皆様こんにちは。
航空会社の格付けを行っている英国のスカイトラックス社より2019年の”THE WORLD’S BEST AIRLINES”が発表されています。
これは2,000万人近くの世界中のエアラインユーザーによる顧客満足度調査結果に基づき決定されているそうで、航空業界の格付けとしては最も信頼されており非常に影響力の高いものです。
評価対象の航空会社は、245 社以上にのぼり、41項目の主要業績評価指標(KPI)で評価されています。
2018年度はJALが5つ星エアラインに認定されるなど嬉しいニュースもありましたね。(ANAは前から5つ星)
それでは2019年の発表内容を見てみましょう!
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The World’s Airlines 2019 TOP20
まずは機材や機内サービス、空港での対応など総合的に評価した最も栄誉な”THE WORLD’S BEST AIRLINES”のTOP20位までを見てみましょう。
( )内は昨年2018年の順位です。
赤=ワンワールド
青=スターアライアンス
緑=スカイチーム
- カタール航空(2位)
- シンガポール航空(1位)
- 全日本空輸(ANA)(3位)
- キャセイパシフィック航空(6位)
- エミレーツ航空(4位)
- エバー航空(5位)
- 海南航空(8位)
- カンタス航空(11位)
- ルフトハンザ・ドイツ航空(7位)
- タイ国際航空(10位)
- 日本航空(JAL)(13位)
- ガルーダインドネシア航空(9位)
- スイス インターナショナルエアラインズ(12位)
- 中国南方航空(14位)
- オーストリア航空(16位)
- ニュージーランド航空(17位)
- バンコクエアウェイズ(21位)
- KLMオランダ航空(19位)
- ブリティッシュエアウェイズ(31位)
- エアアジア(28位)
うおお!1位はワンワールド加盟のカタール航空です!!ヤッター!
カタール航空といえばエミレーツ同様にオイルマネーをもとに豪華な機材を使ったフライトが有名です。
特に力を入れているのがビジネスクラスで、カタール航空と言えばビジネスクラスです。ビジネスクラスに焦点を当てた「World’s Best Business Class」部門1位の常連でもあります。
一部の機材では「Q-Suite」というブランド名で売り出しています。
21.5インチの大型モニターと3,000を超えるエンターテイメント、フルフラットシートに個室型のドアを完備しているのですが、その最大の特徴は4席を1つの部屋のように使うことができるQUAD型の配列でしょう。
ヤバないですかこれ?
ビジネスクラスの居住性を保ちながら4人で向かい合わせて座ることができちゃうんです。家族旅行や女子旅なんかでもいかがでしょうか?
2人旅の場合は仕切りスライドすれば対面の席は見えませんし、
並び席でダブルベッドのように使うことができちゃうんです。もちろんフルフラットなのでぐっすりです。最高かよ。
ドーハにあるラウンジも超豪華。「アル・ムルジャン ビジネスラウンジ」です。
噴水の上を通るダイニングエリアへ上がる螺旋階段は豪華の一言で最高に気分が上がります。
mosariのベストラウンジは間違いなくここ。
ビジネスクラスでもパジャマをもらえたり食事のオーダーが好きなときに可能とサービス面も隙がありません。
A380の機内には立派なバーカウンターも完備。
あーまた乗りたい。
なんと今なら”THE WORLD’S BEST AIRLINES”1位を記念したビジネスクラスの特別運賃が出ています。
普段よりも10万円以上にお得に乗るチャンスです。
気になる方はこちらからどうぞ カタール航空
2位はシンガポール航空ですね。
ワンワールド派のmosariが浮気してまで乗ってしまったシンガポール航空。確かに素晴らしかった。
旧機材だったにもかかわらず一気にシンガポール航空のファンになってしまいました。
そんなシンガポール航空の現行機材では、
スイートクラスの部屋がぶっ飛んでいると話題ですよね。これぞホントの空飛ぶホテルですね。
