【アメリカ横断7日目】2025.10.30 アメリカ クリスチャンズバーグ〜ナッシュビル
気温:4〜17度
歩数:5,990歩
運転距離:650km
1ドル=152.39円
今日の予定
- ナッシュビルでカントリーミュージックを楽しむ

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田舎の朝
7時に目を覚ましてカーテンを開ける。
が、真っ暗。
今日も曇り空のようで陽は上がっているはずだがまだまだ暗い。
電気を付けてまずは朝食だ。
素敵なキッチンへ移動する。
いつもの。
アメリカのお家にはコーヒーマシンが用意されていることが多く、ほとんどがマシンを使ったポーションタイプ。
こんな機械が置いてあるのだが、ポーションの種類もめちゃくちゃ豊富。
デカフェもちゃんと用意されているし、紅茶や緑茶、ココアなんてものまで。
見た目も華やか。
ただマシンのタンクにすでにセットされた水がいつ入れたものかわからないのでAzuは衛生面を気にしていた。
食べながら今日はどこまで行くか考える。
今の所ナッシュビルという街に行くのは決まっているが距離を見たら昨日430kmも移動していたのにもかかわらずまだ650kmもあった。
ワシントンから1,000kmも離れていたのか・・・
日本で言ったら東京と博多駅を結ぶ新幹線が1,000kmだそうだ。
これを2日で移動するってのはなかなか大変だ。
Azu、どうする今日ナッシュビルまで行こうとしたら6時間、昼休憩やら何やらでたぶん8時間くらいかかると思う。
9時に出たら・・・17時か。まぁ今日は買い物に行かなくても大丈夫だから移動自体はできそうだね。
でもその後にお出かけできるかな?
お出かけするだけなら。
もう1回刻んでもいい気もしたけどAzuは行く気まんまん。
んじゃ今日は650kmの長距離移動の日だな。
食後は急いで後片付けをしてチェックアウトの準備。
ホストからは、
風邪をひいてしまってお見送りできないの。ごめんなさい。
そんなメッセージが来ていた。
今回もホストに一度も会わずにチェックアウト。
玄関の鍵をかけずにそのまま出発してOKというこれまでで一番簡単なチェックアウトだった。
アメリカといえば治安が心配という人も多いと思うが、この田舎町はそれだけ平和ってことなんだろうな。
クリスチャンズバーグでお世話になった宿
- 施設名:Beautiful, Quiet, Room! Incredible Reviews Near 81
- 住所:4348 Childress Road Christiansburg, VA 24073
- チェックイン時間: 16:00
- チェックアウト時間: 〜11:00
- 部屋タイプ:シェアルーム1室
- エアコン:有り
- 1泊:67.5ドル(10,285円)
宿はアメリカのドラマに出てくるようなめっっちゃ素敵な木造の1軒屋。
部屋はとっても可愛いし、バスタブ付きのシャワールームが最高だった。
部屋も電気暖炉のおかげで暖かく、めちゃくちゃ快適だった。
田舎街だったけどWi-Fiもばっちり。
移動と買い物だけで終わってしまった日だったけれどこうして現地の家に泊まることができるってのは本当に良い経験になる。
廊下がギシギシと軋む音がするのすら楽しく感じるものだ。
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部屋回り
水色と白で配色されたセンスの良い寝室。
清潔だし至る所に電源はあるしリネン類も清潔。
電気暖炉まであって100点の部屋。
水回り
バスタブ付き。
それだけで100点。
他のゲストたちとシェアなので一度に2時間までと書いてあったけど、普通に十分すぎる。
バスタオルも付いていてドライヤーもある。
普通に満足です。
こんな素敵なお家にお邪魔できるなら1万円なら安いと思う。
普通に安ホテルでも15,000円くらいする国なので。
この街を通る日本人なんてまずいないと思うけど、とてもリラックスできた。
本当は庭も散歩したかったのだけれど昨日は雨が降っていたので断念。
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長い道のり
車に荷物を積み込んだら少しだけお庭へ。
どこまでがお庭なのか全くわからない。
庭には池もあってとにかく広大。
元農場らしいのでこの辺に牛が歩き回っていたのかもしれない。
もっとゆっくりしていたいと思わせるお家だった。
少し遅めの9時半に出発。
そんな訳で高速をぶっ飛ばしてナッシュビルを目指す。
山の中のようでアップダウンが結構激しい。
途中でレストエリアで休憩を挟みつつ先へ進む。
アメリカのトイレは意外にもめちゃくちゃ綺麗。
紙はもちろん石鹸もちゃんと補充されていることが多い。
意外だ。
初めてのLove’s
12時になったら昼休憩のために高速を一瞬降りる。
お目当てはここ。
Love’sである。
高速道路沿いに店舗を構えていて休憩スポットとして愛されているそうだ。
ライバルはバッキーズ。
お店に入ってみる。
中は大きめのコンビニといった感じ。
熱せられたローラーの上をコロコロ転がりながらソーセージが温められていた。
下の取っ手を引き出すとこちらには温められたコッペパンが。
どうやら好きなソーセージを選んで自分でホットドッグが作れるみたいだ。
おもしろーって見てたら早速ホットドッグが似合いそうなガタイのオジが作っていた。
ちゃんとピクルスとかの具やソースもチョイスできるようになっていた。
2本で5ドル(750円)。
ドリンクもセルフサービスで注ぐスタイル。
好きなサイズのカップを取ってドリンクを注いだらレジに持っていてお会計というシステム。
にしてもサイズがデカすぎる。
Mediumサイズが日本だとLサイズ。
しかもデカくしても値段がほとんど変わらないのでみんな大きなサイズを持っていく。
肥満大国・・・!
