【世界一周575日目】2024.11.30 ニュージーランド ワナカ
気温:9度〜19度
歩数:30,085歩
1NZドル=86.45円
今日の予定
- ワナカのロイス・ピーク(Roys Peak)へ
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早起きの朝
6時のタイマーで目を覚す。
今日は朝方に寒くて目が覚めたけど風も無く、うるさくも無かった。
外が寒いのがわかっているのでなかなか寝袋から出られない。
でもゆっくりもしてられないので頑張って寝袋から這い出る。
時間は6時20分。
テントから出るとめちゃくちゃ寒い。
もう日が昇っているけど、近くの山が遮っているからキャンプ場はかなり冷えている。
震えながら顔を洗って朝食。
今日はいつものスープは辞めた。
・・・
・・
・
完璧すぎる朝食だ。
- ハム付きの目玉焼き
- トマトとビーツときゅうりのレモンドレッシング
- トースト
- バナナ
- コーヒー
トーストのお供には一昨日maiちゃんのお店で買ったハチミツ。
ポフツカワのハチミツだ。
ポフツカワはニュージーランドのクリスマスツリーと言われていて、赤い花がぎっしり咲く木のこと。
てっきりマヌカハニーの一種かと思っていたが別物らしい。
キルギスで買った白蜂蜜のようなクリーミーな味わい。
こっちのハチミツもとてもおいしかった。
大満足すぎる朝食だった。
しかも食後は家族で旅行しているネパール人からマサラティーをいただいてしまった。
生姜と胡椒のピリッとした辛さの後にじんわり広がる甘さ。
朝から贅沢だ。
スパイスのおかげか身体もめっちゃポカポカしてくる。
寒い朝にぴったりな飲み物だな。
砂糖めっちゃたっぷりだけど。
その後は昼用のサンドイッチを作って8時15分に出発。
ロイス・ピークへ
ロイス・ピーク(Roys Peak)はワカナ周辺では最も人気のハイキングコースだ。
今泊まっているホリデーパークからは車で5分の距離。
無料の駐車場はこちら。
この駐車場がハイキングルートの入口になっている。
ここから山頂まで16km、往復で6時間のハイキングが始まる。獲得標高は1,000m越えだ・・・!
8時半にスタートしたが駐車場は8割くらいの埋まり具合だった。
入場料は2NZドル(173円)。
この階段を越えたところにトイレがあった。(山頂付近にもトイレ有り)
このハイキングルートは山頂を目指すシンプルな道ではあるが、ひたすら九十九折りが続く。
ワナカ湖も見えるので景色は良いが、変化に乏しいのがネック。
とにかく平坦な部分が無く、常に登り続けることになる。
眼科にはワナカ湖が見れるので景色は良い。
30分ほど歩くと柵の中に入る。
この中は牧場となっており、多くの羊を見ながら登ることになる。
10月〜11月上旬までは羊の出産シーズンらしく、小さな羊もたくさん見かけた。
一番手前の子が子供。
毛がまだ綺麗でお尻がプリプリしていてとっても可愛い。
メエエエエエ!
あちこちから羊の鳴き声が鳴り響き、ちょっとフンの匂いがする牧場を登り続けた。
日差しが強いし、登りなことも合わせてめちゃくちゃ暑い。
日焼け対策にできれば長袖を着て歩きたいが、早々にギブアップ。
ルート上はひたすらにこんな感じの道を進み、日陰は一切無い。
帽子やサングラス、日焼け止めは必須。
羊も暑いのか、日陰で休んでいる子も多かった。
毛があると暑いんだねきっと・・・(気にせず日向の草を食べつづている子もいたけど)
度々立ち止まりながらひたすらに登っていく。
景色は良いが暑いし、足を休ませられる平坦も無く単純に疲れる。
たまに立ち止まって息を整えてから出発。また休憩を繰り返しながら進んでいく。
・・・
・・
・
1時間半ほど登り続けて一度座って休憩することにした。
休憩のお供はこれ。
maiちゃんがお土産でくれたドライフルーツ。
左のオレンジはアプリコット、右はなんと生姜だ。
最初は砂糖の甘さを感じるが、その後にピリッとした強烈な辛さがやって来る。
生姜のドライフルーツなんて初めて食べた。
っていうかmaiちゃん若いのにチョイスが渋すぎるよ 笑
でもやっぱりドライフルーツは食べ応えもあるし糖分も摂れるからいい携行食だよな。
そして結構お腹が減ってしまっていたのでお煎餅も食べることにした。
タイで作られたお菓子のようだったがその味に驚いた。
てっきり塩味かと思いきや、完全にハッピーターンの味だった。
クセになる甘さ。
ニュージーランドで日本の味が恋しくなったらこれめっちゃおすすめ。
10分ほど休憩したら再び歩き出す。
すぐに牧場の出口に差し掛かった。
なら後1時間半ほど登れば頂上のはず・・・
この看板でちょうど半分くらいのようだ。
ここからは緑の葉っぱは生えておらず、茶色のボンボンみたいな植物が生えているエリアになる。
見上げるとその先に電波塔のようなものが見える。
おそらくあれが今日のゴールだ。
