アブハーで過ごす最後の夜はクナーファのように甘い時間 サウジアラビア【世界一周225日目】

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

【世界一周225日目】2023.11.15 サウジアラビア アブハー

気温:11度〜19度

歩数:4,548歩

1リヤル=40.33円

今日の予定

  • バスターミナルでチケットを購入する
  • 日本食を作るぞ!
mosari
日本食を2人に振る舞うつもりが、気がつけばパパとお婆様にも!

 

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目覚め

8時すぎにうだうだ起きる。

最近朝がすごい眠いのは何故だろうか。

夜更かし上等のサウジタイムに侵されつつある気がする。

 

うだうだして10時ごろに朝食を作って食べた。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

昨日のピタパンが残っていたのでサラダとスクランブルエッグを作ってパンと一緒に食べた。

 

今日はバスターミナルに行ってチケットを買いたいのでミシが起きてきたら連れて行ってもらうつもり。

まぁしばらく起きてこないだろうと思って部屋でアフリカについて調べた。

南アフリカはレンタカーを借りて回れると良さそうなのだが、ふとyahooを開くと・・・

 

グーグルマップのナビに従って旧黒人居住区を通ったアメリカ人観光客、強盗に顔を撃たれる(南ア)

 

恐ろしいニュースが流れていた(;´∀`)

や、やっぱりアフリカは一筋縄ではいかなさそうだ。

 

やっぱり僕らは日本人

ミシもサラも起きてこないので昼食を作って食べた。

なんと今日のご飯は、

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

ぎゃああそうめんんんん!!

 

ちゃんと麺つゆと生姜、そして炒りごまでつけ汁もばっちり。

 

うますぎるううううう!

 

サウジアラビアのカブサも美味しいけど、やはり麺つゆ味は壊滅的な美味さである。

ちなみにこれらの貴重な日本食材はヨルダンで合流したアヅミちゃんに持ってきてもらったものである。

ありがとうアヅミちゃん、大活躍しています。

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2023年11月3日

 

あまりの美味しさにやはり我々は日本人であることを再認識。

ふとテーブル目をやるとお煎餅の袋がある。

これもアヅミちゃんに持ってきてもらったお煎餅なのだが、ミシとサラに食べたかったら食べてと置いておいたものだ。

・・・

・・

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

ククク、減ってますなぁAzuさん

間違い無いですなぁmosariさん

 

夜な夜などちらかが食べているみたいだ。

そして面白いのがチャックが空いていること。

大容量パックだからチャックで閉められるようになっているのだが、チャックが全開だった。

たぶんこの国にはジップロック的なものが無く、使い方がわからないのだろう。

・・・

・・

うますぎる食事に満足して午後も調べ物をしたり今後の旅程について相談したりした。

 

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バスチケットを入手せよ

16時になってもミシは起きてこない。

バスチケットが何時まで買えるかわからなかったが、そろそろ買いに行きたい。

部屋のドアをノックしつつ、

 

ミシ!起きてー!

・・・

ミシー!ミシー!

うぇーーい

バスチケット買いに行きたいよー!

うぇーーい

 

なんとか起きてくれたが、毎回ここからすぐには起きてこない。

起きてくるのを待ったが先にサラが降りてきた。

 

もうバスチケットは買えた?

まだ。ミシが起きてこないのよ。

おーーーなんてこと、今から買いに行きしょう。

 

さすがサラ、しっかりしている。

18歳の運転する車でバスチケットオフィスへ。

SAPTCOと言う大手のバス会社。

前回来た時はアバからジェッダ行きのバスがあるのと、6時と13時のバスがあることを確認している。

だが、前日に出直してきてくれと言われて買うことができなかったのだ。

 

バスの存在と時間もわかっているので明日13時のものが欲しいとお願いした。

 

明日ジェッダ行き、13時のやつが欲しいよ。

13時半でいいか?

(あれ13時じゃないのか、まぁいいか)じゃあそれで。

 

この間聞いた時と30分ズレていたが気にせず買うことにした。

チケット代は1人184リアル(7,425円)だった。

 

た、たけぇ!?

