【世界一周436日目】2024.6.21 コロンビア メデジン
気温:18度〜27度
歩数:10,438歩
1コロンビアペソ=0.038円
今日の予定
- メデジンの病院に行きます。
Twitterでブログの更新やリアルタイムに何か呟いてたりします。
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病院に行こう
今日は7時半ごろ目を覚ました。
3日ぶりのベッドはそれはそれは気持ちよく寝ることができた。
が、今日は重大なミッションが待っている。
それは病院に行くこと。
アマゾン編でmosariが蚊に刺されまくっていたことは書いていた。
右足首辺りがわかりやすいけど全部虫刺され。
当然Azuも少し刺されていた。
けどまぁそんな言うほどの数じゃなかったのだが、アマゾンの虫刺されはかなりかゆみが長引く。
おまえなんでまたかゆくなってんねん!
って感じで復活する。んで少しでもかいたりすると猛烈にかゆくなる。
そんな厄介な症状だった。
で、Azuは見事にかきむしってしまい、そこが熱を持って赤く腫れて膿が出てしまった。
大きさで言うと500円玉サイズくらいのが2箇所。
腕と足にできてしまっており、2週間経っても治る気配が無いどころか痛みが増して来てしまっていたのだった。
足は特に酷い。
そんなわけで昨日クレジットカードに付帯している海外旅行保険の窓口に問い合わせをし、病院を紹介してもらっていたのだった。
なお、我々はクレカの保険とそれを手厚くするために海外の保険に入ってます。
ちょっとした治療の連絡くらいなら日本のクレカの会社に電話すれば良いので楽ちんなのである。
紹介してもらった病院は「Hospital Pablo Tobón Uribe」という病院。
24時間救急患者を受け入れているような大きな病院だ。
宿泊している宿からは少し離れていたのでホストにも近くに病院があるか聞いてみたところ、
病院はあるけど外国人は断られるかもしれない。
そう言われたのでおとなしく保険会社から紹介された病院に行くことにした。
そんなわけでサクッと朝飯。
メデジンには5泊するので卵を買ったので朝から幸せメニューだ。
んでサクッと洗濯して病院に向けて出発。
まずは15分歩いて駅へ向かう。
メトロはチケット窓口で現金で買えるはずなのだが昨日に引き続き今日も閉まっていた。
仕事しろ!
そんなわけで仕方ないのでICカードを買うことにした。
メトロの入口に緑色の端末があるのでここで購入可能だった。
多くの乗客はチャージをするのに利用しているが言語を英語にすると「Buy Card」みたいなボタンがあったと思う。
どうやらカード代金は10,900ペソ(415円)。
それに追加でいくらチャージしておくかが選べた。
とりあえず1回の乗車で一律3,650ペソ(140円)なので2人分往復できそうな19,100ペソ(728円)がチャージされた30,000ペソ(1,145円)のものをチョイス。
この手のカードは日本と異なり改札の入口でだけタッチするのが主流。
なので1枚買っておけば2人で使い回すことも可能。
そんなわけで1枚購入。
ボヤけてしまっているが画面の奥にある黒い端末にタッチすればOK。
ホームの雰囲気。
メトロなのに一切地下に潜らず高架線を走る変わった電車。
ホームからはメデジンの綺麗な街並みが見えた。
このあたりは綺麗だけど少し離れるとホームレスがめちゃくちゃ多い歪な街。
我々の宿の周りもかなり多かった。
電車はとても綺麗。
反対方向に乗ってしまって逆走したのは内緒だ。
そんなわけで病院の最寄り駅である「Caribe駅」にやって来た。
実はこの辺りでわざわざ電車使わなくても海外旅行保険でタクシー代も請求できるからUber使っておけばよかったやん!と気づいてしまったのは内緒だ。
Caribe駅はバスターミナルが併設されているので近くの街に移動する際にも訪れることになる駅だ。
人の流れに着いていったらまさにバスターミナルに着いてしまった。
Googleマップを見ていたら、
あなたたちどこに行きたいの?
おばちゃんが声をかけて来てくれた。
コロンビア人まじで親切な人多いです。
駅の近くに階段があってそこから降りればいいと教えてくれた。
立体交差が複雑に絡んでいて道に迷いながらもなんとか病院へ向かっていく。
Azuの足の痛みもかなり増して来てしまっているようで辛そう。
まじでUberに気づいていれば・・・
そんなこんなで駅から30分ほど歩いて病院に到着。
宿を出てから1時間もかかってしまった・・・
ってでけぇえええ!
メデジンすごいな・・・
入口がわからなかったので警備員さんに聞いてみるとここは搬入口のようで裏側にあると教えてくれた。
お礼を伝えると、笑顔でサムズアップしてくれる。
コロンビア人のこの陽気さが大好きだ。
いざ受診!
