カミーノ34日目 ついにサリアに到達。終わりが見えてきた スペイン【世界一周525日目】

【世界一周525日目】2024.10.5 スペイン

残り132.0km

Triacastela→Barbadelo

歩行距離22.0km

気温:16度〜20度

歩数:31,662歩

1ユーロ=163.25円

mosari
サリアから巡礼を始める人が多く、とても賑やかになるらしいが…?

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外国人は積極的

昨日の夜は22時半ごろに寝ようと思ったら、スペイン人カップルがようやく帰ってきた。

ガサゴソと何か漁ったりしていて少しうるさい。

出かける前に済ましておいて欲しいものだ。

準備が済んでベッドに入る音が聞こえたので一安心と思ったら今度は小声で会話し始めた。

も、もう寝ようよ。

そう思っていると、

チュッ、チュッ、チュッパ、チュッパ

めっちゃ濃厚なキスをし始める2人。

も、もう寝ようよ(;´∀`)

って言うか同じベッドで何やってんねん。

もうみんな寝とるんやで…

ツンツン。

Azuに起こされた。

時計を見ると5時45分。

5時半に起きるつもりが寝坊してしまった…

静かに1階に移動して朝食。

いつものやつ。

サラミの油がすごくてサンジャンから使っていたパン保管用の紙袋2代目がお亡くなりなってしまった…

食べている間に1人のスペおじが出発した。

今日は10時ごろから雨だからな。俺は早めに出るよ。

そう教えてくれた。

雨か…(;´∀`)

食後はパッキングして6時50分に出発。

ついにサリアを通過

まだ真っ暗なうちから歩き始める。

街中は街灯があるからいいけれど、すぐに無くなるだうろ。

街の出口には早速モホンがあったのだが…

どっちやねん。

よく見ると右側ほモホンには我々が通過する街の名前があった。

とりあえずそれを信じて右に進むことに。

未舗装路に入ると登りが始まった。

ライトがなければ漆黒の世界。

今日は2km前後ごとに街があるので細かく書かずにゆるっと書きます。

最初の街には30分も経たずに到着。

まだまだ真っ暗。

何もやっておらず通過するのみ。

途中で馬が立ったまた寝ていた。

それにしても街のど真ん中で馬が飼われているとは…

街を抜けると再び森の中に入り、緩やかに登っていく。

まだまだ暗かったが、森を抜けたらびっくり。

空が明るくなっていた。

Montanの街もただ通過。

景色は良いが相変わらず曇り空。

いつ雨が降り出してもおかしく無い。

頼む、雨よ降らないでくれ〜。

小さな橋を渡ったり、旅の序盤のナバラ州をなんだか思い出した。

川を超えて平原進むと今度は石垣が整備された道なんかを通る。

曇り空の中ハイペースで進んでいく。

10時に雨と聞いたので歩けるうちに歩く作戦。

9時過ぎにFurelaという街にやって来た。

歩き始めて2時間。

天気的にはもう少し歩いても良いのだがお腹も減って来たので休憩することにした。

空腹には勝てない…

9日連続トルティージャ。

だが小ぶりとはいえまるまる1個サーブされたのは初めてだ。

注文したら厨房から卵をかき混ぜるような音がしたので出来立てなのだろう。

カミーノ中で1番美味しかったかも。

その代わり値段は多分6ユーロ(975円)くらいしたかも。

カフェから出ると雨が降り出していた。

小雨だからバックパックにカバーを被せるだけで良いかと思ったが、どんどん強くなっていく。

たまらずAzuはポンチョを来た。

久しぶりに黄色ぴちょん君登場。

雨は強くなったり弱くなったりを繰り返した。

これもまたカミーノか…

少し進むと下りが始まった。

膝が痛くなるのでゆっくりゆっくり進む。

そして幹線道路に出てきた。

道路沿いの未舗装路を歩いたけどその視線は先に見える街に釘付けだった。

あれがサリアか!

思わず叫んでしまった。

サリアという街はフランス人の道を歩く巡礼者なら誰もが知っている街だ。

なぜならカミーノを達成した証明書をもらえるのがこのサリアの街以遠より歩くのが条件だからだ。(徒歩で100km以上)

気軽に証明書が欲しい人が沢山いるらしく、サリア以降はワイワイと賑やかになるみたい。

モデルルートだとこのサリアの街に泊まるのだが、明日から歩き出すサリア組と、これまで1ヶ月歩いて来た組では温度差が生じるだろう。

なので静かな環境を好む我々は1個次の街のアルベルゲに泊まることにしている。

そして11時過ぎ、ついにそのサリアに到着したのだった。

いえーい!

