皆様こんにちは。
ちと前の話ですがJALの国内線手続きが大きく変わろうとしています。
チェックインから搭乗ゲートまでの手続きをデジタル技術を活用してよりスムーズに行えるようにする「JAL SMART AIRPORT」プロジェクトが動き出しました。
JALの手続きといえばカウンターの手厚いサポートがメリットのひとつとしてありましたが、サポートが不要な場合はこれまで以上にサクサクと自分でできるようになっていきます。
これによりカウンターに並ぶ人が減るので、
- カウンターではより手厚いサポートが可能になる
- カウンターに寄らない人はストレスフリーに搭乗可能
といったメリットが生まれます。
それでは本プロジェクトの概要を見てみましょう。
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JAL SMART AIRPORT
本プロジェクトのコンセプトは5つに基づいています。
- スムーズにご移動いただけること
- 落ち着いてお手続きいただけること
- お手続き方法の選択肢が豊富であること
- ニーズに合わせたサポートがあること
- 「旅全体」へサポートがあること
ようは必要に応じた適切な手続きで旅を快適にサポートします。ということでしょう。
飛行機って初めてだったり久しぶりだと空港でなにをすればいいのかよくわからないですよね・・・
mosariも初めて自分で航空券を買って空港に向かった時はすっごく不安でした。
そういった方は従来どおりカウンターでのサポートに加え、職員の持つモバイル端末によってどこでもチェックイン、座席変更などの手続きを、場所を選ばずに対応してもらうことができるようになるみたいです。
空港スタッフがモバイル端末を携行することにより、チェックイン、座席変更などの手続きを、場所を選ばずにご案内します。状況に応じたご案内により今まで以上にお客さまに寄り添ったヒューマンサービスを提供します。
これってサポートが必要な人にとってはすごくありがたいですよね。
「その手続きはあちらの○○の近くにあるカウンターで・・・」みたいなたらい回し感が無くなるのは安心です。
逆にサポートが必要無い場合、JALはこれまでも「JALタッチ&ゴーサービス」と呼ばれるカウンター立ち寄り不要で搭乗可能となるサービスを行っていますが、預け荷物がある場合はカウンターに寄らないといけませんでした。
が、そのカウンターが時間帯によっては混んでいる・・という歯がゆい状態が続いていました。
それを解消するのがこちら、
「自動チェックイン機」と「Self Baggage Drop」ですね。
まずは左側の自動チェックイン機で搭乗情報を読み込ませたり手入力するとチェックインと同時に手荷物タグが発行されます。
それを自分で荷物に巻きつけて、右側のSelf Baggage Dropにぶち込むと勝手に荷物をベルトコンベアーが運んで行ってくれるわけですね。
つまり、カウンターのお姉さまのお手をわずらわせることなく荷物が預けられちゃうわけですね!
これで、そのまま保安検査場に向かってOKです。
いやー便利ですね。
これまでも自動チェックイン機で手荷物タグを自分で発行するまではありましたが、荷物を預けるためだけに専用のカウンターに行かなければならず、結局は最後は人の手で預かってもらっていたわけです。
それが完全にセルフサービスになるわけですから正しい技術の使い方ですね。
こちらは前回のシンガポール航空搭乗時に使った自動チェックイン機です。
空港でこんな端末をチェックインカウンター近くで見たことがある人も多いでしょう。
航空会社を選択して予約番号を打ち込み預け荷物数を選択すると手荷物タグが発行されるので、右側の図のように取っ手部分にタグを巻きつけます。
こんな感じでタグを発行した後にこれまでは専用のカウンターに行く必要がありましたが、今後は「Self Baggage Drop」にぶち込めるということですね。
こちらが自動チェックイン機のイメージですね。写真を見る限りは12台でチェックインが可能になるみたいですね。
んで荷物はこの「BAG DROP」と書かれたエリアにあるSelf Baggage Dropマシーンに預かってもらえばいいわけですね。
後は保安検査場や搭乗ゲートにあるQRコードリーダーの読み取り精度もあがるみたいです。
けっこうな頻度で上手く読み取れなくてスタッフの方がサポートしているケースってありますよね。それが少しでも無くなるとよりスムーズに列が流れるようになります。地味にありがたい。
JGCカウンターは個室化
これまでJGCカウンターは出発ロビーに面したカウンターでしたが、これが保安検査場と一体化した個室となります。
こちらがエントランスイメージ。
JGC会員は空港に到着したらそのままこのJGCエントランスに向かえばOK。
こちらが内部のJGCカウンターのイメージ。
保安検査場一体型のチェックインカウンターなので、ここで搭乗手続きと保安検査をこっそり済ますことができます。
これまではカウンターで手続きが必要な場合は、
- JGCカウンターで手続き
- JGC専用保安検査場で検査
と2STEPだったのが同じスペースで完結するのはなかなかにスマートですね。
JGCであることのプレミアム感が増しますね。
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改修スケジュール
羽田空港の改修は2019年の9月1日から開始し、2020年の夏に終える予定です。
21年には以下の4空港に展開予定です。
- 札幌(新千歳)空港
- 大阪(伊丹)空港
- 福岡空港
- 沖縄(那覇)空港
なお、羽田のJGCカウンターの改修は以下の予定。
- 南ウィング:2020年2月頃
- 北ウィング:2019年12月頃
羽田空港は2019年9月1日から段階的に改修を行っていく関係で、仮設カウンターでの手続きや工事終了後はカウンター位置の変更などが起こるので頭の片隅に入れておきましょう。
JALの国内線は超進化したA350が就航しますし、今回の空港の改修などJALのハード面、サービス面の部隊は非常に優秀ですね。
一方でJALの最近のWebサービスは迷走気味です。。。
とか、
とか、
とか、
つい先日始まったWorld marketplaceとかね。
つい数年前はどこかでマイルとか、JAL故郷へ帰ろうクーポンとか素晴らしいサービスを出していたんだけどね・・・
挑戦すること自体はいいことなんですけどね。
頑張れJALさん!
それでは!
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