皆様こんにちは。
先日仕事中にやほーニュースを見てサボって時事問題をチェックしていると気になる記事を見つけました。
どこぞの信憑性の無いリーク情報とかじゃなくてマレーシアのマハティール・モハマド(Mahathir Mohamad)首相が話しているそうです。
マレーシア航空といえばJALと同じワンワールドアライアンスに属しているので利用したこともある方もそれなりにいらっしゃるかと思います。
mosariも男旅でクアラルンプールに行ったときに使っています。フランクなサービスが好印象でした。
そんなマレーシア航空がピンチのようです。
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2014年より経営難
2014年にマレーシア航空と聞けば飛行機に詳しくない人でもピンと来る方も多いでしょう。
2014年3月8日にマレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かっていたマレーシア航空370便が消息を絶ち、その後、インド洋に墜落したと推定された事故が起きました。
今も謎が多く残るこの事件では12人の乗員を含む239人が亡くなっています。
この時の機体は米国ボーイング社製のB777-200ERでした。今も多くのB777が世界中を飛んでいます。機体に大きな問題があった訳ではないようですね。
このニュースは日本でも大々的に報じられたため当時飛行機に全く興味が無かったmosariでも記憶に残っています。
「やっぱり飛行機になんて乗るもんじゃないな・・・」と思ったことを覚えています。
なお、mosariが飛行機というか海外旅行に興味を持ったのは2015年のハネムーンから。それまでは大学の卒業旅行でタイに行っただけです。その時は完全に友人におまかせのパック旅行という超イージーレベルでした。
そして同年7月17日。
オランダのアムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空17便が、飛行中に、何者かの発射した地対空ミサイル「ブーク」によって撃墜され、ウクライナ東部に墜落するという恐ろしいニュースが報じられました。
この事故では15人の乗員を含む298人が亡くなっています。
この不運な機体もB777-200ERです。。。
当時ウクライナの治安が悪化しており同国の上空を避ける航空会社もあったようだがマレーシア航空は燃料節約のために最短航路であるウクライナ上空を使い続けていました・・・
たった半年の間に2機も墜落するという事態に見舞われたマレーシア航空。
当然のように客離れを起こし厳しい経営状況に立たされることになりました。
政府系投資会社カザナナショナル(Khazanah Nasional)が、経営破綻の危機に直面した同社を傘下に入れ、大規模な人員削減などの改革を断行するも経営状況は改善されていないようです。
マレーシア航空は2016年頃から頻繁にセールを行うようになり、2019年に入ってからは3ヶ月連続でセールを行っています。
少しでもキャッシュが欲しいのかな・・・と変に勘ぐってしまいます。ちょっと異様な状態です。
とはいえ、いきなり航空事業を畳むということは無いでしょう。どこかが買収なり支援して生き残ると思いたい・・・マレーシアのフラッグシップキャリアですからね。
一方で同じワンワールド加盟の航空会社だったドイツのエア・ベルリンが2017年に経営破綻に陥りワンワールドから脱退しています。
ただでさえ少ないワンワールドアライアンスなのでこれ以上は減らないでくれー!
一応2020年にモロッコのロイヤル・エア・モロッコの加盟が決まっています。
アライアンスに属する航空会社が増えればそれだけJGCなどの上級会員ステータスが使えるフライトが増えるので使い勝手が上がることはもちろん、マイルも貯めやすくなります。
ワンワールドの航空会社を自由に組み合わせて世界一周できる夢のあるチケットも使いやすくなります。
そんな訳でマレーシア航空はなんとか頑張ってもらいたい。
JALの上級会員であるJALグローバルクラブ(JGC)を目指す際にもよく使われているマレーシア航空のビジネスクラス。
執筆時点で実施されているセールではFOP単価9.7円とビジネスクラスとしてはかなり高い効率を誇っているので楽に修行ができます。
最近はカタール航空もキャセイも渋いセールばかり・・・
ビジネスクラスの選択肢が実質マレーシア航空か、一部のJAL特別運賃くらいしか無い状況ですので、廃止されてしまうとまたエコノミー主体の修行スタイルに戻ってしまう可能性が高いです。頑張れマレーシア航空!
最近の墜落事故
ニュースで大々的に報じられているのでご存知でしょう。B737 MAX 8による連続墜落事故ですね。
2018年10月29日にインドネシアのLCCライオン・エアの610便がスカルノ・ハッタ国際空港を離陸直後に墜落し、乗員8名を含む189名が亡くなっています。
その5ヶ月後である2019年3月10日にエチオピア航空の302便がまたも離陸直後(6分後)に墜落。乗員8名を含む157名が亡くなっています。
この事故を受けて各国が相次いでB737 MAX 8の運行停止を決めています。ボーイング社でも製造が一時ストップする事態になっています。
B737 MAX 8を最も保有しているのはサウスウエスト航空の34機。
日本の航空会社は保有していないようでまずは一安心。
米ボーイング、全世界371機の運航停止 墜落現場から「新たな証拠」で
航空事故、怖いですね、ホント。
wikipediaを漁ってみると2,000年以降に100名以上が亡くなった航空事故の件数は55件でした。
1年間に2〜3件は発生していることになります。うーん、思ったよりも多い・・・
が、米国の調査では以下のような結果も。
アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。
アメリカ国内において自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率ということになる。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E4%BA%8B%E6%95%85
これは8200年間毎日無作為に選んだ航空機に乗って一度事故に遭うか遭わないかという確率であるそうです。
うーん、やっぱり安全な乗り物であることは間違い無さそうです。
8200年間もあったら交通事故であれば相当な回数巻き込まれることでしょう。飛行機は怖いという方。日本の道路沿い歩いている方が危ないでっせ。
ちょっと怖いニュースを取り上げましたが、安心してください。
そんな超低確率に怯えて世界へ踏み出すことを躊躇っては勿体無いですからね。
ただ飛行機が安全だったとしても渡航先が安全かどうかは別問題です。せめて渡航前には外務省の出している地域別の治安状況はチェックしておきましょう。
黄色のレベル1はまだしもレベル2は行かないほうがいいでしょう。
外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できるたびレジにも登録しておくとなにかあった場合も信頼性の高い情報を手に入れることができます。
良い子は旅行前に登録しておこうな!
命の次に大事なパスポートも状況に応じて保管方法を決めてください。
それでは!
こんにちは。
アライアンスは上下関係でもありますので
戦略的撤退をする場合もあるかと思います。
また健全になってくれたらいいですね。
事故から学ぶことって多くあります。
国内にもそうした施設がありますよ。
乗客としてもちょっと目線が変わります。
言うまでもなく冷やかしは厳禁!です。
いつも読み応えのある記事ありがとうございます。
スーツケース買いたい病が治らねぇw
まつ様
確かにアライアンスの中でも上下関係すごそうですね。創立組と新規組とか・・・
ほんと健全になってもらいたいです。キャセイも赤字が続いていましたが今年は黒字になったそうで安心したところだったので・・・
スーツケース買いたい病発症中でしたか。。確か夏欧州に行かれるときにリモワ買うんでしたっけ??