【世界一周462日目】2024.8.3 ノルウェー リレサン
気温:13度〜20度
歩数:16,563歩
1ノルウェークローネ=13.39円
今日の予定
- 今日は日本食を振る舞います!!
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リレサンの朝
今日もカモメだか何かの鳥の鳴き声が聞こえて起きた。
相変わらず目覚めて5秒で絶景が見れる。
美しきリレサンの街から見る北海。
昨日と同じく9時過ぎに1階に降りるとキッチンでウィリーがエビの殻を剥いていた。
何に使うのかと思ったらシュリンプサラダに追いエビをしていた。
今日も豪華なパンセット。
エレンはオートミールを食べていたがウィリーは美味しそうに追いエビをしたシュリンプサラダとクラブスティックをパンの上に乗せて頬張っていた。
もちろんコーヒーと一緒にね。
真似して追いエビされたシュリンプサラダとクラブスティックを乗せてパンを食べる。
追いエビされているから昨日よりも美味しい。
うーん、朝から贅沢すぎる。
他にも手作りイチゴジャムや伝統的なブラウンチーズなんかと一緒に食べた。
チーズは巨大なブロックチーズなので赤い矢印が刺しているスライサーを使って薄く切って食べる。
また、フィッシュケーキのようなものも焼いてくれた。
なんか色々すいません(;´∀`)
食べ終わる頃に1人の男性がやってきた。
初日の夜にBBQを一緒に食べたウィリーの友達だった。
毎週土曜日はこうしてコーヒーを飲みに来るんだよ。
ずっと続いている素敵な関係だった。
しばらくするともう1人新たな男性がやって来たので外のテーブルに移った。
こうやって人と話す時間を大切にしているの素敵すぎるな。
な〜んて思ってたら今度は若い3人の男性がやって来た。
彼らはフランスの南部トゥールーズから来ていて、これからウィリーとエレンの娘であるテアと一緒にボートトリップしてくるそうだ。
今日は次から次へと人がやって来る。
これはウィリーとエレンがオープンマインドを大切にしているからだ。
人と出会い、話すことで視野を広げる。
決して今の自分の常識を全てと思わず多様な価値観を受け入れて、良いところを取り入れていく。
デンマークでお世話になったジョンとキトゥも同じことを言っていた。
ほんとかっこいい大人たちだよ。
素敵な生き方ですね。
と言ったら、
君たちもこうして日本の常識にとらわれずに世界に飛び出して来て多くの文化に出会い、こうしてコミュニケーションをとってるじゃないか。
そう返してくれた。
ほんの少しだけオープンマインドを実践してるのかもしれない。
そうだといいな。
日本の働き方やノルウェーの働き方(1日7時間半〜8時間だけど夏3週間、冬3週間の休みがある)の違いを話したり、Azuの職種(医療)ならノルウェーなら移住できるということも聞いた。
年収は日本よりもずっと良さそうだった。
他にもノルウェーでは最近結婚しないのも割と普通のことになってきているそうだ。
よく聞く「結婚という書類上の儀式が大事なんじゃ無くて、2人が愛し合っていることが大事」ってやつだろうか。
日本だと結婚する前に子供ができるのはどうなんだ?
最近は増えてきているけど、あまり良く無いこと。大抵はそのまま結婚するけど、たまに男性が消えるよ。
ハハハ、それはノルウェーも一緒だな。
初日の夜もそうだったけどウィリーの友達の1人はとても綺麗な英語をゆっくり話してくれるので彼がいるとめちゃくちゃ助かる(;´∀`)
リレサン散歩
フレンチガイズたちはボートトリップに行き、2人の友人が昼前に帰ったらウィリーの日課の散歩に付き合う事にした。
こうしてどう余暇を過ごしてるか知りたいので日課に混ぜてもらえるのは嬉しい。
エレンは家に残るようなので3人で散歩スタート。
今日は10kmくらいのいつも俺が散歩しているコースだ。おいおい、mosariそんなサンダルで大丈夫か?
このサンダル(KEEN)なら全然大丈夫だよ。
10kmの距離をサンダルで歩く僕を心配するウィリー。
大丈夫やで。
っていうかウィリーいつも10kmも歩いてるんか。
いい習慣すぎる。
可愛らしい住宅街を抜けて郊外の方へ歩いていく。
靴は大丈夫か?