こちらも繋げればダブルベッドルームに早変わり。ここまでくつろげるんじゃ疲れとは無縁ですね。ホントおかしい。
シンガポール航空はどちらかと言うとファーストクラスに力を入れているように見えますが、ビジネスクラスもとても素敵。
そしてシンガポール航空の凄さは機材もさることながら食事でしょう。
「BOOK The COOK」と呼ばれる事前オーダー式の食事は完全に機内食のレベルを超えています。
まじで美味かった・・・
クラムチャウダーはムール貝やアサリ、野菜がゴロゴロしてて・・・あぁ・・・また食べたい。
3位は我が日本の誇る全日本空輸(ANA)ですね。
素直にすごいですよね。世界中に200社以上ある航空会社の中から2年連続3位ですから。
一方で日本航空(JAL)は昨年から2ポイントアップの11位でした。もう少しでTOP10入りですね。何が足りないというのだろうか。やはりビジネスクラスだろうか。JALのビジネスクラスはどうしても他社に見劣りしてしまうからなぁ・・・
アライアンス別で見てみると、
ワンワールド:5社(4社)
スターアライアンス:8社(9社)
スカイチーム:3社(3社)
無所属:4社
JALと同じワンワールド加盟航空会社は
1位:カタール航空
4位:キャセイパシフィック航空
8位:カンタス航空
11位:日本航空
19位:ブリティッシュエアウェイズ
となっています。ブリティッシュエアウェイズが何故か31位から19位と急上昇。英国の会社の格付けだから何か見えざるパワーが働いたのでは?と疑ってしまうレベルの急上昇ですね。今年何か特別なことも無かったと思うので・・・
これらを使って世界一周旅行券を発券することができます。
スターアライアンス加盟の航空会社だと・・・
2位:シンガポール航空
3位:全日本空輸
6位:エバー航空
9位:ルフトハンザ・ドイツ航空
10位:タイ国際航空
13位:スイス インターナショナルエアラインズ
15位:オーストリア航空
16位:ニュージーランド航空
スターアライアンスも素晴らしい航空会社を多く抱えていますね。今年はターキッシュエアラインが18位から27位と爆下げして20位圏外に。
スターアライアンスを使った世界一周旅行券はこんな感じ。
地味に20位にLCCであるエアアジアが入ったのも驚きです。安さは中途半端なサービスに勝るということなのか・・・来年どうなるか要チェックですね。
スカイトラックス社からは部門別の順位も発表されているのでそちらのランキングも簡単に見てみましょう。ここからはベスト10位まで掲載。
World’s Best Cabin Staff TOP10
まずは客室乗務員部門です。快適なフライトにはCAさんによるサービスが欠かせません。
多少嫌なことがあってもCAさん次第でカバーできますし、どんなに豪華な機材でもCAさん次第ではイマイチなフライトになってしまうので非常に重要な要素でしょう。
- シンガポール航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- 全日本空輸
- タイ国際航空
- エバー航空
- キャセイパシフィック航空
- 海南航空
- 日本航空
- カタール航空
- チャイナエアライン
丁寧なサービスを言えば日本のお家芸と思いきやANAが3位、JALが8位と素晴らしい結果ではありますがちょっと物足りないですね(;´∀`)
1位のシンガポール航空は納得ですね。
とにかくフライト中は乗客を気にかけているのが伝わってきました。
サロンケバヤと呼ばれる伝統衣装に身を包んだCAさんのサービスは抜群です。納得の1位です。
7位の海南航空は中国の航空会社ですが今年はパフォーマンスをされてみたいで、楽しそうな会社です。
中国系の会社なのですが5つ星認定されているのでしっかりしてそうな感じです。
中国系は乗ってみたことが無いのですが、以外と楽しいのかも?いや、どうだろう。乗ったことある人感想教えてください。
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World’s Best First Class
続いては普通に暮らしてたら縁の無い憧れのファーストクラス部門です。
- シンガポール航空
- ルフトハンザ・ドイツ航空
