【世界一周469日目】2024.8.10 イギリス セント ヘレンズ
気温:15度〜21度
歩数:17,608歩
1ポンド=187.35円
今日の予定
- 歩く練習するぞっ!
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ゆっくりとした朝
今日も8時過ぎに起きるがAzuがなかなか起きない。
何度か起こしても起きてくれない。
仕方ないので起きて来るまでブログを書いた。
全然追いつかん・・・
9時半ごろになってようやく起きてきたので朝食。
10時近かったので朝食を食べるか迷ったが体重が落とさないようにしっかりと食べておきたい。
ここで1日2食のリズムを作ってしまうと間違いなく痩せてしまうから。
とはいえこの後すぐに昼食があるのでパンは無しで軽めに。
でもフルーツグラノーラを導入したので満足感はいつもより高い。
1kgで2ポンド(375円)と日本で買うより全然安かった。
TescoのPB品。
日本で毎日食べていたカルビーのフルーツグラノーラと比べると具の量が少ないような気もするがまぁ十分美味しいのでよし。
食後はブログを書いて過ごしつつ、その間Azuはこの後歩くコースを決めておいてくれた。
あっという間に昼食の時間。
野菜のグリルとオムレツにパン。
ここでしっかりとパンを食べてこの後の散歩に備える。
食べ終わってさぁ行こうと思ったらまたも雨(;´∀`)
イギリスの夏は雨が多い気がする。
雨が止むのを待って14時過ぎに宿を出る。
玄関で靴をはいているとホストに見つかった。
おいおい、そんな荷物を持ってどこに行くんだ?
そう、我々はただ散歩するだけじゃ無くてバックパックを背負っている。
サンティアゴ巡礼中はバックパックを背負ったまま毎日20km以上歩かないといけない。
今の我々にそんなことはできないだろう。
なので少しずつ荷物を背負いながら歩いてみようと言う訳。
体重計が無いので正確な重さはわからないが出発前に測った時は7kg台だったはず。
さてさてどうなるかな。
歩く練習をしよう
そんな訳で宿を出発。
路駐だらけの街を歩いているとその先に教会のようなものが見えた。
ガラーーーン、ガラーーーン!
鐘の音が響いているが、ずいぶんと長い。
不思議に思っていたが教会の前に来たらその理由がわかった。
Azu!結婚式だ!
うそっ!あ、この可愛い車に乗って新郎新婦はやって来たんだ!
めちゃくちゃ可愛いワーゲンが教会の手前に止まっていて、ちょうど中から新郎新婦が出て来た。
続いてゲストもぞろぞろと出て来た。
男性は基本的にはネイビーのダークスーツ。
日本の結婚式と違ってブラックを着ている人はいない。
日本人は冠婚葬祭用にブラック1個にしている人がいるけどこちらではハレの日にブラックスーツはNGのはず。
女性は膝を出してても爪先を出しててもなんでもOKのように見える。
写真には写ってないが新婦よりも目立つピンクのドレスを着ている人もいた。
誰もが幸せそうに笑っていた。
きっと彼らにとっては今日は忘れられない日になることだろう。
そんな空間にちょっとだけお邪魔させてもらった感覚。
住む場所も働き方も生き方も全然違う人たちの人生を覗かせてもらう。
決して2度と交わることはないけれど、お互い別の方向を向いている道がたった一瞬だけ交わった。
そう考えると人との出会いって全て奇跡みたいなもんだよな。
意味がある奇跡かどうかは別として・・・
彼らの幸せが長いこと続きますように。
我々が式をあげたのももう10年前か。
信じられないな。
早すぎる。
人生はとても短いんだな。
再びAzuと2人で歩き出す。
それにしてもイギリスの住宅はおしゃれだ。
それは単に見た目だけじゃ無くてずっと昔から長いこと誰かが住んでいるからだろう。
温かな歴史を感じさせてくれるから見ていて心地が良いのだろうな。
Azuも楽しそうにサクサク歩いている。
でもあれもこれも写真を撮ってるからなかなか進まない。
ポストを撮ろうと立ち止まるAzuに気がついて振り向くmosariの図。
黙って突然止まるからよく気がつくと別々になっているのだ(;´∀`)
住宅街を抜けると陸橋に出た。
橋の上からはどこまでも真っ直ぐに伸びる道が見えた。
この先はマンチェスターかリバプールのどちらかに向かっているはず。
んで陸橋を越えたら景色が一転した。
先ほどまでの住宅街とはあまりに異なる風景。
黄金色の稲穂が風に吹かれて踊っていた。
小麦だろうか。
あまりに情緒的な道にちょっと感動してしまった。