入口から入るとインフォーメーションの文字が見えたのでどうしたら良いか聞いてみることにした。
オラ!皮膚科か形成外科を受診したいよ。
緊急かしら?
緊急じゃなくていいよ。
あなたたち英語は喋れる?
ちょっとだけ。
そう返答するとお姉さんはどこかに電話をかけ始め、相手に一言二言伝えると受話器をこちらに渡して来た。
話した内容はこんな感じ。
- 症状を伝える
- 保険に入っているかどうかの確認
- コロンビアにいつ来たのか
など。
そして受診するには保険会社からの書類が必要とのことだった。
だが、「今日は現金で支払い、後日自分たちで保険会社に請求する。」と伝えると受診できることになった。
初めて2人で海外に行ったときはスパの予約電話すら応対できなかったのに、今では病院で受診したいなんて話をできるようになってるんだからすごい進歩だ。
いや、嘘です、英語全然わかりません。
難しすぎ。
ふぅ、半分くらいよくわからなかったよ☆
Azu、英語で説明お疲れ様でした。
とりあえず先に進んだぞ。
少し待っているとセキュリティーがやって来て2階に案内してくれた。
どうやらここは救急外来のようだった。
救急じゃなくていいと言ったが外国人はとりあえずここにぶち込まれるのだろうか。
別のセキュリティがすぐに我々に気づきマスクを渡して来た。
その後パスポートの提示を求められたのでスマホの写真を見せると受付マシーンの登録をしてくれた。
受付番号が書かれた紙を渡されたので、とりあえず呼ばれるまでここで待てばいいらしい。
5分くらいで番号が呼ばれて通されたのは「Registration」という部屋。
まずはパスポートの写真を渡すと紙に記入を求められた。
- 日本の住所
- 母親の名前
- 本人の電話番号
- コロンビアの滞在先の住所
- コロンビアの連絡先
その後指定されたメールアドレスにパスポートの画像を送るように言われた。
病院っぽい名前のWi-Fiがあったので繋がせてもらい、メールを送った。
その後、治療や個人情報の同意書にサインして受付が完了した。
再び待合室で名前を呼ばれるまで待つ。
程なくして呼ばれたので問診室へ入る。
今度は看護師が相手。
ここからは英語で対応してくれた。
ここでは血圧と血中酸素濃度、体温を測った後に問診があった。
血圧を測るのはきちんと機械式だし、体温計も水銀じゃなかった。
アマゾンの中で診察してもらった時とは大違いでしっかりしていた。
いや、でもアマゾンで助けていただいてほんと助かりました・・・
問診が終わると名前と生年月日が書かれたリストバンドが巻かれた。
ここまでは順調だったがここからが長かった。
ここは救急外来なので次から次へと具合の悪そうな患者が次々と入って来た。
中には血が滲んでいる人や吐いている人もいた。
優先順位的には我々は最も低いのだろう。
とにかく待ち続けた。
待ってる間ずっとAzuは、
時間かかっちゃってごめんね。
と言っていた。
ぜんぜんだよ。薬もらって早く治そう。
そう返事をするのを繰り返した。
そして2時間ほど経った頃だろうか。
名前を呼ばれたのでついに「Doctor Office」の中に入る。
やぁ、僕はミゲルだ。今日はどうしたんだい?
アマゾンで蚊に刺されて掻きむしってたら赤く腫れて膿みが出るようになってしまって・・・痛みもあります。
他の症状は?頭痛や吐き気などは?
