西海岸に着いたのに体調不良で寝たきり生活　ニュージーランド【世界一周582〜585日目】

【世界一周582〜585日目】2024.12.7〜10　ニュージーランド　Haast→Fox glacier

更新が滞っており申し訳ありませんでした。

体調を崩して西海岸ではほとんど移動せずに寝てました(；´∀｀)ひぃえ

今も快調という訳ではないのですが、2回目のWorkAwayのホスト先に到着してボランティアが始まったところです。

せっかく西海岸に来たのにほぼ何もせずにクライストチャーチに戻ることになってしまったのであった・・・。これも旅・・・

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12月7日

昨日はHasstに到着し、西海岸で過ごす初めての夜だった。

海沿いだからか少し湿気混じりの冷たくない風を感じながら「また違うエリアにやって来たんだ。」そう思ってワクワクしながらテントに潜り込んだ。

・・・

・・

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7時過ぎにテントで目を覚す。

・・・喉が少しガラガラする。

今日のテントは暖かかった。

全く冷えるような感じじゃなかったのにどうしたんだろう。

今のところは症状は喉だけ。

しかもちょっと気になるくらい。

まぁ無理しなければ大丈夫だろう。

キッチンに向かって朝食。

トマトペーストの缶詰を温めてスープ代わり。

マッシュポテトが余っているのでパンでは無くポテトを作ってサラダやバナナと一緒に食べた。

食後はテントの撤収。

寒くはないが湿度が高いからかテントの内側や芝生がびっしょり。

少し乾かしながらゆっくりと撤収準備。

途中で鍋の蓋が見つからないというアクシデントもあった。

結果的には昨日の夜洗ってから乾かしカゴの中に置きぱなっしだった。

いつも洗い場が混雑していたから取り忘れたまま見落としてしまっていたようだった。

とにかく見つかってよかった。

どこに行くかも全く決めていなかったので撤収準備を終えたら車の中で作戦会議。

とりあえず近くにあるFox glacierという街に向かうことにした。

glacierって氷河という意味だから、きっと氷河を見るための拠点の街なのだろう。

とりあえずホリデーパークを予約してから向かうことにした。

準備もできたので1泊お世話になったHaast River Motels & Holiday Parkを出発！

西海岸エリアは車がほとんど走っていない。

テカポやワナカ、クイーンズタウンなどがあった内陸部のゴールデンコースを外れたらこんなにも車がいなくなるとは。

その代わり1分に1回は動物の轢かれた死骸を見かける。

痛ましい。

途中でトイレ休憩。

ゴールデンコースでなくても定期的に無料のトイレがあるのは本当に助かる。

トイレの脇には川が流れていたので少し癒されてからドライブ再開。

この国は自然との距離が本当に近いんだよな。

街を出たらもうずっと自然が常に隣にいる感じ。

しばらくすると海が見えた。

西側の海。

後でGoogleマップを見たらタスマン海と書いてあった。

この先にはオーストラリアがあるはず。

でも曇り空なのでスカッとせずにちょっと寂しい感じが漂ってくる。

それは海だけでなくてこの地域全体にも言える。

なんというか全てがボロくなった。

取り残されてしまった感がすごいある。

観光客が来ないエリアってのはこんな感じなんだろうな・・・

何度も1車線の橋を通ってFox glacierへ向かう。

途中で何度か雨がパラついていたが街の手前にあるルートを少しだけ歩くことにした。

12時になっていたので作っておいたサンドイッチを食べて腹ごしらえ。

これで歩く準備も万端だ。

歩くのは「フォックス・グレイシャー・サウス・サイド・ウォーク（Fox Glacier South Side walk）」だ。

ここから歩いて往復1.5時間で氷河が見れるらしい。

これは行くしかあるまい。

体調もまぁ大丈夫そうだし。

そんな訳でハイキングスタート。

なんというか南国感というかジャングル感がすごい。

熱帯雨林のようにワサワサとした植物が茂っていた。

緩やかな登りがずっと続くが道は整備されており、誰でも歩けるようになっていた。

これまで以上に家族連れで歩いている人たちを見かけた。

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片道1時間半ほどかと思っていたが1時間ちょっとでビューポイントに到着。