イランだと国内の長距離バスが1,000円以下で乗れた。

一気に10倍近い運賃に背筋がひやっとした。

とは言え乗らない訳にはいかないので、購入。

 

が、クレジットカードがエラー、三井住友のVISAがダメ、楽天のマスターもダメ。

仕方ないので財布を開けて残りのキャッシュを確認してみた。

・・・410リアルほどある。

ここで2人分の368リアル払ってもギリギリ40リアル残る。

 

40リアルはジェッダの空港に向かうシャトルバスで必要になる。

本当にギリギリだが現金で支払うこと自体はできそうだ。

現金を使う機会が無くて残っていて助かった・・・

 

なんとかチケットを入手できたら家に戻って夕食の準備だ。

 

思わぬ客人

てっきりミシとサラと我々4人だと思っていた。

が、いつの間にかサラのお婆ちゃんがお家に来ていた。

しかも聞けばパパも別荘から帰ってくるらしい。

と言うことは6人分!

・・・

・・

緊張するううううう!

 

サラとミシはともかく、パパとお婆ちゃんが日本の味付けを気に入ってくれるか怖すぎる(;´∀`)

しかし、やるしかねぇ!

Azuと腹を括って作り始めた。

 

サラとミシも手伝ってくれる。

途中でパパも帰ってきて、皆で作る夕食。

 

Azu鶏肉はどれくらいのサイズ?

mosariソイソースはいる?

じゃあ鶏肉は僕が焼くよ

 

ミシもサラもパパも積極的に確認しながらやれることをやってくれる。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

超平和な夕食時。

 

そして出来上がった夕食。

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  • チャーハン
  • 麺つゆ味の野菜のグリル
  • 鶏肉のケチャップマヨソース

チャーハンは彼らの伝統料理であるカブサを真似て大皿で取り分けるスタイルにした。これなら各々好きな量が食べられるので合理的だ。

 

野菜のグリルは前回サラが気に入っていたものを再度作った。

本当はツナを使った別のサラダにしようと思ったのだが、ツナは2人とも好きじゃ無いと言うことで変更した。

鶏肉は彼らも馴染みのあるケチャップとマヨで味付けした。

チャーハンの薄い塩味が好みに合うかわからないが、鶏肉があればきっとそれをおかずに食べることができるだろう。

 

6人でテーブルに座って夕食を食べ始める。

緊張の一瞬。

・・・

・・

パパはフライング気味に食べ始める。

 

ベリーグー!ベリーグー!

 

よし!ミシパパは喜んで食べてくれる。

 

このお野菜が気に入ったわ

 

お婆ちゃんも野菜をたくさん食べてくれてる!!

・・・

・・

ミシもサラもどんどん食べてくれて、少し多めに作った夕食はほとんど無くなった。

大満足の夕飯。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

広すぎて入らん(;´∀`)

 

お婆ちゃんは食事中もフェイスカバーを外さず、回りから見えないように下から口に料理を運んでいた。

たぶん親族でも無い男性のmosariがいるからだろう。

これもムスリムの文化なのである。

 

お世話になってばかりだったから最後に夕食を作れてよかった。

これも日本から調味料を持ってきてくれたアヅミちゃんのおかげだ。

改めてありがとうアヅミちゃん!

 

本当はそうめんもご馳走したかったんだけど、思ったよりもチャーハンが多くなってしまったのでまたの機会だ。

 

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友達と電話

食後は部屋に戻ってゲームに熱中するであろうミシを捕まえる。

フィリピン留学で一緒だったUカちゃんがInstagramで連絡をくれて久しぶりに4人で通話しようという話になっていたのだ。

 

ミシのスマホを使ってビデオ通話を開始。

しばらくすると画面にはUカちゃんの姿が映し出された。

 

ハーイ!Uカ!

 

久しぶりの姿に興奮する我々。

Uカちゃんは若いのに韓国語、英語、日本語と3か国語を操るトリリンガル。

しかもフィリピン留学を1ヶ月延長するくらいの情熱を持ったすごい子だ。

帰国後はさらに伸びた英語力を使ってさぞ活躍していることだろう。

 

すかさずミシが聞く。

 

Uカ!What are you doing after go back to Japan?(日本に戻った後何してるの?)