他は今は大丈夫です。
じゃあ傷を見てみよう。
そう言って傷を観察したり、既往歴やアレルギーの有無を確認したり、傷がいつごろできたかなど細かい確認などがあった。
それじゃあまずは血液検査をしてみよう。その結果に応じて薬による治療なのか入院が必要なのか決めよう。
ここまでの一連の対応についてAzuは「とてもまともだ・・・」と感心していた。
インドは散々だったのでそれとのギャップに驚いているようだった。
インドは何十年前ですか?ってレベルだったらしい。
Azuは病院職なので対応について気になるのであった。
お礼を伝えて再び待合室で待っていると10分ほどで呼ばれたので採血。
ちゃんとリストバンドの名前や生年月日を確認したうえで処置が進められた。
日本でも患者の間違いが起きないようにこの仕組みがあればいいと思うなぁ。
再びAzuは感心していた。
確かにたまに医療事故って起きてるからこういう防ぐための仕組みって大事だよなぁ。
採血してもらったら再び待合室で待つ。
たぶん採血の結果が出るまで時間がかかるからmosariは今のうちになんか食べておいで。
時間は15時を過ぎており確かに腹が限界だった。
Azuはそれどころじゃ無いし離れるわけにもいかないのでmosariだけ飯を食べに行かせてもらった。
1階に降りるとATMが目に入った。
これならお金が足りなくても安心だな。
たぶん大きな病院だからカード使えると思うけど。
んでまさかのフードコートを発見。
スカスカだったけど1店舗だけ人が並んでいたのでその店にした。
なんか最近どこ行ってもチキンとポテト食べてるな・・・
でもこのFrisbyというチェーン店は行列だったのだ。
一番安いセットメニューにしたけど20,900ペソ(797円)と高い・・・
味は普通に美味しかった。
もちろんアマゾンで食べたシメたての鶏には敵わないけどね。
急いで食べて待合室に戻るとAzuの姿はなかった。
思ったよりも早く呼ばれたようだ。
まぁ待ってるしか無いかなと思ったら、
アミーゴ こっちに来るんだ。
セキュリティのおっちゃんが処置室の中に案内してくれてAzuと合流することができた。
なんですかこの親切設計。
処置室ではAzuの膿んだ場所をガーゼでゴシゴシして綺麗にしてくれているところだった。
その前にはケツに痛み止めをうたれていたらしい。
duele(痛い)!duele(痛い)!
傷口をゴシゴシされてるもんだからAzuも泣きそうになりながら叫んでいた。
duele(痛い)!duele(痛い)!
たまらずmosariも叫んでしまった。
いや、痛すぎるでしょそれ。
全く痛く無いmosariがそんなことを言うもんだから看護師さんたちは爆笑していた。
そして患部を綺麗にしたら軟膏をたっぷりと塗ったガーゼをテープで貼って完了。
痛かったね。お疲れAzu。
大きなガーゼが痛ましい。
処置の後はこのまま待っていればいいそうなのだがここからも長かった。
・・・
・・
・
再び2時間ほど待ってようやく医師がやって来た。
血液検査は炎症反応が高かったものの大きな問題無かったそうで、塗り薬と飲み薬が処方された。
それぞれ使うタイミングの説明があった。
よかった、欲しかった抗生剤が手に入ったのできっとよくなるぞ。
その後はお会計。
約400,000ペソ(約15,000円)だった。
カード払い可。
処方箋を持って1階の薬局で、処方された薬とガーゼなんかを購入。
こちらもカード払いができた。
60,000ペソ(2,300円)くらい。
これでようやく今日のミッションを達成することができた。
病院内では誰もが優しく、丁寧に説明してくれた。
笑顔で、スマホで動画を見たりチャットしたり、お菓子を食べながら。
ゆるいけど、優しくて、嫌な顔してる人なんていなかった。
僕らは全然スペ語も喋れないのにありがとう。
助かりました。
またコロンビアという国が好きになったよ。
これで後は宿に戻るだけ。
時間は・・・19時になっていた。
当然真っ暗。
こんな時間に歩くのは強盗に襲ってくださいと言っているようなものだ。
本当はバスターミナルに寄って今後のチケットを買っておきたかっただがそれどころではなくなってしまった。
1階でも病院のWi-Fiがギリギリ届いていたのでUberを使って帰ることにした。
マジでUberって便利です・・・
ドライバーは歌いながら運転する陽気なドライバーだった。
ほんとコロンビア人ってのは明るいな。
でも車窓から見える景色はこの街の闇を明確に浮かび上がらせていた。
路上の片隅で寝ている人がめちゃくちゃ多い。
車しか入れないようなアンダーパスの路肩なんかにもいてやっぱり夜は出歩いてはいけない街だと再認識。
料金は15,240ペソ(582円)。
交通マナーが悪過ぎて割り込みの嵐すぎて怖かったが15分ほどで宿の近くに到着。
行きは電車と徒歩で1時間以上かかったのでなんたる時短。
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宿へ
宿の近くのディスカウントスーパーでおろしてもらって食材を購入。
宿に戻ったら夕食。
真っ赤すぎるリゾット。
- ビーツ
- パプリカ
- 玉ねぎ
- トマト
- にんじん
- にんにく
これらにベーコンを入れて鶏ガラ出汁で炊き込んだ。
うまし。
食後は決められた時間通りガーゼを交換することにした。
今日の戦利品。
抗生剤や解熱鎮痛剤に軟膏2種、ガーゼにテープ。
ガーゼを剥がしてクリームを拭き取ってから新しいクリームを塗布したガーゼを患部にあてて、その上からまたガーゼを重ねてテープで固定。
これでよくなっていくといいな。
そんなわけで今日はスペイン語圏の病院に行って来ました。
精神的にとても疲れた1日でした。
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明日はとある宿題をやる日。
それでは!