【世界一周343日目】2024.3.20 チリ プエルト・ナタレス
気温：6度〜7度
歩数：32,009歩
1チリペソ＝0.16円
今日の予定
- パイネ国立公園でトーレス・デル・パイネを見に行く
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パイネトレッキング
今日はチリにあるパイネ国立公園に行ってトレッキングをしてきます。
数日間かけてキャンプするのが人気ですが我々はキャンプ初心者かつ、キャンプサイトの人気が高く数ヶ月前から予約必須ということで日帰りで行ってきます。
目的はトーレス・デル・パイネを見ること。
美しい3本の岩がそびえ立つ姿が人気。
所要時間は往復で9時間ほど。
距離は片道約10kmで高低差は900mほど。
初心者にはかなりハードルが高そうなので行くか悩んでいましたが、悩んだ結果挑戦することに。
日本では完全にインドアだった我々。
Azuは完全にびびってますが、どうなることやら(；´∀｀)
バスチケットの予約、入園料の支払いなどの準備は昨日済ませていざ出陣です！
バスターミナルへ
バスは7時に出発なので5時15分に起床。
眠すぎるけど顔を洗ってから朝食を済ませた。
朝早いので軽くパンとヨーグルト。
んでサンドイッチを作ってリュックに詰める。
パイネの中にある川の水は飲めるっぽいので水はボトルに500mlだけ。
後はお菓子に防寒具だけ。
6時20分ごろに泊まっているエアビーを出てバスターミナルへ。
チケットは前日に購入済み。
当日も6時15分からチケットカウンターがオープンすると聞いていたが、当日だと席が無い可能性もあるから気をつけてとカウンターの人に言われていたので前日に買っておくのが良さそう。
実際当日の朝カウンターで困った表情のハイカーを見かけた。
我々も最初に購入しようと思っていたJB Busesのブースにも寄ってみた。
2日連続閉まっていて買うことが出来なかったところ。
昨日What’s Appで連絡したら、
明日の朝来れば購入できるよ！大丈夫だよ！
そう返答が来ていた。
でも何があるかわからないし・・そう思って別の会社でチケットを買っていたのだ。
・・・
・・
・
閉まっとるじゃねーか！
もうほんと外国のサービスって信じられない・・・
別の会社で買っておいてよかったわ(；´∀｀)
バスはもう来ていたのでチケットを見せて乗り込む。
予定より5分早く出発。
朝早かったこともありすぐに爆睡。
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パイネ国立公園入り口
気がついたら2時間近く経っており、9時前にバスの目的地であるパイネ国立公園のビジターセンターにやってきた。
バス会社的には「Laguna Amarga」行きのチケットとして販売している。
バスから降りると素晴らしい絶景が飛び込んできた。
あまりの美しさに感動してしまった。
こんなところをトレッキングできるのかと思うとワクワクが止まらなかった。
が、ここでは急いで左側にある建物でチェックインをせねばならない。
2024年現在入園料に支払いはオンラインのみ。
決済後に表示されるQRコードを見せればOK。
我々は事前に支払っているが、ここで問題が。
じつはサイトがかなりプアでクレカだと支払えないケースが多数報告されている。
そんな時はプエルト・ナタレスの市内にあるオフィスに行って、お姉さんのアカウントで支払うか、Paypalだと支払えるケースがあるようだ。（我々はオフィスで行った）
が、実際のところそんなの知らねーよ！って人が多数おり、このビジターセンターでその旨を伝えるとパスポートの写真だけ撮られて入園することができる。
つまり無料。
ちゃんと支払うと3日以内の滞在で31,200ペソ（4,875円）と決して安く無い金額を払わなくてはいけない。
真面目に支払う人が損をするシステムなのはおかしいよ(；´∀｀)
チェックインが済んだら今度はシャトルバスに乗って登山道へ向かわないといけない。
こちらは片道4,000ペソ（625円）か6USドル。
写真は降りた先で撮ったもの
現金のみなので注意されたし。
チェックインしたところからハイカー達が集まっているエリアが見えるのでシャトル乗り場は迷うことは無いはず。
赤い矢印のところ。
写真は大型バスになっているけど、右下に写っているような白いバンも2台いました。
このビジターセンターには無料のトイレもあるが、このシャトルは早い者勝ちで3台くらいでピストン輸送しているので早く乗った方が良い。
乗り遅れると20分ほど待つことになりそう。
早く登り始められればそれだけ3本槍をゆっくり見られるので余計な時間は削れるなら削った方が良い。
このシャトルを降りたところにも綺麗な無料トイレがあるのでチェックインを済ましたらすぐにシャトルに乗ることをおすすめします。
シャトルバスに乗っている間も素晴らしい景色が待っていた。
ワクワクのまま15分ほどでWalcome Centerに到着。
