【世界一周289日目】2024.1.26 メキシコ サン・クリストバル・デ・ラス・カサス
気温:12度〜21度
歩数:12,063歩
1ペソ=8.57円
今日の予定
- グアテマラへの移動方法調査
- 成塚Familyに会いに行く
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目覚め
8時ごろにのそのそと起き上がる。
今日は夕方に人に会いに行くのでそれまではまったりグアテマラへの移動方法を調査するつもり。
昨日お疲れだったAzuも大丈夫そうだ。
朝食はサクッと。
お湯は右上のステンレスポットで沸かす。
ティファール的なやつも便利だけど、こういう昔ながら器具でお湯を沸かすのはなんとも情緒的で良き。
熱くて素手じゃ持てないけど(;´∀`)
食後は部屋の中が寒いので屋上でグアテマラへの行き方を調べていたら・・・
夢を追いかけてメキシコへ
あ、こんにちは
日本語で声をかけられた。
アジア系の人が宿泊してるなぁと思っていたが、日本人だったのか。
長髪に髭ぼうぼうだから気づかんかったな。
話をしてみるとなんと彼はまだ学生だった。
学生に見えないっすね。
舐められない方がいいと思って・・・
それはちょっとわかる。
Youは何しにメキシコへ?
あー自分コーヒーのこと知りたくて、農園とか回ってるんですよ
ということは卒業したらコーヒー関連の仕事を?
はい、豆を輸入するビジネスとかできたらいいなって。
・・・すごくないですか?
大学を休学してまで将来のためにはるばるメキシコまで来たんですよ?
信じられない。
Z世代は色々と評判がアレだが、こういう思考を持った主体的に動ける人材もいる。
もちろんツテもアテも無いのでカフェに突撃して農園との仕入れに同行させてもらうようにお願いしているらしい。
もうおじさん感動ですわ。
mosariの大学時代なんて家か部室でずっとMMO(オンラインのパソコンゲーム)しかしてなかったよ。
英語もスペ語も喋れる訳では無いそうだが、必要な単語を駆使して道を切り開いていっているそうだ。
すげぇ情熱を見て胸が熱くなった。
めっちゃ応援している。
頑張れ!
話をしていたらあっという間に1時間以上経っていた。
12時になっていたので昼食。
トマトとズッキーニと玉ねぎのパスタ。
長いパスタが美味くて仕方ない。
前半戦は鍋がいいのが無くて短いマカロニみたいなやつしか食べてなかったから・・・
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グアテマラへの道
さて、明日グアテマラに行きたい。
が、今年の1月に反対側から移動してきた人が王道ルートが通れないという情報をポストしてくれていた。
王道ルートはこんな感じ。
- San Cristóbal de las Casas → Comitán
- Comitán → Ciudad Cuauhtémoc
- Ciudad Cuauhtémoc → La Mesía
- La Mesía → Huehuetenango
- Huehuetenango → Quezaltenango(1日でここまでは行ける)
上の画像では省略してしまっているが、ComitanからはCiudad Cuauhtémoc行きのバスに乗り、降りたらすぐにメキシコ側の国境があり、そこを抜けたら中立地帯を乗合タクシーで移動してグアテマラ側の国境があるLa Mesiaで入国する。
ウエウエテナンゴからケサルテナンゴ(シェラ)までも1日で到達可能だが、その場合はサンクリを早朝(AM6時)とかに出ないと厳しいらしい。
ケサルテナンゴ(シェラ)へはバンや乗合タクシーを乗り継いで合計5回の道のりだ。
だが情報に寄ると上の2番に当たる道が封鎖されているらしい。
いつ空くかどうかわからないそうだ。
宿のスタッフ2人に聞いてみた。
1人は、
王道ルートで問題無いよ。めっちゃメジャーなルートだよ。
もう1人は、
道が封鎖されてたり国境が封鎖されてることがある。ツアー会社に頼むのだがいいよ。
と言う。
うーん、どっちを信じたらいいのやら。
ツアーなら確実なのはそうなんだろうけど・・・
迷ってても答えが出ないので街のツアー会社に聞いてみることにした。
街を歩けばこんな感じでツアー会社は多く見つかる。
Googleマップで「Tour」と検索すればこの通り。
セントロ付近に多くのツアー会社があった。
オラ!グアテマラに行きたいよ
グアテマラ行きは扱ってないよ
瞬殺(;´∀`)
全部で10軒くらいに聞いたかな?
