【世界一周473日目】2024.8.14 イギリス セント ヘレンズ
気温：13度〜22度
歩数：22,041歩
1ポンド＝188.94円
今日の予定
- 歩く練習するぞっ！その5
- お買い物
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TooGoodToGoの朝
今日は6時50分に起きる。
昨晩予約したTooGoodToGoのパンを取りに行くためだ。
TooGoodToGoについてはこちらを。
実際に使ってみた時の話はこちら。
ピックアップ時間が7時〜7時半なので早起きしたというわけ。
顔を洗って外に出る。
・・・さむっ！
Tシャツの上に長袖を羽織っているがそれでも寒い。
たぶん14度とかだろうか。
8月ですよね？
イギリスは8月でも朝はこんなに寒いんだなぁ。
世界中に人は住んでいるけど、場所に依ってこんなに気候が違うんだもんなぁ。
ずっと暑くて1日中半袖でいられる日本、寒暖差が激しくて朝夜は長袖だけど日中も過ごしやすいイギリス。
でもイギリスは冬が大変と聞くからな・・・
やってきたのはGREGGSというチェーンのパン屋さん。
おはよー。TooGoodToGoだよ。
アプリの画面を見せながら店員さんに挨拶すると、奥にあった紙袋を持って来た。
前回はホットミールがあったから店内でハムだかベーコンを温めてくれていたけれど、今回のはホットミールは無いと明記されていた。
ずっしりとした紙袋を受け取って宿に戻った。
Azu！見て！空に交差点ができてるよ！
空に交差点？
見上げるとそこにはキリッと冷えた空に、飛行機が残した軌跡が交差していた。
部屋に戻って開封の儀。
サンドイッチにドーナツ、パイが9個入っていた。
これが2.59ポンド（490円）。
安すぎ(；´∀｀)
普通に買うと1個1.5〜2ポンドほどなので安くみても13.5ポンド(2,550円)分くらい入っているんじゃ無いだろうか。
朝は半分食べて、残りは昼ごはんにすることにした。
食後は少しだらだらしつつ、でかける準備。
歩く練習をしよう その5
せっかく早く起きたのでそのまま歩くことにした。
9時過ぎに宿を出る。
最初は市内を歩くが、窓から室内に可愛い犬が見えた。
つい立ち止まってしまう。
Azu！可愛い犬いる！
ふーん。
全く興味無しのご様子(；´∀｀)
スタスタ先に行ってしまった。可愛いのに。
その後も今日はよく散歩している犬と出会う日だった。
15頭くらいとすれ違ったかな？
こちらに興味を全く持たない犬、興味津々に近づいてくるのに手が触れられるエリアには入って来ないで警戒する犬、人懐こくて自分から寝そべって腹を出してくる犬。
どれも可愛い。
触らせてくれる犬にはわしゃわしゃと撫でてあげる。
あら。あなた犬が好きなの？
大好きです！！！
今日は犬成分をたっぷり補充できて幸せな散歩道になるのであった。
鳥にも出会う。
イギリスは鳥が多いね。
Azuも多少の疲れはあるものの元気に歩いている。
ちなみにこの先は行き止まりだった(；´∀｀)
水辺沿いにあったトンネルをくぐると急に森になって、どこか別の場所にワープしたかのようだった。
森のトンネルを抜けると今度は小麦畑が飛び込んできた。
我々が泊まっているセント へレンズの宿から3kmほどでこういった田舎道が現れる。
小さな田舎の街に来て正解だったな。
歩く練習にはぴったりだもの。
美しい畑が続く素敵な脇道があった。
この道を通りたかったけど、セント へレンズの街の方向に道が伸びていたので、元の道をもう少し先に進むことにした。
この道だとちょっと短くなってしまう。
畑の反対側は牧場になっており、羊やポニーが草を食べながら広大な牧場をゆっくりと闊歩していた。
昨日も乗馬クラブの前を通ったが、イギリスでは我々が想像している以上に馬との距離が身近なのかもしれない。
北欧ではボート遊びが身近だったが、こっちでは馬というわけか。
畑と牧場に挟まれた道を2人でテクテク歩いていく。
まだまだ2人とも元気だ。
天気もいいし、朝よりはマシだがずいぶんと涼しい。
汗をかくこともなく気持ちよく歩ける。
一際輝く小麦畑の前で休憩することにした。
いつもは地面に座らないAzuも今日は諦めて座っていた。
休める時にちゃんと休むという意識が芽生えたのかもしれない。
靴下まで脱いで休憩。
座っている我々の横を犬を連れたおじさんが通った。