お目当ての氷河も発見。

I Phoneの5倍ズームでこれなので結構、いや、かなり遠い。

手前の川沿いを歩いていけば氷河まで辿り着けそうではあるが、地滑りや鉄砲水などの危険性が高いため立ち入り禁止になっている。

氷河に行くにはヘリで行くしかないそうだ。

ちょっと遠いから小さくしか見れないけれど、氷河を見たことが無い人なら簡単にアクセスできるのでまぁ歩く価値はあるんじゃなかろうか。

お菓子を食べて休憩しながら駐車場へ戻る。

天気も急に怪しくなって来た。

熱帯雨林みたいな森を歩いて帰る。

帰りは緩やかな下り坂なのでより一層簡単だ。

あ、この苔かわいい！こっちも！！

苔が大好きなAzuは終始楽しそうだった。

駐車場に戻って来たら街の入口にあるコンビニで夕食を調達して予約していたホリデーパークへ。

フォックス・グレイシャー・トップ 10 ホリデー・パーク & モーテルズ（Fox Glacier Top 10 Holiday Park & Motels）である。

受付でめちゃくちゃ感じの良いお兄さんに周辺の観光情報まで教えてもらってチェックイン。

受付の人って本当に施設の顔。

ここで気持ち良くチェックインできるかどうかで最初の印象が大きく変わる。

とても大事なポジションだ。

んで今日の寝床は・・・

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こちら！

テントじゃあ無いんです。

ベッド多すぎぃ！！

これで1泊80.54NZドル（7,153円）。

テントサイトだと55NZドル（4,875円）ちょっと。

2,000円ちょっと足すとキャビンになるので少しだけ奮発。

値段の他にもう一つ理由があったけどそれは後述。

普通キャビンにすると1泊1万円以上するのにここは1万円以下とお安い。

施設は全体的にとても綺麗。

キッチンも飲食スペースも十分。

その代わりフライパンや皿はレンタルする必要があるそうだ（値段不明）。

我々は持っているものを使った。

シャワーブースも過去一番広かったしお湯もバッチリ。

広々としていて雰囲気も良い。

Wi-Fiも夜でもバッチリとめちゃくちゃ快適なホリデーパークだった。

西海岸に来たらおすすめだ。

そんないい感じのホリデーパークに到着したところである異変を感じた。

・・・あれ、なんか疲れてるかも。昼寝していいかな？

歩いている時は全然気にならなかったが、部屋に到着するや否やドッと疲れを感じた。

無理せず1時間ほど昼寝することにした。

・・・

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1時間後にタイマーで目を覚す。

・・・具合が悪い。

喉だけでなく寒気や軽い頭痛、そして倦怠感。

食欲も全然無い。

微熱。

夕食用に肉を買っていたのだがとても食べられそうに無い。

というか部屋の外に出たく無い。

そんな訳で夕食はAzuにラーメンを作ってもらった。

ドイツで買っておいた出前一丁のスパイシー味。

辛くて寒気も吹っ飛んだ。

すぐにまた寒くなったけど。

とにかく寝るしか無い。

Azuに謝りまくってから食後は早々にベッドで横になった。

明日には回復するといいんだけど・・・

12月8日

今日は大切な日だ。

体調が回復していると願って目を覚す。

・・・よし！回復したぞ！！

とは、残念ながらならなかった。

むしろ悪化している。

頭痛い。気持ち悪ぃ・・・

吐き気もあって体調はめちゃくちゃ悪かった。

熱は微熱レベルだったが食欲0。

流石に何も食べないのはアレなのでバナナとリンゴだけ食べた。

残念ながら今日は何もできそうに無い。

延泊のお願いをしてから再びベッドへ。

起きてるのが辛い。

・・・

・・

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昼過ぎに目を覚す。

相変わらず具合は悪かったが吐き気は落ち着いた。

朝は言えなかった大事なことをAzuに伝えた。

Azu、誕生日おめでとう。

そう、今日はAzuの誕生日なのだ。

だから誕生日をゆっくり迎えられるようにキャビンを予約していたのだった。

大切な日だけど何もできない。

本当に申し訳なかった。

まぁこの天気じゃ何も出来ないしゆっくりと寝てなぁ。

そう言えば外からは大雨の音。

真っ白で何も見えない。

降水量が今まで見たことないような数字。

これキャビンだからぬくぬく寝れたけど、これテント泊にしてたら大変なことになっていたんじゃないだろうか。

具合悪い時にテント泊、そして大雨だったら・・・

雨がテントに当たると普通にうるさいし、大雨の場合浸水しないか心配になる。

落ち着いて寝れる宿のある部屋ってのはなんてありがたいことなのか。

そして何より降って来たのは雨だけではなかった。

雹である。

近くで見たら小さな丸い氷の塊だった。

これが短時間に大量に降り注いでいた。

本当に今日はキャビン泊で助かった・・・

昼食はとりあえず食べられなそうだったのでスキップ。

Azuは1人でラーメンを食べたそうだった。

どうにも何も出来ないのでひたすら寝るしか無い。

奥の方で芋虫みたいに丸くなって寝ていたのが僕である。

寒かったのかな・・・

・・・

・・

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夕方目を覚ます。

やっぱり食欲があまり無い。

でも昼間よりはマシ。

っていうか何か食べないと。

でも今持っている食材で食べやすいものなんて限られている。

この街にはコンビニ的な商店はあれどもスーパーはない。

持っている食材だとやっぱりラーメンなのだ。

雨の降る中Azuが準備をして作ってくれた。

JINラーメンだったかな。

食べたらすぐにまた寝る。

Azuの誕生日なのに申し訳なさすぎる(；´∀｀)