観光地を巡る旅もいいけれど、こうして小麦畑の横をAzuと2人で歩けるだけで幸せなんだな。
そう思ってしまった。
”どこ”にいるかってのはあまり大事じゃなくて”誰”といるかが大事なんだろうな。
そう思うと僕はもう旅人ではないのかもしれないし、その感情はこの旅の終わりを告げているように感じた。
今回の延長戦の主軸はサンティアゴ巡礼だ。
フランスとスペインの国境沿いにある村からスペイン北部を横断してサンティアゴを目指す。
いったいどれだけの美しい田舎の原風景と出会えるのだろうか。
そう思うと巡礼をすることに決めてよかった。
ワクワクが止まらない。
小麦畑ってのはどうしてこうも心をくすぐって来るのだろうか。
情緒的というか哀愁すら感じてしまう。
緑の絨毯に黄金の絨毯。
歴史を感じさせる石垣まであった。
この畑がずっと昔からあることを教えてくれる。
Saint Helensの街にはアテもなく来ただけだけど、こうしてちょっと歩くだけで畑に来れるとは良いところを選んだのかもしれない。
小麦畑の奥に小さな村が見えた。
今日目指していたクランクの村だろう。
Saint Helensの街からは片道5kmほど。
今日はここを目指して折り返して10kmの予定だ。
村の道路に置かれたベンチに座って荷物をおろす。
身体の状態をチェックする。
・・・足の指先と肩がちょっと辛い。
まだまだ元気ではあるけれど、荷物のせいで肩がやっぱり痛くなってくる。
後は爪先。
ノルウェーのハイキングの時もそうだったが導入した厚手の5本指ソックスを穿いてしまうとつま先に余裕が無くなってしまって痛みが出てしまうようだ。
あの時は下りだから痛いのかと思ったが、平坦でもちょっと気になる。
1日なら歩けるかもしれないが、連日この負荷をかけ続けたら難しいだろう。
もう少し様子を見るがきっとダメかな・・・
mosariは身体どう?
んー足先と肩が痛いかな。
Azuは?
私は全然大丈夫だよ!
こりゃ驚いた。
新しく買った靴も調子が良いらしいし、肩も痛くないそうだ。
腰でしっかり支えられてるからだと思う。
そうか、もう少し肩の比重を下げた方がいいのかもしれないな。
バックパックって紐で細かく調整できるので腰と肩にかかる負荷を変化させることができる。
ちょっとだけ肩のベルトを伸ばして腰に負荷をかかるように調整してみることにした。
15分ほど休憩したら再出発。
先ほどとは別の道を使って帰る。
こちらも小麦畑だった。
ヨーロッパの小麦の大半はウクライナが支えていたと聞いたことがあったが、この辺りで採れた小麦はどこで消費されるのかな。
ヨーロッパのパンってすごく美味しく感じるけど、どうしてなんだろ。
質の良い小麦のおかげか作り方のノウハウなのか、はたまた他の理由なのか。
帰りも5kmの道のりをサクサク歩く。
途中で
Yheeeeeeee!
と車の窓から拳を突き上げて叫んでくる人がいたり、真っ直ぐ歩けずフラフラした人、自転車で危険運転をしていると思ったら盛大に転んだ人がいたりと、ちょっとこの辺りは治安が良くないのかも知れない(;´∀`)ドラッグ・・?
なんだかんだで無事に宿に着いたが、
うーん、やっぱり荷物が重いかも・・・
休憩時点では余裕ぶっこいていたAzuだが10kmになるとちょっと疲れが溜まっているようだ。
これで20kmいけるかなぁ・・・
20kmって最低でもって感じではあるが、Azuはちょっと怪しいみたいだ。
もちろん僕も多少の疲労感はあるけれど、明日以降も引き続き歩いてどうなるかだなぁ。
足痛いし。
10kmちょっとで3時間ほど。
本番だったら20kmは歩くので最低でも6時間か。
ここに休憩とか含めると1日あたり7〜8時間ほどが移動時間になるのか。
それを毎日と思うと確かに不安ではある・・・
部屋に戻ったら休憩してシャワーを浴びたら夕食。
キャベツを買ったので鶏肉入りの野菜炒め。
そしてトマトとパプリカのサラダに、茄子と長ネギの揚げ浸し。
麺つゆとごま油を使って味付けしているのだがこれがめちゃくちゃ美味しかった。
日本、完全に日本の味だった。
食後もブログを書いて少し早めに就寝。
今日は荷物を持って10km。
これを継続して少しずつ距離を伸ばせるといいな。
ちなみに今日もホストは不機嫌だった。
他のゲストと喧嘩してF○CKと言っていた。
ホストの問題無ければいい宿なんだけどな。
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明日は体調次第で休息or再び散歩するか決めます。
それでは!