サリアの街の入口には四国お遍路との友好記念碑を発見。

その側にはインフォーメーションカウンター兼お遍路に案内施設のようなものがあった。

こんな案内や、

こんなものなど。

スタンプをもらってサリアの街の情報を教えてもらった。

トラベルスペイン語で話しかけたら思いっきりスペイン語で説明されて慌てて英語に切り替えてもらった 笑

サリアの街は思ったよりも大きかった。

この道路を渡ったら、

あっ!

あっ!

2人してお店に駆け寄る。

僕は右の自転車屋さんで、Azuは左のパン屋さんだった。

2人の嗜好が…

パン屋さんではバゲットを1個購入した。

この街で明日の朝と昼のサンドイッチ用の食材を手に入れることにした。

だが巡礼路沿いには小さな商店しか無かったが、この街の規模を考えるおスーパーが有るはず。

地図を見て近くのスーパーを探すと坂を降りたところにあるようだった。

せ、せっかく登ったのにチェックするのが遅かった(;´∀`)

スーパーは思った以上に大きく、入口にバックパックを置いてお買い物。

店内にイートインスペースがあったのでここで昼飯も食べることにした。

サンドイッチ用の生ハムを切ってもらい、チーズやバナナ、昼飯の食べ物を購入。

会計を終えてイートインコーナーへ。

電子レンジを使って買った商品を温めていると1人の男性もやって来た。

バックパックにはmont-bellの文字。

Azuが声をかけるとやっぱり日本人だったので一緒に昼飯を食べることにした。

彼は四国お遍路をクリアしていて、その道中に色んな人からカミーノの事を聞いたそうだ。

それで初めてパスポートを取得してフランスから歩き始めたんだそう。

初海外でカミーノってすごいな(;´∀`)

我々の昼食。

サラダにチキンナゲット的なやつに昨日作ったサンドイッチだ。

サラダは4.5ユーロ(730円)、チキンは3.5ユーロ(570円)。

チキンは10個入っていたし、サクサクで美味しい。

サラダもレーズンやナッツなどが入っていて良き。

ドレッシングはバルサミコ酢。

彼は少しだけサリアの街を見学してから先に進むそう。

まさかの同じアルベルゲだったのですぐにまた会うだろう。

一度お別れして我々は先に進む。

再び坂を登って元いた巡礼路に戻ってモホンを頼りに進んでいく。

来る前はもっと新人巡礼者たちが観光していて賑やかだと思っていたのだが、そんな人は見当たらなかった。

明日から本当に巡礼路には人が増えるのだろうか?

聞いてた話となんだか違うような…

雨も降ってるから引きこもっているのだろうか?

サリアを抜けて郊外へ。

明日から歩き始めるピルグリムたちはこの橋を渡って街を出る。

最高にワクワクしながら冒険を始めるんだろうな。

小さな小川を渡ったり冒険感もバッチリだ。

相変わらず雨は強くなったり弱くなったり。

Azuはポンチョ、僕はレインジャケットを上下に着て歩いた。

昨日も見たような森の賢者みたいな木がここにもあった。

いったい何人のピルグリムたちを見守って来たのだろうか?

森の中を少し進むと登りが始まった。

Azuも頑張って登っていく。

下を向きながら辛そうだけど、休憩しながら1歩1歩確実に歩みを進めている。

ほんと強くなった。

森を抜けると平原に出た。

天気が良かったらめちゃくちゃ気持ち良さそう。

そして14時に今日の街「Barbadelo」に到着。

雨の中今日も頑張りました!

22kmの道のりを休憩込みで約7時間だった。

ちょっとスーパーで時間がかかりすぎたかな。

本日のお宿Pensión- Albergue CASA BARBADELO。

1人12ユーロ(1,945円)。

カード可。

お部屋には2段ベッドが5台。

部屋に入るとアメリカ人のリズも同室だった。

最近会わないと思っていたが久しぶりの再会。

リズとは初日の宿で出会っているが、どうやら同じ日にサンティアゴに到着するかもしれないな。

他にも昨日のアルベルゲで同じだった人も何人か見かけた。

みんな賑やかなサリアは避けたってことか。

考えることはみんな同じというわけだ。

まずはシャワー。

部屋の中になんと2個も付いていた。

アツアツで完璧。

洗濯は外の屋根付きスペースがあったのでそこで手洗い。

屋根の下に洗濯紐があったので洗濯物はそこに干し、夜は部屋に干した。

軽めのものしか洗ってないので多分朝までには乾くはず…

その後はダイニングエリアにソファがあったのでサンティアゴの宿をどうするか考えた。

サンティアゴまではAzuが予約してくれたが、サンティアゴはアルベルゲの数がめちゃくちゃ多いし、広いのでどの辺りにするのが良いか考えると僕が調べた方が良いということになっていたのだ。

あれこれ絞ってAzuと相談して予約完了。

これで後は歩くだけだ。

いよいよゴールが見えて来た。

5日後にはサンティアゴだ!

