【世界一周165日目】2023.09.16 ジョージア カズベキ
気温7度〜16度
歩数:19,659歩
1ラリ=56.3円
今日の予定
- 天国に一番近い教会へトレッキング
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朝食
夜中暑くて目が覚めた。
昨晩はあまりの寒さにヒートテックなど着込んで寝た。
が、どうやら少し着込みすぎたようだ。
・・・
・・
・
mosari〜
Azuの声で目が醒める。
時計を見ると8時。
タイマーを7時半にかけていたはずだが止めた後にまた寝てしまったようだ。
昨日はあまりの寒さに夜頭痛がしていた。
風邪を引いたかと思ったが、朝の時点では大丈夫そうだ。
葛根湯が効いたかな。
遅めの朝食。
キッチンに向かうと隣の部屋にいたたぶんロシアの女性3人組が朝食を食べているところだった。
共有キッチンは当然自分が使った食器類は自分で洗うのがマナーです。
もちろんそれは鍋とかまな板とかのキッチン用品も同様です。
彼女達は鍋を2個とも使いっぱなしで朝食を食べ始めていた。
僕らも鍋を使いたいが彼女達は大声でおしゃべりして気にもしていないようだった。
キッチンも使いっぱなしで汚いし彼女達のもので溢れていた。
共有のバスルームも彼女達の私物で溢れていた。
邪魔にならない場所に置いておく部分には構わないのだけど、一番いいところに使いっぱなしにしてるんだよな。
朝から嫌な気分になりながら彼女達が使った鍋を1個洗ってスープを作った。
ジョージアではインスタントのスープが売っていないので、持っていたコンソメと塩、胡椒を使ったコンソメスープ。
キャベツとパプリカの野菜たっぷりスープ。しかも卵入り。
優しい味で朝からすごく温まった。
パンにはチーズをつけて食べて、共有スペースに用意されていたコーヒーと紅茶をいただいた。
朝からしっかり食べれていざ出陣。
天空の教会Gergeti Trinity Churchへ
10時過ぎに宿を出発。
今日は天空の教会と呼ばれているGergeti Trinity Churchを目指します。
mosariがジョージアという国に興味を持ったのもこの教会のおかげ。
いつか見たいと思っていた景色を今見に行きます。
庭に植えられている花がかわいかった。
周りをぐるっと高い山に囲まれており目眩がするほどの絶景に卒倒しそうになる。
とにかく山が高い。
今日目指すのは上空にそびえる教会だ。
宿はカズベキの端の丘の上にあるので一度下って川を渡って対岸のGergeti(ゲルゲッティ)の村を超えて山を登ることになる。
Gergeti Trinity Churchへのアクセスは徒歩かタクシーのどちらかだ。
タクシーの場合は駅前のターミナルに腐るほど客引きがいるので簡単に捕まえることができるだろう。
我々はもちろん徒歩を選択。
1時間半ほどもあれば到着できるそうだ。
正確な距離はわからないがおよそ4km、高低差は470mほどと思われる。
それなりに急な山道を登っていくことになる。
朝方はかなり寒かったのでそれなりに着込んでいたがすぐにそれが失敗だと気づいた。
登り始めるとあっという間に暑くなる。
長袖なんか着てこないでTシャツでくるべきだった。
もちろんすぐに上着を脱いだ。
まずはゲルゲッティの村まで歩いていく。
この村では牛や馬が当たり前のように歩いている。
カズベキの村自体が標高1,500mほどに位置しているし、山に囲まれた村ということで空気はとても澄んでいる。
深呼吸をすればさぞ空気が美味しいだろう。
スーハー!
・・・
・・
・
くさっ!
