【世界一周478日目】2024.8.19 イギリス モーカム
気温:14度〜18度
歩数:17,855歩
1ポンド=190.51円
今日の予定
- 歩く練習するぞっ!その9
- クレジットカード会社に連絡
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クレジットカード無事に死亡
7時にタイマー。
今日は午後から雨の予報なので8時半には家を出たいと思っていた。
時間も無いので今日はウダウダせずにすぐに起き上がる。
朝一で行うのはクレジットカード会社への問い合わせだ。
店舗で利用できないし、アプリからも利用可能額の照会ができなくなっていてるのだ・・・
問い合わせは平日だけと思って月曜日を待ったのだが、9時〜17時なら休日でも大丈夫だった(;´∀`)
電話しようかと思ったが、三井住友VISAカードは有人チャットも用意されていた。
チャットの方が気楽かなと思い、オペレーターに繋いでもらうリクエストを出したら待つことなく繋がった。
へろー!カード使えなくなっちゃったよ。
お調べします。個人情報などを教えてください。
はい。(名前や住所、引き落とし銀行口座などを入力)
それでは少々お待ちください。
ドキドキ
お待たせしました。悪用の可能性の取引を検知したのでカードを停止させてもらっています。
な、なんやて。
嫌な予感がする。
そのまま内容を確認させてもらうことにした。
こちらはお客様のご利用でしょうか?違う場合はカードを停止&再発行になります。
Walmartのカナダでなんてもちろん買い物をしていない。
いえ、私の利用では無いです。
それではカードは停止して新規カード発行となります。
はい、オワタ。
メインカードが無事に死亡したのであった。
再発行自体はしてもらえるが日本に送ってもらったところで受け取れないので店舗での利用やキャッシングができなくなる。
そしてカード番号も変わっちゃうのでSBI証券によるクレカ積立も再設定しない限り使えなくなるな・・・
はぁ。痛い。
とりあえず当面困りそうなのがキャッシング。
南米を出てから一度もキャッシングしていないので油断していたが、カミーノ中は現金社会だそうなので60万円分ほどキャッシングする可能性がある。
手持ちの残りカードの枠だけで足りるか心配だった。
今回はヨーロッパだけだしクレカの枚数を減らしてしまったのが完全に裏目に出てしまった。
アフリカも南米も乗り越えたのにまさかヨーロッパで不正利用されるとはついてない。
なんとか現金を手にいれる術が無いかちょっと調べてみると、幸いAzuに発行した家族カードでも本会員のキャッシング枠は使えるらしい。
試してみないとなんともだが、もしかするとそのまま使えるかもしれない。
近々試してみようと思う。
それでもダメならロンドンで旅行者見つけてユーロをもらって、銀行振り込みでお金を送金する方法かな。
はぁ。
朝からため息をつきながら朝食。
レモンドレッシングのサラダとバナナ入りヨーグルトwithシリアル。
普段なら十分な量だが散歩するにはちょっと量が少ないかもしれないと思い散歩にはチョコチップクッキーを持って出ることにした。
8時半に出たかったが9時発。
雨降らないでくれよ〜。
歩く練習をしよう その9
今日は靴下を変えた。
これまでは新たに導入した厚手の5本指ソックスにしていたのだが、厚すぎて靴が窮屈になってしまい結構痛かった。
今日はユーラシア、アメリカ大陸をともに乗り越えた厚手の靴下(5本指じゃない普通の)にしてみた。
・・・めっちゃ楽(;´∀`)
これまでの窮屈さはどこに行ってしまったんだろうか。
5本指どんだけ分厚いんや・・・
ちなみに5本指にしていたのはマメ防止に効果があるんじゃないかと思ってのこと。
この間マチュピチュ村から帰る時の10kmで親指と人差し指の間にマメができてしまったのだ。
5本指ならばマメができにくいと聞いたので今回から導入していたのだった。
直接的な楽さなら普通の靴下なのだが、マメができるのも大問題だ。
もう少し様子を見てみよう。
今日はこれまでと違って前半に市内を歩いてから、後半海岸線に向かうルートにしてみた。
こんな感じ。
これはMaps.meアプリの検索結果なのだが、右下の緑色の部分はグーグルマップだと出てこない道。
これがまたとんでもない道だった・・・
最初は市内を通るが、これまた閑静な住宅街。
モーカムの街はゆとりがある人が多いのかもしれない。
なんか街が綺麗。
セント へレンズはゴミが沢山落ちていたがモーカムの道はほとんど落ちていない。
通学と思われる子供2人組みとすれ違う。
ジョジョのTシャツを着ていた子がいたので話しかけようかと思ったが変な人に思われそうなので辞めておいた。
これは近くに馬がいるかもしれないね。
道に落ちている茶色いなにかは馬の糞だそうだ。
確かにイギリスなら子供が歩くような通学路に馬が歩いていても不思議じゃない。
そう思った矢先、
パカラッ!パカラッ!