ドリンク以外はそこまで安くないので我々バックパッカーにはなかなか厳しいお値段。
車に戻って昼食を食べることにした。
ツナとヌテラ(の偽物)のサンドイッチ。
それにウォルマートで買った致死量のカロリーを含むチョコチップクッキー。
貧乏旅行者にはクッキーがお友達だ。
ポテチは思ったよりも高いのでバックパッカーにとってポテチはご褒美みたいなもんなのである。
コカコーラとか超贅沢品。
昼食を食べたらガソリンを入れる。
昨日満タンにしたのにもう半分になっているのだ。
おかしいと思ったがワシントンからナッシュビルまで1,000km以上あるのでそりゃそうか・・・
長距離移動があるとガス代もキツくなるな(;´∀`)
クレカを差してPINを入力するも何やらおかしい。
これお店の中にいかないとダメなんじゃない?
まじか、ニュージーランドでもたまにあったな。
レジで支払ってから車に戻って給油するってやつ。
ってことは給油機の番号がどこかに・・・
やっぱり機械のノズルの近くに番号が書いてあった。
先ほどの店内に戻ると確かにレジの上にGUSの文字があった。
こんにちはー。ガスを買いたいのだけれど。
ハンバーグ、ピザ、アメリカ、アメリカ。
うーん、何言ってるかマジで聞き取れんな。
グローバルホテルに勤めているような人は英語が第2言語の人も多いのでそういう人の英語は多少聞き取れる。
でもこういうローカルな場所で働いているネイティブの英語はマジで何言ってるかわからん。
ガスを買うために何度も聞き直す。
給油機の番号を伝えて何ガロン入れたいのかを伝える。昨日の入れた分と現在のメーターからどれくらい入るか予想して5ガロン(18.92リットル)入れてもらうことにした。
お姉さんが計算してくれて提示された12.5ドルを支払う。
車に戻ると給油できるようになっていたのでノズルを引き出して給油開始。
12.5ドル分ぴったり入れることができた。
5.083ガロン(19.24L)を12.5ドル(1,925円)なのでリッター100円。
高速道路沿いで安いガソスタを探しておいたのでめちゃくちゃ安く入れることに成功。
アホみたいにでかいキャンピングトレーラーを牽引したピックアップトラックもここで給油していた。
ニュージーランドでも見かけたけどアメリカのサイズは桁違いだ・・・
おじさんとおばさん、そして大型犬2匹でキャンプしているようだった。
めっちゃいいな・・・
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アメリカは広い
その後もひたすら高速を進む。
ふと見るとナビの時計は14時44分で残り152マイル。
・・・
・・
・
しばらくして再びナビを見ると、
14時11分で128マイル。
うん、おかしいですね。
時間は戻ってるのに到着までの距離は短くなっている。
そう、アメリカには国の中で時差があるのだ・・・!
アラスカとかハワイを除いてもアメリカ本土の中で4個もあるのである。
我々は東から西に向かっているので1時間時間が戻る。
なので17時に到着する予定だったが現地時間だと16時になる。
1時間お得になったのであった。
何度か休憩をとりながら車はナッシュビルの街へ。
ホテル泊まっちゃった
やって来たのはMillennium Hotel Maxwell House Nashvilleというホテル。
我々はこの後夜の街に繰り出したい。
が、やっぱりダウンタウンにある宿はめっちゃ高い。
なので郊外にあるこのホテルを選んだと言うわけ。
ダウンタウンまでは距離は離れているがなんと無料のシャトルバスがあるのでね!
このシャトルバスは平日午後3時から10時半の間ダウンタウンを30分置きに行き来している。
週末は午前中から動いているようだ。
そんな訳でチェックインしてまずは荷物を下ろす。
フロントのお姉さんの英語もかなり聞き取るのが難しかった。
マジでネイティブの英語難しすぎる。
サッと出かける準備を整えたらいざダウンタウンへ。
カントリーミュージックの調べ
ダウンタウンのブロードウェイ通りにはホンキートンクと呼ばれるバーが建ち並び生演奏を楽しむことができる。
15分ほどでシャトルを降りてから歩き始めるとすぐに大きなスタジアムが見えた。
なんと名前はブリヂストンアリーナ。
なんとブリヂストンの北米本社がここナッシュビルにあるのだそう。
アリーナの後ろには本社のブリヂストンタワーがちらっと写っている。
がんばれ日本企業!すごいぜ。
んですぐに賑やかな看板が目に入って来た。
ここが目指していた通りだとすぐにわかった。
おおおおおお!