そのうちグアテマラ行きのツアーを扱っていたのは4社。
- ケサルテナンゴ行き:1,100ペソ
- アンティグア行き:1,500ペソ
- 土日はやってない
と言うことがわかった。
4社中3社がケサルテナンゴ行きが1,100ペソ(9,503円)だった。
値下げもできなかったのでこれが下限だろう。
また、王道ルートで使う「La Mesía」の国境は使っていないらしい。
- タパチュラの街経由でその近くの国境
- La Mesíaの近くのGoogleマップにも載ってない国境
- Gracias a Diosという国境
などバス会社によってルートは様々だった。
いずれも14時間程度と言っていた。
朝6時に出発するので20時ごろにQuezaltenango(ケサルテナンゴ)に到着するようだ。
とりあえずLa Mesíaを使う王道ルートを使っていないと言うことは何か問題が起きているのだろう。
自力で王道ルートは使わない方が良さそうだ。
と、なるとコミタンまで行って「Gracias a Dios」の国境越えが有力だろうか。
でもそうなると1個懸念がある。
国境を超えた後のグアテマラ国内の移動部分がまぁ立派な山道なのだ。
相当な悪路が予想される。
Azuがオアハカ→サンクリ間でだいぶやられているので心配だ。
それに情報がほとんど無いのでどこまで辿り着けるかがわからない。
宿を取ることもできないので全く知らない街で飛び込みになるのもちょっとアレだ。
これは結構ハードになりそうだ(;´∀`)
ツアー・・・なのか?
街から街へ移動するのにツアーを使ってたらこの先心配だ。
それとも王道ルートが使えないから仕方なし?
むむむ。
答えはまだ出ていないがとりあえず時間切れ。
一度宿に戻り、17時の待ち合わせに向けて宿を出た。
サンクリの街は相変わらず素朴で可愛い。
17時に指定された住所に到着した。
子連れだって旅をしていい
家の前で待っていると、
あー!いらっしゃーい!
そう言って出迎えてくれたのはnarizuka_familyのパワフルお母さんのYuriさん。
その傍らには小さなTao君。
そう、narizuka_familyは子連れで世界一周をしている最中なのだ。
我々と出発した時期(2023年4月頭)がほぼ同じだったためずっとInstagramで繋がっていたのだが、ついにここメキシコのサンクリストバルで日程がぴったり一致したのであった。
こんな偶然あるのだろうか、この広い世界で会えるなんてまるで奇跡みたいだ。
お家の中に入ると旦那さんのTetsuさんもいた。
2階から長女のGaranpi、Sanちゃんも降りてきた。
Tao君含めて3人子連れで旅をしているnarizuka_family。
本当に元気いっぱいのnarizuka_family。
子供と一緒に旅をするってのはこういうことなのかと驚くばかりだ。
すっごい賑やか。
もちろんそれゆえの難しさは我々が想像する以上だろう。
でもそれ以上に毎日が楽しくて仕方ないと言うYuriさんTetsuさん。
世界一周という行為はすごいハードルが高いと思っていた。
元々は20代の独身が行う限られた行為だったと思う。
最近ではハネムーンと称して行うカップルも増えた。
でも子供を授かったら終わり。
次の機会は子供が大きくなった20年後。
ほぼ老後の楽しみになってしまうもんだと思っていた。
でも全然そんなことない。
10歳、6歳、3歳の3人で旅をしている人が目の前にいる。
すげぇ衝撃だった。
行けたらいいな。できたらいいな。
ならそれを実現するためにはどうするのか?