ここにはカフェや無料のトイレがある。
いざパイネ国立公園トレッキング開始
9時半に登山道へ向けてトレッキング開始。
ここからは多くのハイカーがずらーーーっと並んで歩いているので迷うことは無いはず。
雲があるけど寒さはそれほどでも無くて一安心。
最初は平坦な道が続く。
このコテージが立ち並ぶホテルを超えたら登山道の始まり。
橋を渡ったり、
少しずつ起伏が現れてきた。
この先には一度に2人ずつしか渡れない橋もあった。
この先から緩やかな登りが始まった。
Azuもポールを使いながらゆっくり進んでいく。
・・・
・・
・
歩き始めて1時間。
お腹が減ってしまったので早速サンドイッチを食べることにした。
チーズにハムにトマトにキュウリ。
めっちゃ豪華なサンドイッチ。
当然うまい。
視線の先には雪の帽子を被った山々が見えるし、振り返っても美しいのだ。
起伏に富んだ大地、右手にはエメラルドグリーンに輝く湖もあった。
本当に気持ちが良い。
暑くて上着も脱いで再び歩き始める。
少しだけ勾配がキツくなってくるが登りきると緩やかなアップダウンを繰り返す道になったのだが、ここがまた気持ちが良かった。
視線の遥か先に見える雪山。
崖の下を流れる小川。
目指す先には青空も広がっている。
空気は澄んでいて、景色は最高。
絶景のトレッキングとはこのことだ。
アップダウンを繰り返して進んでいく。
美しい景色はまだまだ続く。
Azuも景色を楽しみながら歩いている。
・・・
・・
・
スタートしてから2時間。
急に人の気配を感じた。
カフェやキャンプサイトがあった。
ここで休憩することもできるしトイレもあった。
高い入園料払ってるから無料だと思いきや、有料（1,000ペソ）。
必要な分しかないのでトイレをスキップして進む。
川沿いを進んでいくと森の中に突入した。
森の中も気持ちが良いが視覚的には少し単調になってくるが、
たまに木々の合間から見える山々が美しかった。
3月後半だと雪化粧が綺麗だ。
・・・
・・
・
森の中を1時間ほど歩くと開けた場所に出て、雄大にそびえ立つ山が奥の方に見えた。
ベンチもあったのでもう1個サンドイッチを食べた。
ここには少しだけ道を外れるが無料のトイレ有り。
ここからは急な登りが1時間ほどあると聞いている。
気合を入れて再び歩き始める。
岩っ！
先ほどまでの緩やかな道と打って変わって急に登りが始まった。
しばらく岩が続く道を登ったら、今度は再び森の中へ。
ここは小川を越えたり、小川に沿って歩いたりプチ沢渡りのようだった。
すでに下山を開始した折り返し組とも多くすれ違った。
道が細いのでかなり気を遣いながら、譲り合いながら登って行く。
そして森を抜ける。
ほんと美しい。
が、お気づきだろうか。
話には聞いてはいたけど、いざ見ると驚きを隠せない・・・
Azuも驚いている。
山は登るって言ったけど、こんな道通るなんて聞いてないよ〜
それがこれ。
・・・
・・
・
めっちゃ雪積もってます(；´∀｀)
雪が積もっているとは聞いていたけどめっちゃガッツリ。
ほんと美しい。
トレッキングポールを使いながら滑らないようにゆっくりと進んでいく。
そして、トレッキング開始から4時間半後。
ついに目的地に辿り着いた。
カーブを曲がった先に飛び込んできた景色に思わず声が漏れる。
う・・わ・・
すごーーーい！！！
最近天気がすこぶる悪かったパイネ。
我々は3日待った。
それで頑張って登った。
その先に待っていたのは、
・・・
・・
・
雄大にそびえ立つ3本の尖塔をはっきりと見ることが出来た。
エメラルドグリーンの湖面、雪化粧した大地、そしてその上にある3本の尖塔。
あまりに美しすぎる光景。
想像以上だ。
そんな訳でインドア夫婦、無事にパイネのトレース・デル・パイネを見ることに成功です！
いえーい！
最後は雪が積もってるものの登ってると暑くてシャツ1枚でした・・・
って写真撮ってる間にもう雲の中に隠れそうに。
この景色を見ながら大事にここまでとっておいたおにぎりを食べた。
3本槍におにぎり山が加わって5本槍。
絶景×日本米×混ぜ込みわかめの具＝最強
当然うまい。
食べ終わったら急いでアレをやった。
39ヵ国目チリを塗り潰しました！
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
この頃になるともうほとんど隠れてしまった。
ギリギリ良いタイミングの時に辿り着けたってことか。
ちなみにここで2人の日本人に出会った。
1人はInstagramで繋がっていた若い女の子。
もう1人はボリビアからその子と一緒にパタゴニアを巡っている若い男の子。
2人とも元気いっぱい。
最後の登りキツく無かったですか？
いや、全然。
ポールも使わずにここまで元気に辿り着いている。
若いとは素晴らしいな。
しばらくすると雪が降り始め、風も出てきた。
そろそろ降ろう。
到着したのが14時、この場を離れたのは14時50分ごろ。
