皆様こんにちは。
今日のテーマはずばり”世界一周”です。
いやー海外旅行好きならば一度は憧れる響きですよね。
が、実際に行動に移せた人ってかなり少ないですよね。少なくともmosariの周りには1人しかいません。
世界一周と言えば20代のうちにバックパッカーとして飛び出すか、定年後にゆっくりクルーズ旅行みたいなイメージですよね。早いか遅いか。
その中間層であるmosariのような30代ともなると本当にハードルが高いと感じます。
今日はそんな世界一周に対する壁みたいなものが何なのか整理してみたいと思います。
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世界一周とは
そもそも世界一周の定義ってなんなんでしょうね。とりあえず地球を1周すればいいだけであれば、
- 東京-ニューヨーク-ロンドン-東京
みたいな3泊5日の行程でもいいわけですからね。
でもこれはちょっと憧れている世界一周とは違いますよね。これじゃただの”海外旅行”ですね。
たぶん世界一周に憧れた人は”旅行”じゃなくて”旅”として憧れているはずです。
”旅”として捉えるのであれば多少のトラブルを承知で知的好奇心や知識欲を満たすために可能な限り自力で「その国・地域にしか無いものを実際に五感を使って感じ取ることが目的」のはずです。
そしてその興味の対象は1か国、2か国という枠で収まるものではないはず。
と、なると必然的にある程度の時間が必要になります。
それを踏まえるとざっくりJGC Life!的な世界一周の定義はこんな感じになろうかと。
- 最低でも半年以上
- 太平洋と大西洋を超えて出発地に帰ってくる
- 5大陸制覇しなくてもいい
- 一時帰国の有無は問わない
こんなもんかな。
期間については非常に難しいのですが、最低でも半年以上無いとかなり大急ぎで巡ることになるからです。
mosariも世界地図を見ながら妄想していますが1年でも足りないと感じるくらいです。
もちろんこれは予算や諸々の事情によって変わるものですから、3ヶ月だっていいと思います。むしろ短い期間であろうとも旅に出た勇気と行動力を称賛するべきでしょう。
後はよく議論されているのが5大陸制覇と一時帰国についてですね。
ぶっちゃけこれはどっちでもいいと思います。
5大陸制覇!という肩書が必要でなければ無理に行きたくない国に行く必要はありません。
自分の成し遂げたいことを実現したらその結果、5大陸制覇していた。というのが自然でしょう。
一時帰国については必要になったらしましょう。
怪我や病気、家族の不幸、行政手続き、結婚式、物資の補給 等々。
必要に迫られても帰国せず世界一周した人よりも、ちゃんと必要に応じて時間とお金のかかる帰国という判断ができる人のほうが正しいのは間違いありません。
極論言ってしまうと世界一周という行為が目的になってはいけないのです。
今回それを言ってしまうとテーマにならないので、あえて世界一周という行為を目指すものの、本来は行きたいところに自由気ままに行けばいいと思います。
それでも世界一周に憧れてしまうのは極東に位置する島国ゆえでしょうか。
これはmosariが好きな古代ローマの哲学者「アウグスティヌス」の言葉。
世界は一冊の本である。
旅をしない人は、その最初の1ページしか知らない。
そう、世界を本と例えるのであれば、物語と共にページは終わりに向かってめくられます。
時には振り返ることもあるけれど、基本的には一方通行です。だから太平洋と大西洋も一方通行で捉えた方がシンプル。”世界一周”ですからね。
旅人は1ページずつ自分でめくることができる。
旅をしない人は1ページが膨大になるけど決してめくられることは無いんです。そしてそれは知識であって知恵ではないということですね。
世界一周のハードル
さて、ざっくり本記事で取り上げる”世界一周”の定義ができたところで実現するためのハードルを考えてみたいと思います。
世界一周の定義を改めて記載するとこれ。
- 最低でも半年以上
- 太平洋と大西洋を超えて出発地に帰ってくる
- 5大陸制覇しなくてもいい
- 一時帰国の有無は問わない
このルールに乗っ取ると一番制約が出てきそうなのはどうやっても1番の期間ですよね。
実際ハードルの大部分はこれに尽きる。
半年以上かけて旅に出ようと思ったらそりゃあもう色々大変ですよ。ざっと思いつくのがこの5つ。
- 仕事を辞める
- 旅の資金がそれなりに必要
- 家を引き払う
- 日本を長期間離れられる環境が必要
- ライフステージがストップする
ひとつずつ見てみましょう。
仕事を辞める必要がある
これが実に重い。ホントこれ。職場によっては一時休業という手もあるかもしれませんが、半年以内のことが多いのではないでしょうか。
それ以上の期間旅に出る場合は仕事を辞める必要があります。