それを本気で考える。
できない理由を考えるんじゃ無くて、できるための方法をひたすら考える。
覚悟を決めたらあとは実行するだけだ。
それで失うものも確かにあるかもしれない。
でも子供達と一緒に世界一周できるなんて一生の宝物になるに違いない。
子供達もこの非日常の日々をうっすら覚えてるだろう。
きっと将来にもいい影響を与えるだろう。
しかもこの家族のすごいところは、あくまで旅にこだわっているところ。
子連れでアマゾン川を目指してボートで移動していたり、その過程を大事にしているところ。
たくさんの出会いや
トラブルや経験を経て
出会う景色は
自分の価値観を大きく変えて、
新たな視点を持つきっかけになる。
目的地はどこでもいい。
辿り着いた場所が
全く映えない平凡な景色でもいい。
大切なのは目的地に
辿り着くまでの過程なんだ。
そこに面白さを見つけることができたなら
どんな困難も困難のように見えてるだけで
無駄なことなんて存在しない。
Instagramのポストより
そう言って旅を楽しんでいる。
これ、言うのは簡単だけどめちゃめちゃ難しい。
今ですらグアテマラへの移動方法についてツアーを使ってしまおうかと悩んでいる我々。
子連れでもこのスタイルを貫いているのは本当にすごいとしか言いようが無い。
最高の家族と旅の形だと思った。
子連れでも、いや、子連れだからこそできる旅がある。
子供がくれたギフトのような時間。
それを命を燃やしながら毎日輝かせている。
きっと彼らの旅は多くの人の希望になるんじゃないかと思う。
narizuka_familyのInstagramは要チェックです。
そんな訳でnarizuka_familyと楽しい楽しいケサディーヤパーティーの始まりです。
我々がオアハカでチーズを買っていたのはこのためだったんです。
おチビの3人も手伝ってくれて賑やかな夕食。
ケサディーヤの生地であるトルティーヤは小麦とトウモロコシの2種類あるそうだ。
せっかくだからとTetsuさんがトウモロコシの生地も買ってきてくれて両方食べ比べ。
うん、どっちも美味しいw
って言うか手作りケサディーヤめっちゃ美味しいい・・・・!!!
お店で食べると周りを油?で揚げたり、汁っぽいソースがかかっていたり結構べちゃべちゃしてることも多いんだけど、そのまま焼くと生地がパリッと焼けていて美味しい。
中の具もYuriさん手作り。
もう本当に最高。
夢中になって食べてしまった。
YuriさんTetsuさん食べてばかりですいませんでした(;´∀`)
ケサディーヤの後はクレープ。
なんとこれ長女のGaranpiの手作り。
しかもこれを街で売っているというのだから驚きだ。
我々もまだ海外で稼いだことがないと言うのに、この娘は自らクレープを作り、街に売りに行っている。
ガランピいくら稼げたの?
うーん?500ペソくらい?
おじさんの財布の中身より多いじゃないか。
親もすごいが子もすごい(;´∀`)
食後も旅の話は尽きない。
Yuriさん:私たちはウユニ塩湖に10月に行ったから鏡貼りは見れなかったんだよね。わかってて行ったんだけど。
ガランピ:えー!なんでー!鏡張りみたかったー!
Yuriさん:だってママとパパ鏡張り見たことあるもん。見たいなら自分で行っといで。
かっこよすぎるw
そう、YuriさんとTetsuさんはすでにそれぞれ世界一周済みなのだ。
根っからの旅好き夫婦。
我々は今後南米に向かうので色々と教えてもらった。
昔と比べると随分治安も良くなったそうだ。
そしてアマゾン。
ツアーで行くのが一般的なのでどうしようかなーと悩んでいた。
ツアーでアマゾンに行っても観光地化されてそうで不安なのだ。
でもnarizuka_familyが行ったルートは完全ローカル。
絶景が待っている訳ではないが、地元民たちと一緒に船でアマゾンを目指すのはとても楽しそうだった。
時間がけっこうギリギリだが、できれば組み込んでみたいものだ。
話は尽きず、気がついたら22時。
お別れして帰ろうかと思ったら、
明日も来てー!
絶対だよー!
ゆびきりげんまん!
子供達から熱烈オファーがw
土日は国境が閉まっているという噂(本当か?)があるのでもう土日はゆっくりすることにした。
だから予定的には大丈夫。
また明日の再会を約束して家を後にした。
narizuka_familyの皆さんと一緒に。
22時過ぎだったけど街は元気。
危ない感じは全然しない。
むしろ夕方には無かったナイトマーケットがあったりと賑やかだった。
宿の前は流石に人気が減るが、それでも大丈夫そうだ。
宿に戻ったらもう時間が遅かったので、洗濯はせずにシャワーだけ浴びてすぐに就寝。
今日は大学生や子連れ家族など、夢を追いかけている人に出会えてめちゃめちゃ有意義な1日だった。
自分もそのうちの1人だと思いたいけど、他の人と比べると地味な我々。
いや、比べても仕方ないんだけどね。
実りある世界一周にしたいと思う。
よく
世界一周しても何も変わりません。
そんな結論を出す人も多い。
でもそれは自分次第だ。
これをきっかけに我々も転機を迎えるぞ。
Change Gears
フィリピン留学で出会ったデイビット先生に教えてもらった言葉。
ギアを変えてもっと幸せになるぞー!
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明日もゆっくり予定・・なんだけどまさかの(;´∀`)
そ。それでは!