・・・いた。
馬に乗ったお姉さんが我々の前を通り過ぎるのであった。
うーん、さすがイギリス。
ほんと馬が身近なんだな。
少し歩くと馬の宿舎があった。
先ほどの馬はこちらからやって来たのだろう。
ブヒブヒ。
隣の庭からは聞き覚えのある鳴き声が。
こんにちはブー。
餌をもらえると思ったのがこちらに近づいて来た。
何目的の豚かわからなかったが、こうした豚を食べてるんだなと思うとなんだか申し訳ないような、切ないような気持ちになった。
いや、そうじゃないか。
感謝しないとな。
美味しくいただいているよ。
ありがとう。
豚さんに別れを告げてしばらく歩いていると緑の草が生い茂る牧草地帯にやって来た。
穏やかな丘に沿って牛が点在し、一生懸命草を食べているのが見える。
Maps.meの地図では平原の脇の未舗装路を歩くように表示されている。
その案内に沿って進んでいくと、牛の宿舎があるような施設の中に入ってしまった。
不法侵入している気がするが本当にここでいいのだろうか?
半信半疑になりながら進んでいくとトラクターの上で何か作業しているおじさんがいた。
とりあえず挨拶すると、向こうも挨拶を返してくれたがそれ以上何も言ってこない。
とりあえず不法侵入で怒られるようなことは無さそうだ。
少し迷いながらも牛の宿舎の脇を通って進む。
泥かと思ったら全て牛の糞だった。
ぬるぬるなので滑って転ばないように注意しながら歩く。
道も糞ですごいが、宿舎の中はもっとすごかった。
今我々はボランティアの受け入れ先を探している。
中には牛や鶏の宿舎の掃除、なんて作業内容が書かれていることもあった。
少し舐めていたかもしれない。
宿舎の掃除ってのは想像よりも大変そうだった。
でも誰かがこうして世話をしてくれているから僕らは牛乳を飲めるし、チーズやヨーグルトが食べられて、美味しい牛肉をいただくことができる。
ブラジルでは農作業を体験させてもらったが、こうした家畜の世話というのも一度経験しておいた方が良いかもしれないな。
ブラジルの弓場農場での暮らしは↑
靴の裏に糞が詰まって靴が重くなるのを感じながら先に進む。
果たしてこの道はちゃんと先に続いているのか何もわからないまま地図アプリを信じて歩いていく。
途中何度も閉ざされた門に遭遇した。
鍵がかかってないので勝手に開けて進むが大丈夫だろうか。
めちゃくちゃ不安だ。
周囲に人はおらず、牛と我々だけ。
牛は遠くで一生懸命草を食べている。
その奥には段々畑のような丘が見えた。
そんなヨーロッパの田舎道を歩いていく。
何度目かの門を通ったらま完全に私有地にまたもや入り込んでしまった。
だ、誰かいませんか〜?
なんでこの道を地図アプリが案内するの(;´∀`)?
