【世界一周259日目】2023.12.19 マダガスカル アンタナナリボ
気温:18度〜28度
歩数:6,543歩
1アリアリ=0.031円
今日の予定
- アディスアベバでトランジット
- マダガスカルへ入国します
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寝れない目覚め
ここはアディスアベバ行きの飛行機の中。
結局全然眠ることが出来ないまま着陸した。
凄まじい疲労感だ(;´∀`)
いつもは乗った瞬間に眠くなっていたが今回はダメだった。
一昨日バスに乗ってからずっと座ってしかいないからかな、、、
それでも時刻通りに5時半ごろエチオピアの首都アディスアベバの空港に到着した。
ラウンジで朝食
トランジットなので手荷物検査を受けて制限エリアへ。
我々の搭乗ゲートはA6だったのでとりあえずそちらの方向に進むと、PLAZA premium loungeが見えた。
これはプライオリティパス対応のラウンジ。
カタール航空もラウンジとして使っているようだったのでこれは期待できそうだ。
中はこじんまりとしていたが食事が充実していた。
特にサラダコーナーが充実。ドレッシングも美味しかった。
しっかりと野菜を補充。
そしてアレがあった。
エチオピアの国民食、インジェラである。
これは旅人の間で有名なエチオピアのローカルフード。
見た目は雑巾、味はゲロと散々の言われようなのである。
今回はエチオピアをスキップしてしまったから食べる事は無いと思っていたが、ラウンジにいてくれた。
見た目は雑巾とまではいかず、ちょっと目ための悪いクレープ生地って感じ。気泡がたくさんあるから多少の毒々しさはある。
肝心の味。
・・・
・・
・
うん、マズイ。言い訳しません。マズイ。圧倒的不味さ。
ゲロと例えるのもわかる気がする。
謎の酸味。どうやら発行食品のようだ。
こりゃタフな食べ物だな。
単品で食べるのは無理だ。
Azuはカレーなどと一緒に食べていた。
それでも残した。
Azuが残すなんてよっぽどだよ。
通りすがりのエチオピアだったけど、エチオピアのソウルを感じることができた(;´∀`)
ラウンジを出て搭乗開始時刻にゲートへ。
沢山の人が並んでいた。
これだけの人数がマダガスカルに行くならそりゃ快適なバスは売り切れてしまうわな、、、
そう、バオバブを見るためのバスが満席でちょっと困っている。
お金をだして飛行機に乗るのか、地獄のミニバン移動を選ぶのか、、、まだ答えは出ていない。
mosari、なんか空港内に中国語がたくさんあるよ。
そう言われてみると中国人が多い気がする。
南部アフリカじゃほとんど見なかったから少し新鮮だった。
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エチオピア航空 ET853便
- 便名:ET853便
- スケジュール:12月19日08:50アディスアベバ発ー13:40アンタナナリボ着
- クラス:エコノミー
- 機材:B787
- 予約クラス:特典航空券
- 2人分プライス:60,000マイル➕103,900円
機材ははアディスアベバまで乗ってきたものと同じ中型機。
3-3-3配列。
マダガスカルは島国だから小型機だと思っていたが、どうやら相当人の行き来があるみたいだ。
シートは拳一つ分の余裕。
国際線だからモニター付き。
今回は映画を見て過ごそう。
ラインナップの中から選んだのは
マイインターン
好きな映画の一つ。
定年退職後、妻にも先立たれて、充実した毎日を送りつつもどこか虚無感を感じていた主人公のベン。
社会との繋がり、人の役に立ちたいと言う思いからインターネット通販会社のシニアインターンに募集するストーリー。
面接に合格し、出社前日の夜、ベンはこう呟く。
仕事復帰だ。ありがたい。
ベンは70歳で仕事復帰を心から喜んでいる。
僕は帰国後に働くことに感謝と喜びを感じることが出来るだろうか?
この映画を見るのは2度目。
1度目はバリバリに働いてる時。
その時は
なんで定年した後も働くんだよ。ゆっくりしようよ。
と思った。
でも今仕事が無い状態で見ると、新しい世界に果敢に挑戦して信頼関係を築いていくベンがとても輝いて見えた。
同じ内容なのにその時の立場で見え方ってのは変わってくるもんだな。。。
37歳住所不定無職、機内でコーラ片手に映画を鑑賞した。
しばらくすると機内食が配られた。
なんとチキン、ビーフ、フィッシュの3種類から選ぶことが出来た!