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12月9日

昨日は1日中寝ていた。

もう大丈夫だろう。

・・・気持ち悪い。頭もめっちゃ重い。

なんだこれ。

めちゃくちゃキツい。

食べれるのはバナナくらい。

なんだろうこれ。

相変わらず熱は高くなっていない。

風邪なんだろうか？

風邪じゃ無いとなると逆に厄介だ・・・

とにかく寝るしか無い。

残念ながらまた延泊だ。

・・・なんだか眠れない。

具合が悪けりゃいくらでも寝れるはずなんだけど・・・

とりあえず横になっているだけでも体力は回復するはずなのでとにかく目を閉じてゴロゴロ。

ふと、頭に冷気を感じた。

寒気した時に窓を開けたけど、ちゃんと閉まっていないのかと思って窓をチェックするとバッチリしまっている。

おかしいなと思いながら再び横になる。

ヒヤ〜

やっぱり冷気を感じる。

何かと思ったら単に頭のすぐ上に窓があってカーテンがある。

つまり外からの冷気がカーテンを伝って僕の頭に当たっているようだった。

これエアコンの風を常に頭に浴びてるのと同じなのでは・・・？

朝が一番体調悪いのはこのせいかもしれない。

そう思って寝る位置を逆にした。

相変わらず寝れなかったけどさっきまで頭を冷やしていた冷気は感じなくなった。

・・・

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昼間は少し食欲が出て来た。

ラップサンド。

・・・

・・

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夜は初日に買っておいた肉を焼いて食べることにした。

食欲もかなり回復して来たようだ。

バーベキュー台を使って肉を焼き、メスティンを使って米を炊いた。

久しぶりにしっかりとした食事はとても美味しかった。

キッチンでは多くの人が挨拶をしてくれた。

そう言えば西海岸の入口であるHaastでも感じたのだがなんか人の雰囲気が良い。

会えば挨拶してくれるし、シンクや洗い場周りの飛び散った水を拭いている人もよく見かける。

これまでいたワナカやテカポなんかは超観光地なので色んな人が集まる。

でもこの西海岸は喧騒を離れてゆっくり過ごしたいと思う人たちなのか精神的なゆとりを感じる。

精神的にかっこいい大人たちが集まっていて居心地が良かった。

後は早く身体が回復するといいんだけど。

12月10日

朝起きると昨日までの倦怠感や吐き気は感じなかった。

やはり頭に冷気が直接当たっていたのが良くなかったのだろうか？

それでもまだ万全とは言えない。

今日も1日寝て明日移動を開始しよう。

せっかく西海岸まで来たけどこの後控えているボランティアに支障をきたすわけにはいかない。

とにかく回復させるのを優先させなければ。

バナナを食べたらまた眠りについた。

Azuはちょっと周辺を散歩することにしたようだった。

今日は天気が良いみたいでAzuは近くの湖まで行って来たらしい。

今日は久しぶりに気持ちの良い天気だったようだ。

ハイキングルートの途中にあった小さな橋からは素敵な景色が見えたようだ。

気持ちの良い景色が広がっていた。

うーん、素敵。

湖では少し雲が多くて晴れるのを待っていたみたいだけどこれ以上良くなることはなかったみたい。

1時間半くらいで湖の周りを1周できる遊歩道だったようだ。

Azuが帰って来たら昼はトマ卵ラーメン。

食後は再び眠る。

もうずっと寝てる。

久しぶりだなぁこんな体調崩したの。

カミーノとか全然大丈夫だったのに。

夜はAzuがトマトとベーコンのパスタを作ってくれた。

写真は撮り忘れ・・・

明日はどんな体調だろうと移動しなければいけない。

明後日にクライストチャーチでレンタカーの返却があるので。

