだな。

・・・

・・

夕食までは今後の調べ物したり、Instagramでもらっていた質問を返したりしてまった〜〜り過ごす。

だらっとして夕食。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト
  • ズッキーニとツナのパスタ
  • カレー風味のきゅうりの塩揉み
  • もも

桃は今朝の散歩の帰りに買った物。たぶん50レクくらい(73円)。

日本のジューシーな甘い感じではなく、ちょっと硬めで酸っぱい感じの。暑い国だとこういうテイストの方がありがたいかも。

 

夜散歩

んで19時に再び外へ。

ほんの少し雨が降っていたが気になるほどでは無いのでそのまま歩くことにした。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

黄昏時のベラトの街もまた美しかった。

 

この通りを歩いていると、

 

ヘロー!どこから来たの?

 

小さな子供たちに話しかけられた。

一番大きな子で6歳くらい、アルバニアに住むお人形さんみたいに可愛い子たち。

 

僕たちは日本から来たんだよ。

ドラゴッボッ!

 

嬉しそうにドラッゴボッと言う彼女。

なんのこっちゃ?

 

え?ドラゴッボッ?

 

するとその子たちは次々と何かを言い出す。

 

ゴクー!

カカロッ!

ベジータ!

 

ここでようやく気がついた。

 

ドラゴンボールか!w

 

アルバニアの6歳くらいの女の子がドラゴンボール知ってるとは・・・鳥山先生すごいことですよこれは。

 

名前はなんて言うの?

Azuとmosariだよ。

Azu!mosari!

 

めっちゃ可愛い子に名前を呼んでもらってAzuがキュン死にしそうになってました。

 

しかしこんな小さな子供たちでも英語喋れるのか。

日本は・・どうなんだろう?今の子供達は小学校からあるんだっけかね?

 

橋の手前でマンガレム地区を見ていた。

徐々に夜の帳が下りてきた。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ポツポツとライトが点灯していく様は見ていてとても綺麗だった。

30分ほどで真っ暗になったので宿に戻ることにした。

帰りはゴリツァ地区の旧市街を通って帰ることに。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

振り返るとマンガレム地区の旧市街が見えた。

ゴリツァ地区は観光客もほとんどおらずとても静かだった。

夫婦 世界一周 アルバニア ベラト

ゆーーっくり歩いて宿に戻った。

 

我々は観光客だけど、こうして旧市街の古民家を借りて、小さな八百屋や商店で野菜を買って自炊する。

ちょっとだけ暮らしてるような感覚。

すごい充実感だ。

 

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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。

明日も朝から散歩かな。

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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