今日は多くの人が挨拶をしてくれる。
実は僕はイギリス人のイメージはあまりよく無かった。
それはロンドンでの思い出がベースになっているんだけど、日本人みたいに忙しなく歩き回っていて、どこか冷たい印象を受けたのだ。
地下鉄でベビーカーがやってくるので道を譲ろうと減速したら後ろから来た女性に、「何やってるのよ？！先に進みなさい！」と怒鳴られたことがあるのも影響しているだろう。
でも今日はそんなこともなくてアジア人にだって向こうから声をかけてくれるのだ。
イギリス人の印象が良くなった1日でもあった。
15分ほど休憩して再び歩き出す。
畑が終わり交通量の多い道路に出た。
今日はこのままこの道を通って帰ろうかと思ったけれど、道路の脇に小道を発見。
この道がどこまで続いているかわからなかったのでスマホでチェックしていると、
どこに行きたいんだい？
手にスコーンを持ったおじいさんが声をかけて来てくれた。
セント へレンズに行きたいんです。
え？歩いてかい？ならこの道をまっすぐ進んで、突き当たりを左にいけばまたこの道路に戻って来れるよ。
そう教えてくれたので小道を進むことにした。
やっぱり交通量の多い道路よりこっちだよね。
おじいさんもこの道を散歩しに来たようで後を着いていく。
しばらくすると、
僕はこっちに行くけど、このまま進めば大丈夫だよ。
そう言っておじいさんは別の道を歩いて行った。
ありがとう！良い1日を！
挨拶をして別れた。
おじいさんの言うとおり突き当たりを左に進んだら元の太い道路に戻って来れた。
街の方に向かって歩いていると5叉路に出た。
どっちの道が正解かスマホで地図をチェックしていると、
迷子かい？
どこからともなく声が聞こえた。
声がする方に振り返ると信号待ちしている車の後部座席からだった。
若い兄ちゃんだったが我々が迷っていると思って声をかけてくれたみたいだ。
なんだか今日は犬にもいっぱい会えるし、優しいイギリス人にもよく出会う。
いい1日だった。
暖かい気持ちに包まれていて、気分が前向きになっているのだろうか？
2人の話題はいつしか日本に帰った後の話になっていた。
すぐに働くのか、日本のことを知るべくもう少し国内を旅するのか、はたまた・・・
カミーノができたら北海道までだって歩けちゃうね。
日本なら全然余裕だろうね。でも帰るの冬だからめちゃくちゃ大変そうだけど。
そうだった、寒いのは嫌だわ。
働く場合、旅を延長する場合、違った形で国内を旅する場合、いろんな可能性の話をした。
そう、まさしく僕はカミーノをしながらこういう2人の今後をゆっくり話したかったのだ。
擬似カミーノを体験した我々は多少の疲れを感じながらも12時半ごろに無事に宿に戻って来た。
おそらく12kmほどの距離だろう。
疲れもさることながらAzuは股関節、そして足の指に違和感を感じているようだった。
まだ痛みにはなっていないそうだが20kmともなれば痛みが出てもおかしくない。
でもこの間と違って今日は弱音を一切吐かなかった。
身体が多少慣れて来ているのもあるだろうが、歩く理由を見つけたところが大きいのだろう。
それは意志の力だ。
前に進む時、希望を持っていることがいつだって僕らができる最善の手段なのだ。（足の痛みは心配だけど）
宿に戻ったら昼食。
朝の残りのパンたち。
パイは美味しかったが甘い系のパンが甘すぎる。
身体に悪いドーナツ生地、身体に悪いチョコレート、身体に悪い生クリームを食べてるような気がした(；´∀｀)
TooGoodToGoの利用はたまににしたほうがよさそうだ。
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Tescoに買い物へ
今日は食材を買わないといけないのでTescoに行く。
玄関に降りるとチラシが地面に散らかっていた。
郵便受けの先にボックスが無いから当然こうなる。
これでいいのかイギリスよ・・・
スルーして家を出ようとするがAzuがチラシを拾い上げてまとめてあげていた。
優しい。
近くの公園に行くといつもの水辺に鳥がいなかった。
が、
芝生の上に大量にいた。
何を食べてるのかと思ったら一生懸命草を食べてるようだった。
パンばっかりもらってるからすっかりグルメになっているのかと思ったらちゃんと草も食べてたのか。
すこしほっこりしてTescoへ。
入口でAzuが気になるものを発見。
