【世界一周574日目】2024.11.29 ニュージーランド クロムウェル 〜 ワナカ
気温：6度〜20度
歩数：18,675歩
1NZドル＝88.70円
今日の予定
- ワカナのロッキー・ピーク・サミット（Rocky Peak Summit）へ
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初めての車中泊
昨日は初めて車中泊を試してみることにした。
テントが張れないようなことがあった時のために一度やっておきたかったのだ。
心配だった荷物もなんとか運転席と助手席に積むことができた。
だがテントより車の方が横幅が狭いのでマットを2枚並べて置くことはできなかった。
どうしたもんかと悩んだ末、マットは2枚重ねて僕が使用し、どこでもいつでも寝れるAzuは銀マットと座布団を使って寝ることに。
すまぬAzu・・・
結果的に車内はテントよりも暖かく、風の影響もほとんど無く寝る環境だけでいったら快適だったかもしれない。
ただし車内の乗り降りが大変だったり、夜トイレに行こうものなら確実相方を起こさないといけない、など、いくつか難点もあった。
そして何より僕の身長だと本当にぴったりサイズ。
足がバックドアに触れてしまい、そこから冷たさが伝わって来て仰向けで寝ることはできなかった。
いざという時に1泊するのは問題なけれど、普段はテントを張ることにしよう。
そんな訳で朝6時半にトイレに行きたいAzuに起こされてそのまま起床することにした。
車内は結露がびっしりするほど暖かく、外に出るとあまりの寒さに驚いた。
先週のクライストチャーチ近郊にいた時の感じに近い。
確かにまだ朝早いし、木に囲まれていたせいでまだ朝日が当たっていない。
大慌てで服をありったけ着込む。
それでも寒かったけど、無料のキャンプ場ゆえ避難できる場所は車内しかない。
でもその車内の運転席と助手席には大量の荷物が乗っている。
どうしようも無いので急いで朝食を食べることにした。
でも寒すぎてまずはお湯が欲しい。
お湯を沸かしてからいつものスープを温めた。
コーヒーが染み渡る・・・
今日はミネストローネとパン。
意外と車内でもパンなら大丈夫そうなので今後はマッシュポテトじゃ無くてパンになりそう。
（意外とパン高くて嫌になるけど）
寒いのにそのままバナナと昨日maiちゃんのお店で買ったチェリーを食べた。
実は僕チェリーは好きではなかったのだが、これはめちゃくちゃ美味しかった。
ニュージーランドの南島のこの辺はチェリーの産地で有名らしく、先週あたりから収穫が始まったばかりの初物らしい。
年末ごろにかけてもっと美味しくなるとmaiちゃんが教えてくれた。
またどこかで食べたいものだ。
その後は震えながら水道で洗い物。
そして車内の荷物をまた後部座席に移動して撤収準備完了。
これはテント張るよりも簡単かも。
ガラッと移動することで散らかりがちな荷物も綺麗に整理できたのもよかった。
引越しすると部屋が綺麗になる的な感じ。
8時40分ころにベンディゴ・フリーダム・キャンピング（Bendigo Freedom Camping）を後にした。
無料で使わせていただいてありがとうございました。（助かるっ！！）
ワカナ移動中に宿題
今日は快晴で絶好のハイキング日和になりそうな予感。
泊まっていたキャンプ場からワカナまでは30分ほど。
そこから20分ほど進んだところにあるロッキーピークというトレッキングルートを歩く予定。
Azuが運転してくれているので僕はその間に宿題をやることにした。
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先月ドイツにいた時に往路のニューヨーク行きは発券していたので、これは帰りの分。
ニューヨークからロサンゼルスまでアメリカ横断してみようかなと。
帰国したら真面目に働くつもりだったのだけれど、カミーノの最中にAzuとこれからのことを話したら、アメリカ行ってみたいよね。なんて話が出て、そこからアメリカ横断してみることになっていたのだ。
でも旅の予算が尽きるので一度ゆるっと働いてアメリカ旅費を稼ごうかと。
そんな感じで航空券を調べていたら今日のハイキングの開始地点に到着してしまった。
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ロッキー・ピーク・サミット
ロッキーピークサミットを歩くにはこの辺りの駐車場がスタート地点になっている。
無料の駐車場にはトイレがあった。
駐車場の奥に柵があるのでそれを越えたらハイキングスタートだ。
今日はダイヤモンドレイクの先にあるロッキー・ピーク・サミットまで約7km、３時間のハイキング予定。
10時にスタート！！
最初は10分先にあるというダイヤモンドレイクを目指す。
最初はしっかりと整備されたルートを登っていく。
あっという間にダイヤモンドレイクに辿り着くが、我々はその先を目指すので湖の周回路には入らずDiamond Lake Viewpointを目指して再び登っていく。
歩き始めて25分ほどで展望台に到着。