- エールフランス
- エティハド航空
- カタール航空
- エミレーツ航空
- 全日本空輸
- スイス インターナショナルエアラインズ
- カンタス航空
- オマーン航空
ファーストクラスはシンガポール航空が2年連続1位を奪取しました。
これには勝てませんよねぇ・・・
2位はルフトハンザと意外な会社が入ってきました。
といっても去年は4位だったので2位になっても不思議ではないのですが、↑のファースクラスの紹介動画を見てもあまり特別感はわかりませんでした。少なくとも機材で優位が取れそうな感じではなさそうなので、サービス面が充実しているのでしょうか。
広いは広いんですけどね。
3位のエールフランスも同様に特別感はあまり無いんですよね。
シートはこんな感じ。
ルフトハンザもエールフランスも仕切りを無くして開放感を重視している感じがしますね。もちろん必要に応じて上半身が見えにくくなるように仕切りが上がるようになっていますが、方向性の違いが見て取れますね。
我々庶民は機材の豪華さにどうしても目がいってしまいますが、本当にファーストクラスに乗っているような方々が評価するのはきっと豪華さではなく、サービスなのでしょうね。シンガポール航空はどちらもハイレベルゆえ1位なのでしょう。
中東御三家は仲良く4位エティハド、5位カタール、6位エミレーツ。
ファーストにあまり力を入れていないカタールにエミレーツが負けてしまっている点や、同じ中東のオマーン航空がひっそり10位にいるのは見なかったことにしよう。
↑はエミレーツのファーストクラス。ギラギラしててごちゃごちゃしてて豪華さはピカイチ。mosariのような庶民はこういうわかりやすいのが好きです(∩´∀`)∩
空の上のシャワーとかね。わかりやすい!すごいぞ!かっこいいぞ!
World’s Best Business Class
続いてビジネスクラス部門を見てみましょう。有償でもセール運賃なら乗れないことも無いですし、マイルでもなんとか貯められるレベルという方も多いのがビジネスクラスでしょう。
最近のビジネスクラスは一昔前のファーストクラスとも呼ばれているくらい充実しています。
- カタール航空
- 全日本空輸
- シンガポール航空
- エミレーツ航空
- カンタス航空
- 海南航空
- タイ国際航空
- エティハド航空
- キャセイパシフィック航空
- ガルーダインドネシア
1位は昨年から引き続きカタール航空ですね。
先程触れた「Q-Suite」などビジネスクラスにかなり力入れてますからね。
フライト中くらい仕事休ませてくれよ!って部下の声が聞こえそうなワンシーン。
紹介動画はこちら。
乗ってみたい。
今なら10万円ほど安く乗れるが・・・むむむ。
Q-Suiteでは無いB777のビジネスクラスでもこの広さ。たぶんルフトハンザとかのファーストクラスと同じくらい広いです。
2位はシンガポール航空かと思いきやまさかのANA!
やるやん!
乗ったこと無いからわかりませんが、世界から評価されていると思えば乗ってみたくなりますね。
乗るならやっぱりA380かな!
この笑った2号機に乗りたいな。
ちなみにJALは13位。頑張れ!
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World’s Best Premium Economy Class
次はプレミアムエコノミー部門です。
ビジネスまでは出せないけどエコノミーよりは楽に移動したい・・・というニーズを狙ったプレエコ部門のTOP10位はこちら。
- ヴァージンアトランティック
- シンガポール航空
- ニュージーランド航空
- オーストリア航空
- エア・カナダ
- カンタス航空
- ルフトハンザ・ドイツ航空
- ヴァージン・オーストラリア
- アエロフロート
- エールフランス
1位は昨年圏外だったヴァージンアトランティックが一気に1位に躍り出ました。
どこの航空会社だろうと調べてみたらイギリスでした。またもイギリスの航空会社が急上昇。何か見えざる力が・・・
2015年に日本から撤退してしまっているようで情報が全然ありませんでした。
シンガポール航空が2位ですね。シンガポール航空ランクインしすぎぃ!レベル高すぎぃ!