Azuはフィッシュ、mosariはチキンを選択。
男の子はついついビーフを選びたくなるがエコ飯で当たり外れが1番大きいのがビーフだ。
チキンはトマトソースとパスタ。
フィッシュもトマトソースにご飯。
よかったインジェラは入ってなかった。
だが油断できない。
あのインジェラを国民食にしている国だ。
いい意味で期待を裏切ってくれるに違いない。ここはアフリカだ。
恐る恐る食べてみる。
・・・
・・
・
うん、普通に美味しいです!
いやぁ、マジでエコ飯として見れば美味しくておでれぇたぞ。
疑ってごめんなさい。
信じられなかったのはこれもきっとエジプトのせいだ。(違う)
食後はコーヒーや紅茶もサーブしてくれる。
エチオピア航空やるやんか!
アフリカに行く時はエチオピア航空全然おすすめです。
日本にも就航してますよ。
なんだかんだ眠気も来ずに到着まで残り30分ほどになった時、キャビンクルーの方から入国審査カードが配られた。
ちょ、遅すぎだろ(;´∀`)
Azuはようやく寝始めたタイミングだったのに起こされたもんだからオコですよ。
しかも1人2枚書かなきゃいけなくて急いで書いていたのに離陸態勢に入るからテーブルを元に戻せと。
前言撤回。
頼むぜエチオピア航空。
それ以外は文句も無く時間通り14時前にマダガスカルの首都アンタナナリボに到着した。
アライバルビザをゲットせよ
マダガスカルへ日本人が行くにはビザが必要。
でも到着時に空港で買えるので事前の手続きなどは不要。
入国審査のエリアで「VISA」と書かれたカウンターがあるのでそこに向かう。
先ほど機内で配られた紙とパスポートを提出し、ビザが欲しい旨を伝える。
何日間いるのかしら?
10日間ですたい。
なら1人10ドルか10ユーロよ。
ふぇ?
事前に調べた感じだと1人37ドル(5,362円)だったが、10ドル(1,449円)でいいそうだ。
発行されたビザがこちら。
1回だけ入国可能なシングルビザで15日間の期限だった。
期間が短いから10ドルでいいのかもしれない。
16日以上いたい場合は30日間のビザになって高くなると思われる。
これを持って入国審査を受けるとパスポートにシールタイプのビザが貼られて無事に入国完了だ。
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マダガスカルのプチ情報
さて無事にマダガスカルに入国したのでプチ情報。
- 建国:1960年
- 首都:アンタナナリボ
- 公用語:マダガスカル語・フランス語
- 面積:58万㎢(45位)
- 人口:2,679万人(51位)
- 通過:マダガスカル アリアリ
面積は日本の1.6倍と大きめ。人口は日本の1億2,000万人に対して2,679万人と少ない。
アフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶ島国。
マダガスカルに行ったことがある人は少ないと思うが、名前だけは聞いたことがある人も多いだろう。
特にバオバブの並木道はめちゃめちゃ有名だ。
我々もそれを目的にしていたが、移動手段だけで1人3万円を超えそうでちょっと悩んでいる。
クリスマスシーズンでバスが1週間先まで埋まっていることが判明(;´∀`)
なお、フランスの植民地だったので英語の通用度は低く、フランスが主流。
南アフリカは発展していたが、マダガスカルに来たことでまたアフリカらしさを感じることになりそうだ。
300円のお釣りが無い
到着ロビーに着いたらまずはATMで現金の確保。
いくら下ろそうか悩んだがとりあえず約2万円分をキャッシングした。
650,000アリアリも手に入った。
10,000アリアリ札が65枚なので財布に入りきらなかった。
首都以外はカードが使えないことが多いと聞いたので最初から少し多め。
空港には他にSIMカードのお店が数店並んでいて、他にはお土産屋さんが1軒だけ。
市内に向かうミニバンはコロナ前の情報で600アリアリ(19円)ほどと書いてあった。
今は値上がりして1,000アリアリ(32円)程度になっていると思われる。
それに対して10,000アリアリ札(316円)はお釣りが無い可能性がある。
そこで小銭を入手すべく売店で一番安いチョコを買おうとしたら・・・
お釣りが無い
は?空港の中にある唯一の売店でお釣り無いって小銭を入手できないやん?
10,000アリアリ札って日本円にしたら300円ちょっとだよ?
それのお釣りが無いってどうなってるの?