上からダイヤモンドレイクが見渡せた。
これまで見て来たエメラルドグリーンの湖では無く、真っ黒な湖だった。
ひたすら登りなのでどんどん暑くなっていくが、森の中の日陰を進むのでそこまで気にならずに助かった。
展望台の先はどんどん道が悪くなり、急な斜面や不安定な足場がちらほら現れてきた。
スニーカーでは無くちゃんとしたトレッキングシューズがおすすめだ。
中にはこんな場所も。
気の根っこってたまに滑るし結構危険。
気を遣いながら急な段差を登って行く。
何度も何度も立ち止まって休憩。
その度に誰かに抜かれるが、
ヘロー！
グッモーニン！
みんな挨拶してくれる。
ちょっとマイナーなルートだとみんな挨拶してくれるんだよな。
有名なマウントクックのフッカーバレーなんて挨拶なんて誰もしてなかったし・・・
ゆっくり進んでいくと森を抜けて開けた場所に出た。
遠くには白い冠を被った頂が見える。
あぁ、今日もニュージーランドは美しいな。
ねぇmosari！1時間ちょっと移動しただけでこういう景色がポンポン見られるのってすごいね！！
Azuもニュージーランドの持つ魅力がわかって来たようだった。
しばらく歩くと今度は大きな湖が見えて来た。
これがワナカ湖だろう。
今日の目的地ではこれがもっとパノラマで見られるらしい。
・・・
・・
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何度も休憩しながら登っていくと、多くのハイカーたちが休憩しているスポットが見えた。
きっとあれがゴールの高台だろう。
最後の坂を登り切ると目の前に広がるワナカ湖。
おぉ・・・
こりゃすごい。
複雑な形をしているがこれ全部がワナカ湖のはず。
ねぇmosari。なんだか（アルゼンチンの）バリローチェみたいだね。
あぁ、確かに山と湖の感じが似ているかも。
バリローチェは南米のスイスと呼ばれている景勝地だ。
もう半年以上前か・・・
そういやそこで誕生日を迎えたんだっけな。
38回目の誕生日。
まさか誕生日を海外で迎える日が来るとは思わなかったよ。
人生何があるか本当にわからない。
頂上からはワナカ湖だけではなく、美しい山々も望むことができた。
多くの人がこの高台に座って美しい景色を堪能していた。
きっとあの雪も1ヶ月後には溶けてしまっているんじゃ無いだろうか？
そう思うとちょっと寒いけど11月からニュージーランド入りして良かったかもな。
いや、寒いのはほんと嫌だけど(；´∀｀)
ねぇmosari、私たちニュージーランド満喫しているね。
そうだね、こんなハイキング三昧して、キャンプして。楽しいね。
ニュージーランドには前から来たかったけれど、オセアニアには基本的にオーストラリアとニュージーランドしか無いので世界一周的な視点でみると結構来にくかったりする。
だから最初はルートから外してしまっていた。
でもやっぱり最後に行くことにして正解だった。
この1年半以上に渡る世界一周の最後の国。
レンタカー旅、キャンプ旅というスタイルに挑戦したけれど、今のところは失敗しながらもまぁなんとか様になって来ているんでは無いだろうか。
あんまり夜眠れないけど(；´∀｀)
景色もいいのでここで昼食。
ハムとチーズを挟んだサンドイッチ。
もはや我々の行動食といえばこれだ。
これを食べればいつだってカミーノを思い出す。
我々の最高の思い出の１つ。
本当に充実していて最高の日々だった。
そういえば時間がある時にカミーノ編を抜粋してKindleで書籍化してみようかと画策中。
売れる売れないは置いておいて電子書籍の出版プロセスを体験してみたいというのもあったりなかったり。
さて、そろそろ行こうか。
食後はまた2人で歩き出す。
大事なのは2人であること。
子供に恵まれなかった僕らができること、それは2人の思い出をたくさん作って、一生語れるような濃厚な日々を過ごすこと。
そしてその中で得られたことを活かして今後の人生を心豊かに生きていく。
最後まで楽しんで、気づいて、学んでいこうと思う。
帰国は1月なのでまだ1ヶ月以上先だけど、もう終わりが見えている気がして少し感傷的になりながら帰り道を歩いた。
Azuはどんな気持ちで歩いているのだろうか。
とりあえず今はとても楽しそうでよかった。
帰りはぐるっと回って湖を眺めながらのルートだった。
基本的に下っていくので段差に気をつけながら慎重に歩いていく。
・・・
・・
・
行きにも通ったDiamond Lake Viewpointに辿り着くと、
おっ、展望台に帰って来たぞ。
ほんとだー！
なんて話をしていたら、
あ、日本人の方ですか？こんにちは。
展望台にいた若い男性から声をかけられた。
彼は昨日のmaiちゃんと同様にワーホリの制度を使ってニュージーランドに暮らしている若者だった。
北島で半年ほど働いた後、今は好きなハイキングを満喫すべく南島を巡っているそうだ。
そんな話をしていると、
あー！こんにちはー！
新たに日本人の女性も展望台にやって来た。
彼女もやっぱりワーホリ中。
彼女はこの麓にあるワナカの街で働いているそう。
気になっていたことを色々と聞いてみた。