Nothing!(何もしてないよ)

 

どうやら我々と同じで人生の夏休みを謳歌している最中だった 笑

 

途中でネットワークが切れたり、ミシのスマホの電池が切れたりとなんやかんやあったが、久しぶりに元気そうな顔が見れてよかった。

日本時間は2時ごろだった気がするけど、ありがとう!

帰国したらまた会えるといいな。

 

お婆ちゃんからのお返し?

Uカちゃんとの通話の余韻に浸っていたら、サラがひょっこりドアから顔を出して言う。

 

Azu!タトゥーやらない?

 

どうやらお婆ちゃんがタトゥーをいれてくれると言うのだ。

タトゥーと言ってもヘナタトゥーなので一生消えないアレではない。

サウジアラビアでは女性がヘナタトゥーを入れるのは伝統的に昔から楽しまれているのだ。

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2023年11月16日

我々も先日ミシの親戚にもいれてもらっていた。

 

が、その時のはカジュアルにしてくれたのが、2日ほどで消えてしまったんだよな。

Azuは気に入っていただけにすぐに消えてしまい悲しんでいたんだよね。

でも今回はそうでは無いそう。

 

今日のはオリジナルだから1ヶ月は持つと思うわ!

 

そんな訳でお婆ちゃんにヘナタトゥーをいれてもらうことになった。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

こんな風にシールでマスキングして上からヘナパウダーにオイルと水を足して作った泥のようなものを乗せていく。

Azuは両手首から指先にかけて大きめのもの。

サラは手の内側に。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

おばあちゃんが孫にこうして伝統的な習わしを行っているのがとても美しく見えた。

日本だと伝統的な習慣ってドンドン廃れているし、なんかダサいように見えてしまう。

この感覚って何なんでしょうね?

こんなにも美しいのにな。

 

我々は子供がいないし、これからも持たないので自分たちの子、そして孫に何かをしてあげることも、残してあげることもできない。

だからちょっと眩しすぎる光景だった。

 

女性が楽しむ文化だけど、Azuばかりズルい。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

と言うことでmosariも右手の甲に小さいのを入れてもらいました。

2時間はこのままと言うことでサラがアラビックコーヒーを淹れてくれた。

談笑しながら2時間待つことに。

その間は上からラップのようなものをして手をカバーする。

Azuは面積が大きいので上からビニール袋を被されていた 笑

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

何もすることができないAzu 笑

寒くなってきたので上着を着せたり、飲み物を飲ませてあげたりしていると、

 

今日はプリンセスだね

 

そう言ってミシが笑っていた。

ヘナタトゥーの出来栄えは明日の記事をお楽しみに!

 

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クナーファとサウジの女性たち

待っている間にお婆ちゃんが買ってきていたお菓子をくれた。

カントリーマウムのようなやわらかいクッキーにナッツなどが乗っていた。

相変わらず砂糖たっぷりの激甘だったが、アラビックコーヒーと一緒だとよく合うのだ。

お婆ちゃんがドンドン勧めてくるので3個ほど食べたころ

 

クナーファ!

 

サラが突然叫んだ。

クナーファとはサウジアラビアの伝統的なお菓子だ。

そう言えば、家に来たばかりの頃に「ぜひ食べて!」と言われていたがすっかり忘れていた。

サラもそのことを思い出したのだろう。

 

今から買いに行きましょう!!GoGo!

 

アバヤを着てすぐに車に乗り込むサラ。

我々も慌てて車に乗り込んでクナーファ屋さんに向かう。

 

向かっている最中にサラがとんでもないことを言い出した。

 

オー!ソックス!

 

そう言って足を持ち上げるサラ。

見れば靴を履いておらず靴下のままだったw

 

これはなかなかに衝撃的だった。

靴を履くのを忘れるくらい慌てていても、アバヤを着て、顔を隠すことは絶対に忘れないのだ。

これがムスリムの聖地メッカを保有するサウジアラビアという国の女性。

 

厳しいルールに縛られている彼女たちにも驚くし、ミステリアスなアバヤとヘジャブの下には年相応の明るく元気な女の子がいることにも驚いた。

彼女たちが暮らしやすい国に変わるといいなと思った。

 

サラは普通に運転しているが女性が運転できるようになったのもつい数年前のこと。2017年だから6年前か。

女性が普通に働けるようになったり、女性だけでお店で食事を取れるようになったのはその後だ。

海外旅行だって女性だけじゃいけなかった。

 