大丈夫よ。
俺の靴はHOKAだ。これはいいぞ。前はアディダスを履いていたけど、HOKAにしたら膝の痛みがなくなったんだ。
何が違うの?
めっちくちゃやわらかいんだ。
HOKAはスイスのブランドで海外だと履いている人をたまに見かける。
今度お店で見かけたら履いてみよう。
程なくして森の中へ。
背の高い木、周りにはいくつもの湖。
フィンランドの森を思い出してしまった。
森の中で蛇を発見したり、ラズベリーを摘んで食べたり、散歩している犬と戯れたりした。
ベリーは酸っぱくて美味しかった。
森を抜けたら、
小麦畑の脇を通ったり、
可愛らしい橋を渡ったり、
教会と墓地を通ったり。
こちらでは火葬ではなく土葬だそうだ。
キャンピングカーもあちこちで見かけたが、この家がとても気になった。
キャンピングトレーラーに仮設のような簡易的な建物がドッキングされていた。
我々も日本に帰ったらこれくらいコンパクトな家でいいんだよなぁ。
リレサンの中心地に向かう途中でウィリーの友達の家に寄ったが生憎の不在。
再び歩いてリレサンの中心地にある建物に入った。
中ではシニアの方々がコーヒー片手に談笑していた。
どうやらこの街の船をメインとしたミュージアムのようだった。
船の模型や昔の写真、船乗りの制服など様々の物が展示されていた。
中にはパプアニューギニアの人食い民族の歯で作られたネックレスなんてものまで。
完全に特級呪物やん。
我々が日本人だと言うと、日本から贈られたものがあるんだと言って見せてくれた。
大正6年に日本の船が難破してしまった際に、ノルウェーの船乗りたちが船員を助けてくれたらしい。
その行為に対する感謝状だった。
今日は土曜日だったからウィリーに、
彼らは毎週土曜日にここに集まって談笑してるの?
ほぼ毎日かな、ガハハ。
なんて答えが返ってきたが集まる場所があるってのはいい事だね。
これをあげるよ。
おじいさんが僕に1枚のCDをくれた。
どうやらノルウェーの船乗りたちが聞いたり歌ったりする歌のようだった。
なんかmosariは船乗りたちと縁があるのかもね。
Azuがそんなことを言った。
そういえばペルーでは海軍からキャップをもらったな。
あのキャップは大切なプレゼントなので家でお留守番してもらっている。
無事に南米から持って帰れてよかった。
でも船乗りたちと縁があるのは僕がどうのこうのでは無く、過酷な海に生きる彼らは助け合いが当たり前、そんな背景から誰とでも関係性を作るのが上手いのだろうな。
お礼を言ってミュージアムを出て家に向かう。
この辺では典型的な白い家に、赤い色のガレージ。
たまに塗装している人を見かける。
この辺りでは塗装くらいならDIYしてしまうらしい。
売り出し中の小さな家があって値段を聞いたら50万ドル(約7,500万円)くらいだそう。
海が見えるビューだと倍の100万ドル(約1億5,000万円)になるんだとか。
家の隣の庭ではルンバみたいな芝刈りロボットが芝刈りしていた。
うーん、ハイテク。
2時間半〜3時間ほどの散歩で帰宅。
Azuはこの間の一時帰国中に靴を買い替えている。
ハイキングすると足が痛くなったり爪が痛くなっていたので買い替えたのだが、随分と調子が良いみたいでよかった。
ちょっと遅い時間だけどランチよ。
家に戻るとキッチンからはいい匂いが漂っていて、エレンが昼食のサラダを用意してくれていた。
めちゃ旨サラダとガーリックブレッド。
エレンは野菜が好きなようで海外にいるのにたくさん野菜が食べれて幸せ。
でも決してベジタリアンでもなければもちろんヴィーガンでも無い。
そしてやっぱりビールが出てきた。
大好きなんだなぁ。
ランチを食べたらウィリーと一緒に再び家を出る。
今度は車で。
ポールスターというウィリーいわく「チャイニーズ ボルボ」に乗って。
やって来たのは近くのスーパー。
駐車場には後部座席に大きく「L」と書かれたステッカーが貼ってある車を発見。
先ほどの散歩中にも見かけたのだが「Learning」のLらしい。
ノルウェーでは自動車のライセンスが取れるのは18歳からだが、16歳になったら親同伴であれば運転の練習として公道を走って良いらしい。
すごいシステムだ。
2軒のスーパーを回っていくつか食材を購入。
そう、今日のディナーは我々が日本食を振る舞うのだ!