よく他の客が商品のバーコードをこのハンディースキャナーに読み取らせるのを目撃していたが、この仕組みを使っているようだ。
最初にクラブカード（会員証）をこの液晶端末に読み込ませると、このハンディスキャナーと会員情報が紐づく。
後はハンディースキャナーを壁から抜き取って商品を随時読み込ませるだけでお買い物が手軽になるという仕組みなのだろう。
これをその後どう決済するのかはちょっとわからなかった。
スキャンしてない商品を持っていかれないようにする工夫はされているのだろうけれど、詳しい仕組みは不明だが半分くらいの人が使っているので便利なのだろう。
ねぇ！使ってみようよ！
Azuは興味津々だがスルー。
肝心の決済部分がわからないからね。
事前に何か設定とか登録が必要かもしれないし。
Tescoは広く品揃えは十分。
傷んでいる野菜とかもあまり無い。
値段も全部書いてあるし、買い物はめちゃくちゃしやすい。
たまに野菜は量り売りだけど。
いっつも閉まっている日本食コーナーが今日は珍しく空いていた。
きゅうりの巻物が2.95ポンド。558円かぁ・・・
見るからにお米が潰れて固められてる感じが伝わってくる。
ノルウェーで食べた寿司のようだ。
あれほんと美味しくなかったな・・・
今日は鶏肉と野菜をちょっと買い足したのと、カミーノ中に食べるおやつを買った。
クッキーとかはどこでも買えるけど、Azuが探していたのはグミ。
それも酸っぱいやつ。
海外だとなかなか売ってなかったり、高かったりする。
175g入ったハリボーのグミが1.25ポンドだった。237円。
ハリボーでこれなら安いよ！
そう言って2個買っていた。
mosariはチュッパチャップスが出しているソフトキャンディを買ってもらった。
ハイチュウ好きなんですよね・・・
これは0.75ポンド（142円）。
他にもレーズンをチョコで包んだやつを買っておいた。
これは1ポンドくらいだったかな。
購入したおやつたち。
お会計は合計で11.04ポンド（2,085円）。
クラブカードの割引金額は0.46ポンド（87円）。
Tescoでの買い物は今日で最後になる予定。
3回の買い物で割り引かれたのは合計1.01ポンド（190円）となんとも微妙な金額でした。
こりゃあもっとたくさん買い物しないとわざわざアプリを入れるまででは無い気がする(；´∀｀)
まぁ無いなら無いで「あ、これクラブカード価格ならもう少し安いのに・・」と地味にストレスが溜まりそうなのでいいんですけどね。
なぜか決済時にいつも使っている三井住友ビザプラチナプリファードが弾かれて楽天カードで支払った。
今までリアル店舗で弾かれるってことは無かったんだけどな・・・
たまたまの可能性もあるので次回の買い物時にチェックしたいと思う。
イギリスは寄付文化
スーパーの入口には前から気になっていた箱がある。
「Food Donation Point」と書かれているので寄付ボックスであることは間違い無いのだが、いつ来てもボックスにはたくさんの商品やバッグが置かれていた。
どうやらイギリスってのは隣人付き合いはあまりしたがらないが、困っている人を助けるのはとても熱心らしい。
そんなイギリス人のハートをグッと掴んでいるのがこのドネーションボックスなのである。
Tescoだけでなく多くのスーパーの入口に置いてある。
んで肝心の中身。
それをわざわざ家から持って来て置くのでは無い。
ならどうしているのか？
そう、勘の良い方ならお気づきだと思うが、寄付されているのはこのスーパーで買った商品なのである。
つまり、自分の買い物ついでに寄付用の商品もついでに購入し、帰り際に自然体でポイっと置いていくのである。
衝撃だった。
いらないものを渡すのではなく、困っている人のために何かを買って、その場で寄付しているのだ。
これめっちゃいい仕組みだと思いませんか？
100円寄付するのと100円の商品を寄付するのでは意味が異なってくる。
それが必要な誰かのために、必要だと思うものを買って、その思いと品を関係団体の人が届けてくれるのだ。
現物なので使い道が不明な現金とは違って正しく届けられるだろう。
スーパーの売上にも繋がるので社会にも還元されている。
観光地を巡らずとも、こうした日常の中にその国の「いいね」は隠れていたのだ。
暮らしの中にその国の本質は隠されているのだろう。
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疲れている身体
