【世界一周196日目】2023.10.17 イラン テヘラン
気温:15度〜22度
歩数:7,997歩
1ドル=500,000リアル
1ドル=150円
今日の予定
- エレバンからテヘランへ24時間のバス移動の続き
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イランプチ情報
イランに入国したのでイランについて。
- 建国:1979年
- 首都:テヘラン
- 公用語:ペルシャ語
- 面積:1,648,195㎢(17位)
- 人口:8,675万人(17位)
- 通過:リアル
面積は日本約4倍と大きな国。世界で17番目に大きい。
人口は日本の12,000万人に対して8,675万人とちょっと少ない。
つまり土地余りまくり。
北にはアルメニアとアゼルバイジャンにトルクメニスタン、西にイラク、南にペルシャワンを挟んでドバイやサウジアラビア、東にアフガニスタンやパキスタンなど複数の国に囲まれまくってます。
日本人が持つイメージは正直良くないものが多いでしょう。
戦争やテロなどの悪い印象を持っている人がほとんどの危ないイメージ。
アメリカからは経済制裁を受けており、イランの入国歴があるとアメリカにE-VISA(ESTA)を使った入国ができなくなるという旅人泣かせな国でもある。
ちなみにアメリカよりの日本人は入国にビザが必要。
世界最強のパスポートが通用しない数少ない国でもある。
さてさてどんな国なのかしっかりと目で見て来ましょうかね。
テヘランへ向けてバス移動
日が変わった頃にイランの国境である「Nordooz」からテヘランに向けてバスは走り出した。
mosariの席だけリクライニングしないハズレ席だった。
リクライニングさせてくれーと願いながら浅い眠りを繰り返した。
バスは2時ごろにダブリーズの街に到着した。
ぱっと見何も無さそうなところで何人か降りて行った。
時間が時間だけにダブリーズで降りる人はご注意を。
その後もバスは暗闇の中を走り続けた。
・・・
・・
・
何やら騒がしくて7時半ごろに目が覚めた。
Googleマップを確認するとザンジャーンという街に着いたらしい。
ちょうとダブリーズとテヘランの間にある街。
ここでトイレ休憩があった。
国境を出発してから7時間半後。
その間トイレ休憩が無いのもなかなかアレだなぁ・・・
バスから降りると日が昇っていた。
イランで見る初めての朝日。
店の雰囲気がこれまでと変わった。
なんて言うか雑多な感じ。
ジョージア、アルメニアと抜けて来たが再び中央アジアの雰囲気が出て来た。
そしてどのお店も店前にお湯が置いてありチャイ文化があるようだった。
これがイランか。
アメリカと天秤にかけて選んだイラン。
顔つきが急に濃くなってちょっとビビるがきっとおもしろいことがたくさんあるはずだ。
ペルシャ語で書かれたであろう看板は何も読むことができない。
まずは7時間半ぶりのトイレへ駆け込む。
が、さっそくトイレがいくらかわからない。
イランイランペルシャペルシャ
何か喋ってるのだが全くわからない。
これまではだいたいトイレに値段が書いてあることが多かったが全然わからん。
とりあえず手持ちが100万リアル札しかないのでそれを出そうとしたらアルメニア人のルーベンが登場。
ちなみに100万リアル札というとめっちゃ高額紙幣のように感じるが実際は2ドル分の価値しかないので現在の円ドルレート(約150円)で言うと300円の価値しかない。
Too much(多すぎるよ)
デビットカードのようなものを端末にスラッシュしたのちに、
君たちの分も支払っておいたからどうぞ
ルーベン様。
余ったアルメニアの通貨を渡そうとするがやっぱり受け取ってくれなかった。
トイレの後はお店を覗いてみた。
じゃがいもと卵を包んだラップサンドのようなものが売っていた。
値段が書いてあるのだがペルシャ数字なのでぱっと見は判別ができない。
上の画像の黄色背景の部分がペルシャ数字。
勉強を兼ねて2人で店に貼ってあったラップサンドの値段の解読を試みた。
時間をかければなんとか読めそうではあるが、これを熱心に見ていたから買いたいと思われてしまった。
その後紅茶だけ買うことにしたのだが、ラップサンドも含んだ値段で話が進んでしまっていた。
が、我々はそのことに全く気づいていない。なんせ何言ってるか1mmもわからないから。
リアルで払おうとするが何故かmosariが持っていたアルメニアの通貨を拾い上げていく店主。
まぁもう使わないしいいか、と思っていた。
そんな時に再びルーベン登場 笑
何か買ったの?
紅茶を。
いくら払った?