1時間もいられなかったけど帰りのシャトルは19時なのでそろそろ降りないといけない。
降りの方が早いはずだけど膝が心配だし、時間に余裕が無いとそれはそれで焦ったり良いことないので。
15時前、下山開始。
風が出て寒いのでAzuは上着を羽織って帽子を被っていた。
慎重に降り、来た道を引き返す。
膝が心配だったが、やはり残り2時間くらいのところで痛みが出始めてしまった。
体力的には余裕なのだが痛みには敵わない。
ゆっくりゆっくりヒィヒィ言いながら下山。
mosariが痛みに耐えながら無言で歩いていると、
ねぇ、楽しい話してよ。
突然Azuが無茶振りをしてきた。
少し悩んで、
うーん、じゃあ帰国したら何しよっか？
めん吉のラーメン食べたい。
ちゃう、もっと長期的な意味で。
めん吉は我々が中学生の頃からずっとお世話になっているラーメン屋だ。
海外旅行から帰ったら毎回食べているくらい好きだ。
だが今回の質問の意図は長期的な意味、つまり何して暮らすか。
そう言う意味だった。
Azuはすぐに回答してきた。
日本一周したい。
南極でたくさんお金使っちゃったからなぁ。
大丈夫大丈夫。
Azuは楽観的だ。
mosariは慎重派。
何をするにもいっつもこんな感じのやり取り。
南極だけは珍しく逆だったけど。
我々も旅に出てからもうすぐ世界一周に出て1年だ。
普通はこの辺りで帰国して新たな暮らしを始める。
我々はまだ半年以上は旅を続けるだろう。
その先に何をするのか。
まだわかんないな。
日本一周・・・するのか？
自転車で巡るならいいよ。
平坦だけで巡れるならいいよ。
それは不可能だろw
何すっかなぁ。
夏が終わったらスペインでカミーノ巡礼しながらゆっくり考えるつもりだ。
ぼんやりとしたその後について考えながらゆっくり歩く。
そして18時半になんとかWalcome Centerに戻ってくることができた。
トイレに行って19時のシャトルに乗り込んでビジターセンターに戻ってきた。
街に帰るバスは20時発。
後50分くらいある。
この風の中外で待つのは大変だと思っていたら、すでにバスが待っていてくれた。
ありがたくバスに乗り込んだ。
Azuは速攻で爆睡。
我々のバス会社「Base Torres」ともう1社「Bus Sur」の2台で予約していた人はすぐに乗れたが、他のバスで来た人は20時まで外で待っていてかわいそうだった。
そういう意味でも「Base Torres」か「Bus Sur」がおすすめかも（日によって違うかもしれないが）。
どちらもプエルト・ナタレスのバスターミナルで購入可能。
バスが動き出すとmosariも爆睡。
気がつけばプエルト・ナタレスのバスターミナルに帰ってきた。
22時。
ここから15分歩いて宿に戻り、洗濯をして寝た。
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今日のスケジュールまとめ
今後訪問する方のためにざっくりとしたスケジュールを再掲。
- 7時 バスターミナル出発
- 9時 ビジターセンター到着（チェックイン＆シャトル乗り換え）
- 9時30分 Welcome Centerからトレッキング開始
- 11時30分 有料トイレポイント
- 12時30分 無料トイレポイント
- 14時 ビューポイント到着
- 15時 ビューポイント出発
- 18時半 Welcome Center到着
- 19時 シャトルでビジターセンターへ
- 20時 バス出発
- 22時 バスターミナル到着
こんな感じ。
なお、我々はビューポイントまで4時間半かかってますが、健脚さんは3時間半、普通の人で4時間くらいっぽいです。
我々はみたいな体力が無い人は4時間半見ておくと良いかと。
また、当然ですが天気予報を見ながら出来る限り良い日を狙うのがよいかと。
宿の人に聞いても良いですし、我々はこのサイトを使って毎日にらめっこしてました。
https://ja.weather-forecast.com/locations/Torres-del-Paine/forecasts/latest
まぁ天気予報なんてコロコロ変わりますが、前日に行った人は雪が降る中登ってたりとなかなか大変そうでしたので・・・
フィッツロイと比べると知名度が低いパイネですが、想像以上に美しい景色が出迎えてくれました。
歩く時間は長いですが、もし興味がある人は是非登ってみてください。
約32,000歩。
不安な人はトレッキングポールを必ず街で借りて行ってください。
有ると無いとでは疲労度が全然違います。
ここまで連れてきてくれたトレッキングポールに感謝！
チリは通過するぐらいかと思っていたがとても良い思い出が出来た。
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック！
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明日はゆっくりします！
膝痛いし絶対筋肉痛！
それでは！