そんな訳で最後の夜なので行ってみることにした。

昼に撮ったものだけどこのホリデーパークにはグロウワームが生息している森にアクセスすることができる。

グロウワームって土蛍と呼ばれていて光る虫のこと。

Azuはずっと見たい見たい言っていたのだけれど、このホリデーパークでも見れるようだった。

そんな訳で夜に森へ。

森と行ってもロープが張られた1本道があってグロウワームが住んでる木まで迷わず歩いて行けるようになっている。

ドキドキしながら歩いているとなんだかボワッと光っている場所があるような無いような・・・

月明かりなのかあれがグロウワームなのか・・・

慎重にその木まで向かってみると。

・・・

・・

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写真だとちょっとわかりにくいけどこの光ってるのがグロウワーム。

蛍みたいに点滅するんじゃなくてずっと一定の光量で明るいまま。

ミルフォードサウンドの近くにグロウワームが住む洞窟に行くツアーがあってそれがめちゃくちゃ良かったと教えてもらっていたのだけれど、1人1万円ちょっとするそうなのでパスしたのだけれど、こうして見ることができて良かった。

もちろん洞窟で一面にこれが広がっていたらまるで星空みたいですごいんだろうけどね。

グロウワームも見れたし後は体調が回復してくれれば・・・

だからこそ今日もしっかり寝て明日は移動だ。

・・・

・・

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ガサゴソ

夜中に何かの気配で目を覚す。

と言ってもこのキャビンにいるのは当然Azuだけ。

どうしたの？

・・・いたのよ。

いた？何が？

寝起きで全然頭が回らない。

起きてAzuのベッドに向かうと、

ベッドバグぅううううううう！！！！

ま、まじかよ。

4泊もしているのにまさかベッドにバグが住んでいたなんて・・・

そう言えばAzuは足が痒いと数日前から言っていた気がする。

てっきりサンドフライかと思ったけどまさかベッドバグとは・・・

僕には痒みが出ていないので刺されたのはAzuだけっぽい。

僕が風邪？だから別々のベッドで寝ることにしていたのだけど、それが良くも悪くもAzuだけ刺される事態になってしまったようだ。

とりあえず今日はもう別のベッドで寝るしか無い。

まだ使っていない2段ベッドがある。

念の為ベッドバグがいないかシーツをひっぺがしてチェック。

夜1時に何やってんだ・・・

・・・いるわ。

まじかよ。

2段ベッドの下はアウト。

じゃあ上なら大丈夫だろう。

・・・いたわ。

4つあるベッドのうち3個がアウト。

セーフなのは僕が寝ていたベッドだけか・・・

仕方ないのでAzuが使っていたベッドのシーツを全部外してチェックしてそのまま使うことにした。

なんで最後の夜にこんなことに・・・

念の為到着時にチェックはしていたけどその時は見つけられなかった。

どこに隠れているかわからないから軽くチェックしただけじゃ見逃す可能性があることがわかったのであった・・・

とりあえずこれ以上の被害が出ないように電気を付けたまま寝ることにした。

めちゃくちゃ眩しいがベッドバグは明るい所には出てこないらしい。

どれだけ効果があるかわからないがとにかく明るくして寝た。

最後の夜なのに・・・

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明日はクライストチャーチに向けて移動開始。

寝てただけで西海岸が終わってしまったけれど、最終日以外大雨だったり、ゲリラ豪雨に見舞われたりしていたので結局ハイキングできなかったので仕方ないといえば仕方なし。

ちょっと勿体無いけど天気と体調は仕方ないのである・・・

それでは！