【世界一周202日目】2023.10.23 イラン シューシュタル
気温:9度〜27度
歩数:17,370歩
1ドル=500,000リアル
1ドル=150円
今日の予定
- シーラーズの宿にチェックイン
- ピンクモスクに行く
- SIMを買う
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寝れないバス
バスは順調にシーラーズの街へ向かっていた。
4時ごろに到着するはずなので寝過ごさないようにアラームをかけていたが、結局あまり眠れず寝不足のままバスはシーラーズのバスターミナルに到着した。
到着時間は1時間遅れの5時。
シューシュタルのバスターミナルを出てから約11時間だった。
やはりまだ真っ暗だ。
ターミナルの場所はここ。
イスファハーン行きのバスチケット購入
宿から少し離れているので再びバスターミナルに来るのも億劫そうだし、まだ真っ暗なのでバスターミナルでイスファーハーン行きのチケットを先に買うことにした。
ターミナルの中にチケットカウンターはかなりの数があったが、まだ朝早いからか3軒ほどしか営業していなかった。
でもイスファハーンとシーラーズはゴールデンルートだから何社も取り扱っているだろうと突撃してみた。
1社目は5時半発と12時発と時間がイマイチだった。
2社目は8時半発と11時発の便があったので前者を購入した。
と、あっさり書いているが英語とペルシャ語の壁もあるし、イランはイラン歴という我々とは違う暦で生活しているのでそれもちょっとだるい。
昨日は7月30日だったのだが、7月31日があるのか8月1日になるのかが我々はわからなかった。
今日、明日、明後日。2日後の便が欲しいと何度も何度も伝えた。
こんな感じで紙に書いてもらって認識のずれがないか確認する。
そうして1人1,720,000リアル(516円)を払う。
2人で3,440,000リアルぴったり持っていたのでよかったのだが、カードで払って欲しそうだった(おそらくお釣りがない)。
んでもらったチケットがこれ。
まさかの手書き。
信じられないがマジなのだろう。
座席番号は?
おぉ、座席番号ね。7番と8番だよ。
書き足してくれたw
こんなチケットでいいのかすこぶる心配だがまぁ仕方ない。
チケットが無事?に手に入ったので宿から予約完了の連絡が来ているか確認するためにWIFIに繋ぎたかった。
いくつかのカウンターに聞いてみたがパスワードを教えてもらえなかった。
困ったいたら英語が喋れる男性が他に聞いてくれたが、やはり答えはNoだった。
よければ僕のスマホに繋ぐかい?
そう申し出てくれたが、まぁ予約できてるだろうと信じて向かうことにした。
親切にしてくれたイラン人はタクシードライバーだった。
もしタクシーが必要になったら連絡して欲しいというので、連絡先を一応交換しておいた。
周辺の観光地にはタクシーをチャーターするしかないからだ。
お礼を伝えて宿に行くというと、
君たちの宿は30分はかかるよ?タクシー使いなよ
と、彼は言うが30分なら余裕だ。
チケットを買っていたらすっかり空は明るくなっていたから問題なし。
彼は丁寧に市内に行くために線路を超える方法をわざわざ道端まで出て教えてくれた。
もしチャーターすることがあれば値段次第だが彼に連絡しよう。
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宿へ
橋を渡ってシーラーズの市内へ向かう。
のだが、なかなか宿に辿りつかない。
そしてシーラーズはなぜかGPSが機能しない。
シーラーズにくる人がいれば注意されたし。
ずっと市内の中心地をフラフラと移動していることになってしまうのだ。
Googleマップの地図”だけ”を頼りに歩いていく。現在地がわからないのでしっかり地図を読まなければいけない。
SIMも容量超過で通信できないのでなかなかアナログチックな移動となった。
結局宿には1時間弱かかってしまった(;´∀`)
朝からいい運動してしまった・・・
チェックイン
WhatsAppでチャットで予約したのでなんとも不安だったが、ちゃんと予約が入っていた。
シーラーズの宿は「Niayesh Hotel」。
ここも日本人の定番宿だろう。
まだ7時だったので荷物だけ預かってもらおうかと思っていたのだが、
もう部屋使いたいかい?
そう聞いてきた。
もし可能なら。でもその場合我々は追加費用を払う必要がありますか?
うん、少し必要だよ。
シューシュタルの宿では値段がかからないと思って部屋に入ったが、後から請求されてしまった失敗があったので今回はちゃんと確認した。
やはり有料か。
1日の料金の半額だとすると2,000円近く払わなければいけない、それは厳しいと思い。
なら、大丈夫です。街を散策します。
そう伝えると、
わかったよ、部屋使いなよ。
追加料金は?