宿に戻って来たのは15時半ごろ。
今日の必要なミッションは完了。
さて、ブログでも・・・と、思ったがどうにも身体が疲れている。
眠いのだ。
もちろんAzuも同様。
眠くてどうしようもないので昼寝をするこにした。
・・・
・・
・
17時のタイマーで目を覚す。
が、明らかに身体がキツい。
あまりにも眠い。
まるで全身の細胞が起きるのを拒否しているかのようだった。
Azuもタイマーを止めて再び寝息を立てている。
これはマズい。
今2人して寝たら起きるのは21時とかだ。
そこからシャワーを浴びて選択をして夕飯を食べて〜なんてしてたらあっという間に日が変わってしまう。
明日は天気が悪いからもし歩くなら早朝しかないようだった。
いつもよりさらに早起きが必要になるので今日は早めに寝たいのだ。
だから起きろ、起きろぉおおおお！
気合いで起き上がる。
凄まじい倦怠感だ。
ふらふらと壁際に向かってAzuを起こすために電気を付ける。
・・・起きる気配無し。ほらっAzu！起きて！
むにゃむにゃ眠い〜・・・
ほら、もう起きてシャワー浴びる時間だよ！
気だるそうにAzuも起きてきた。
2人してめっちゃ疲れていた。
連日とはいえたった10kmでこれじゃこの先が心配だ(；´∀｀)
でも少しずつやっていくしかないのだ。
そんな訳で夕飯。
持っていた鍋キューブの素（キムチ味）を使った野菜炒め。
バカ旨い。
日本の調味料の旨みやコクってほんとレベル高すぎる。
副菜はこれまた持って来た切り干し大根を使ったきゅうり和え。
こちらはごま油とレモンと塩昆布、胡椒で味付け。
これもまた旨い・・・！
完全に日本の食卓の味だった。
いかん、幸せがすぎるな。
余った米を全部炊いたので超大盛りのご飯だったがペロリしてしまった。
ごちそうさまでした。
この宿はキッチンにテーブルは無いし、リビングはホストが寝泊まりしている。
なので食事は2階の部屋で食べている。
21時前に食器を洗いにキッチンに向かう。
キッチンに行くにはホストの寝室であるリビングを通らないといけない。
リビングのドアが閉まっていたのでノックするも反応が無いのでドアを開けると、部屋が暗い。
ホストはもう寝ていたようだ。
我々の気配に気づいて起きるホスト。
驚かせてごめんよ。（こっちも驚いたけど）
ソーリー。
謝りながらリビングを通ってキッチンへ。
って21時前に寝るって早すぎるンゴ(；´∀｀)
っていうかホストがちゃんと寝室で寝てくれればいいんだけど、全部屋客室にしちゃってるんだよな・・・
夜はカミーノの工程を考えてみることにした。
1日に歩く距離は20km〜25kmにしたいので、まずはスプレッドシートに必要な情報を起こして見ることにした。
こんな感じ。
アルベルゲってのは巡礼者用の宿泊施設のこと。
これがある村を1日のゴールにしないといけない。
後は村と村の間の距離を考えてどこまで歩くか1日単位で設定しようと思う。
実際はその日の気分や体調で変わるはずなのであくまで目安を作る。
巡礼で我々を悩ますのがこのアルベルゲだ。
年々増加する巡礼者に対してアルベルゲの数が不足しているという問題が起きているのだ。
25km歩き、ヘロヘロになりながら辿り着いた宿から、
今日は満室です。次の村は5km先です。
そう言われる巡礼者も多いらしい。
そんなもマジで心折れますって・・
なお、アルベルゲには公営と私営があって、公営の方が安いが予約不可の先着順。
市営は予約はできる場合もあるが、それも直近の分は埋まってしまっており、当日空いているかどうかわからないけど、とりあえず向かうって感じになるそうだ。
ずっとその先の予定を予約することは可能だが、それは自由気ままな巡礼ではなく、距離に追われ続ける巡礼になってしまいそうでできれば避けたい。
ということでアルベルゲは基本的に先着順になる。
なので「今日は満室だよ！」そう言われてもできる限り次の村が近い場所をゴールにしておきたい。
次の村が10km先なんて場合もあるからね・・・
とりあえずスプレッドシートに情報を書き出し始めたが、たぶんスタートからゴールまで150個以上の村があるので全然終わらなかった・・・
明日に持ち越しかな。
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明日は6時に起きて歩きます。
起きれたら・・・
それでは！