到着ロビーには両替屋があったができれば使いたく無い。(一応日本円もできたがレートは相当悪いと思われる)
とりあえず空港を出てみた。
空港の外に出てみても工芸品屋さんしかなく安いもので小銭を作るのが難しそうだった。
いきなりアフリカらしさを感じてしまった。
唐突にドル(ユーロ)が無いとハードモードになる時があるのだ・・・
困ったが手に入らないものは仕方ないので先にミニバン乗り場を探すことにした。
空港を出て正面には駐車場、そこに駐車料金を支払うブースがあった。
少し観察していると利用者が現金で支払っているのが見えた。
これならできるかも?
すいません、もし可能なら10,000アリアリ札を小さなお札に交換してもらえませんか?
ダメ元でお願いしてみると5,000アリアリ札2枚に交換してくれた。
でもまだ少し大きいので
すいません、もう少し小さいのを・・・
そうお願いすると
- 5,000アリアリ札:1枚
- 2,000アリアリ札:2枚
- 1,000アリアリ札:1枚
に交換してくれた。
Thank you!メルシー!
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空港から市内へ移動
これで安心してミニバンに乗れるぞ。
ちなみに市内にはタクシーでも行ける。
我々の前日にマダガスカル入りした方は70,000アリアリ(2,212円)で行けたと教えてくれた。
安心で快適、早く着きたいならタクシーがやはりおすすめである。
でもミニバンならもっと安く行けるはずだ。
ミニバン乗り場は空港を出た駐車場付近。
のはずがミニバンを見つけられず我々は人に聞いて少しだけ東に歩いたここまで来てしまった。
空港を出たら真っ直ぐ進んで駐車場を出たら左に曲がって、ラウンドアバウトみたいな三叉路でミニバンを捕まえた。
フロントガラスには「D」とアンタナナリボを示す「TANA」の文字が書かれているやつが目印。
急いでいたのとスマホを防犯的な意味でカバンに閉まっていたので写真撮りそびれ(;´∀`)
運転手に「TANA、City Center」そう伝えると頷いたのでそれに乗る。
我々はキャリーケースを持っているがそれもなんとか乗せてもらった。
一度市内の反対方向に進んでから、折り返して市内に進むルートだった。
たぶん空港の目の前で乗車すればそんな無駄な感じにはならないはずだが我々は人に聞いたらもっと向こうだよと言われて三叉路まで来てしまったのだ。
車内には客の他にドライバーと集金係がいた。
集金係に金がいくらか尋ねてもよくわからないことを言う。
まぁいい、あとでドライバーに確認すればいいや。
そう思って車窓から景色を楽しんだ。
ケープタウンから比べるとすごい差だ。
だがフィリピンらしさを感じて少し懐かしくなった。
マダガスカルはアフリカを超えてフィリピンに近い雰囲気を感じた。
途中で乗客がライチをくれた。
皮を剥くとその瞬間から汁が溢れてくる。
食べてみるとジューシーでめっちゃ美味しかった。
少し停車するスポットがあったのでドライバーに値段を聞くと1人1,000アリアリ(32円)だった。
コロナ前は600アリアリだったからまぁこんなもんだろう。
ただし空港じゃないところから乗っているのと、多少ボッてきてる可能性もある。
それでも安いのでまぁ許容だが。
ミニバンは途中、客を乗せたり降ろしたりしながら市内へ向かって走る。
集金係の兄ちゃんが金をくれと言ってきたので2人分の2,000アリアリ(64円)を渡す。
すると、
もう2,000アリアリ(64円)必要だ。
はい、出たー!
マダガスカルもボッタくってくるんですか?!
ドライバーが1人1,000アリアリ(32円)だって言ってたよ。
そうだ、でもお前らは荷物(キャリーケース)が2個あるだろ?それも一つ1,000アリアリだよ。
まぁたまに荷物代がかかるバスはあるからもっともらしく聞こえるが、嘘かもしれない。
あとでドライバーに確認してから払うよ
そう伝えた。
確かに車内は狭く荷物を置くスペースがほとんどない。
実際mosariのキャリーケースはシート1個分を占有している。
だから1シート分なら払っても仕方ない。
だがもう一つは通路に置いてあるからノーカウントだろう。
ドライバーにそれを確認してから払いたかった。
すると集金係はドライバーの元へ言って何か話してから戻ってきた。
ドライバーに話をつけてきた。二つで1,000アリアリ(32円)でいいよ。
本当かわからなかったが、1シート分でいいなら払うことにした。
1,000アリアリ(32円)を渡すと
メルシー!(ありがとう)
と、言ってきた。
本当に荷物代がかかるならありがとうなんて言わないと思う。
おそらく荷物代は嘘でただの小遣い稼ぎなんじゃないだろうか。
真相は不明だが荷物代がかかる可能性は頭の片隅にどうぞ。
んでミニバンは市内に向かうわけだが、渋滞してたり、ところどころで停車して客を乗せたり、路地に入ったりと思うように進まなかった。
元々聞いていた終点がここ。
だが我々が乗ったミニバンはここが終点ではなくさらに先に進んだ。
賑やかなローカルたちのストリートを抜けてミニバンはこの辺りが最終地点だった。
乗ってから1時間半以上かかった(;´∀`)
ここから宿までは2kmちょっと。
雲行きも怪しくなってきていたのと、道が結構悪く人も多いのでキャリケースを持って歩くのはちょっと大変ということでタクシーを使うことにした。
その宿までなら20,000アリアリ(632円)だ。
高いよ。
じゃあいくらが希望だ?