途中でソファの隣に同室のフランス人マダムがやって来た。

あら、昨日も同じ部屋だったわね。

向こうも覚えてくれていた。

彼女はなんと昔パリから新潟まで列車を使って来たことがあるらしい。

き、聞いたことがあるぞ、かつてはパリとロシアまで一つの通し運賃の列車が運行されていたというやつ。(最後のロシアから日本はフェリーのはず)

まさかそんな伝説の列車に乗って日本に来たパリ人に会うなんて…

その後も2回来たことがあるそうだった。

我々もパリに行ったことがあるので、

僕たちは初ヨーロッパがパリなんです。

そう伝えると、

もちろんよ!

と、パリが選ばれて当然というような自信たっぷりの反応だった。

この自信がフランス人であり、パリジェンヌなのだろう。

(リヨンに住むフランス人の友達は日本人はパリに幻想を抱きすぎているよね、と言っていた 笑)

日本の食事はどうでしたか?

Azuが質問。

日本食は私には軽いわね。

軽い?

バターやミルクをそんなに使わないでしょ?

あー日本食はそんなに使わないね、軽いよ。

ヘルシーだけどね。

なるほどね、日本人が醤油が恋しいように、フランス人にとってはバターやミルクが恋しくなるってことか。

おもしろいな。

他にもフランス人に会ったら聞きたい事も聞いてみた。

フランス人ってクロワッサン食べる時になんでナイフとフォーク使うの?

ほぼ毎日会うフランス人のおじさんがいるのだが、よくカフェでナイフとフォークを使ってクロワッサンを食べているので不思議だったのだ。(彼は英語を喋れない)

すると、

フランス人はナイフとフォークを使ってなんて食べないわよ。ナイフとフォークはスペインの文化よ。

な、なるほど。

確かに毎回クロワッサンにはナイフとフォークを渡される(刺さっている)。

我々は手で食べたりたまに真似してナイフとフォークで食べていたが、スペイン文化だったのか。

今度スペイン人に聞いてみることにしよう。

フランス人の高齢の方って英語が喋れない方が多いのだが、この人の英語はとても聞きやすい。

楽しい時間をありがとうございました。

18時過ぎになったら併設のレストランで夕食。

前菜はめちゃくちゃ悩んでAzuはチキンスープ(ヌードル入り)、僕はナポリタンにした。

チキンスープはなんだかアマゾンでも似たようなものを食べていたのでなんだか懐かしかった。

ナポリタンは想像と違っていた。

あのナポリタンは日本特有なのか…?

メイン。

Azuは白身魚。

僕は牛肉のペッパーソース。

ポテトかライスか選べたのでライスをチョイス。

スペインってパエリアがあるのでお米も意外と期待できるのでは?

と、思ったが塩を入れて炊いてるっぽい。

ボリビアかよwと、思わず笑ってしまった。

デザートは2人ともチーズケーキをチョイス。

カラメルソースがかかっていて美味しかった。

これに水かワインかミニビールが選べて1人14ユーロ(2,270円)。

ビールと悩んでワインをチョイス。

途中で昼に会った日本の方もやって来たので3人で食べた。

ウェイターは忙しいのか事務的でこちらがありがとうと言っても反応無し。

これがサリア以降のツーリスティックな部分の一面を見たようでこれから先が心配なるな。

カミーノには住人との触れ合いも大切なのだ。

部屋に戻るとコンセントに刺していた充電器が抜かれていた。

スマートウォッチを充電したままにしておいたのだが、満タンになる前に抜かれているとはこれいかに。

マダムはこちらを気にする様子も無く自分のスマホを充電しながら弄っている。

そしてそのまま寝る体制に入った。

イラっ!

そのマダムが寝始めたもんだから部屋は消灯モード。

21時には電気が消えた。

ベッドの上でブログを書き始めたけど暗いし酔っ払ってるしでまともに書けそうになかった。

どうせ夜中に一度くらい目が覚めるだろうと諦めて寝ることにした。

明日からゴールであるサンティアゴにどんどん近づいてゆく。

サリアスタートの巡礼者にも多く会うだろう。

どんな道になるのか楽しみでもあり、ツーリスティックにならないか心配でもある。

さてさて、どうなるかな。

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明日も雨予報。

どうなるカミーノ!

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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