そう、牛や馬がどこにでもいるということは排泄物も当たり前のようにどこにでも落ちているのだ。
しかも大きいというか量が多い。
のどかな村を超えてトレッキングコースの入り口へ。
もうこの時点でかなり急な坂を登っていて汗だくになってしまった。
トレッキングルートの入り口はここ。
トレッキングルートは人が通った轍があるので基本的に迷わないと思いますが、2箇所だけ分岐があったのでそこさえ間違わなければ足腰が悪い人じゃなければアクセスできると思います。
山の南側を西側にかけてぐるっと回るルートです。
しばらく登っていくと最初の分岐点がありました。
目印は右側奥にそびえるゲルゲッティタワーです。
ついつい目指したくなりますがそちらはハードコースです。
左側の道がイージーコース。
分岐点の石に誰かが書いてくれた標識がありました。
Azuは迷わずイージーをチョイス。
もうここからはずっと気持ちの良い景色が続いていた。
谷底を流れる川のせせらぎを聴きながら山の隙間を登っていく。
少し進んで後ろを振り返ると先ほど見たゲルゲッティタワーが見えた。
ジョージアに入ってからお疲れ気味だったAzuもすっかり元気になった。よかった。
ハードコースと合流したらまた次の分岐点があった。
こちらは右側の道が正解。
左側の道は使う人が少ないのか道が少し草が茂っていたので誤りだとすぐに気づくことができるはず。
ハードと合流したらすぐ右です。
登ります。
Azuも頑張って登ります。
ちょっと休憩!
先ほど脇を通ったゲルゲッティタワーがもうあんなに小さい。
おやつにクッキーを食べることに。
4ラリくらいするのが1.9ラリ(107円)と半額になっていた。
元が高いだけにとっても美味しかった。
やはり山登りには甘いものですね。
その後もぐんぐんと高度を稼いでいきます。
けっこう急なのでゆっくり滑らないように進む。
Azuが何か叫んでいます。
なになに?
お煎餅が食べた〜い
疲れてるんですね。先に進みましょう。
橋を渡ってゲルゲッティ村に入ってから1時間20分ほどで目的の教会の付近に辿り着きました。
教会の先にはまだまだトレッキングルートが続いており、その先には氷河があるそうだ。
重装備のハイカー達が登っていくのが見える。
氷河は見てみたいが我々の装備と体力では難しいだろう。
・・・
・・
・
教会には多くの人がいた。
日本人も見かけた。
格好から察するにほとんどの人が車で来たようだ。
我々は歩いてここまで来たという謎の優越感を感じながら教会の端にあるテラスにやってきた。
我々が止まっているカズベキの村がよく見えた。
ここまでよく登ってきたもんだと感心する。
ついにこの目で天空の教会を見たことでめっちゃ嬉しいmosari。
え、早く教会見せろって?
山の上に建つその教会は空にとても近く見える。
なるほど、これが天国に一番近い教会と言われるゆえんか。
教会の裏手回ってみる。
雲がなければ雪の帽子を被った山々が見えるのだが、薄暗い雲が発生してしまっていた。
それでも十分に美しかった。
この絶景にはAzuも大喜び。
ずっと見たかった景色を見れた感動を分かち合えるパートナーがいるってのは本当にありがたいことだ。
ジョージアらしい素朴な自然を見れて大満足ですほんと。
教会を見ながら昼食のサンドイッチを食べることにした。
Azuが作ってくれたサンドイッチだ。
マヨネーズが売っていたから卵と玉ねぎを使ったタマゴパン。
景色の良さも相まって美味しすぎ。
ちなみに歩くのをやめるとクッソ寒いです。
たまらずダウン着てます。
食後はかなり怪しい雨雲が氷河の方からやってきているのが見えたので軽く見て早めに下山することにした。
もう御伽話の世界すぎていつまでもここにいたかった。
その孤独さがこの教会を特別なものにしていると思った。
それがゆえ無作法に伸びていく舗装路が似合わない。
最近できたらしいが、無い方がよかったな。
野生の馬も多く生息しており、こんな光景がたった1時間ちょっとのハイキングで見れるなんて驚きだ。
麓からタクシーなら10分ちょっとでこれてしまうはずだ。
昨日のカズベキまでのバンで一緒だったチャイニーズガールや、ヒッチハイカーとも再開した。
やはりここは外せないスポットなんだな。
Azuはもっと居たそうだったが雨が心配なので切り上げることに。
その前に世界地図Tシャツを塗り塗り。
14カ国目ジョージアを塗り潰しました!