無しでいいよ。
無料で7時にチェックインさせてもらえることになった。
これはシューシュタルの宿の朝食のやりとりと同じ流れだった。
ビジネス的に追加費用に関してはしっかりと伝えてくるものの、断ると、タダにしてくれるというもの。
イラン人はそれが必要だとわかっているから結局サービスしてくれてるのだろうか、それであれば随分と優しい。
別館にある部屋に入れてくれた。
シューシュタル同様にステンドガラス付きの部屋だった。
専用のシャワー、トイレと朝食付きで1泊25ユーロ(3,991円)。
アーリーチェックインさせてもらったことは感謝だがこの部屋、というかホテルは大きな問題を抱えていた。
そう、WIFIが使えないのだ・・・
レセプションに聞いてもわからないという返事。
周りのゲストに聞いてみても誰もWIFIを使っていない。
イラン人は皆自分でモバイル契約しているからWIFIの需要が無いようだった。
この宿は2泊で予約している。
その間WIFIが使えないというのは大問題だ。
有効なSIMが無いから通信がずっとできないことになる。
げんなり。
そんな中、このまま寝るか、ピンクモスクという朝一番がおすすめとされる場所に行くか悩んだ。
なぜならせっかく部屋が使えるなら寝るのが一番だからだ。
そして午後に元気に街に繰り出す。
だが、ピンクモスクは朝イチが良いという。しかも晴れている必要がある。
今日を逃せばチャンスは明日の1回きり。
悩んだ末気合いでピンクモスクに行くことにした。
出発前にシューシュタルで買っておいた甘食のようなパンを食べて出発。
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ピンクモスクへ
20分ほど歩いてピンクモスクに。
すると入り口で先ほどバスターミナルで出会ったドライバーの姿がw
ここが彼の主戦場だったのか。
彼に入り口を聞いて入場する。
1人1,000,000リアル(300円)。
このモスクは美しいステンドガラスとそれ越しの極彩色の光が美しいことで有名だ。
モスクに入るとそれはそれは美しいステンドガラスが待っていた。
大量の中国人と共に。
完全にこのモスクは中国人によって支配されていた。
8時入場に対して我々は8時5分に来ている。
それでもこの有様だったので彼らはツアーで8時ちょうどに大量に入っているのだろう。
あちらこちらで大撮影会が繰り広げられていた。
コロナ前は至る所で見た気がするが、久しぶりのこのパワーに一気に冷めてしまった(;´∀`)
ちなみに別に彼らのことは嫌いではないと言う点は先に伝えておく。
この旅でも困っていた中国人にお金を渡したことだってある。
できれば人が映らないように撮りたかったがこれでは不可能だ。
唯一可能性のある隅っこで狙うことにした。
他人が映り込まずにゆっくり撮影できるとあって隅っこはでも当然彼らが撮影に勤しんでいた。
まぁ先にいたのは彼らだし、待つ他ないのだが、10分以上待っている。
周りには我々の他にイラン人も多く待っていたがお構い無しだ。
構図とポーズを変えて撮り続けている。
それでも行儀良く待っていたのだが、
ちょっと我々をここで撮影させてくれ。すぐ済むから。
そう言って別のツアーガイドがその権力を使って割り込もうとしてきた。
わかるよ、大事な客を満足させるために、いいポジションでサッと撮影させてあげたいのは。
でもこっちだってずっと待ってるんだ。
へい!旦那!我々が先に待っている。
ごめんよ、すぐに撮るから先に撮らせてくれ。
そう言ってガイドは客に視線を促した。
わかるけどさ。
だめだ。こっちも10分以上待ってるんだ。
わかってるよ、誰もが待っている。
それがわかってるならちゃんと順番守ろうぜ。って言うかあんた今来たばかりやん。
な、頼む、先に撮らせてくれ、すぐに撮るから。
なぜ?我々が先だろう。あなたより先に10分以上待っているんだ。こっちは10秒で済む。それでいいだろう?