それがイスラム教でありムスリムなのか。

 

フィリピンでそんな話を聞いた時はそれくらいにしか思わなかった。

そうやってアッラーの名のもとにそれらの制約を受け入れているものなのだと。

 

でも実際にサラを見ているとそんな自分の考えは間違っていたのだと感じる。

宗教うんぬんの前にアバヤの下には我々と変わらない普通の人間がいるのだ。

 

当たり前の権利を当たり前に得られるようになるといいな。

ムスリムのことをよくわかっていない部外者だが勝手にそう思った。

 

でもそうなっていくことをよく思わない人間もいるのだと思う。

ミシは店員と笑いながら買い物をする。基本的にサウジアラビアの店員は皆フレンドリーだ。

でもサラと一緒に買い物をしているとすごくそっけない態度をとっている店員ばかり。

その顔に笑顔はなく業務的だ。

でも他の男性客が来ると笑いながらすぐにそっちの接客をし始める。

 

できる限り女性を見ないことがリスペクトなんだとフィリピンでファリスに教えてもらったことがある。

 

でもここまであからさまな態度はやりすぎなんじゃ無いだろうか。

 

そんなことを思っていたらクナーファ屋さんに到着した。

サラは靴下のまま店内に入って注文していた。

やっぱり店員の態度はそっけないものだった。

 

10分ほどかかるようで車に戻って待っていたら、サラが隣のお店で何か買ってきてくれた。

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

アツアツの揚げたてのそれは小さなサモサのようなものだった。

サクサクの生地の中にはお肉などが入っていてサウジアラビア風揚げ餃子みたいなもんだろうか。

 

しばらく待っていると店員がクナーファを持ってきたのでお家に戻った。

サラは嬉しそうにナイフを持ってきた。

 

大きくて熱々の箱を開けるとそこには

・・・

・・

夫婦 世界一周  サウジアラビア アバ

とても大きく、カロリー爆弾にしか見えないクナーファーが鎮座していた。

上にはチョコレートとピスタチオクリーム。中にはクリームチーズという組み合わせ。それに付属の甘いシロップをかけて食べる。

 

パクッ。

 

あまああああああああい!

 

サクサクの生地の食感と共に口の中に広がる甘み。

美味しいけど、無糖の紅茶かコーヒーが絶対一緒に必要w

これまで食べてきたサウジデザートの中でダントツの甘みだった。

美味しいけどね。

 

 

クナーファを食べていたら23時ごろに叔父さんがメイドさんと一緒にやってきた。

リヤドから車で1,000kmのドライブをしてきたようだ。

早速アラビックコーヒーとクナーファを叔父さんに勧めるサラとお婆ちゃん。

 

コーヒーありがとう。でもクナーファはいいよ。

 

どうしてか聞いてみたら、

 

砂糖とり過ぎる。この国は砂糖をとりすぎるんだ。日本だと塩になるのかな?

 

よかった。サウジアラビアにも砂糖を取りすぎと思っている人がいた。

お菓子は砂糖たっぷり、紅茶とコーヒーも同様。

 

そして叔父さんはかなり聡明で綺麗な英語を喋る。

日本食が醤油など塩ベースだと言うことも知っていた。

・・・

・・

日本とサウジのことを30分ほどお話しをしたとことでクナーファーパーティーはお開きになった。

なお、その間一緒にやってきたメイドさんは一度も座らず黙々と掃除をしていた。

メイドさんとはなかなか大変そうなお仕事のようだった。。。

 

部屋に戻ったらシャワーを浴びる。

 

今日がアブハーで過ごす最後の夜。

17時までは何もなかったが、そこからが濃い時間だった。

 

別荘に行ってしまっていたパパとももう一度会えたし、お婆ちゃんにも食事を気に入ってもらえた。

フィリピン留学で出会ったUカちゃんの元気な姿も見れたし、お婆ちゃんにヘナも入れてもらった。

叔父さんとの会話も楽しかった。

ミシとサラのおかげだな。

 

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まるでクナーファのように甘く楽しいアブハーでの滞在はこれで終わり。

明日からはまたAzuと2人でジェッダへ向かいます。

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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