皆様こんにちは。
海外旅行に行ける気が全くしませんが、原油価格だけは順調に回復し、10月以降さらに増加することが決まりました(;´∀`)
せっかくコロナが収束しても燃油サーチャージやPCR検査の陰性証明証、海外旅行保険などこれまで以上に費用負担が大きくなるかもしれませんね(´;ω;`)
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燃油サーチャージの変更
コロナ発生初期の2020年5月までは「ゾーンC」だったのですが、6月に一気に3段階も引き下げられた結果、「適用無し」の状態が2021年5月まで続いていました。
2021年5月〜9月までは「ゾーンB」が適用されていたのですが、10月以降1段階アップして「ゾーンC」に戻ってしまいました。
コロナ発生前の水準に戻ってしまったのだが・・・(;´∀`)
ゾーンA | ゾーンB | ゾーンC | ゾーンD | ゾーンE | |
韓国・極東ロシア | 400円 | 600円 | 1,200円 | 2,200円 | 3,000円 |
中国・台湾・香港(東アジア) | 1,200円 | 3,400円 | 5,600円 | 7,800円 | 9,000円 |
グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム | 2,200円 | 4,400円 | 6,600円 | 8,800円 | 10,000円 |
タイ・シンガポール・マレーシア | 3,400円 | 6,600円 | 10,000円 | 14,400円 | 17,000円 |
インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ | 4,400円 | 8,800円 | 13,200円 | 18,800円 | 22,000円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 7,800円 | 14,400円 | 23,200円 | 30,800円 | 35,000円 |
※往復分、片道の場合は半分
今回発表されたJALとANAのリリースページはこちら。
JALのページを見ると・・・
このように「ゾーンC」の価格が適用されています。
続いてANAのページを見ても・・・
しっかりと「ゾーンC」になっています。
うーん、コロナで海外旅行に行けなかったぶん、燃油サーチャージ「適用無し」の恩恵を得られると思っていたんですけど、世の中そう甘く無いようです。
特典航空券の場合
コロナがいつ収まるか全く読めないため、予約を躊躇している人も多いと思います。
mosariはキャンセルが容易なマイルを使った特典航空券での予約をおすすめしています。
が、そんな特典航空券でも燃油サーチャージが徴収されるエアラインがほとんどです。
また、JALマイレージバンク国際線特典航空券をご利用の場合にも、同額を適用いたします。
https://www.jal.co.jp/inter/fare/fuel/detail.html
↑はJALの例ですが、規約にもちゃんと記載されています。
そう、マイルを使った特典航空券は”運賃”は無料ですが、諸税や燃油サーチャージがかかることがほとんどなんです。
燃油サーチャージは過去「ゾーンE」だったこともあり、欧州や北米行きだと往復で35,000円もかかっていた時期もありました。
諸税と合わせると4万円オーバーです。
マイルが溜まったー!これで飛行機代がかからないぞー!と喜んで予約しようとしたら40,000円かかるとか痛すぎる(;´∀`)
ちなみに一部の航空会社では燃油サーチャージがかからないこともあり、原油産出国である中東の航空会社なんかは寛大な傾向があります。
mosariも以前エミレーツとカタールで燃油サーチャージが不要で特典航空券を発券できたので非常にラッキーでした。諸税の数千円で欧州に往復できちゃったんです・・
ただかかったり、かからなかったりといざ発券する時じゃないとよくわからないので発券前に確認するようにしましょう。
2022年もまだまだコロナがどうなるかわかりませんが、9月中に発券すると「ゾーンB」、10月以降に発券すると「ゾーンC」になってしまうということは頭の片隅に入れておきましょう。
特典航空券に関しては”とりあえず予約”ができるので、以前ほどスッカスカって感じじゃなくなってきましたね。mosariも来年の夏休みに向けて特典航空券を狙っていますが、360日前にとれるか結構不安になっています。
なお、特典航空券の場合早めに予約しておくことで高確率で運航便の変更が入ります。
そうなると航空会社都合で手数料無料で払い戻ししてもらえたりもします。
↑はアジアマイルをキャンセルした時ですが、キャンセル直前に出発時刻が10分ほど変わったので、航空会社側の都合による変更ということでキャンセル手数料240$がかからずに済みました。
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燃油サーチャージ変更時期
燃油サーチャージはシンガポールケロシンという燃油取引価格の平均額に基づいて設定されています。
航空燃油(シンガポールケロシン)の各日*1のスポット価格の2カ月平均に、同じ2カ月の為替レート平均で円換算した価格によって適用額を確定し、2カ月間固定いたします*2。
額改定を行う場合には、関係国政府に認可申請いたします。なお、2カ月間の平均燃油価格が1バレル当たり6,000円を下回った場合は、「燃油特別付加運賃」を適用いたしません。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/fare/fuel/table.html
コロナ発生後は原油価格が急落したので燃油サーチャージが無しの状態が続いていました。
が、じわじわと回復していき、いきなりゾーンBで復活しました。そして今回の変更でコロナ発生前と同じ「ゾーンC」になってしまいます。
シンガポールケロシンはリアルタイムにサーチャージに適用されるわけではなく、JALとANAは年間2ヶ月ずつの6つの期間を設定しており、それぞれ対応する集計期間中の平均額に基づいて決定しています。
燃油サーチャージの適応期間と、集計期間、発表時期の関係はこのとおり。