1,000ドラム(350円くらい)
高すぎる
ルーベンが店主に確認したところ、ラップサンドも2個含んでいたことが判明。
アルメニアの通貨を返してもらって、チャイだけをまたしてもルーベンが払ってくれた。
80,000リアル(24円)だったとのこと。
ちなみにラップサンドは1個400,000リアル(120円くらい)だった。
ルーベンには世話になりっぱなしだ・・・
イランの紅茶には謎のスティックが付いていたがどうやら砂糖のようだった。
昨日の12時にバスに乗ってからパンを1個しか食べていないのでお腹は空腹。
でもがっつり食事をするとトイレに行きたくなるかもしれない。と、思うとなかなか食べれないのだ。
前回のトイレがあった場所からは7時間半も経ってようやくのトイレ休憩だから。
砂糖入りの甘い紅茶が嬉しかった。
が、徐々に溶けてくもんだから後半は甘くなりすぎるのが難点だ(;´∀`)
写真に全体像が写っていないが後ろにあるお湯マシーンが至る所にあり、日本のような無粋な給湯器とは違って風情があった。
20分ほどでバスは再び走り出した。
荒野という表現が正しいのかはわからなかったがどこまでも茶色い大地が続いていた。
イメージどおり栄えてはいなさそうだった。
途中巨大なプラントが白煙を上げて稼働していた。
荒野の中にポツンと建っていてとても不気味だった。
・・・
・・
・
休憩から4時間弱でバスはついにテヘランに到着した。
昼の12時前にほぼ予定通りの24時間で到着。
が、到着したのは事前に旅行会社から聞いていたところと異なる西ターミナルだった。
事前に聞いていたのは北にあるターミナル。
Beyhaghi Bus Terminal。
が、到着したのは西ターミナルでした。
バスから降りると早速イラン人たちの洗礼を受ける。
タクシー!
タクシー!
エクスチェンジ!
エクスチェンジ!
すんごい勢いの客引き。
We Don’t need(必要ないよ)
と、言っても全然引き下がらない。
一度断って通り過ぎると肩を掴まれる。
タクシー!タクシー!
しつけえ・・っていうか肩掴むんじゃねぇ・・・
顔が近いんだよ、パーソナルスペースって言葉知ってんのかこのやろー!
すごい圧だが、我々にはイラン人のプーヤンとイラン通のアルメニア人ルーベンがいる。
彼らがペルシャ語で撃退してくれた。
プーヤンは市バスで向かうそうだ。
この時間帯は電車は混むから気をつけてと言ってくれた。
プーヤンお元気で!色々とありがとう!
ルーベンは我々のホステルまで送ってくれることになった。
ルーベンいいやつすぎるだろう。
最後に4人で写真を撮った。
左がプーヤン。
イラン人は彼とそっくりの顔立ちの人がめっちゃ多い。
右がルーベン、アルメニア人でありつつもイランには何度も旅行しているし、ペルシャ語もマスターしている。最強のガイドだ。
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イランの街とホステルへ
プーヤンと別れて地下鉄に向かうが、
近くに有名なタワーがあるけどどうする?見てもいいし、休みたかったらそのままホステルに向かおう。
正直疲れていたがせっかくなのでタワーに行ってみることにした。
途中イラン国旗の多さに驚いてしまった。
アザーディータワー
テヘランを代表する建造物で中にも入れるそう。
思っていたよりも立派なタワー。
近づくには横断歩道の無い車道を渡る必要があったのだが凄まじい交通量なのでかなり危険だ。
ベトナムに近い雰囲気を感じたがベトナム人はこちらを避けてくれる意思を感じたがこちらは容赦無いように感じた。
これがイランか・・・
が、タワーの周辺は巨大な公園になっており平和そのもの。
イランの悪いイメージなど一切感じさせず思わず、呟いてしまった。
なんてピースフルな街なんだ。
そうだろう。
イランが大好きなルーベンも嬉しそうだった。
タワーの下から見上げると美しいパターン。
お金を払えば上に登れるそうだがそれは遠慮しておいた。
その後は再び地下鉄へ。
地下鉄は一律40,000リアル(12円)。
またしてもルーベンが持っていたカードでサッと払ってくれた。
余ったアルメニアの通貨を渡そうとしたがやはり受け取ってくれなかった。
ここでルーベンが、
お昼食べて行かない?お気に入りのお店があるんだ
もちろん同席させてもらった。
途中駅で降りて目的のお店へ。
街はとても綺麗で人も多く活気に溢れていた。
事前に持っていた悪いイメージなど本当に微塵も感じさせない。
悪いイメージしか無いイランという国でも当たり前のように現地の人たちが平和に暮らしていたことに驚いた。
そして中東のイスラム国家と言えば女性が全身を黒い布で覆っているイメージを持っている人も多いだろう。
我々もそうだった。
上の写真のようにしっかりと身につけている人もそれなりにいるのだが、圧倒的に被っていない人の方が多かった。
街のほとんどの女性は髪が半分出るくらいまで浅く布を巻いているか、首に巻いているだけのようで、服装に関してはずいぶんと緩い印象を受けた。
こんな感じですごくカジュアルでいいみたいだ。
事前に聞いていた話とだいぶ違うな。。。
というか地下鉄も凄まじい。
東京かよって思うくらい入り乱れていた。
7路線あるようだった。
ルーベンにすごいね、と言ったら
東京はもっとすごいんだろう?