mosariのような30代の場合、10年以上勤めてきた訳ですからそれなりに経験も実績も積んで人脈もできたことでしょう。それらを一度全てリセットし、無収入になる。これはとても怖いことです。
mosariも今都内で大手のクライアント相手にそれなりに責任のある仕事をさせてもらっていますが、会社を辞めてしまったらmosariという個人に残る社会的な信用と価値は何も無いことになります。
20代ならまだパフォーマンス採用という形で帰国後もそれなりの仕事に就ける可能性はありますが、30代ともなるとまずキャリア採用になります。
転職ならまだしも半年以上のブランクがあっての就活ですからね。今の日本の採用環境からするとブランクは最悪の烙印です。1年間遊んできたようにしか捉えられません。
手に職が無ければ帰国後は現実に押し潰されるでしょう。
帰国後も仕事には困らないぜ。って自信を持って言える人の方が少ないですよね。
だから仕事を辞めて旅に出るということは非常にハードルが高いです。
もちろんmosariも仕事に困りまくる側の人間です。35歳無職。考えただけで泣きそう。
仕事は選ばなきゃあるでしょうけど、それで今後の人生で旅に行けないのは嫌ですからね。
旅の資金がそれなりに必要
生きていくには当然お金が必要です。
が、上で触れたように仕事を辞めて旅に出ることなるので無収入です。
となると貯金を切り崩して旅をする必要があります。
旅をしながら稼ぐってこともできなくはないですがやはり特殊なスキルが必要なので現実的ではありません。
- プログラマー
- 翻訳家
- デザイナー
- 大道芸
あたりが鉄板みたいですね。
残念ながらmosariはどれもできん。
となると頼れるのは社畜として働いてきた時の貯金ですね。
30代が20代よりも強いのは資金力くらいでしょう。
旅やねん。さんの調査によると、
旅のスタイルで大きく変わってきますが贅沢しなければ1ヶ月1人20万円くらいをイメージしておくとよさそうです。
半年だったら120万円、1年間だったら240万円ですね。
節約旅にすればもっと削れるかと思いますが、30代で夫婦旅ともなれば体力・安全面等で難しいケースが多いと思います。ある程度の安全はお金で買うしかありません。
ということで1年間くらい夫婦が旅するなら二人で500万円くらいは必要なのでしょう。
500万円かー。家の頭金分くらいですね。。。
家を引き払う
賃貸の場合は家賃を払い続けるのは勿体無いですからね。
基本的には解約することになるでしょう。
これまでは帰る家がある旅行しかしてきませんでした。
帰る家が無いというのは実に寂しいし、これまで過ごしていた部屋とお別れしなければいけません。
家具や私物のほとんどは処分して最低限のものだけレンタルスペースや実家に置かせてもらうことになるでしょう。
断捨離するいい機会と言えば聞こえはいいですがやはりそれなりに労力が必要です。特に大型の家具・家電。
まさか引き払うことがあるとは想像していなかったので物も溢れています。。。
mosari嫁と一緒に暮らし始めて何不自由なく過ごしてきた思い入れのある部屋なので、帰国後の部屋に住んだ後は色々と比べてしまいそうだ。
が、ここは他と比べるとハードルは低いですね。
覚悟を決めたら思い切って捨てるだけです。
日本を長期で離れられる環境が必要
この時点で小さなお子さんがいる場合はほぼ不可能です。(世の中には子連れで世界一周している猛者もいるみたいですが・・)
必然的に出産前になりますし、自分の環境だけでなく親の介護問題もあるかもしれません。
30代ともなると親の健康が気になるって方もいるでしょう。。。
自身を含めて家族が健康で、自分がいなくても問題がない状態でなければいけません。
mosari家は幸い周りが健康なので大丈夫そうです。
ライフステージが止まる
上で触れたように出産前に旅に出ることになりますので、出産がその分遅くなります。
独身の場合は結婚も遅れることになります。(旅先でパートナーをゲットするケースもあるかもですが)
20代であれば20代後半からは周りが怒涛の勢いで結婚・出産を経験してくるので焦りを感じることもあるでしょう。
30代であれば出産のタイムリミットがドンドン迫ってきます。そんななか旅に出るのかどうか非常に悩みますよね。
mosari家もまさにこの状況・・・むーん。
ということでざっと思いつくことを書いてみました。
我が家はこれがネックで諦めたor悩んでますって方がいれば・・・コメントで教えてください。
我が家の場合は仕事を辞めなければいけないことと出産が大きなハードルですね。むーん。
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不安なこと
先に触れたもの以外にも世界一周となると不安は付きません。
例えば、語学!