かなり高度があがっているようでワナカ湖もかなり見えるようになって来た。
登り初めて2時間半ほどのところでビュースポットを発見。
フィヨルドみたいに複雑な地形のワナカ湖に向かって伸びる道。
これがInstagramで流行っているそうで、多くのアジア人が撮影に勤しんでいた。
ちなみにここには無料のトイレもある。
紙は無い。水も無い。
ここから山頂までは残り30分。
気合いを入れて再び歩き出す。
ここからは疲労というか空腹というか我慢の道が続いた。
強すぎる日差しと、急な斜度が容赦無く体力を奪っていく。
何やってんだろ俺は・・・
辛いときこそ楽しまないといけないのにどうにもテンションが上がらない。
景色は綺麗だが、単純にキツい。
Azuはもうずっと下を向いている。
1分歩いては立ち止まって息を整える。
そしてまた歩き出し、立ち止まる。
何度繰り返しただろうか。
それでも山頂が近づくにつれて景色はどんどん良くなっていく。
流石にこの景色には元気がもらえる。
残りの力を振り絞って一歩ずつ進んでいく。
Azuの体力もかなりギリギリだろう。
立ち止まっては進み、立ち止まっては進んだ。
多くのアジア人は先ほどのトイレのあったビュースポットで引き返す。
山頂まで目指すのは体力のある欧米系の人ばかり。
そんな中Azuは頑張って最後のキツい、キツい登り坂を登りきり、3時間弱かけてついに山頂の電波塔に辿り着いた。
山頂からは今まで歩いて来た道が見える。
その先には入口の駐車場があって、さらに先にはワナカ湖があって、さらにその先には連なる山々が見えた。
これは素晴らしい。
ぶっちゃけめちゃくちゃ大変だったけど、この景色は一見の価値がある。
道中ずっと見えていたけれど、それでも頂上に到達した達成感と相まってここからの景色は素晴らしく美しく見えた。
これがキャンプ場から5分の距離にあるハイキングルートだもんな。
すごいぜニュージーランド。
山頂は小さなスペースかつ、風も強くてあまりゆっくりしていられない、なんて情報もあったけれど、今日は風も無く気持ちが良かった。
そんな訳で昼食。
朝作っておいたハンバーガー。
そしてこれとは別にハチミツとチーズを挟んだサンドイッチも食べたのだがこれが大当たり。
まるでピザのクアトロフォルマッジだ。
山頂では到達して嬉しくなったのか可愛らしい女の子が突如地面に寝転がった。
たしかにそうしたい気持ちもわかる。
しばらくして起き上がると案の定背中が砂まみれで辺りは大爆笑に包まれた。
道中ずっと乾いた砂地を進んでいたので土埃がすごかった。
靴やズボンのすそは真っ白だ。
それでも来て良かったと思うのはこの景色のおかげ。
ちょっと写真だとわかりにくいのだけど、正面の奥の方がフィヨルドみたいに複雑な地形になっていた。
なんだかノルウェーのプレイケストーレンみたいだね。
わかるわかる。
あっちはガチのフィヨルドだったけどこれはどうだろう。
たぶん氷河があちこちにあるからこれもフィヨルドでもおかしくないはず。
その部分の拡大。
この中央の奥の方に向かっている部分。
自然が作り出した複雑な地形ってのはどうにも地球の浪漫を感じずにはいられない。
地球って果てしなく大きくて、美しいなぁ。
この景色にはAzuも大満足。
写真を撮っていたら2人の写真を撮ってくれるというのでお願いすることに。
欧米系のお姉さんが撮ってくれたのだが、ぶっちゃけイマイチだった 笑
これって実は海外あるある。
欧米系の人たちでバシッといい写真を撮ってくれるのは稀だったりする。
まぁ仕方ないのでまたもや2人で写真を撮っていたら、
一緒の写真を撮ろうか?
ちょっと離れたところにいたアジア系の男性が声をかけてくれた。
どの背景がいい?
そう、アジア系の人たちってちゃんとアングルとか背景を気にしてくれることが多い。
さっきAzuを撮ったアングルが良かったので同じ感じでお願いした。
いや、いいじゃないですか。
さすがです。
ちゃんと正面にしないでバランスを意識した構図。
これだけでも良かったのに、
次は座って撮ったらどうだい?
これですよ。
この写真への情熱がアジアだ。
うん、いいね!
もちろん交代で彼らの分も撮る。
しかし気になったことがあった。
彼らはどう見ても韓国人なのに会話が英語なのだ。
気になって聞いてみたら答えはなんと、
僕たちはアメリカから来たんだ。君たちは日本人かい?
見た目で国籍を判断しちゃダメだね(;´∀`)
彼女さんがmont-bellを知っていて日本人だとピンと来たようだった。
彼らと分かれて下ることにした。
電波塔にはたっぷり50分もいたようだった。
すこし下ったところで欧米系の老夫婦を発見。
こんな所まで登って来るなんてすごいなぁなんて思っていたら、旦那さんが奥さんの写真を撮り始めた。
せっかくの記念だから一緒の方がいいだろうと思って一緒の写真を撮ってあげた。
するとお返しに写真を撮ってくれた。
ありがとう!