そのための食材なので自分で払おうとしたがウィリーは頷いてくれなかった。
なぜなら君たちはゲストだし、僕らは今日日本に行ける(日本食を食べれる)から大丈夫だ。
ほんと何から何まで申し訳なさすぎる。
Azuはここまでしてもらうと3泊はちょっと長くて申し訳なかったと言っている。
こうなったら我々に出来ることは話すこと、そして感謝の気持ちを込めて日本食を作るのみだ!
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日本食を作りましょう
家に戻ったらエレンとウィリーには休んでてもらってキッチンを借りて調理開始だ。
デンマークではちらし寿司の反応が良かったが、エレンとウィリーは寿司は食わないと言っていたので辞めておいた。
そんな訳で2時間半かけて日本食を作った。
日本人は料理に時間をかけるのね。
エレンが色々と作っている我々にそう言ってきた。
確かにデンマークでもノルウェーでも彼らは1時間もかけずに作っていた気がする。
洗い物も大きな食洗機にぶちこんで終わり。
家事の時短については日本よりも意識が高いんじゃ無いだろうか。(良いかどうかは別として)
・・・
・・
・
ドーン!
メインはエビと野菜のかき揚げ丼だ。
しかし肉好きな2人に合わせてチキンボールの照り焼きを追加。
付け合わせにはどこでも好評な夏野菜の焼き浸し。
そしてカブの塩昆布和え。
料理の説明をしたらいただきますだ。
いただきます!
今日のメインの候補は以下4つだった。
- ちらし寿司
- 親子丼
- かき揚げ丼
- タコライス
これらの中からどれがいいか彼らに聞いたところ、選ばれたのがかき揚げ丼だった。
でも食べた事無いだろうから気に入ってもらえるかめちゃくちゃドキドキする。
特にウィリーは脂肪を結構気にしていて大好きなフレンチフライ(フライドポテト)をエアフライヤーで油無しで揚げていた。
かき揚げを受け入れてくれるだろうか・・・
ライスを盛ってからその上にかき揚げを乗せて、タレをかけてから食べてもらう。
・・・
・・
・
うん、美味しいわ!
良かった!!
2人はかき揚げを食べてくれたし、かき揚げが無くなった後もタレをご飯にかけて食べてくれた。
日本のタレご飯が認められた瞬間だった・・・!
他の料理も好評でよく食べてくれた。
テアがオスロに帰ってしまったので5人前くらいあったが全部綺麗に完食。
いやーよかったほんと。
食後は昨日の余りのバースデーケーキも。
食事中はビールを飲んでたんだけど、
ウイスキー飲まないか?
ハイボールは好きだけどそのままはキツい。
が、そこは飛び込む。
Yes please.
そう答えると2人は嬉しそうに笑顔で酒を取りに行った。
そ、そんなに飲みたかったんか。
断らないで良かった。
そうしてウイスキークラスに注がれて渡されたのはシングルモルトのスコッチウイスキーだった。
匂いを嗅いでみるとめちゃくちゃ芳醇な香り。
口に含んでから息を止めてゆっくり飲み込む。その後に息を吐いてから鼻で吸ってごらん。
試してみると匂いもさる事ながら、やはり度数がキツい(;´∀`)
甘いケーキと一緒にウイスキーを楽し?んだ。
完全に腹がパンパンだ。
夕方から雨が降って来てしまったので夕食は家の中で食べた。
窓から美しい庭の景色を眺める。
この景色が見られるのも後わずかか。
寂しいけれどこうしてノルウェーの暮らしにお世話になれたのは間違いなくいい経験になった。
どうして招待してくれるのか?
それは彼らがオープンマインドを大切にしているから。
本当に素敵な家族だ。
僕らの英語力ではなかなか彼らの満足する話はできなかったと思うが、日本食は気に入ってくれて沢山食べてくれたのは嬉しかった。
少しでも恩返しできてたらいいな。
明日は朝から移動なので早めに部屋に戻ってシャワー。
23時ごろに就寝。
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明日はノルウェー西部にあるスタバンゲルという街へ行きます。
それでは!