これぞまさに古き良きアメリカって感じのド派手な色使いのお店が両脇にずらっと並んでいる。
日が暮れてからが本番ではあるそうだがすでに通りには人がたくさん歩いているし、あちこちから演奏が聞こえてくる。
お土産屋さんの前を通ると見覚えのあるお方の姿が。
プレスリーさん!
あれ?でもこの人ロックンロールじゃ・・・
まだ日は落ちていなかったけど通りは結構な人で溢れている。
特に印象的だったのはウエスタンブーツを履いている女性がちらほら。
なるほど。
確かにこの雰囲気なら買って履きたくなる理由もわかる気がする。
とにかくライブバーだらけ。
ドアは開けっぱなしになっている店がほとんどで通りからでも中の様子がよく見える。
こうして店の前で音楽や雰囲気をチェックして気に入れば入店する。
ほとんどの店がノーチャージ(入店料無し)なのでドリンクさえ頼めば大丈夫らしい。
もちろん演奏者へのチップは別で。
カントリーロードという王道すぎるカントリーミュージックが聞こえる店があったのだがここはグッと我慢。
まずは腹を満たさねば。
ライブハウス内でも食べられるけどまぁ結構なお値段になってしまうので・・・
そんな訳で選んだのがAzuがずっと気になっているというタコベル。
ブロードウェイのタコベルは看板もおしゃれ。
と、思ってたら中でライブ演奏していてびっくり。
でも流石にファーストフード店の中じゃ盛り上がるのは難しいようで演奏が終わっても拍手も起きずなかなか厳しいステージだった。
初タコベル。
2人ともタコスが4個とドリンク、シナモン味のスナックが付いたセットを購入。
税金込みで1人9.88ドル(1,525円)。
ファストフードなのにいい値段するぜ・・・
肝心の味は・・・まぁまぁ美味しい。
しっとりしたナンみたいな生地のと、ドリトスのようなチップス生地と、それら両方を使ったタコスだった。
ソースで好みの味付けにできるのがなかなか良かった。
食べ終わって店を後にすると町の様子が一転していた。
きたきたぁ!
これでもかと輝くネオン看板たちと力強いミュージックが街を包んでいる。
酔っ払いも増えて来て本当に賑やかになって来た。
ライブバー!
ライブバー!
ライブバー!!
ライブバァァァアァ!!!
何この世界歩いているだけで楽しすぎる。
っていうか店なんて選べないぞこりゃ。
とにかく店が多すぎる。
演奏しているバンドも一期一会。
先ほどカントリーロードを歌っていたバンドもすでに変わってしまっていた。
一番いい雰囲気だったのにな。
店の前で音楽を聴いては別の店に移動して・・・を何度も繰り返す。
悩んで悩んでこちらのお店を選んだ。
音楽には詳しくないので直感と雰囲気でチョイス。
まずはカウンター席でドリンクのオーダー。
僕は他の人も多く注文していたULTRAというビール。
Azuはなんとマルガリータ。
2つで22ドル、1ドリンクにつきチップは1ドルと聞いていたので24ドル(3,700円)を支払う。
ちなみに現金のみ。
うーん、いいお値段。
ドリンクを受け取ったら乾杯だ。
よし、かんぱーい!
掛け声と共にスマホのシャッターを押す。
・・・
・・
・
誰だよおっさんっっwww
外国の人ってほんとこうやって乱入してくるの好きだよなぁ。
まだ酒は飲んでないけどすでに楽しいから許すw
改めて乾杯。
アメリカに来てから初のビール。
そして店内に響き渡る力強いミュージック。
美味くないわけがない。
音楽のことはよくわからないが観客たちの盛り上がりっぷりを見るとやっぱり上手なのだろう。
でも全員が全員音楽に集中しているという訳でもない。
見つめ合ってはキスをして、会話をしたらキスをしてを繰り返す隣席の熱すぎるカップル。
何かゲームをしては一気飲みを繰り返すそこそこの年齢の男女グループ。
こうやって自由な感じが誰でもウェルカムな雰囲気を出しているんだろうな。
だからこそずっとこうやって受け入れ続けられているのだ。
毎日毎日この街から音楽が消えることはなく、その音楽を求めてアメリカ中、世界中から人が集まってくる。
まさか僕らも音楽のために夜遊びすることになるなんて思ってもいなかったけど、そうしてしまうほどのパワーがあった。
音楽ってやっぱりすごいパワーを持っているな。
あんまり難しいことはわからないけれど、楽しませていただきました。
土屋アンナ似のボーカルが途中でチップボックスを持って回って来たのでチップを入れておいた。
曲をリクエストしたら20ドル、それ以外の場合はお気持ちで良いらしい。
周りの人がどれくらい入れるか見ていたけれど、全然わからず。
僕らにしては少し多めに入れておいた。
海外でライブバーなんて初めてなので2人とも高揚しながら帰りもシャトルを使ってホテルへ。
サクッとシャワーと洗濯をしておやすみなさい。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日はメンフィスというまた別の音楽の聖地へ。
それでは!