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
もっと見ていたくて何度も何度も見上げてしまう。
こんな自然と調和した美しい教会があるなんてほんと驚きだ。
ずっと見てみたかった教会をこの目で見れて本当によかった。
この後は急いで下る。
1時間20分ほどかけて登ったが帰りは45分とあっという間だった。
けっこう急なのでmosariの昔痛めた膝が痛くならないか心配だったが無事に下山できた。
この調子で下れる距離を伸ばして行きたいな。
麓のゲルゲッティ村に着いたところで雨雲に追いつかれてしまった。
ポツポツと弱い雨が降り始めてる。
結果的にポツポツレベルで済んだのでよかったのだが、これが下ってる途中だったら強くならないかハラハラしたことだろう。
帰りはスーパーに寄って今日の夕食の調達。
レジで並んでいる時に韓国人の方と少ししゃべった。
彼は今日この村の近くにあるジュタバレーに行ってきたんだそう。
興味があったのでお会計後にどうやって行ったのか聞いてみた。
120ラリ(6,757円)で5時間タクシーをチャーターしたそう。
やっぱりチャーターかぁ。。たけぇし交渉めんどくせぇなぁと思っていたら
明日トゥルソーにハイキングにいくんだけど、一緒にどうだい?タクシー代がシェアできるよ。
ありがたい申し出だった。
しかしトゥルソーがどんな場所かわからないから後で連絡することにしてインスタグラムのアカウント名を教えてもらって別れた。
頑張ったご褒美に0.65ラリ(37円)のアイスを食べた。
うめぇ。
途中のパン屋でナンのようなパンも買った。
奥の窯で焼いているようだったので覗いてたら店の中に入れてくれた。
うおーすげぇ。
次から次へと焼き上がるパン。
そして次から次へと地元のおばさまが買っていく。
こりゃ地元にも好評なパンなんだな。
1個1.4ラリ(79円)
帰り道で撮影したのにも関わらず右下が欠けていますね。
Azuがつまみ食いしています。
うまーうま!
それはよかった。
あまりの美味しさに感動するAzu。
途中で車が土煙あげながら走ってきたら、
うちの子が!
そう言いながら身体で庇ってましたw
・・・
・・
・
宿の手前でアラブ系の若者8人くらいに声をかけられた。
ヘイ!あの教会に行きたいんだけどどうやって行くのか知ってるかい?
今行ってきたところだよ。タクシーか徒歩で行けるよ。
徒歩でいけるのかい?
うん、山の左側から行けるよ。
OK!行ってくるよ。
え、今から。
そうさ、ありがとう!
今から登ったら帰りは暗くなるかもしれないし、何ならめっちゃ雨降りそうなんだけど・・・
若いって素晴らしいなと思いながら宿に到着した。
と、その瞬間に、
写真では伝わらないが横殴りの強い雨が降ってきた。
彼らはこの雨で諦めてくれただろうか。
後少しでも遅かったら我々もこの雨の中だったと思うとゾッとする。
山の天気は本当に変わりやすい。
朝は雲ひとつない晴天だったからね。
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夜
16時すぎに帰ってきたのでそのままシャワーを浴びて、夕食。
その間に先ほどの韓国人の方にインスタグラムでメッセージを送ったんだけど、ずっと既読がつかなかった。
こういうのはタイミングもあるけど、なかなか難しいもんだな。
明日どうしようかな。
夕食はカレーとナンのようなパン、青リンゴだ。
カレーは
- ナス
- ジャガイモ
- パプリカ
- 玉ねぎ
- トマト
- にんにく
- 鶏むね肉
これらをカレー粉、塩、胡椒、コンソメ、醤油で味付けをした。
パンの美味しさもあり、とても美味しかった。
鶏むね肉も入っていたのでトレッキングの後のタンパク質補充もばっちりだ。
その後も雨が降り続けたおかげで洗濯物が外に干せない。
明日乾くか心配だ。
っていうか明日どうしようかな。
タクシー交渉とか下手くそだからなぁ・・・
って言うかSIMカード無いからトレッキングの後に合流するのとか大変そうだし。
むむむむ・・・ぐぅ。
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日は1日晴れますよに。
それでは!