そう言って自分の番を死守した。
割り込もうとしてきたのもイラッとしたけど、誰もが待ってる中で全く気にせず撮影を続ける彼らにもイラッとした。
そして待ってる間に別のグループから
おい、そこをどいてくれないか!(映り込むだろう)
そう言われるたのにもイラッとした。
こっちは10分前からずっとここにいるわ。
しばらく待って彼らがようやくどいたので10秒だけ写真を撮らせてもらって先ほどのガイドに場所を譲った。
あーもう声をちょっと荒げてしまったなぁ、反省。
その後先ほどのガイドは客の撮影が終わったのか、こちらにきて、
さっきはすまなかった
そう言ってくれたので、
わかってるよ。難しいよな。
そう言って握手した。
こんな感じで場所自体はとても綺麗です。はい。
粘ってよさそうなのだとこんな感じ。
いやぁ綺麗です。
途中で
あのー日本人の方ですよね?日本語が聞こえたもので・・・
まさかの日本人に遭遇。
イランで、日本人に、ばったり遭遇。
そんなことがあるのかと驚いた。
彼の名はヒョウタさん。
聞けば我々と同じでヨーロッパからバルカンを南下して中央アジアを見てきた後にイランというルートだった。
年末ごろに一時帰国して、2月のウユニ塩湖を目指すところまでぴったりだった。
なんたる偶然。
彼はシーラーズからイラン入りしており、今日で4日目らしいのだが、宿はWIFIが無く、SIMの契約がうまくいかずにネットワークを手に入れるだけに3日間費やしたんだそう(;´∀`)
いきなりなんて苦労を・・・
イランは最新の情報がめちゃんこ限られるのでお互い持っている情報を交換しあった。
我々はバスチケットの買い方や売っている商品に実は値段表記があるといった話、ヒョウタさんからはシーラーズのSIMの入手方法などを教えてもらった。
そんな中彼の名言が飛び出した。
入った瞬間に致死量の中国人にやられました
いや、その気持ちめっちゃわかる・・・
話をしていたらなにやらポスターが掲示され始めた。
・・・パレスチナのガザ地区への支援を求めるイベントの告知だった。
日本でどういう形で報道されているか我々はわからないが、おそらくパレスチナが悪いようなニュアンスになっているんではないだろうか。
ハマス(パレスチナ)から攻撃したのは事実だし、アメリカとの関係性もあるから。
でもそれでもイスラエル側がしていることが正当化される理由にはならない。ハマスのしたことも当然許されないが。
イランはパレスチナを支援したいという風潮をよく見る。テヘランでもデモが行われていた。
一概にパレスチナが悪い、という思い込みをしなくなったのはイランという国に関わって思うようになったことでもある。
本当に少しでも早く負の連鎖が終わる時が来ることを願う。
建国の父ホメイニーさんの写真を抱えた方も来ていた。
どういう意図かはわかりかねたが、ホメイニーさんに今起きている暴力を止めて欲しいと思って連れてきたんだろうか。
最後にヒョウタさんと一緒に写真をとった。
ピンクモスクの外観。
外では大きなポリタンクがあったので覗いてみたら、どうやらジュースのようで我々にも1杯くれた。
飲んでみると冷たいし、酸っぱくて美味しかった。
シーラーズのイラン人は暑い日はこのレモンジュースを飲むんだよ。
そう教えてくれた。
レモンはシーラーズの特産なんだとか?
ヒョウタさんは今日ヤズドに向かうそうでバスターミナルへ向かっていった。
お元気で!
またタイミングがあえば南米で会いましょう!
昼はその辺でピザとチーズバーガーを食べた。
ファストフードばかりが続いている(;´∀`)
イラン料理が食べたいよ〜お店が見つからないよ〜。
二つで1,650,000リアル(495円)なり。
味はそれなり。タバスコが欲しい。ケチャップとマヨじゃないんだなぁ。
アジア人は舐められる?
帰りがてらに通りすがる瞬間に若造が後ろからAzuの腕あたりを触ってきた。
ちょっとイラっとポイントが溜まっていたこともあり
オイ!
怒気を含んだ声をかけた。
若造はヘラヘラ笑いながら走って行った。
ムカついたが、その流れを見ていた他のイラン人が
すまん、あいつは頭がおかしいよ
そんな感じのジェスチャーをしてくれたので少しだけ落ち着いた。
もちろんAzuは嫌な気持ちになった。
ムスリムの女性には彼らは手を出せないから、外国人でムスリムじゃなさそうなアジア人はセクハラの対象になるのかもしれない。ふざけた思考だ。
イラン人めっちゃいい人です!!
って言いまくってるけど、実を言うと馬鹿にされることもちょいちょいあります。
大人のイラン人はマジでいい人です。
でも若造がたまに
チー(中国人のこと)
と言って馬鹿にしてきます。
純粋に中国人か聞いてきてる場合もありますが
チー!チー! ゲラゲラゲラ!!