山頂付近から見える景色が素晴らしくて何度も立ち止まって写真を撮った。
行きはキツくてあまり景色を見る余裕が無かったんだな・・・
そんな訳で今日は自分たちの写真多めでお送りしております。
いい!
すんげぇところ歩いてますわ。
いい!
素敵!
ロイス・ピーク!
大・大・大満足!!
ここからはゆっくりと膝や足を痛めないように降りた。
ねぇmosari、私ね、キャンプしながらハイキングするの楽しいよ。
お、それは良かった。
私は高くて、川があって、山があるところが好きだよ。覚えておいてね。
えーっと、暖かくて、ふかふかしてて、暗い所が好きだって?
いや、布団やん。それは大好きだよ。
行きはキツくてどうしようかと思ったけど、Azuも楽しんでくれてよかった。
・・・
・・
・
1回だけ20分ほどのおやつ休憩をとって15時半ごろに駐車場に無事帰還。
休憩無しで登りは2時間45分、帰りは2時間40分、合計で歩いた時間は5時間25分だった。
休憩込みで7時間のハイキングだった。
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頑張ったご褒美?
駐車場から5分走ってホリデーパークへ帰って来た。
この近さ、最高すぎる。
ニュージーランドはほんとハイキング天国だな。
ホリデーパークに戻って来たらすぐにレセプションへ。
お目当ての品を買ってプールへ。
・・・
・・
・
アイスぅうううう!!
実は帰り道Azuはずっとアイスが食べたいと言っていた。
でもスーパーに行くのはホリデーパークを通り越して市内までいかないといけない。
そこでチェックインした時にレセプションの隅に売店があったことを思い出したので食べることにしたのだ。
いつもなら2人で1本のところだが、
今日は頑張ったから1人1本でだよ!けってーい!
Azuは1人1本食べることに決めていた。
まぁ確かに今日は頑張ったよ。
16kmで獲得標高は1,000m。
後で調べたらこのハイキングルートは難易度Hardになっていた。
いや、そりゃ初心車にはキツい訳だよ。
そんな頑張った訳だから今日は1人1本でもいいだろう。
でもちゃんとしたやつは1本500円くらいする可能性があるので子供向けの安いやつ 笑
2本で6NZドル(550円)だった。
十分たけぇ(;´∀`)
酸っぱくて疲れた身体に美味しかったけど。
プールに足を浸かってクールダウン。
背中にジリジリと太陽の熱を感じる。
日焼け止めは塗っていたけど肌を出していた所が真っ赤ですでに痛い。
ほんとニュージーランドの日差しは強烈だ・・・
交代でシャワーを浴びて、洗濯をしたら夕飯。
昨日と同じくバーベキューのつもりだったけど、ちょうど子供連れのビッグファミリーがBBQ台を使い始めてしまった。
ここはBBQ台が1ヶ所しかないので焼き終わったら使わせて欲しいと声をかけて待機。
その間、おばちゃんと話をさせてもらった。
この家族はニュージーランドのウェリントンから少し早いクリスマス休暇を3世帯家族で楽しんでいるところだった。
しかし僕がウェリントンをニュージーランドの首都だと知らずに、
ウェリントンって・・オーストラリアでしたっけ?
なんてアホかつ、失礼な返事をしてしまった(;´∀`)
国間違えるのは失礼すぎるよな・・・しかも首都。
っていうかニュージーランドの首都はオークランドだと思ってたぁぁあ!!!
BBQ台が空いたらAzuは肉を焼く係、僕は米を炊きにキッチンへ。
昨日と同じく匂いで焦げていないか確認しながら米を炊いた。
ニュージーランドに来たらこのオーストラリア米がおすすめだ。
日本米にかなり近い。
普通に美味しい。
Azuは肉と野菜を焼き焼き。
今朝のネパール人がキッチンに生姜やニンニクのペーストなどの調味料と、マサラやターメリックなどのスパイスを置いて行ってくれたのでありがたく使わせてもらって下味を付けた。
・・・
・・
・
昨日と同じメニューだが肉の味付けが違う。
やはり下味が付いていると美味しい。
そして米も上手く炊けた。
ちょっと心配だったので丁寧に蒸らした。
歩き疲れた身体に肉と米がうますぎるんよ。
7時間もハイキングしたのにちゃんと自炊して偉すぎる。
メスティン満タンにあったお米もペロリ。
大満足!
マジでホリデーパークはBBQ台があるのいいな・・・
無料のキャンプ場が思ったほど無いのでこれからもBBQにはお世話になりそうだ。
夜は明日と明後日どこ行くかだけ決めた。
南島のキャンプ生活も残り2週間を切った。
適度に休憩しながら楽しんでいこうと思います。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日はワカナの街に行って、それからクイーンズタウンに移動する予定。
それでは!