やはり人の気配は無く、いるのは牛だけ。
お腹が減っているのか我々の姿を見つけるや否や柵に向かって集まってくる。
ごめんよ、何も持ってないんだ。
別の宿舎には小さな牛が。
子供はかわいい。
施設を抜けると、またのどかな道を歩いていく。
いつの間にか牧場の中を進んでいた。
地図アプリ上は合っている。
突き当たりにはまたもや宿舎があってその中を進んでいく。
その出口には門が合ってその脇の小さな通路をすり抜けて再び進んでいく。
不法侵入感がひどい。
何度か繰り返していると今度は普通の住宅が見えた。
地図アプリはこの住宅の庭を通るように示している。
家の前に人がいたので声をかけてみる。
こんにちは、Heyshamに行きたんだけど・・・
それならこの道をまっすぐ進んでいけばいいわ。
この道ってのは住宅の庭のこと。
どうやら合っているらしい(;´∀`)
住宅の裏手にはまたもや門があった。
いや、でもここ進めって言われたしな・・・
門の脇の細い隙間から中に侵入する。
完全に牛さんの世界。
柵に囲まれた広大なエリアの中で大量の牛たちが草を食べている。
こちらに気がついた牛は食べるのを辞めて我々をじっと見ていた。
お、お邪魔しますね。
完全に牧場の柵の中を歩いているのだが大丈夫なのだろうか。
いや、大丈夫って言われたけれど。
不安になりながら柵の端から端へ横断すると、
FootPassの表記が。
・・・通っていいってことだ。
柵と柵の間に設けられた通路を使ってブロックを移動する。
よっこらせ。
牛が逃げ出さないように少し頑張らないと通れないようになっている。
巨大な風力発電のタービンと牛たち。
もはやどこを歩いているのかわからない。
地図アプリを信じてとにかく道無き道を進んでいく。
どう見ても私有地というか牧場の中なんだが、なぜこの道が案内されるんだろうか。
Azuと2人で笑いながら歩いていく。
それでも確実に目指しているHeyshamの街に近づいている。
牛たちの奥に街が見えているのだ。
どれだけの牛を見ただろうか?
ひたすら牛たちの間を歩いていくと、とうとう牧場の端に来たようだ。
門を開けて外に出る。
こんな獣道を通るが、それでも地図アプリ上は合っている。
これを道と認識してるだからどういうロジックなんだろうか。
Maps.me凄すぎるだろう。
Googleマップだと出てこないのに。
森というか林を抜けるとついにHeyshamの街にたどり着いた。
視界が開けたかと思ったら突然の住宅街なのには驚いた。
ついつい来た道を振り返る。
ちゃんとFootPassの表記があった。
先ほどの牧場も含めて歩道として認識されているらしい・・・
高級そうな住宅街の道路を歩きつつ、たまに路地を抜ける。
確かに道だけどさ・・・
街の中をしばらく歩くと海が見えた。
それは
見覚えのある道だった。
モーカムの街に来て散歩初日に歩いた道だった。
このまままっすぐ道を進めばモーカムの街だ。
ここまで2時間ほど歩き続けていたのでベンチで休息することにした。
距離にして8kmほど歩いていたはず。
荷物を背負ったまま休憩無しでここまで歩けたとはなかなか頑張ったと思う。
靴下を脱いで持っていたチョコチップクッキーを食べた。
は〜元気でるねぇ。
やっぱり散歩のお供に甘いものは最高だ。
10分だけ休憩したら海沿いの道を歩いてモーカムへ向かう。
午後に歩くと海の水が引いていたけれど、今日はまだ海水があった。
あと3時間もすればこれだけある海水が無くなってしまうと思うと地球は不思議だ。
海沿いの遊歩道は相変わらず犬を連れた人が多い。
あっちにも犬、こっちにも犬。
犬好きにはほんとたまらない。
警戒されてて触れない子も多いけど、
たぶん番犬なんだろうな。
見知らぬ人に愛想を振り撒いてはいけないように躾けられているとしか思えない。
海岸線沿いの道を35分ほど歩いてモーカムの街に戻って来た。
ALDIに寄って食料の買い出し。
ちゃちゃっと買い物。
12時近くになっているのですぐ食べられそうなものを探すがパンくらいしか見当たらない。
隣のモリソンズにも行ってみることにしたが途中で、
あ!KFCだ・・・!