そう返された。
ちなみにルーベンの住むアルメニアの首都エレバンは1路線しかないのである。
そのギャップもおもしろかった。
国境という線を陸路で跨ぐだけで全然違うんだもんなぁ。
海に囲まれた日本人にはとても面白い感覚。
ルーベンに着いて行って到着したのがこちらのお店。
伝統的なペルシャ料理が楽しめるお店のようだ。
Googleマップに掲載されていなかったが場所的にはこの辺。
店内は地元の方で賑わっていた。
アジア人が珍しいのかかなり注目されている気がする。
食べていた若者から速攻で声をかけられた。
やぁ、どこから来たの?よかったら一緒に食べようよ。
おぉ、いきなり熱烈歓迎じゃ無いか。
3人が追加で座るにはちょっと狭かったのでルーベンがペルシャ語で謝ってくれて、我々は2階席へ。
メニューは書いてあるが、ペルシャ語なので何もわからない。
値段も書いてあるがペルシャ数字。
一番上のが90,000リアル、と思いきや、トマン表記なので実際は900,000リアルだったりするので気をつけないといけない(1トマン=10リアル)
読んでもわからないので適当に指を刺して注文。
届いて来たのがこちら。
ナスの煮込み?と肉団子のスープ、チキンとトマト煮込みだ。
パンはフリーで付いてくるっぽい。
見た目はどれも茶色いがどれも異なる味付け、しかもどれもうまい。
日本人にも合う味付けだ。
しかも久しぶりのナス料理。
ルーベンがお気に入りと言った意味が良くわかった。
- チキンとトマト煮込み:900,000リアル(270円)
- 肉団子:650,000リアル(195円)
- ナスの煮込み:650,000リアル(195円)
- 水500mlペット:50,000リアル(15円)x2個
合計で2,300,000リアル(690円)とかなり安い。
これは大満足だ。
ぜひお手軽にペルシャ料理が食べたい方はこちらのお店を。
・・・
・・
・
食後は再び地下鉄に乗ってホステルまで。
先ほどの食事でようやく少額紙幣が手に入ったので自分でチケット購入にトライ。
1人40,000リアル(12円)を支払ってチケットを入手。
QRコードを改札に読み取らせればOK。
一度使ったらすぐに捨てて大丈夫のようだった。
宿にチェックインしたらルーベンとはお別れ。
連絡先を交換してお別れをした。
本当に色々とありがとう。
予約した「Heritage Hstel」の部屋はとても綺麗だった。
日本人御用達。
ほとんどの日本人がここを選んでいるんではなかろうか?
って言うかこの宿めっちゃすごい。
過去一立派。
SIMカード探し
チェックインして荷物を整理したらとりあえずSIMカードをゲットすることにした。
と言うのもイランは宿のWIFIが鬼弱いらしくSIMカードがあった方が便利と聞いていたからだ。
配車アプリ「Snapp」を使うにもイランの番号がいる。
宿の人にSIMがどこで買えるか聞いたら4GBで6ユーロのがあるよ、と言うことだったが、高そうだったので遠慮しておいた。
どこで買えるか再び聞いたら地下鉄の中で買えるそうだ。
そんなわけで地下鉄に戻ったらすぐに発見。
Baharestan駅。
買うのに30分くらいかかったけど(;´∀`)
その代わり30日間7GBで350,000リアル(105円)と爆安。
でもイラン人のプーヤンは
- hamrah aval
- iran cell
のどちらかがおすすめだよ、と言っていたのでそちらを見かけた方はそちらが良い模様。
今の所このSIMも問題無く使えてます。
帰り際に近くのマーケットで水と飲み物を購入。
24時間のバス移動中に500mlも飲んでいなかったので身体が水分を欲していた。
ペプシのタブが懐かしい。
国によってタブが違うんですなぁ。
ルーベンに教えてもらったが商品には値段が印刷されてることがあるそうだ。
190,000リアルなのでざっくり57円ほど。
でもこれは定価で、お店によっては乗せて販売しているからその場合は値段が変わることもあるらしい。
丁寧に定価と販売価格両方書いてあることもあったりするとか。
ぱっと見書いてないのも多かったので結局は確認しないとダメそうかも?
中途半端(;´∀`)
夕飯は駅の構内にあったケバブ屋さんでサンドイッチを食べた。
ふたつで1,410,000リアル(423円)。
同じサイズなのに随分と長さが違う気がした 笑
おばちゃんに
クヴェ!(Good!)
と言うと笑って喜んでくれた。
ルーベンに昼間教えてもらっていたのが早速役に立った。
こんにちは(サローム)
ありがとう(マンムーナン)
グッド!(クヴェ)
この3つは覚えておくと喜ばれるだろう。
本当は美味しいも知りたかったが、発音が難しくて覚えられなかったのでルーベンがグッドを教えてくれたのだ。
宿に戻ったらシャワーを浴びて早めにベッドへ。
ルーベンにWhatsAppでお礼を送っておいた。
日本人には馴染みがないがテレグラムとWhatsAppは世界一周するなら入れておくといいだろう。
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日は両替やバスチケットなんかを買いに出かけます。
それでは!