みたいな感じで下品な笑い声とセットなのですぐにわかります。
もちろん素直でいい子もいます。
一部です。本当に一部ですが1日数回やられます(;´∀`)
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シーラーズのSIMカード情報
12時前に宿に戻ってきてWIFIが繋がるかチェック。
やっぱり繋がらない。
ガッカリしながらとりあえず2時間ほど昼寝した。
・・・
・
・
14時半ごろに宿を出てSIMを買いに行くことにした。
場所はここ。さきほどヒョウタさんから教えてもらった場所だ。
そのお店はモールの中にあり、モールの入り口はこんな感じ。
この階段を登るってそのまま同じフロアの左奥に進む。
このショップで複数のSIMを取り扱っている。
イラン人のプーヤンからおすすめされたHamrah-e Avval(MCI社)とIran Cell両方取り扱っていた。
mosariのSIMはHamrah-e Avval(MCI社)のものをテヘランで買っていたが、どうやらチャージしないと1GBしか使えないSIMだった(7GBと説明されていたのだが)。
面倒なので新しく安いSIMを買おうと思っていたのだが、このお店なら頼めばチャージしてもらえるのでは?と思って聞いてみた。絶対新しく買うよりチャージの方が安いので。
へろー!なんか僕のSIMにこんなSMSが来てるんだけど、チャージってできる?
できるわよ。
きたー!
何GBでいくらなの?
12GBで60日、チャージは600,000リアル(180円)よ。
多すぎるや。5GBもあればいいんだけど、それってミニマム?
ふふっ。ミニマムよ。
そうでしたか。
お姉さんに端末とお金を渡して全部やってもらった。
もともと350,000リアル(105円)払ってSIMを買ったので合計で950,000リアル(285円)で60日間、13GBのSIMになった。やすいな・・・
んでAzuもインスタの投稿用にSIMを買うことにした。
もう1枚新規で欲しいよ。5GBもあれば十分だから安いやつでよろ!
わかったわ。パスポートをちょうだい。
何GBでいくら?
5GBで700,000リアル(210円)よ。
なるほど、5GBもあれば十分だろうから普通の旅人はこっちですね。
AzuのはIRAN CellのSIMでした。
パスポートが必要なので宿に渡しちゃってる人は回収してから来ましょう。
たぶんですけどイランはクレカが使えないので、何かあっても後から請求できないため、パスポートを人質にしてるっぽい?
夕食
無事にSIMがゲット、しかもわりと安くできたので再び宿に戻ることに。
しかし本当にご飯屋さんがない。
ファストフードばかり。
食べれるところがないか探しながら戻っていたらお菓子屋さんの前を通りがかった。
ヘイ!ヘイ!カモンカモン!
この熱量、シューシュタルのドーナツ屋さんと同じ感じがする。
中に入るとおじさんがマドレーヌのようなカップケーキと、クッキーなど、3種類くらいタダでくれました(;´∀`)
味もなかなか美味しかったし、安かったのでクッキーを1個買って帰ることに。
400,000リアル(120円)なり。
いいクッキーに出会えてAzu大喜び。
んで肝心の夕食。
怪しい客引きが持っていたメニューがイラン料理っぽかったので路地裏に付いていくことに。
このホテルの近くです。
メニューはペルシャ語オンリーなので頑張って解読しましょう。
奥がナスのトマト煮込み、手前が何かの葉っぱのシチュー。
味はどちらも美味しかった。シチューは酸味があって独特だったがお米によく合う味付けだった。
しかし相変わらずお米の量が半端ない・・・
メイン2品とドリンク2個で2,850,000リアル(855円)。
イラン初日以来のレストランでの食事。
そこまで高くないのでありがたい。
たぶん明日もリピするだろう。
レストランが全然見当たらないんだもん・・・
夜は宿に戻って明日何するかを考えた。
正直建物は割とお腹いっぱいになってきている。
でも郊外にあるペルセポリスとかの遺跡に行くならタクシーをチャーターしないといけないから結構めんどいし、当然金がかかる。
ヒョウタさんが聞いた時は20ドル(3,000円)だったそう。
手持ちも少なくなってきたからチャーターするならどこかでまた両替しないといけないし。
そんなわけで明日は多分市内の公園っぽいところとかに行くのかな?
宿でもらった水はチカンだった。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
シーラーズの初日はピンクモスクで久しぶりのパワーに驚いてしまった。
よく見かける美しい写真を撮るのは相当困難だと思ってきた方が精神衛生上良さそうです。
明日ささっとどこか見て次の街に移動しよう。
それでは!