あまりプレエコに乗ったことがありませんが、この10位の中でmosariが乗るなら・・・
・・・
・・
・
9位のアエロフロートですね!
去年も言った気がするけどアエロフロート航空はロシアの航空会社。CAさんめっちゃ素敵。
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同じロシアのS7航空に乗ったときは美しすぎてたまげました。
World’s Best Economy Class
最後に最も需要が高いエコノミークラスです。
- 日本航空(JAL)
- シンガポール航空
- カタール航空
- タイ国際航空
- 全日本空輸(ANA)
- エミレーツ航空
- キャセイパシフィック航空
- 海南航空
- ルフトハンザ・ドイツ航空
- エバー航空:台湾
おぉ、2年連続1位だったタイ国際航空を打ち破ってJALが1位ですよ!!
うおおおーよくやったーJAL!!!
HPでも大々的にうたっていますね。
1位になった要因はやはり3年連続シート部門で1位に輝いているこのシートでしょうね。
他社のエコノミーはシートピッチが31インチ(約79Cm)が一般的ですが、JALは33インチ(約84Cm)と少しだけ広いです。しかも横幅も広く取っており、B787なんかだと他社が9列のところJALは8列にするなどシート幅を広く取るように努力しているんですね。
ご飯も美味しいですしね。JAL。
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World’s 5-Star Airlines
スカイトラックス社は他にも航空会社を独自基準により格付けしています。ミシュランガイドの航空版ですね。
客室乗務員のサービスや、空港での搭乗手続き時の手際のよさ、ラウンジのレベル、機内食の量や質、機内のエンターテインメントの充実度などを基に5段階で格付けを行っています。
最高位である5-Star(5つ星)を与えられていた航空会社は2018年度は11社ありましたが、2019年は10社になりました。
5つ星の航空会社
- 全日本空輸(ANA)
- アシアナ航空
- キャセイパシフィック航空
- エバー航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- 海南航空
- 日本航空(JAL)
- ルフトハンザドイツ航空
- カタール航空
- シンガポール航空
流石の顔ぶれですね(∩´∀`)∩
ちなみに今年5つ星から降格したのはエティハド航空です。
アシアナ航空なんて今日紹介したアワードに1度もランクインしていないんですけどね。なんで5つ星なんだろう。
世界で10社しか認定されていない5つ星に唯一1つの国から2社選出されているのが日本です。
すごいですね、日本の航空会社は。JALは去年から5つ星ですが、ANAはもう7年目なんだそう。
これからも世界に誇れる会社でいて欲しいですね。
とはいえ他社も素晴らしいサービスを行ってますからね。JAL、ANAしか乗らないって方もたまには海外の航空会社に乗ってみると面白いと思いますよ。同じアライアンス(JALならワンワールド、ANAならスターアライアンス)ならJALかANAにマイルが付けられますし。
特にマイルを使った特典航空券はJALもANAもなかなか予約が取れませんからね。他社だと意外と空いてたりするのでマイルを使うときに選択肢を広げてみてもいいでしょう。
↑こんな感じで同じアライアンス内の航空会社を乗り継ぐようなルートも作れるので、旅の選択肢がぐっと広がりますよ。
我が家もSPGアメックスでせっせとマイルを貯めて特典航空券を狙っています。
飛行機は所詮移動手段でしか無いですが、単なる移動とみなすか、エンターテイメントと思うかで旅の満足度って大きく変わると思います。
格安航空券を追い求めるのも一つの正解ではありますが、しっかりと賞をもらっているような航空会社を選ぶことでトラブルが起きる確率を下げられたり、もし起きてしまったときに助かる可能性もあがります。
せっかくの海外旅行ですから年に1度や2度の楽しみだというときに移動で変にストレスを貯めるのはもったいないですからね。航空会社もちゃんと考えてみるといいと思います。
それでは良い空の旅を!
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