適応期間 | 集計期間 | 発表時期 |
4月〜5月 | 12月〜1月の平均 | 2月中旬頃 |
6月〜7月 | 2月〜3月の平均 | 4月中旬頃 |
8月〜9月 | 4月〜5月の平均 | 6月中旬頃 |
10月〜11月 | 6月〜7月の平均 | 8月中旬頃 |
12月〜1月 | 8月〜9月の平均 | 10月中旬頃 |
2月〜3月 | 10月〜11月の平均 | 12月中旬頃 |
今回発表があったのは4番目の10月〜11月発券分になります。
なので6月〜7月のシンガポールケロシンの取引価格の平均を元に計算されています。
燃油サーチャージが適応されるのは発券時であり搭乗時ではありませんので今予約すると「ゾーンB」が適用され、10月以降に発券すると「ゾーンCに」になります。
直近原油価格が急落しているのでもしかするとまた「ゾーンB」に戻るなんてこともあるかもしれませんが、あまり期待しないほうがいいのかなと思っています(;´∀`)
なお、航空券は日程変更などするとそのタイミングで諸税と燃油サーチャージは再計算されるということは覚えておきましょう。
今「ゾーンB」で発券したとしても変更したタイミングが「ゾーンC」なら追加分が徴収されるということです。逆に変更後が「ゾーンA」になるなら差額が戻ってきます。
過去の推移
時期 | ゾーン | 参考(欧州行き) |
2016/4〜5月 | 無し | 0円 |
2016/6〜7月 | 無し | 0円 |
2016/8〜9月 | 無し | 0円 |
2016/10〜11月 | 無し | 0円 |
2016/12〜1月 | 無し | 0円 |
2017/2〜3月 | A | 7,000円 |
2017/4〜5月 | B | 14,000円 |
2017/6〜7月 | B | 14,000円 |
2017/8〜9月 | A | 7,000円 |
2017/10〜11月 | A | 7,000円 |
2017/12〜1月 | B | 14,000円 |
2018/2〜3月 | C | 21,000円 |
2018/4〜5月 | C | 21,000円 |
2018/6〜7月 | C | 21,000円 |
2018/8〜9月 | D | 28,000円 |
2018/10〜11月 | D | 28,000円 |
2018/12〜1月 | D | 28,000円 |
2019/2〜3月 | E | 35,000円 |
2019/4〜5月 | B | 14,000円 |
2019/6〜7月 | C | 21,000円 |
2019/8〜9月 | D | 28,000円 |
2019/10〜11月 | C | 21,000円 |
2019/12〜1月 | C | 21,000円 |
2020/2〜3月 | C | 21,000円 |
2020/4〜5月 | C | 21,000円 |
2020/6〜7月 | 無し | 0円 |
2020/8〜9月 | 無し | 0円 |
2020/10〜11月 | 無し | 0円 |
2020/12〜1月 | 無し | 0円 |
2021/2〜3月 | 無し | 0円 |
2021/4〜5月 | 無し | 0円 |
2021/6〜7月 | B | 14,400円 |
2021/8〜9月 | B | 14,400円 |
2021/10〜11月 | C | 23,200円 |
上がった月を赤字、下がった月を青字にしています。
2016年は燃油サーチャージは無しでしたが、2017年からじわじわと上昇し、2020年5月まで常に必要な状態が続いていました。
mosariが特典航空券を発券し始めたのもこの頃からなので常に燃油サーチャージが必要な記憶しかありません(;´∀`)
ゾーンC以上が当たり前って感じで辛い時代が続いていましたが、2020年6月〜7月分から一気に3ランクダウンして無料になったまま、1年間継続していました。
が、コロナが全く落ち着いていないのに前々回に「ゾーンB」が適用され、今回はさらに1ランクアップの「ゾーンC」になることが決まりました。
欧州に行ったら23,200円もかかっちゃうんです。つらたん。
我が家の年末のサンフランシスコ行きはサーチャージがかからない時期に予約しているので
往路
復路
往復合わせて2人分で21,120円だけで飛行機に乗れちゃってます。
これが10月以降に予約したら23,200円×2人分が追加されちゃうんですね。諸税と合わせて2人で約67,000円・・・ぐぬぬ。
往路と復路を分けているのはファーストクラスは他のクラスと一緒に予約ができないという制限があるので、往路はビジネスクラス、復路をファーストクラスというような予約にする場合は別々に予約しないといけないためです。
まぁこんなこと言ってますけど、年末は無理ですよね〜。
もしフライトがキャンセルされるようなことになっても今のままだと夫婦旅で取り直すってことができないんですよね〜。なぜか北米路線はファーストクラスの座席開放数が1になってるんです。。。欧州路線は相変わらず2あるんですけどね。もう3ヶ月もこの状態が続いています。
このマイルも
- アフリカ:ケープタウン行き
- →キャンセル
- オランダ:アムステルダム行き
- →キャンセル
- アメリカ:サンフランシスコ行き
- →たぶんキャンセル?
と実に3路線目ですが、きっとキャンセルなのでまた次回ですね。
来年はフィンエアーのマイルを使って特典航空券を発券予定なので、いったんJALマイルは残しておこうと思います。
ほんと早くコロナ収まって欲しいですねぇ・・・
それでは!
特典航空券でサーチャージのかからない会社がありましたが、今?が使い時なのかもしれないですね。すでにコロナが明けた?国もありますし、日本が明けた頃にはどこも満席なんてことが起こり得るかも。逆にマメにチェックさえしておけば良い席がとれたりもするかも。直行便ブームが来たりして。キャンセル前提でとりあえず予約することを会社側が快く思っていないのも気になります。
まつさま
こんにちはー!
やっぱり日本で海外旅行解禁されてからだといい日はすぐ埋まっちゃうと思うので今のうちにいいのがあったらマイルでとりあえず予約がいいのかなって思います!キャンセルになったら航空会社には申し訳ないですが、いい日程ならすぐに次の人も見つかるでしょうし。
おっしゃる通り直行便の人気が出ると思います!