7,000アリアリ(222円)。
そりゃ無理だ。10,000アリアリ(316円)はどうだ。
7,000アリアリなら乗る、10,000アリアリならサヨウナラ。
そう言って歩き出す。
他にもドライバーはたくさんいるだろう。
ま、待て!7,000アリアリでいいよ。
そうして7,000アリアリで宿までタクシーで向かった。
チェックインと日本を感じる夕食
今日の宿のマダガスカル アンダークランド。
ドミトリーは1人10ユーロ、個室は2人で17ユーロと個室の方が安い謎の価格設定だった。
今は19日の16時半。
17日の11時半にケープタウンを出てから実に53時間ぶりの宿である。
移動時間長すぎぃ(;´∀`)
チェックイン後はレセプションに戻ってバオバブの並木道鑑賞の拠点となるモロンダバ行きにいい方法が無いか相談してみた。
が、結局地獄のミニバンで行くしか無さそうだった。
旅行会社の人も連れてきてくれたのだが4WDをレンタルして往復すると
- ガソリン代:200ユーロ
- タクシー代:250ユーロ
合計450ユーロ(71,308円)だった。
流石に高すぎる。
色々とアレンジプランも提案してくれたけど高すぎるので却下。
お礼を伝えてお断り。
これで方法は諦める以外3つになった。
- バオバブを諦める
- 飛行機を使ってお金で解決する
- ギュウギュウのタクシーブルースを使って地獄の移動を受け入れる
- 明日以降快適なバスのキャンセルが出る可能性を信じてバス会社に張り込みする
明日1日キャンセル待ちを粘ってみてダメなら地獄のタクシーブルースだろうか。
でもツアー会社の人はクリスマスシーズンだからタクシーブルースもすでに満席なのでは?と言っていた。
タイミング悪すぎ(;´∀`)
どうならことやら・・・
んで今日は53時間の移動を終えてきたので疲れている。
外に食べに行ったりするのはちょっと避けたかった。
宿のご飯が安かったので宿で食べることにした。
この旅始まって初めてじゃ無いだろうか。自分で望んで宿のご飯食べたのは。
オーダーしたのはこちら。
手前が野菜とお米を混ぜたやつ、奥がヌードルと説明された。
本当はシーフードグラタンが良かったのだが材料が切れていてスタッフからお薦めされたものを注文していた。
が、これが本当に大当たりだった。
手前のは目玉焼きが付いた青椒肉絲丼であり、ヌードルは豚骨ラーメンだった。
完全に日本の味付けで驚いた。
うますぎるぅうううう!
願っても無いのにまさかの日本食を食べることができた。
我々は旅に出てから外食で日本食はおろか中華すら食べていない。
久しぶりの日本の味にとろけてしまった・・・
- 青椒肉絲丼:10,000アリアリ
- ヌードル:12,000アリアリ
合計で22,000アリアリ(692円)。
宿で食べてこの値段は安すぎる・・・!
路上ならもっと安いってことか・・・
なお、フランス領だったので10%ほどチップが必要だと思って身構えていたが、特に請求されず22,000アリアリだけで良いと言われた。
もっとしっかりとしたレストランじゃ無いとかからないのかな?
夜はシャワーを浴びてリラックス・・・と、思いきや水シャワー&チョロチョロ。
頭を洗うこともママならないし、若干寒い。
53時間の移動の終わりにしてはなかなかやってくれる。
これがアフリカ、これがマダガスカルか。
一気にフィリピンらしい貧困な感じがぷんぷんしてくる。
でもこっちは治安も悪いそうだ。
どうなるマダガスカル。
■azuのInstagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日は世界一周中の同年代ご夫婦と会う予定です。
それでは!