1週間程度の観光旅行であればなんとかなるものの、世界一周となると話は別でしょう。現地でしか手に入らない情報もあるでしょうし、トラブルが起きた場合にどうしても英語は必要になるでしょう。
mosari達は語学力が0なので、やっぱり不安です。何より現地の人と話せたほうが絶対楽しいですよね。
なので旅の最初に2ヶ月ほど英語留学をする必要があると思っています。
続いて安全面。
こればっかりは可能な限り「危険な地域に行かないようにする」、「夜の外出を極力無くす」、などの防衛策を守りますがそれでも何か起こる可能性は0ではありません。アフリカや南米なんか行こうと思ったらやっぱり不安です。
襲われたら素直にパスポート以外の荷物全て差し出すくらいのつもりいたほうがよさそうです。余計な抵抗で相手を怒らせたらそれこそ命が危険にさらされます。
危なさそうな場合は素直にツアーに申し込むなどある程度の安全はお金で解決する必要もあるでしょう。
また、疲れていると感じたら無理をしない、など、健康面にも気をつける必要があります。20代は若さで乗り切れることもありますが、30代になると確実に身体が弱くなっていると感じます・・・
パスポートもホテルに置いていく派でしたが、これからはずっと持ち歩くことに。緊張しそう。
後は旅の資金。
予算を決めて旅に出るわけですが、考えなしに使っていたらあっという間に枯渇してしまうでしょう。
ドミトリーやゲストハウスに泊まることになるでしょうが、mosari達はまだ未経験。
前回の欧州旅行では↑のような超ラグジュアリーなホテルに泊まっています。
色々と常識をぶっ壊す必要があります。お湯が出ることが「当たり前」から、「ありがたい」と思うようになるのでしょう。
これは慣れるとは思いますが・・・
世界一周で得られるもの
なんでしょうね 笑
これは行ってみないとわからないですよね。
ただmosariが世界一周に憧れる理由はmosari嫁と一緒に「地球にある美しい景色や力強い自然、日本とは違う暮らしを見てみたい」からです。
せっかく自然豊かな星に生まれたんですからその目で見てみたいというシンプルな理由です。
嫁と二人で一生共有できる濃密な思い出を作っておけたら素敵じゃないですか。
今後テレビや雑誌で訪れた国が出てくる度に思い出話に花が咲くことでしょう。
うん、素敵。
世界一周に行くなら色々な航空会社に乗ってみたいけれど、LCCばかりじゃつまらないので世界一周旅行券を使えたらいいなぁ。
本命はJALを含むワンワールド世界一周旅行券ですね。
あえて普段乗らないANAを含むスターアライアンスの世界一周運賃を使うか・・・
さてさて我が家はどうなることやら。
行って後悔するか、行かずに後悔するか。
漫画やドラマだったら行って後悔する方を迷わず選ぶんでしょうけどね。やっぱり年を取れば取るほど保守的になってしまいますね。。
それでも前向きに検討していきたいと思います。
それでは!