AzuがKFCに吸い込まれていった。
Azuよ、食べるのは構わないが多分1人1,000円超えるぞ。
え?どれどれ。うわ・・ほんとだ。
セットだと5ポンド以上。
2人で頼んだら2,000円。
はぁ、やっぱりモリソンズ行こうか。
そんな訳でモリソンズでお惣菜コーナーを見てみるけど、値段の割に美味しそうかというと・・・
悩みに悩んで、
はぁ、これなら家でパスタでも作るか。
お、エラい。じゃあ何かデザートくらい買っていけば?
大丈夫。言われなくてももう持ってるよ。
Azuの手にはチーズケーキが。さすがです。
そんな訳で気がつけばスーパーとKFC合わせて1時間もいたみたいだった(;´∀`)
歩いて宿に戻ってる最中に雨が降り出した。
幸い本降りになる前に家に戻ってくることができた。
今日は12kmくらい歩いてフィニッシュ。
3日連続ともなるとちょっと身体に疲労が溜まっている感じがする。
それでも最初のころよりは全然元気だ。
1時間買い物する元気もある。
ただ本番の20kmと比べるとまだまだ短い。
本番どうなるかな。
辛いだろうけどがんばらないとな。
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豪華なデザート
帰って来て休みたい衝動に駆られるが13時になっているので昼飯。
トマトパスタ。
キャロットスープとコールスローはモリソンズで値引きされていたものを買った。
スープは100円、コールスローは50円だった。
ありがたい。
食後は調べ物。
Azuはお昼寝。
ボランティアの受け入れ先候補からはまだ返信がなかった。
早く予定を確定して航空券を予約したいが・・・
そしてとある問題に気づいてしまった。
詳細は追ってどこかで書くかもしれないが、もしかすると1月にオセアニアから帰って終わりと思っていたこの旅がもう少し延長することになるかもしれない。
まだ可能性の話だがちょっとした問題が生じてしまっていた。
その問題のことを考えていたらあっという間に2時間ほど経ってしまいAzuが起きて来たのでデザートタイム。
チーズケーキにアイスクリーム。
なんて贅沢(;´∀`)
ちなみにケーキも値引きされていて2個で400円だった。
デザートを食べながらもずっとその問題について考えていた。
夕方Azuがシャワーから戻って来たところでその問題をAzuに打ち明けた。
え?何その嬉しい悩み!
僕にとってはまた悩む時間が増えてなんとも困っているのだが、Azuは1月の帰国後にもう一度出発する可能性を知って嬉しそうだった。
どうするかなマジで。
夕食のメインは鶏肉の照り焼き。
野菜はブロッコリーとラディッシュのツナサラダ。
メインの鶏がうますぎた。
麺つゆ味なのだがもう最高すぎる。
麺つゆってこんなに美味しかったのかと毎回感動してしまう。
食後は航空券を調べながらブログを書いた。
旅の終わり
南米で出会った旅人が220日ほどの世界旅を終えて日本に帰国したとInstagramでポストしていた。
彼は大学生なのだが休学して世界へ。
中学生のころから世界に旅立つことを漠然と考えていたそうだ。
そしてそれを大学生のうちに実行したのだからすごいとしか言いようがない。
荷物を盗まれたり、6,000mの山に挑戦したり、信じられないような絶景を見たり、優しさに助けられたり。
あまりに濃密な日々を過ごしたことだろう。
彼はもう少し学生をやったら社会に出ることになる。
どんな道を歩むのか楽しみで仕方がない。
出会った旅人たちは続々と旅を終えている。
僕らはいったいどんな最後を迎えるのだろうか。
日本に帰ってからのことはまだ何も決まっていない。
どどど、どうしよう(;´∀`)
帰国後の報告会イベントとかもできたらいいなと思うけど、全然人集まらなかったら悲しすぎる・・・
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フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
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明日も天気が悪そうだが、タイミング見て歩く予定。
それでは!