ニュージーランドで働いたら時給いくらくらいなんですか？
私は時給25NZドル（2,220円）。
家賃はいくらくらいですか？
私はオーナーの家の一部屋を1週間200NZドル（17,740円）で借りてます。
ふむふむ。
時給は日本の倍で、家賃は月7万円か。
光熱費はかからないし、生活費が高いとしても日本よりは稼げそうだな。
異国の暮らしを体験できて、（散財しなければ）貯金もできる。
いい制度だ。
他にもニュージーランドやオーストラリアに長期で滞在するなら中古車を買った方がいいという話もよく聞く。
だからその辺のことも聞いてみた。
彼女は掲示板に掲載されていた3,800NZドル（訳34万円）で購入し、その日のうちに売主と一緒にAAという陸運局のような場所に行って名義変更の書類をサクッと書いてゲットしたらしい。
実際に住んでいる人の話を聞くのは面白いな。
色々と話を聞かせてもらってお別れ。
我々は駐車場へ、彼らは頂上を目指して歩いて行った。
ワーホリ頑張ってくださいね！
今日のハイキングは休憩なんかを除いて２時間45分。
駐車場に無事到着。
お疲れ様だモゥ。
ホリデーパークへ
ハイキングの後はワナカの街に戻ってスーパーへ。
二日分の食料を購入。
相変わらず冷凍庫みたいに寒い。
でも現地の人は水着だったり、半袖。
どうなってるん？
ちょっとしか買ってないのに80NZドル（7,000円）もしてドン引き(；´∀｀)
君たちクラブカードは持っているかい？
レジのお兄さんがそう聞いて来たので持っていないと答えると、
ピッ！
お兄さんがレジの脇にあったキーホルダーをレジにかざすと、一部の商品がメンバー価格に適応されて5NZドルほど割引された。
や、やさしい・・・！
食料とともに今日泊まるMt Aspiring Holiday Parkへやって来た。
電源無しのキャンプサイトが1泊2人で44.22NZドル（3,922円）。
暖かい無制限のシャワー、Wi-Fi、キッチン、BBQ台なんかが含まれている。
ランドリーは洗濯機、乾燥機ともに4NZドルだった。
暖かいシャワーを浴びて、洗濯物を手洗いして洗濯ロープへ。
強すぎる日差しのせいで２時間で乾いてしまった・・・
今日はテントを設営。
でも日差しが強すぎて日中はとてもじゃないけどテントの中にいられない。
まるで蒸し風呂。
でも、日が落ちると今度は寒くて仕方ない。
ほんと日があるか無いかで寒暖差がエグすぎるな・・・
夕飯は超混み合っているキッチンでお米だけ炊いて、メインはBBQ台を使った。
・・・
・・
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ホリデーパークならこうしたBBQ台が無料で使えることがほとんどのようだ。
肉と野菜を焼いて〜
焼肉ディナー！
- ラム肉のステーキ
- 鳥の手羽先
- ハーブソーセージ
どれも10NZドル（890円）ほどしたが、明日も食べるので1回あたりだと15NZドル弱（1,330円）。
自炊としては高いかもしれないが、肉食べたいんですよ。
そして今日は米が美味しく炊けた。
使っているのはオーストラリアのお米なんだけどほぼ日本米と同じ。
メスティンという蒸気が溜められない調理器具だったり、温度設定が意味不明な電熱線のコンロなんかを使っているのに奇跡的に美味しく炊けた。
ちょうど1年前にナミビアで一緒にロードトリップしたキャンプの達人であるチャッキーの2人にお米を炊くコツを教えてもらっていた。
- 炊き加減は時間では無く音と匂いで判断
- 蒸らせばだいたいなんとかなる
というもの。
音はパチパチ言い始めると焦げて来るサイン。
でもにぎやかなキッチンだと音は聞き取れないので美味しい匂いかどうかで判断。
もし焦げているならその匂いも混じってくるので。
毎回そんなに上手くいかないと思うが、やはり米は大事だ。
あまりに美味しくて2人とも最初に白飯だけパクパク食べてしまった 笑
もちろん肉もおいしかった。
ラムのステーキなんて臭みもほとんど無かったし。
もう少し脂が乗ってる部位も試してみたい。
夜は寒くなったのでTVルームで充電しながらブログやインスタグラムなど。
後は今日出会った方から教えてもらったAll Trailsというアプリも試してみた。
これはハイキングルートを探すことに特化したアプリでロケーションごとに調べることが可能。
どうやってハイキングルートを調べるか悩んでいたのでこれはかなり助かった。
これで日本語の情報は無い（少ない）けど、実は良いルートなんかを見つけることができるはず。
とりあえず明日は王道のルートを歩く予定。
まだまだハイキング三昧は続きます。
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フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック！
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日はちょっとだけ早起きして少し長めのルートを歩きます。
それでは！