ご無沙汰しております!sakuです。
Googleおすすめサイトにこの記事掲載されていました!
さて、世界一周ですが、私は2週間くらいを2回に分けてと簡単に考えていたので
「最低でも半年以上」というのは恐れ入りました…。
理想を言えばそれくらい行きたいですけど、やっぱり仕事がネックです。
リーマントラベラー東松さんのように、週末と年休をフルに使うか…
私もmosariさんと同じく30代子なし夫婦なので、いろいろ考えさせられます。
お互い、前向きに検討しましょう!
saku様
こんばんはー!コメントありがとうございます。
おかげさまでたまーーにGoogleさんに取り上げられるようになりました(∩´∀`)∩
やっぱり仕事がネックですよね。。。
半年はあくまで理想ですからね、お互いの生活の中で1番いい方法が見つかるといいですね。
我が家は5大陸に行きたいところがあるのでどうしても長くなりそうです(;´д`)
本当は南極も行きたいんですけどめっちゃ高いみたいで、、、(アルゼンチンからツアーで100万くらいらしいです)
お互い前向きに検討しましょう!
たまたま目に留まりました。昔の自分たちを見ているようで懐かしかったのでコメント残します。
約10年ほど前、私たち夫婦は30代で仕事を辞めて世界一周に旅立ちました。2~3年のつもりでしたが、8~9カ月で子供ができたので、そこからはペースを落として3~4カ月南米と北米を周り、スタートしてからちょうど1年で帰国して出産しました。
子供が少し大きくなったら、続き?2周目?をやるつもりでしたが、子供が学校に通い始めると家族での長期一周はもう厳しいですね。(昨年は妻と休みが合わずにエベレストのトレッキングに2~3週間一人で行ってきました。)
30代の世界一周、ましてやある程度の旅行を経験されてるなら、二人で600万~800万円/年あるとメリハリのある旅ができて楽しいですよ。
その後の仕事は何とかなります。人生は楽しんだもん勝ちですので、是非、周りの雑音に負けずに楽しんできてください!
くに様
はじめましてこんばんは。
コメントありがとうございます!
職場で読んでて泣きそうになりました。すっごく勇気をもらえた気がします。
10年前に実践されたこと、子供ができるとやっぱり難しいということ、仕事は何とかなる。人生楽しんだもの勝ち。とても心に響きました。
費用についてももう少しあった方がよさそうですね。出発までの間少しでも節約します。
私もちょっと前まで周りで雑音を言う側の人間だったのでなかなか踏ん切りがつかないのですが、すごく勇気をもらえました。ありがとうこざいます!
デリケートな内容をすごく真っ直ぐに表現しておられて
尊敬します。誰でも大切なものに順番がありますよね。だけど自分では制御できないこともあるしライフステージによっても変わってくるし。自分たちで決めるしかないのに考えていたら時間が過ぎていって。もしもmosari様が後悔するとしたら、それは奥様を後悔させた時でしょうね。
私は長期滞在の経験はございませんので羨ましくも思いますが、今の一般的な家族生活でも十分に海外を楽しめていますし、制限のある中で自分なりの役割を全うできればと思っています。元気があればいつでも始められるのが旅のいいところですし、途中でやり直しをする勇気があればまた戻ることもできます。
失ってはいけないものは人によって違うものもあれば、そうでないものもあります。応援しています。
まつ様
こんばんはー。
いつも勇気の出るコメントありがとうございます。
嫁を後悔させないように。そうですね。本当にそのとおりだと思います。
実は私もそうなのですが、私以上に嫁も世界一周に出てみたいと言っているのです。
未来に先延ばしていけない理由が出るくらいなら、さっさと行ってしまおうと。
その一方でまつ様もおっしゃるように一般的な家族生活を楽しみながらでも海外を楽しむことはできるんですよね。
帰ってきてからの仕事は正直とても不安です。
正解は誰にもわかりませんのでどちらにせよ後悔しないように嫁としっかり話し合って2人で決めることが大切ですよね。
温かいコメント本当にありがとうございます。